珊瑚の時々お絵かき日記

夫と二人暮らし、コロナ自粛するうちに気がついたら中国ドラマのファンになっていました。

「クロワッサンで朝食を」を観ました

2014年06月29日 | 映画 ドラマ 観劇 その他 観る

昨夜WOWOWで「クロワッサンで朝食を」というフランス映画を放送していた。

フランスの大女優、ジャンヌ・モローが出演しているというので、観た。

ジャンヌ・モローは、エリザベス・テーラーやオードリー・ヘプバーン、

ブリジット・バルドーとほぼ同年配のはず。

失礼ながら、ご存命だということに少し驚いた。

美貌ではリズに、気品ではオードリーに、コケットではバルドーに敵わないけれど、

知的な悪女だったら、ジャンヌ・モローの一人勝ちかしら。

あまり笑わないけれど、笑うと意外に可愛い。

この映画では、長年パリに住むエストニア人の孤独で気難しい老女、フリーダ。

これを撮ったとき、彼女は多分83か84歳。

若き日の姿は見る影もないけれど、笑った口元を見ると、モローだ。

フリーダのもとへ家政婦としてやってきたのが、エストニア人のアンヌ。

2年間介護した母親がなくなったあと、何となく居場所がないような気がしていた。

成人した二人の子供は自分たちのことでいっぱいで、彼女を顧みない。

そんなとき、フリーダの世話を依頼されたのだ。

依頼したのは、昔フリーダが愛してカフェを持たせてやった若き元彼。

彼は母親を世話しているような気分でいるけれど、フリーダはいまだに男女の愛を求めている。

さすがフランス映画だ。でも、日本人の感覚だとちょっとおぞましいかも。

アンヌは、気難しいフリーダに振り回されながらも、何とか慣れて居着いて行く。

早い話が、孤独な二人の女性が心を通わせていく話なのだが、

おもしろいかといえば・・・どうかな?

ジャンヌ・モローの見事な老女っぷりは魅力だけれど。