だいぶ前にWOWOWで録画しておいた「白蛇伝説」を、やっと観た。
題名だけで録画したので、配役も内容もわからない。
でも、中国映画でタイトルが「白蛇伝説」なら、十中八九基は「白蛇伝」だろうと予想していた。
「白蛇伝」は、蛇の精と人間の若者との恋物語で、中国の古い伝説だ。
上田秋成の雨月物語の中の「蛇性の淫」も、これを日本に舞台を置き換えて書いたものだそうだ。
私にとって「白蛇伝」と言えば、50年も前の東映アニメ。いや、もしかして白黒だったかも・・・?
総天然色漫画映画とか何とか言っていた時代だ。
そのときの「白蛇伝」は、私が生まれて初めて観たアニメで、思い入れがある。
どんな風な結末だったか、忘れたけれど、子供心にも「愛し合っているのに何故許されないの?」と
もどかしい思いを抱いたように思う。
さて、映画だけれど、やはり白蛇伝だった。
俳優さんたちは、みんなどこかで見たような気がするけれど、名まえまではわからない。
さほど有名俳優と言うわけではないようだ。
でも、二人の恋路を邪魔する妖怪ハンターの法師は、嬉しいことに何とジェット・リーだった。
相変わらず、キレのあるアクションで巷に闊歩する妖怪たちを、妖怪の牢獄?みたいなところに封印していく。
カッコいいな~、でも、いつの間にかおじさんになったわね~
少林寺から何年、いや何十年たったのかしら?
あのころは可愛かったな~と、しばし遠い目。
それはともかく、期待以上に面白かった。
ヒロインの白蛇、スースーが大型台風も真っ青な大暴れで破壊しつくしたあの寺は、その後どうなったんだろう?
最後のシーンで、ジェットリーの法師が、さりげなく旅姿で歩いていた。
恋に目が眩んだ若者シーシェンが逃がしてしまった妖怪たちを、再び封印するために旅だったのだろう。
お供は、こうもり妖怪に噛まれて自分もこうもり妖怪になってしまったお気に入りの弟子。
「見慣れたら、その姿もなかなか様になっているぞ」
なんて声をかけながら歩いて行く二人、弟子は飛んでいるんだけれどね、それを見ると、続編を作ってほしいな~と思ったけれど、ないわよね~。
気楽でいいですよね~、こういうの
リー・リンチェイがジェット・リーになったのって、リーサルウエポンで、殺し屋をやった時でしょうか?
白い服で、セリフがほとんどなくて。
まだ英語ができなかったんでしょうね。
知らないで観たので、オオオ~!という感じでした。