珊瑚の時々お絵かき日記

夫と二人暮らし、コロナ自粛するうちに気がついたら中国ドラマのファンになっていました。

バーバからババへ

2015年01月30日 | 日々のこと

近くのセブンイレブンで買い物をした帰り、娘の同級生のお宅の近くを通ると、

お母さんが家の前で雪かきをしていた。

娘たちが中学生の頃までは、呼んだり呼ばれたりしてお茶を飲みながら、よくお喋りをした。

今で言うなら、ママ友ね。

家は歩いて5分もかからないのに、お互いに仕事を持っていたこともあって、

滅多に会わない。

つば付の毛糸の帽子、サングラス、マスクの私、わかるかなと思いながら

近づいて行くと、「しばらく~」と向こうから声をかけてくれた。

歩き方で分かったそうだ。

どんな歩き方なのかな~??まあ、いいけど。

お互いの近況、子供たちのその後、知り合いはどうしているか、などひとしきり

情報交換したあと、孫の話になったので、

「お孫さんにどう呼ばれてるの?もしかして、バーバ?」と聞いてみた。

一昨年、バス旅行で函館にお花見に行った時、

ツアー客の中に、おばあちゃん、お母さん、中学1年生くらいの女の子の親子三代がいた。

その女の子がおばあちゃんに向かって、何と、ババ、ババと呼んでいる。

「ババ、これ食べな」とか、ババ、ああしたらどう?」とか、言っている内容は普通だ。

それなのに、どうしてババなの!

呆れて母親を見ると、母親も平然としている。

当人のおばあちゃんも、何も感じていないようだ。

女の子は、機嫌が悪くてババと呼んでいるわけではなく、日常的にそう呼んでいるらしい。

やれやれ、どうなってるの???

それから少しして、おじいちゃんとおばあちゃんを、ジージ、バーバと呼ぶことが

流行りらしいということを知った。

私たちには孫がいないので、知らなかったのだ。

お父さん、お母さんが、パパとママなら、

おじいちゃん、おばあちゃんが、ジージとバーバでも不思議じゃないよね。

あの時のババは、バーバがだんだん短くなって、いつしかババになったものらしい。

それで、彼女に聞いてみたのだけれど、案の定、ジージとバーバだった。

そこで、「短縮されてジジババにならないように、今から言っておいたほうがいいよ」と、一応アドバイス。

「ああ~ん、もう遅いよ~、完全にジジババになっちゃってるよ~」と彼女。

そうか、遅かったか、と二人で笑ってしまった。

可愛い孫のことだから、何と呼ばれようとかまわないけれど、人前で呼ばれた時は、やはり気になるそうだ。

もっとも、みんながジジババと呼ぶようになれば、それがそのうち、普通になるのかも知れない。