韓国ドラマ「キング・ザ・ランド」あらすじと感想、最終回。
2023年の大ヒットドラマ、全16話。
完璧な御曹司ジュノ君とキュートな笑顔のユナちゃんがピッタリ息の合ったリアルカップルを見せてくれる舞台となる「キング・ザ・ランド」とは、セレブだけが利用できるラウンジのことです。
一見、よくあるシンデレラストーリーなのかなぁ?と思いましたが、サラン(ユナ)は自分の夢を叶えるために前向きに努力する強さを持った女性として描かれていたのが現代的でとても良かったです。
そんな明るい笑顔のサラン(ユナ)に孤独なツンデレ御曹司ウォン(ジュノ)がメロメロになっていく姿が可愛くて胸キュンキュンになります(笑)是非、ジュノ君が恋に落ちる瞬間をお見逃しなく・・・要チェックしてくださいネェ~(笑)
そして、作り笑顔が大嫌いな孤独な御曹司ウォン(ジュノ)が母の面影を追いながら笑顔を取り戻していく姿とある一連の物事が進んでいく過程にも注目です。
また中盤からは二人の熱愛報道が記事になったほど熱々ぶりがリアル過ぎて、演技とは思えないほど本当の恋人同士のように映っていました。でもこのお二人、超お似合いのカップルだと思いますけど・・・本当に!
また、御曹司ウォン(ジュノ)の秘書を務めるお調子者のサンシクとの男の友情やサランの親友たちの友情や絆も微笑ましく描かれていて心が和みます。毎晩、飲んで踊って騒ぎまくる女子会が羨ましくなるほどの楽しい最高の仲間たちでした(笑)
劇中、皆でタイ旅行に出かけますが、エキサイティングで素敵な観光スポットやホテルなど旅行している気分が味わえるほど現実感があり、この回は見どころ満載の旅行番組を見ているようでした(笑)
ストーリーはよくある普通のお決まりの物語で、ウォン(ジュノ)の後継者争いが描かれていきますが、最強の悪役もいなくて、とても見やすいラブコメディードラマです。
本作の高視聴率は二人のラブパワー全開が一番の見どころでしょう(笑)
ただ、はじめの最悪の出会いをする二人のシーンがユナちゃんのリアルなトイレシーンなんですが、ユナちゃんには似合わなかったし、ジュノ君が民宿で派手な田舎のおばちゃんファッションを披露しますが、今までいろいろなドラマでも出てきているので新鮮さがなく、今更という感じがして、こういうシーンはもう必要ないと思いました。
本作のいつも輝いている二人のキュートな掛け合いが楽しいラブコメディードラマ、超~お勧めです! ジュノファン、ユナファンは必見のドラマですよぉ!
あらすじ(ネタバレあり)
1話
子供のころからの夢だったキングホテルの面接に短大卒で合格したチョン・サラン(ユナ )。
初めは実習生として地下にあるジムの重労働な仕事を任せられますが、笑顔で真剣に仕事に取り組むチョン・サラン(ユナ )を見て、キンググループの常務でク・ウォン(ジュノ )の姉ク・ファラン (キム・ソニョン)がサランを正式にホテルのフロントの仕事に異動させます。
一方、キンググループの御曹司ク・ウォン(ジュノ )は帰国後に会社にインターンとして出社しますが、一人職場で浮いていて、ウォンが御曹司だと知らない同期のノ・サンシク(アン・セハ)だけが何かと世話を焼いていますが初日にクビになります。
姉のク・ファラン (キム・ソニョン)に嫌われているク・ウォン(ジュノ )は家に帰ることが出きずキングホテルに宿泊することになり、またイギリスに戻ります。
数年後、チョン・サラン(ユナ )は努力し最優秀社員で表敬されるまでになり、ク・ウォン(ジュノ )もイギリスの学校を優秀な成績で卒業し、ある目的で帰国したウォンはキングホテルで本部長として働くことになりました。
2話
ク・ウォン(ジュノ )の姉で常務のク・ファラン (キム・ソニョン)は新人のチョン・サラン(ユナ )を見て、彼女の笑顔が気に入り、優秀な人材は目立つところに置くべきだと言い、サランを高く評価していたのです。
数年後、ホテルで最悪の再会をし、最悪の印象を抱いたク・ウォン(ジュノ )とチョン・サラン(ユナ )の二人。
ク・ウォン(ジュノ )から「今後は絶対に僕の前に現れるな、警告だ」と言われ、「ハイ、お客様、望むところです」と伝えたチョン・サラン(ユナ )でしたが、なんと新本部長就任式にク・ウォン(ジュノ )が新本部長として登場したのです。
その後も二人は、最優秀社員のサランと一緒に新本部長に就任したク・ウォン(ジュノ )のPR映像を撮ることになり、済州島にあるキングホテルに行くことになります。
撮影当日は父親から、全世界で放送され、いろいろな面で影響がでるからカッコよく決めろと電話がありますが、姉の常務ク・ファラン が質問用紙を放送直前に替えてしまいます。
3話
