撮り散らかし鉄の記憶

撮り散らかした鉄道写真の中から記憶に残るシーンを

広島電鉄 舟入南~江波(2024.7.7) 旧京都市電 1902 8号線 江波行き ありがとう1902号HM

2024年07月09日 21時39分48秒 | 路面電車
7/7に広島電鉄 舟入南~江波電停間でありがとう1902号ヘッドマークを掲出した1902を撮りました。
1枚目は、舟入南電停から舟入通りを南下して来た ありがとう1902号ヘッドマークを掲出した1902(旧京都市電1918)の8号線 江波行きです。



2枚目は後追いですが、江波中学校正門前の赤信号で停車中の1902です。



3枚目は、江波電停から舟入通りに出る交差点付近で並んだ左側は1902、右側は712の8号線 横川駅行きです。



4枚目の左側は江波電停に到着した1902、右側の奥には江波車庫で停車中の714が写っています。
さらに、よく見ると中央には江波車庫の建屋内に停車中の貨51(旧大阪市電1637→広島電鉄 旧759)も見ることができます。



先に紹介した1902のさよなら運行の往路は江波電停付近で撮りましたが、復路は舟入南~江波電停間の江波中学校の前付近で撮りました。
この付近は自動車の通行量が少なく建物の影が入り難いので撮りやすいだけでなく、併用軌道に昔ながらの敷石が敷設されており、江波中学校の緑も背景に撮ることができます。

以下の記事は過去に書いたブログの再掲になります。
京都市電は1978年9月に全線廃止となりましたが、前年10月の河原町、七条線廃止時に2両、1978年の全線廃止時に13両が広島電鉄に譲渡されました。
1900形は京都市電900形として1955年に間接制御車は901~915、1957年に直接制御車は916~935が登場しています。
前面は600形以降の京都市電スタイルが継続されて傾斜角のついた緩やかな丸妻流線型構造で、上部中央に半埋め込み式の砲弾型ケーシングに収められた前照灯が行先方向幕の上に取り付けられていました。
1970年に直接制御車の内、916~931がワンマン化改造され、旧車番に1000を加えた1900形1916~1931に改番されています。
ワンマン化改造に当たって、後部扉を閉鎖して中央に降車扉を新設され、前照灯が白熱灯1灯からシールドビーム2灯に変更されて前面上部左右に振り分けられ、さらに旧前照灯取付位置付近に行灯式のワンマンカー表示が掲げられました。
1900形は1974年に交通事故で廃車となった1922以外の15両が広島電鉄に譲渡され、車番は1901~1915に整理されています。
さらに、前面の行先表示器は電動化されるとともに大型になり、京都市電時代の前面上部ワンマンカーの行灯は撤去され、現在のスタイルとなりました。
京都市電時代の集電装置はビューゲルでしたが、広島電鉄ではZパンタに交換され、さらにシングルアームタイプに交換されました。