昨日、友人と3人で映画「春を背負って」を観に行った。
ストーリーも良かったけれど、とにかく立山の景色が素晴らしかった
観終わって、とても満足感があった。
でも、この映画、突っ込みどころが満載だ。
監督さんの感覚に、疑問を感じるところが多々ある。
たとえば、主人公の松山ケンイチ演じる亨と、豊川悦司演じるゴローが物資を山小屋まで運び上げる場面。
亨は初めてのことで、ぜーぜー息を切らして今にも倒れそうに疲労困憊なのに、汗だくどころか、
額に汗を浮かべるでなし、真新しいバンダナにも真っ白なシャツにも、汗をかいた染み一つない。
どう考えてもおかしい。
撮影時に、霧吹きでシュシュっとすればいいだけでしょう。
気が付かないのかしら?
猛吹雪の中、岩陰に退避している場面でも、髪の毛はそよとも動かない。
実際に猛吹雪で撮影しろとは言わないけれど、それらしい演出が足りないと思う。
高地での撮影で命がけだったなんて話を聞いていたので、少し拍子抜け。
脳梗塞で足に後遺症が残ったゴローが山小屋に現れる場面では、あの身体でどうやって登って来たの?
細かいことを言えば、ほかにもいろいろあるけれど、まあ、そんな感じ。
「監督さん、もしかしたら経験不足?」というのが私の感想だ。
でも、映像は素晴らしかったし、内容は面白かった、出演者もイメージぴったりで、
とても良かったんですよ
それにしても、トヨエツが脳梗塞とはね~、そんな年齢になったんですね~
私が年を取るはずだわ
2010年に行った立山の夕日
下の白い部分も雲です。
標高2450メートルに建つ、ホテル立山からの眺望です。