珊瑚の時々お絵かき日記

夫と二人暮らし、コロナ自粛するうちに気がついたら中国ドラマのファンになっていました。

あれはモラハラだったと思う 2

2015年01月29日 | 日々のこと

「私、バカだから」「そんなことないよ」という言葉を繰り返す会話に、

だんだんと私は疲れてしまい、

「私、バカだから」を聞かなかったことにして会話を続けるようになった。

すると、彼女は手法を変えてきた。

私を褒めだしたのだ。

人情として、褒められれば仕方なくとも褒め返さざるを得ない。

そのことも、更に私を不愉快にさせた。

うんざりして、褒められても褒め返さなくなった私に、しばらくして彼女は言った。

「珊瑚さんって他人を褒めない人ね」

「あらそう、褒める理由があれば褒めるけど」

そう答えて、私は彼女の顔も見たくなくなった。

ご主人のモラハラに傷つけられていることには同情しつつも、お付き合いは苦痛だ。

今日は用事があるからとお茶を断るようになり、

パートを始めて、習い事も辞めたので、会うこともなくなった。

 

そういえば、彼女は、働いていた時も、たった二人しかいない女性従業員のもう一人に、

なぜかわからないが、避けられていた、と言っていたっけ。

そりゃ避けられるよと思う。

あの卑屈さにはとても付き合えない。

親切すぎるほど親切で良い人なのだけれど・・・

 

彼女がもしも違う男性と結婚していたら、どうだったんだろうと思う。

 彼女たちの場合、夫のモラハラが彼女を卑屈にしたのか、

彼女の性格が夫のモラハラを誘ったのか、わからない。

でも、どちらにしても、依存していたのは夫のほうだ。

飲み友達の一人もいないなんて、普通じゃない。

友達ではなく、モラハラをする相手が必要なのだと思う。

あのご主人は、彼女がいなくなったら生きていけないだろう。

彼女にしても、そんな夫への愛憎が、心の中で微妙に絡み合っているようだ。

彼女は頭の良い人だったから、今は、夫がモラハラだと気づいていることだろう。

もう二人とも70代、どうしているのだろう。

高橋ジョージさんと三船美佳さんとのことで、思いだした。