ここ数年、我が家の最大の悩みは、屋根からの落雪だった。
通行人に怪我をさせないか、いや最悪の場合命も危ない
家を建てた頃は、少し積もったらさらさらと落ちて、山のように積もるということはなかった。
それが、地球温暖化と関係あるのかどうか、雪質が変わったようで、
東北地方の雪のように、積もって屋根から落ちなくなった。
落ちなくなったのなら落ちなければいいのだが、積もったところで一挙に落ちる。
ほとんど雪崩だ。
その時を見極めて雪下ろしを頼めばいいのだけれど、いつ落ちるかわからない。
それに、我が家の屋根に雪が積もった時はよその家の屋根にも積もっている。
業者さんは引っ張りだこだ。毎年雪が降り始めると、ストレスで具合が悪くなる。
そこで、遂に無落雪屋根への工事を決断した。
費用は、私たちがこの家であと何年暮らせるかを計算すると、
とても割が合わない。でも仕方がない
誰も住まなくなっても貸せるよね、今のままじゃ貸すこともできないもの、
と自分を納得させることにした。
6月2日から始まって7月半ばまでかかる。
三角の屋根を平らにすることで、今まで屋根裏で物置になっていた部屋は、
立派なちゃんとした部屋になる。
使わないから、あまり意味はないけどね
ちょうど古い屋根をはがすころに雨が続いて、大工さんたちも大変だったと思うけれど、
私たちは寒さで震えていた。
気温も低かったけれど、屋根がない暮らしってほんとうに寒い
先週末で何とか屋根はできあがった。
でも、2階部分の外壁、内壁がまだできていないので、やはり寒い。
こんなに寒いなら真夏にしてもらえばよかった。
今更行っても遅いから、ただただ我慢だ。
それにしても、「全然寒く無いよ」と平気な顔で言う夫、
寒さを感じる機能がマヒしているんじゃないかしら