珊瑚の時々お絵かき日記

夫と二人暮らし、コロナ自粛するうちに気がついたら中国ドラマのファンになっていました。

指輪のリフォーム

2011年08月23日 | 日々のこと

             

お友達から、指輪を2個リフォームしようかどうしようか迷っているんだけどと、相談された。

5~6年前に私が、自分の立て爪を娘のプチネックレスにリフォームしたことがあったからだ。

 

その指輪は、お盆に実家を訪ねたとき、お母さんからいただいたのだそうだ。

お母さんが指輪に限らずアクセサリーというものを身に着けているのを見たことがなかったから、

「これあげる」

と、二つの指輪を出してきたときは、ほんとうに驚いたそうだ。

彼女の実家は自営業で、かなり前に仕事がらみで買ったか、買わされたかしたのを、お母さんが大事にしまいこんだままにしていたらしい。

見せてもらうと、1個は総数0.5カラットの5個のダイヤが並ぶV字リングだ。

2個目は立て爪で、何と0.85カラットのダイヤがセットされている。

V字はやや流行おくれの感はあるけれど、石が輝きがあってきれいだし、そう邪魔になるほどの高さでもない。

同じタイプのものをしている人を、まだよく見かける。

何でもそうだろうけれど、リフォームは高くつく。

石が5個ということは、手間がかかる分工賃が加算されるということだ。

指輪の台の地金を使うから、費用は工賃のみだとしても、下手をすると買ったほうが安かったなんてこともありえる。

だから、しばらくそのまま使ってみて、いよいよになってから考えたら、と勧めた。

 

でも、立て爪リングは、指の上にそそり立つほどの高さとボリュームで、やはり、とてもそのままでは使えない。

石は、あまり上質ではないけれど、大きさがあるので、私は、ネックレスにすることを勧めた。

でも、彼女は指輪にしたいと言う。

私がリフォームしたお店に一緒に行って、デザインを選び見積もりをしてもらったら、5万だという。

うう~む、5万か・・・・。

0.85カラットの一粒ダイヤの指輪だ、そこそこのダイヤでも、買えば50~60万はするだろう。

でも、このダイヤの場合、大きさにはあるものの質に少し問題ありかなと思う。

5万の工賃をかける値打ちがあるかと考えると、少々悩まないでもない。

でも、リフォームしたいという気持ちには「、お母さんの指輪」という、数字では表せない部分がある。

私が自分の指輪をネックレスにして娘に贈った時は、「あなたと一緒にいて守ってあげる」という気持ちを込めた。

お母さんの指輪を身に着けているということで、彼女も、守られているように感じられるのではないかしら。

リフォームは、損得ではなくて、気持ちでするものだと思う。

だいたい、実際のところ、質なんて遠目ではわからないしね。

 あと一軒、心当たりのお店を訪ねて、見積もりをしてもらって決めることにしたけれど、さて彼女どうするか。

 

それにしても、宝石がらみとなると、自分のものでもないのに、どうしてこんなに力が入ってしまうのかしら?

我ながら可笑しい

 

 

 

 

 

 

 

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