韓国ドラマ「仮面」あらすじと感想、最終回。
議員の父をもつお嬢様育ちのウナ(スエ)と貧しい家庭環境で育った
ジスク(スエ)は瓜二つの顔をしていますが二人は全く違う人生を
送っていました。
そして裕福な家庭で育ったウナはSJグループの御曹司ミヌ(チュ・ジフン)
との政略結婚を控えています。もちろん二人の間には愛情はなくウナには
別にソクフン(ヨン・ジョンフン)という恋人までいます。
ある日ウナ(スエ)は御曹司ミヌ(チュ・ジフン)の家のプールに落ちて
しまい意識不明の重体になりその後亡くなります。
そしてそれをソクフン(ヨン・ジョンフン)が同じ顔を持つジスク(スエ)
とウナをすり替えてしまうのです。
都合のいいストーリーですが(笑)御曹司ミヌ(チュ・ジフン)は子供の
ころ母親が自分のせいで亡くなったという悲しい傷を心に負いそのトラウマ
で精神的に病んでいる部分があります。
一方ジスク(スエ)はデパート販売員として働いていましたが、父の借金が
原因で常に苦労の日々を送っていました。
きっとジスク(スエ)自身も世の中すべてお金だと思いはじめていたので
ソクフン(ヨン・ジョンフン)からの話に同意するのです。
そして何も知らない周りの人たちには「婚約者の家に行き、プールに落ちて
そのショックで記憶喪失になった」というウナのふりをするように言われる
ジスク(スエ)です。
その後、死んだことになったジスク(スエ)の葬儀が行われ、ウナ(スエ)
と何も知らないミヌ(チュ・ジフン)は結婚をします。
この二人を結婚させたいソクフン(ヨン・ジョンフン)には何か考えが
あるのでしょうが、野心家の彼はミヌの姉の夫なのでこの先SJグループを
狙っているのでしょう?
その後、創立記念の席でミヌを本部長に任命する会長を阻止しようとミヌに
罠をかけ陥れようとするソクフン(ヨン・ジョンフン)。
ところがその策略を跳ね返しミヌは無事に本部長に就任します。
また一方、残した家族が気になるウナのジスク(スエ)はまだ自分の心が
決められずにいてジスクとウナの間で悩んでいます。はっきりしない態度
から何度も窮地に立ちますがその都度ソクフン(ヨン・ジョンフン)が
手を打って助けてくれますが、ソクフンも「これ以上僕を刺激して
間違った選択をさせるな」とウナのジスク(スエ)に忠告します。
ウナのジスク(スエ)は気になりはじめたミヌや家族を騙していることに
対し「仮面を被れば決して幸せにはなれない。でも仮面を被らなければ、
この先絶対に生きていけなくなる。」ともつれ合う心の葛藤に悩みますが
そんな心の悲しみをスエさんが切なく演じています。スエさんは美人女優
というより演技派女優の代表的な存在ですが、やっぱり涙の演技は絶賛!
視聴者としては早く心を入れ替えて凛としたお金持ちの奥様として再出発
してほしいと感じてしまうジスク(スエ)にイライラです・・・(笑)
そしてウナのジスク(スエ)とソクフンの妻ミヨンの二人はSJグループで
働くことになりますがこれからどのような運命が待ち受けているのか
楽しみです!
ウナのジスク(スエ)は借金取りに追われる弟ジヒョクをみて、とうとう
自分の正体を明かしてしまいます。弟ジヒョクは「お姉さんが死んだと
思ったよ」と目頭を赤くし、するとジスクは「ごめん。お姉さんが悪かった」
とジヒョクの顔をそっとなでるのです。今すぐ帰ってこいというジヒョクに
もうやめられないと告げ、ソ・ウナとして生きていく覚悟を強く決めるのです。
弟を助けるために仕方のないことですがミヌに敵対するソクフンは弟を助け
たいならミヌを本部長の座から引きずり下ろせとジスクに命令します。
ジスクはその見返りとしてソクフンが止めたウナ名義の口座を元に戻して
欲しいと条件をだし、本物のウナとして生きられるようにしてほしいと
頼みます。ソクフン(ヨン・ジョンフン)のミヌ(チュ・ジフン)に対する
攻撃も更に進み今度は精神病院に送り込む陰謀を働きます。
そして二人で暮らすうちに徐々にミヌは妻ジスク(スエ)に惹かれていき
素直な気持ちで告白しますが、ジスクもまた彼の告白にときめきを隠せません。
ジスクは「私はソ・ウナではない」としながら本当の正体を告白しようと
するのですがその機会がなかなかつくれずにいたときミヌが妻ジスクと姉の
夫ソクフンが昔恋人関係だったということを知りショックを受けます。
そして後半過ぎ、今までビクビクとおびえた様子のジスク(スエ)が
夫ミヌを守る頼れる妻に変身していきます。
まずミヌを本部長解任の危機から救い、彼が飲んでいる精神科の薬に疑問を
もち、彼が処方を受けた薬には正常な人でも幻覚が見える成分が入っていた
ことが分かります。そして自分が長い間、誰かの計略によって幻覚を見てい
という事実を知ったミヌは大きなショックを受けあまりの驚きに家に帰った
ミヌは苦しさに声を詰まらせながら泣き叫びます。ジスクはそんな彼を
そっと抱きしめ心から彼を慰めるのです。
またウナの口座が使えるようになったジスク(スエ)は家族を苦しめた
借金取りにも圧力をかけ家族に土下座して謝罪するように迫り、お金の
力を利用し始めます。
ソクフン(ヨン・ジョンフン)の弱みも握り、仕事にも意欲的になった
ジスク(スエ)は逆にソクフンまで脅すようになり、今までの彼女から
180度のスカットする変身です! これからのジスク(スエ)の行動が
楽しみで後半過ぎの巻き返しにおおきな期待がかかります! (笑)
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その後、ジスク(スエ)は亡くなったウナの日記を見つけウナとソクフン
(ヨン・ジョンフン)がミヌを殺そうとしていた計画を知ります。
そしてジスク(スエ)は自分がいつもミヌのそばで守っていくと心に
固く誓うのです。
そしてとうとうウナがジスクだとミヨンが気が付きます。
またそのミヨンがプールで本当のウナを殺した犯人だということを夫の
ソクフンが知りひどく悲しみ、怒りの気持ちを強くあらわします。
また自分の気持ちに正直になろうしたミヌは「僕の本当の妻になって
ください。ソ・ウナさん」と正式に彼女にプロポーズしますが、その後
妻のウナがピョン・ジスク(スエ)だという証拠をつかみソクフンのもとを
訪れたミヌは「なぜこんなことが起きたのか、この手で必ず明らかにする。」
と言って反論します。
ジスクにとっては、いつかは話さなければならない重要なことですから
これでよかったのかなぁ~?! と逆にジスクはホットしているのでは??
