珊瑚の時々お絵かき日記

夫と二人暮らし、コロナ自粛するうちに気がついたら中国ドラマのファンになっていました。

親の呼び方

2015年01月06日 | 日々のこと

娘と一緒に地下鉄に乗っていた時のこと、

停車した駅で、若いお母さんと二人の女の子が乗り込んできた。

まず5歳くらいの女の子が跳ねるように駆け込んできて、

次に3歳くらいの女の子と、ハアハアと息の荒いお母さんが続いた。

お母さんは、やっと捕まえたという感じで、年長の子にお説教を始めた。

「勝手に一人で行っちゃダメって、いつも行ってるでしょう。

お母さんは手が2本しかないんだから、お荷物を持っていたら二人とは手がつなげないでしょ」

と、言い聞かせるが、本人は上の空、ごめんなさいとは言っているけれど、明らかに本心じゃない。

その様子が、ああうちの子が小さいときと同じだわと、思わず笑みがこぼれてしまう。

そこで、ふっと思ったのだけれど、

今、あのお母さん、自分のことをお母さんって言っていたっけ。

ということは、あの子たちは、お母さんと呼んでいるのね。

そう言えば、少し前にもお母さんと呼んでいる小さな子がいたわ。

いまどきはみんな、ママと呼ぶのだと思っていたので意外だった。

娘にそのことを言ってみると、ああ、そうだね~

少し考えて、「でも、私のお友達は、お父さんお母さんって呼ばせてる人、多いよ、

○ちゃんも、△ちゃんも、×ちゃんもだよ」と、お友達の名を挙げる。

ああ、そうなんだ、意外だ。

「でもね、○ちゃんと△ちゃんは、自分の親はパパママって呼んでるんだよね」

「え、そうなの、おもしろいね」と、私。

そう言えば、私の友達はパパママと呼ばせている人が結構多い。

○ちゃん、△ちゃんの親と同年代だ。

それがどうかした、というわけではないけれど、自分が親をパパママと呼んだ人は、

わが子にはお父さんお母さんと呼ばせたくなるのかしら、なんて、たまたまよね。

 

我が家でも、娘が小さいころ、一時パパママだったけれど、

いつの間にか、お父さん、お母さんになっていた。

きっと、娘が、仲良しのお友達がそう呼んでいたのを聞いて、

大人っぽくてカッコいいと思ったのかも知れない。

息子が生まれたころには、お父さんお母さんが定着していたので、彼に選択肢はなかったわね。