撮り散らかし鉄の記憶

撮り散らかした鉄道写真の中から記憶に残るシーンを

名鉄 堀田(2024.6.27) 1012F+1807F 特急 犬山行き

2024年07月02日 23時33分32秒 | 名鉄
6/27に名鉄名古屋本線 堀田駅でパノラマsuper1000系-1200系と1800系が連結された8両編成を撮りました。
1枚目は後追いですが、神宮前駅に向かうに向かうパノラマsuperク1012の特急 犬山行きです。



2枚目は順番が逆ですが、堀田駅を通過するモ1907です。



パノラマsuper1000系は、7000系(パノラマカー)の後継特急車両として開発され、1988~97年に(豊橋側)ク1000形+モ1050形+モ1150形+ク1100形(岐阜側)の4両編成×21編成が登場しました。
両方の先頭車は展望席が設置されたハイデッカー構造で中間車を含めて、当初は全車特別車編成で運用されました。
1990年以降は5000系列、7000系列を一般席車(現在の一般車)として連結しての営業運転が実施されました。
しかし、座席指定車(現在の特別車)は常時4両で一般車より多くなることもあり、車両間の通り抜けができないことによる誤乗もあったそうです。
また、最高速度が110km/hと下がることから、1000系のみで組成された編成の120km/hより低く所要時間が長くなるなどの課題がありました。
その結果、特急政策の見直しが行われることとなって1001F~1010F、1017F~1021Fは2007~2009年に早くも引退し、台車や一部の機器は5000系に転用されています。

1991~92年に1000系列の一般車として岐阜側にのみ先頭車となっている1200系が4両編成×12編成登場しました。
基本設計は1000系と共通していますが、前面は展望室の省略された代わりに客室からの眺望を考慮した大型曲面ガラスが使用されています。
側面は両開扉が3ヶ所に変更されていますが、側窓は1000系と共通デザインとなっています。
一方、残った1011F~1016Fは、ク1000形+モ1050形とモ1150形+ク1100形に分割されました。
ク1000形+モ1050形と1200系が連結された6両編成が1000系-1200系A編成、先頭車が豊橋側になるように方向転換されたク1100形+モ1150形と1200系が連結された6両編成が1000系-1200系B編成となっています。
また、一部特別車特急のラッシュ時における一般席増結用車両として、1991年に1800系として2両編成×5編成も登場しています。
一般車のみで組成した2両編成で、基本的な構造は1200系に準じています。

2015~19年にリニューアル工事が実施され、カラーリングは2200系に近いデザインに変更されています。
また、特別車のパノラマsuperのヘッドマークが外されてLED行先方向表示器が取り付けられました。
なお、リニューアルを機に編成全体の総称は1200系とされています。
現在は一部特別車特急として名古屋本線、犬山線で運用されていますが、尾西線、津島線、河和線、知多新線系統の一部の特急でも運用されているようです。