そしてジスクは自分から「私はウナではなくトッポギ屋の娘のジスクです」
とすべてをミヌに明かします。
その後、ジスクは「どうか私を信じて下さい。たくさん悩んで準備したこと
ですが、私たち離婚しましょう。私たちここまでのようです。」とジスクは
ミヌの命の安全を考えて辛い決断をします。
そしてミヌの命を狙っているソクフンに反発するようにジスクは自分と
ソクフンのSJグループの株を寄付すように仕向けます。
またミヌの父親の会長にも昔恋人同士だったことをバラし義兄のソクフンと
この家で一緒に暮らせないので離婚すると告げジスク(スエ)とミヌは離婚する
方向に話し合いをすすめていきます。
ところが別れることができない二人はお互いに素直な気持ちで出発しようと
ミヌはウナに向かって本当の名前のジスクで呼んであげます。それを喜ぶ
ジスクに名前を取り戻してあげると約束します。
終盤、更にソクフン(ヨン・ジョンフン)と妻ミヨンの悪行がエスカレートし
ミヨンの策略でジスクの母が肝臓移植手術を受けることができず亡くなる
シーンは絶対に許せないほど胸が痛くなりました。ミヨンにとって憎い
ジスクの家族が幸せに暮らす姿は見たくないと思いますが、このミヨンと
いう人物はウナも殺したり普通の人間としての道にはずれていますよね。
最終回、ミヌは記者会見を行いソクフン(ヨン・ジョンフン)の悪行をすべて
暴露しウナもその場で自分はソ・ウナではなく、ピョン・ジスクだとして、
これまでのことをすべて公開し、ソクフンは警察から逃げるように
逃亡の身となります。
そしてまだソクフンを愛しているミヨンは一緒に外国に逃げようと言い
ますがソクフンは「会長へ復讐するためにお前と結婚した。愛したことなど
一度もなく、ただ利用しただけだ。」とミヨンに告げます・・・
そしてミヨンは一人で命を絶ちます・・・
本作は悪役のソクフン(ヨン・ジョンフン)とミヨン(ユ・イニョン)が絶対的な
力を振るい二人の悪事が延々と続く中、ジスク(スエ)とミヌ(チュ・ジフン)
の弱い態度にもどかしさを感じましたが、最後あんなに強いと思っていた
悪女ミヨンの自殺には驚きました!
また自首したジスク(スエ)は刑期を終えミヌと幸せな家庭を築き可愛い
娘と静かで平和なひと時を送っています・・・
ラストはほのぼのとした幸せな家庭が描かれていましたが、このお二人の
恋愛模様は本作を語る人気要素の1つだったと思います。
(kstyle)より ↓
本作は入り組んだ構造の中で人物が一つにつながっている
スピーディーな展開がかなり魅力的だった。
説得力に欠ける構造が繰り返されてもどかしかったが、いわゆる
「批判しながらもついつい見てしまう魔法のようなドラマ」だった。
何より俳優たちの恋愛模様がドラマの人気の秘訣だった。
俳優たちの優れた演技はこのドラマの見どころの一つだった。
一人二役を担当して性格の異なる二人の女性を完璧に表現したスエ。
スエは最上流階層と下流階層の格差のある二人の女性を、表情の違い
だけでも確実に区別させた。優雅ながらもツンとしたウナと、
純粋ながらも根性のあるジスクは完全に異なる雰囲気だった。
一人二役を自然に演じこなすスエのおかげで、同じ顔をしている
別の女性を見ている感じは妙なものだった。
チュ・ジフンは、強迫症を持つミヌを優れた演技力で表現した。
劇中の仕掛けであるローラーコースターに乗っているように
暗かったものが急に明るい雰囲気になると、一瞬にまるで
ブラックコメディを見ているような表情演技を見せた。
感情の変化が激しい人物を演じ、このドラマが持つ緊迫感の形成に
一助した。二人のワクワクして楽しい恋愛はドラマの人気の
要素だった。彼らが近づくにつれ視聴者たちは熱狂した。
薄氷の上を歩くような夫婦を演じたヨン・ジョンフンと
ユ・イニョンも欠かせない。二人は互いに大きな秘密を
持っているような姿を演じた。特に、ヨン・ジョンフンは
全身から放つ冷たいオーラが温かい雰囲気のヨン・ジョンフンの
俳優としてのイメージを払拭させた。
ユ・イニョンのカリスマ性あふれる魅力も視線を引いた。
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チュ・ジフン君!