行きつけの模型店の倉庫整理でゲルマニウムトランジスタが入手できたのですが、利用方法が
なかなか思いつきませんでした。
巷?では、エフェクターのFAZZで狂信的な信者がいらっしゃるようですが、本当にゲルマニウムトランジスタ
は温かみのある音?だけするのでしょうか。
ヘッドホンアンプなどで、ゲルマニウムトランジスタのような音を出す工夫もしていみましたが、
本物はどうなのでしょうね。
これまた入手機会にめぐまれました。
2SA18 です。
hFEってどれくらいなのでしょうね。計ってみました。
ヘッドホンアンプで使うので、左右のhFEが揃っていた方がいろいろと都合がよいのですが、
数値をみて唖然としました。9? 16???
桁がおかしいかと思いましたが、どうもそれくらいの物なのでしょうね。
実際に組んでみて確かめるしか方法ありませんので、いつもの試作基板が登場しました。
あれこれ部品つけて、回路的には定電流ダイオードで動作を安定させてみました。
そして幸か不幸かhFE=9 というのが2個取れました。
増幅できるのでしょうかね。
測定してみると、無いよりはまし、程度の増幅はしている様子です。
ただ抜き差しする必要上、IC丸ピンソケットを使用しています。これなら余計な熱を掛ける事も
ありませんね。
音的には・・・・・すっきりと低域から高域まで伸びた音がしてます。
これが本来のトランジスタの音なのかもしれませんね。(エフェクタは歪みの領域が多い所をあえて
使うので、あの音となるですけれど)