「韓流☆ダイアリー」ブログ!

韓国ドラマ・韓国映画の
   感想を綴っています・・・

韓流スターたちが容赦なく批判を浴びる韓流の方程式

2020-12-27 | 韓国芸能情報(映画・ドラマ・他)

遠慮のない記者に辛口視聴者…韓流俳優たちは容赦なく批判を浴びる
「奇妙?単純? 韓流の方程式」
今年は韓国ドラマ「愛の不時着」が日本で大きな話題となった。どんなに脚本が良くとも、キャストの演技力なくして視聴者を感動させることはできない。特に韓国は視聴者の目が厳しく、ドラマ終了後はネット上で容赦なく役者の演技力が論じられることもしばしば。時には不名誉なニックネームもつけられる。
日本でも知られる美人女優キム・テヒは人気絶頂の頃でもドラマに出演するたび「演技が下手で作品に没頭できない」と批判された。
俳優コン・ユは今でこそ映画やドラマに引っ張りだこだが、かつては「ヒット作のない主演俳優」と呼ばれていた。俳優人生に転機が訪れたのは「コーヒープリンス1号店」(2007年)で、その後は飛ぶ鳥を落とす勢いだ。ドラマ「トッケビ」でファンを増やし、主演したゾンビ映画「新感染 ファイナル・エクスプレス」(16年)は1100万人を動員する大ヒットとなった。
その「新感染」の続編となる「新感染半島 ファイナル・ステージ」が1月1日から日本でも公開される。主演は長身のイケメン俳優カン・ドンウォン。韓流ブーム初期の頃から第一線で活躍しているが、実は評価が分かれている。人気俳優とのダブル主演はヒットしても、単独主演となると集客力がやや弱いのだ。ほとんどの主演作で損益分岐点を超えているが、アンケートで選ばれる「今年の映画俳優」では毎回ランク外。過去には記者から「ヒット作に飢えているのでは?」と、日本では考えられないような質問までされている。というのも、単独主演で大ヒットと呼べるのは09年の「チョン・ウチ」が最後。カン・ドンウォンは「毎回、損益分岐点を超えることを目標にしている」と答えたが、ソン・ガンホやイ・ビョンホンのような1000万人超えの“興行俳優”になりたくないはずがない。
注目されていた「新感染半島」はタイミング悪く、コロナ禍の今年7月に公開。381万人の観客を動員してヒットしたが、前作の比ではない。カン・ドンウォンも撮影時は新型コロナウイルスなど考えもせず、大ヒットを予想していただろう。まさに「用心したって鳥のフンすら避けられないのが人生」。韓国ドラマのセリフのようだ。
映画の中でゾンビと戦うカン・ドンウォンだが、本当に怖いのはゾンビやコロナではない。辛口ファンと遠慮のない記者ではないだろうか。
日刊ゲンダイDIGITAL(児玉愛子/韓国コラムニスト)






  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする