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「韓流☆ダイアリー」ブログ!

韓国ドラマ・韓国映画の
   感想を綴っています・・・

韓国ドラマ「イニョプの道(下女たち)」歴史解説

2016-04-26 | 韓ドラ時代劇、あ、か、さ行

王権をめぐる陰謀に巻き込まれ、良家の令嬢から使用人の身分に
落とされた女性イニョプ(チョン・ユミ)の愛と闘いの物語。
15世紀初頭、高麗から朝鮮王朝へと変わって間もない第3代王、
太宗(テジョン)の治世。イニョプは王の重臣の娘として
何不自由なく暮らしていた。しかし、名家の御曹司ウンギとの
婚礼の日、イニョプは幸せの絶頂からどん底に突き落とされる。
何者かの陰謀により、イニョプの父は謀反を企てた高麗の残党の
濡れ衣(ぬれぎぬ)を着せられ処刑される。
そしてイニョプは逆賊の娘として使用人の身分に落とされることに。
突然、すべてを失い絶望するイニョプだが、彼女を支える
2人の男性がいた。一途に愛を貫こうとする元婚約者ウンギと、
近くで見守る寡黙な使用人ムミョン。

チョン・ユミの熱演が光る「イニョプの道」歴史解説
物語の時代設定は15世紀初頭。
良家の娘イニョプ(チョン・ユミ)は、名家の御曹司ウンギ
(キム・ドンウク)と婚礼の日に悲劇に見舞われる。
イニョプの父が陰謀に巻き込まれて逆賊として処刑されます。
しかも、イニョプは“逆賊の娘”として(最下層の身分)
という身分に落とされることに。
そんなイニョプを支えたのが、元婚約者のウンギであり、
同じ境遇のムミョン(オ・ジホ)だった。
この2人に助けられながら、イニョプはどうやって父の無実を
晴らしていくのか?それが本作の中心となるストーリーです。
やがてイニョプは亡父の無実を証明するために動き出しますが、
父の死の裏には高麗王朝再興をもくろむ危険な秘密組織の
存在を知ることに・・・

とにかく、厳しい運命を背負うことになったイニョプを
演じたチョン・ユミの熱演がとても光っています。
彼女の情念を感じさせる演技は、ドラマをしっかり引き締めて
多くの視聴者の胸に熱く迫ることでしょう。
なお、イニョプを助けるムミョンについての説明です。
韓国語で「ムミョン」とは「無名」を意味している。
つまり、「生まれたときから名前がない」ことを指している。
実は王の庶子だと知らずに奴隷として生活している
なんとも不遇な存在なのです。絶望の果てイニョプは自殺を
試みるがムミョンに助けられます。
はじめはムミョンに反発するイニョプでしたが、次第に彼に
惹かれていくイニョプです。
そして一命をとりとめたイニョプは父の汚名を晴らすために
生きようと決心します・・・
また朝鮮王朝の初期は人口の半分以上が奴隷だったと
言われています。
そんな人々が身分による差別に苦しみながらも力強く生きる
たくましい姿に深い感銘を受けるでしょう・・・





高麗王朝の王家の末路
ドラマのキーポイントをさぐると、それは、イニョプの父が
「高麗王朝の再興を狙って朝鮮王朝滅亡の謀叛を起こそうとした」
という濡れ衣を着せられることです。実際、『イニョプの道』には
高麗王朝の再興をもくろむ秘密組織が登場します。

こうした点を踏まえると、ドラマをより面白く見るためには、
高麗王朝と朝鮮王朝の関係を少しでも知っておく必要がある。
936年に朝鮮半島を統一した高麗王朝は長い歴史を歩んでいたが、
1388年に武将の李成桂(イ・ソンゲ)がクーデターを起こして
成功させる。これによって、高麗王朝は没落してしまう。

やがて李成桂は自ら王になることを決意し、1392年に高麗王朝を
滅ぼして朝鮮王朝を建国する。
『イニョプの道』は朝鮮王朝が誕生してから十数年後を描いており、
当時はまだ高麗王朝の復興をめざす残党が各地に残っていた。
史実のうえでも、朝鮮王朝は高麗王朝の王家一族を容赦なく
全滅させようとして必死だった。
建国当初には、「特別に島を用意しましたから、そこで安心して
暮らしてください」と呼びかけて高麗の王家一族を集め、島に
向かう船をあえて沈没させて乗っていた人たちを水死させるという
非道なことまで行なっている。

このように、高麗王朝の王家一族を目の敵にしたのが朝鮮王朝だった。
本来、高麗王朝の王家は「王(ワン)」という姓なのだが、自らの
出自を隠すために、「王」という姓を「全」、「田」などと変えている。
漢字を変えても、字画にすべて「王」が入っているところが
ミソなのである。
こうした歴史をふまえて『イニョプの道』を見れば、ドラマが
なお一層面白くなるでしょう。
 (ワウコリア)

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韓国ドラマ「イニョプの道」
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韓国時代劇など、子孫が悪役の時はテレビ局に抗議を・・・

2016-04-26 | 韓国・日韓ニュース・韓国旅行・他

日本と違う韓国のビックリ!
韓国では韓国時代劇に自分の先祖が出た時、とてもいい役だった場合は
子孫もうれしいだろうが、逆に、目も当てられない悪役だったときには、
子孫がカンカンに怒ってテレビ局に抗議に出向いたりする。
それは、韓国ではよくある話なのである。

