赤色LED1灯でレベルメータ(もどき)を作ってみましたが、自分でも分からなくなる事がたまにあるので
回路図を描いておきます。
電源はプラスとマイナスにそれぞれ接続して、「すんばらしい」では仮想グランドを構成しているため、VUメータ回路も
同じく接続しておきます。
ポイントとしては、Q2のプラス端子側に抵抗が2本追加されています。
通常であれば、ラジケータやレベルメータに出力するため、センターメーターは使用しないため、入力がない場合には
0Vの出力となりますが、LEDは点灯しだす電圧が若干必要なため、オペアンプのプラス端子に仮想グランドより少し高めの
電圧を加えることによって、オペアンプは加算処理されるため、出力端子は入力レベルが0Vでも、足した分だけの
電圧が加わるようになるのでLEDは暗く点灯するようになります。
入力がない場合にLEDが消えていてよいのであれば、必要ない物ですが、暗く点灯させているのも
ある意味、味があってよい感じです。しかしながら、余りに明るく点灯させてしまうと、入力信号が大きくなった場合にも
光量的に変化が少なくなるため(つまり点灯したままに見える)、ある程度の輝度差が必要なようです。
VR1は、入力レベルの調整用です。回すほど明るく点灯するようになりますが、音のピークあたりで
LEDの輝度が一番高くなるようにします。
VR2は、音が途切れると、すぐにLEDが暗くなるのではなく、ゆっくりと輝度が下がるための調整用です。
ファーストアタック、スローリリースです。
回すほど時間がかかるようになりますが、感覚の問題ですので、これくらい、っという感じで音に合わせて
調整しておく必要があります。
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追記
部品についてですが、回路図中央付近の10μFは、当初は電解コンデンサを付ける予定でしたが
手持ちがなく、チップコンデンサを付けています。チップタイプで10μFというも驚きですが、以前には
ミント缶で100μF(ほんとうかなぁ)も使ったことがあります。
Q2のオペアンプはCMOSタイプ(LM662)を使っています。
バイポーラでは電流漏れが多すぎて都合悪く、初段がFETタイプの物でも、いくつか動かない物がありました。
音声整流用のダイオードは、ショットキーダイオードですが、逆に感度を鈍くしたい場合には通常の
シリコンダイオード(1N4148など)をあえて使うという裏技もあります。これは好みの問題です。
音のアタックでの反応が悪くなります。
Q2・プラス側端子につけた抵抗2本を外すと、通常のラジケータ、レベルメータでも使用できます。
若干感度が高すぎるのでQ1側の半固定抵抗は、かなり絞る必要があります。
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あけましておめでとうございます。(^-^)/
面白そうな回路ですね。
情報交換できればと思います。
今年も宜しくお願いいたします。
遅くなりまして申し訳ありません。
認証性にしていますが、様々な方が書き込んでいただけるのは有難い反面、ほとんどがジャンクメールのたぐいなので、束からやっと書き込みを見つける事ができました。
1灯LED利用のレベルメータですが、もう少し部品点数が減らせないものかとトランジスタの利用も考えたのですが、マジックアイでの増幅可変率が思ったより悪く、
結局はオペアンプを使う方が可変範囲が広く、レベルメータからLEDまで対応できるので、これはこれでよいのかなと思っています。
視覚的な物なので、数字では表しにくい、あとちょっと、というのが意外とむずかしい感じがしました。
X Underbarさんのブログを、たかじんさんのリンクから知りまして、精力的に製作されていらっしゃるようですので、次ぎに何が出てくるのか楽しみにしています。
今年もよろしくお願いします。