珊瑚の時々お絵かき日記

夫と二人暮らし、コロナ自粛するうちに気がついたら中国ドラマのファンになっていました。

エジプトでナイル川クルーズ 2

2009年11月18日 | エジプト旅行2009

おもしろかったのは、乗船のとき。
「さあ、みなさんこちらです」と先導する添乗員さんの後をついて乗船すると、あらら彼女はその船のロビーをまっすぐ横切って、反対側の出口から出て行ってしまった。
え?と思って後に続くとそこは別の船のロビーだった。
さらにそこを横切って行くと3隻目の船のロビーが。
そして更に4隻目へと向かった。
結局この4隻目が私たちの船だった。
なるほど、船を次々横付けにして、そのロビーを桟橋代わりに使っているのだ。
船は出向時間の早い順に外側になるよう並んでいるそうだ。
うう~む、合理的。

クルーズ二日目に、マネージャーが船内の厨房と操舵室へ案内してくれた。

案内するだけあって、厨房はとても清潔。
水はナイル川からくみ上げて、何度もろ過殺菌して使っているそうで、完全に安全だそうだ。
「でも飲まないでくださいね」とガイドさんが小さな声で日本語で言っていたのはおかしかった

そして次にへ案内されたのが操舵室、飛行機でいうならコックピットだ。
そこへ入って行くなりみんなビックリ。
当然紺の制服の船長さんがいるはずなのに、何とグレーのガラペーヤという民族衣装を涼しげに身にまとったハンサムなお兄さんが。
その場違いな彼が、何と船長さんなのだ


しかもその船長さん、並んだ計器を前に、胡坐をかいて操縦していた
その余りの意外さに、さすが、エジプト、思わずみんな笑ってしまった。
この反応を予想していたのだろう、マネージャーが嬉しそうににんまりしたのは、してやったりと満足したのに違いない
女性陣からあがった「ハンサムね」という言葉に、船長さんの浅黒い精悍な顔にほんのり赤味がさした。
口元が綻ぶのを一生懸命こらえている。
可愛いじゃん
船長さんの頭にターバンが巻かれていたら完璧にシンドバッドだったのに。
ちょっと惜しい。

3泊4日はあっという間に過ぎた。
物足りない。もう少し乗っていたかった。
ヨーロッパ人には一週間のクルーズも人気だそうだ。
私たちが下ったルートを往復するプランで、行きに観光し、帰りは何もなしで自由に過ごすのだそうだ。
「日本人には人気がないです」とガイドさんが言っていたけど、そうだろうな。
何もなしって、日本人は苦手だ。
でもそのクルーズ、私はちょっとしてみたい。