パク・シフとムン・チェウォンが朝鮮王朝時代のロミオとジュリエット
を演じたドラマ『王女の男』で、1455年に起きた叔父が甥から王位を
奪う事件を題材にしているが、その中に申叔舟(シン・スクチュ)と
いう人物が出てくる。
語学に堪能だった申叔舟は、4代王・世宗(セジョン)がハングルを
創製するときに、大変貢献したとも言われている。
そんな申叔舟が、世祖(叔父)が端宗(甥)から王座を奪うという
大事件のときに、世祖の側についたのである。
史実をもとに、『王女の男』の中で申叔舟は裏切り者のように
描かれている。
本来なら、端宗を守る側にまわらなければならなかったのに…。
実際、申叔舟は世祖に気に入られ、後に大出世を果たしている。
なんと、領議政(ヨンイジョン)という官僚最高の地位に就いたのだ。
今で言うと総理大臣のようなものだ。

確かに、朝鮮王朝時代に領議政まで務めたので、子孫は
申叔舟のことを大変誇りに思っていただろう。
しかし、『王女の男』の中では仲間を裏切る日和見主義者だった。
この描き方に子孫たちが激怒した。
放送したKBSに猛烈な抗議をしたのである。

抗議を受けたプロデューサーはこう語っている。
「もともと、時代劇である人物を描くときには慎重を期さなければ
なりません。
特に、実在した歴史的な人物の歩みを歪めてはいけないのです。
子孫が大勢いるので、名誉棄損になるかもしれません。
現に、『王女の男』を制作したときに、子孫たちから抗議がありました。
私たちと真偽をめぐって大変な攻防となったのです。」

韓国には感情的な人が多いから、プロデューサーも大きな声で
怒鳴られて、さぞ困惑したことだろう。
しかし、抗議は想定内なのである。
事例が過去にも多かったからだ。それだけに、テレビ局側も
負けていない。

一方の日本で、悪役になった人の子孫がテレビ局に怒鳴りこんだと
いう話はほとんど聞いたことがない。
たとえば、吉良上野介の子孫が『忠臣蔵』のドラマに抗議したことが
あるだろうか。もしそんなことを子孫がしていたら、年末になる度に
目がまわる忙しさになってしまうだろう。
しかし、韓国ではよくある話だ。それだけ先祖のことを誇りにしているのだ。
すべて『族譜(チョッポ)』という膨大な家系書が各家庭にあって、
自分たちの先祖のことを詳しく知っているからである。
日本では、よほどの名門でないかぎり、何百年も前の先祖のことは
わからない。一方の韓国では誰もが、自分の先祖にどんな人が
いたのかがわかっている。
それだけに、韓国で時代劇を作るのも、なかなか大変なのである。
 (ワウコリア)

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イ・ミンホ、常に変化しようと努力する俳優・・・

2016-04-26 | 「イ・ミンホ」ドラマ・映画・情報記事

繊細な演技力に定評があるイ・ミンホは新世界を見つけたスター!
現在の韓国芸能界はまさに戦国時代だ。1人のスターが独走するのではなく、
多数のスターが個性を競い合いながら、ファンを魅了している。
その中でも、イ・ミンホが着実な人気を得ている。

何よりも、韓国で俳優は単純な芸能人ではなく、羨望の対象だ。
モデル、ミュージシャン、タレントなど他の芸能界の人たちとは違って、
自立した芸術としての価値を認められている。
そして、多くの人が俳優になるために挑戦するが、成功するのはごく
わずかだ。その中でチャンスをしっかりモノにしたのがイ・ミンホだった。

彼は、高校時代から俳優になることを決心し、芸能事務所を訪ねた。
そして、演技トレーニングと適切な進路指導を受けた。
初めて『花より男子』のキャスティングが発表されたとき、他の出演者に
比べて認知度が高くなかったイ・ミンホについて、懐疑的な視聴者もいた。
実際、初回の放送直後、彼は様々な批判に耐えなければならなかった。
しかし、放22回目で、彼に向けられていた批判はおさまり、以降は好感度が
高くなった。時々見せる子供のような無邪気さは、彼を可愛くも感じさせた。
一見シンプルなキャラクターに見えるが、その中で微妙に変化していく
イ・ミンホの姿を見て、魅了される女性ファンも増えた。
こうしたことが起こったのは、イ・ミンホに繊細な演技力があったおかげだ。

多くの先輩俳優たちはドラマと映画を分けて、ドラマで実力を身につけてから、
映画に進出する順序を守ってきた。しかし、イ・ミンホの場合は、2006年に
デビューしてから、ドラマだけではなく何本もの映画にも出演している。
若いにもかかわらず、安定した演技力と柔軟な作品選択を見せたイ・ミンホ。
彼は、先輩たちが敷いてきたレールをただ追うのではなく、自分だけの道を
探し出して歩んできたのだ。
『花より男子』でスターダムに上がり、以後も『シンイ-信義-』や
『相続者たち』といった話題作に主演してスター街道を驀進してきた。
周囲に言われるままに動くのではなく、自分が求めているものを得るために
必要な技量を磨いて感覚を養ってきた賜物だ。

俳優が自ら常に変化しようと努力する姿は、ファンにとってこれ以上ないほど
頼もしい。イ・ミンホが新世界を見つけたなら、ファンは関心と期待をもって
彼の変化と成長を追い続けるだろう。
しかも、彼はイメージや演技だけではなく、自分自身をファンにアピールする
能力が高い。そこに、人気が持続している理由があるのだ。
今年は兵役に入ると予想されているが、それまで思う存分の活躍をしてほしい。
 (ワウコリア)文=「ロコレ」編集部

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