衣替えというのではないけれど、これからの季節に向けて、どんなものがあったかなと、クローゼットや、段々に重ねたプラスチックの引き出しなどかき回していたら、何年も着ていないものがたくさんあった。
ときどき、整理しているから、よれよれした物や、食べ物のしみなどついたものはない。
だから、すべて着られないわけではない。
でも、着られるか着られないかではなく、着るか着ないかで判断しなければ、いらないものが増えるばかり。
着ないものは捨てようと決心して、まずは丈や袖の短いものをターゲットにした。
少し前かがみになってみて、背中の出そうなものはゴミ袋へ。
着たときは結構たっぷりしていても、動くうちに裾があがってくるものもゴミ袋へ。
袖が七部のものも、手首が寒くて着ないので、一部のお洒落着や重ね着用を除いてゴミ袋へ。
2,3年前までは、裾や袖の丈など気にしていなかった。
短かくても長くても、それなりに着て何の不自由もなかった。
でも、最近はダメ、寄る年波で、腰や手首に冷えを感じるようになってきているからだ
「年はとりたくないわ」とため息をつきながら、ついでに、長いこと着たことのない秋のジャケット、色が気に入らないスカーフ、旅行用スリッパ、衝動買いしたけれど使い道のない手提げ袋などもゴミ袋へ。
あっという間に40Lのゴミ袋がいっぱいになった。
その中から、売れそうなものをより分ける。
何度か売りに行ったことがある「ブックオフの中の古着屋さん」へ行くつもりだ。
古着といえども、品定めは結構厳しい。
店員さんは、少しのシミや汚れ、ほつれなどを見逃さない。
だから、未使用のもの、十分きれいなものを10数点選んで持っていった。
買取金額をだすのに30分くらいかかるというので、その間、店内をブラブラ見て歩いた。
久しぶりに来て見ると、所狭しと並べられている衣類は、古着というには少しお高いような気がする。
まあまあかなと思うものには、結構いいお値段がついている。
2980円や3980円くらいの商品になると、ヨーカドーやダイエーのシーズンラストバーゲンあたりで新品が買えるんじゃないかと思うくらいだ。
100円均一、200円均一などは確かに安いけれど、それなりのものだ。
多分、金額がつかなかった商品を、お客が置いていった中から選んだものじゃないかしら。
あくまで、私が勝手に思っていることだけれど。
古本、食器なども一通り見て疲れてきたころ、やっと呼び出しがかかった。
そして、「この金額でよろしいですか?」と提示されたのは、何と270円!
1270円の間違いでは?と、
「270円・・・ですか?」
と、訊いてみると、
「はい、270円ですけど、お止めになりますか?」
と、可愛らしい顔の店員さんが、そっけなく言う。
金額に対して不満顔をする人が多いのだろう。
季節はずれで返されたものが3点。
仕方がないので、「それでいいです」と言って、返されたものも面倒くさいから置いてきた。
270円か~~今までの経験から1000円くらいにはなると思っていたけれど・・・。
明らかに買い取り金額の基準が変わっていると思う。
明細を見ると、最高額が何と50円!それが3点で、あとは10円、5円が並んでいる。
購入金額を思うと、涙が出る。
正札がついたままのカットソーもあったのよ。
だけど、自分ではいらなくて捨てるつもりだった物だものね。
270円でも良しとしよう。
ク・・・・
それにしても、待ち時間の30分が悔しいわ。
「ゴミにはならなかった」という「エコ心」だけが、わずかに救いというところか。
40Lのゴミ袋は、売りに行ったものを抜いた分だけ、まだ余裕がある。
もう少し置いておいて、いっぱいになったら捨てよう。
もう売りには行かない。
最初珊瑚さんのブログを読み始めたとき
そっか~私も整理して持っていこう~って
思ったけど、私も捨てることにします。
何年もいてないものもあります!あります!
でもなかなか捨てられないんです
もしかしたら来年は着るかと思ってしまう。
余計なものを買ってしまうし
我が家もモノばかり増えて困っています
50円で買い取って、いくらで売るの?
と、言いたいですけど、自分では捨てようと思ったものですから、文句は言えないのかもしれませんね~。
それにしても、どうしてモノが増えるんでしょうねー。
これからは、減らす生活をしなければと、思ってはいるんですけど、つい買ってしまいます。