ライブで放送がはじまりますが、チョン・サラン(ユナ )の一番目の質問が「このホテルのオープンにお母様が関わられたとか?」と質問され、ク・ウォン(ジュノ )はサランをにらみつけたまま席を立ってしまいます。ク・ウォン(ジュノ )は母親の顔も生死も知らないのです・・・
そして、司会者のサランに助けられ、一時的にその場をしのぎます。
撮影は次の日も続き、ク・ウォン(ジュノ )とチョン・サラン(ユナ )二人の笑顔の写真を撮りますが、しかめっ面で一度も笑わないク・ウォン(ジュノ )にスタッフたちは困り果てています。
次にク・ウォン(ジュノ )とチョン・サラン(ユナ )は二人だけで船に乗り、鯛を持って撮影することになりますが、撮影が終わりウォンたちが乗っていた船の調子が悪くなり、急きょ加波島へ行くことになりましたが、民宿で二人は強いお酒を飲み過ぎて大騒動になります(笑)
翌日自宅に戻ったク・ウォン(ジュノ )は父親から事業をしていれば想定外のことも起こる、恥を知れと怒鳴られます。「母親を捜すな」と言う父に「真実が知りたいだけだ」と本音をぶつけるク・ウォン(ジュノ )。
その父の会長は明日から「キング・ザ・ランドに」とサランに部署を変わることを伝え、子供頃からキングホテルに憧れていた君にふさわしい場所だと笑顔で拍手をおくります。
4話
サランにマカロンのプレゼンを買ったのですが、彼氏がいたことを知り、嫉妬するウォンは自分自身がどうしていいのか分からなくなります。
ところが、その日に恋人のユナムと別れたサランは、自分を大切に育てくれた祖母のチャ・スニ(キム・ヨンオク)に会いにいきます。祖母は好きなだけ駄々をこねて私にたくさん甘えるように言います。
また一方で、ホテル経営の売り上げは客室よりラウンジの売り上げで競い合いますが、今回はファーストロイヤルに負けてしまい、会長であるウォンの父は「二人を信じて任せたのにこのザマは何だ」と子供たちに強い態度を示します。
そして、新しい職場の「キング・ザ・ランドに」で働き始めたサランはウォンに挨拶に行きますが、素っ気ない態度のウォンを見て、「サランさんを好きな情けない小学生みたいだ」と、秘書のノ・サンシク(アン・セハ)から、チクリと傷つくような言葉を言われるウォンです(笑)
サランの移動により、新しい職場「キング・ザ・ランド」で更にこれからウォンとサランは今まで以上に顔を合わせることになります。
5話
幼いころ、ウォンを置いて急に家を出て行った母。
そんな寂しいウォンに使用人たちは「ごきげんよう」と笑顔で挨拶します。
ウォンにとってはその作られた笑顔がたまらなく嫌な行為だったのです。
一方、恋人と別れたばかりのサランの誕生日に、ウォンはサランを食事に誘い、今までになく優しく接しますが、その思いがけない気遣いや行動に戸惑うサランです。
サランは誕生日のお礼に今度はウォンに食事をご馳走しますが、その帰り道「今度は何を食べよう」という会話の途中で、はじめて笑顔を見せるウォンでした・・・
サランは済州島では一度も笑顔を見せなかったのに・・・と少しホッとした気分になっているのでは・・・
更にウォンは職場にいるサランも気になり、サランが先輩から指示された仕事に口を出すようになり、「いくら指示でも品位を保つべきだ」と言います。
ウォンは客に媚び売る姿は僕への侮辱だとサランに伝えます・・・
その後、仕事で一人智異山(チリサン)に行き、仕事関係の山参採りの社長さんにお土産を直接手渡すために山に登ったサランは急に悪天候になり崖下に落ちてしまいます。
6話
携帯電話が繋がらなくなったことを心配したウォンは姉の常務ファランの反対を押し切ってヘリコプターでサランがいる智異山(チリサン)に急いで駆けつけます。
ウォンはサランに「二度とこんな目に遭わせない、約束するよ」とすまなそうに伝えるのです。
この時サランは3世代が徳を積まないと見られないという山参の中の天種参という貴重なものを採り、それを社長さんに見せると「俺と働かないか?」と言います(笑)
ウォンはサランの手を取り、彼女はわが社に必要な人材ですとハッキリ伝えます(笑)
社長さんは「君が良い運気をくれたから最高の物が採れたらキングホテルに送るよ」と嬉しそうに話します。
智異山(チリサン)からの帰りに山参を届けるためにサランの祖母のところに寄ったウォンとサランでしたが、何も知らない祖母はウォンに玉ねぎをむかせるのでした・・・
そのあと、サランはウォンを市場に連れて行き、二人は楽しいひと時を過ごすのです。
数日間一緒にいた二人ですが、ウォンはサランを家に送り届けた後、今度デートしようと告げるのです。
7話
ウォンは急にサランの家に薬を届けるために行きますが、二人は何だかんだ言い合って喧嘩しながらも、お互いの心が1つになったことを感じています。
ウォンは積極的に「デートしよう」と言って、次の約束がしたいのです(笑)二人は初めて手をつないでサランの家の周りを散歩するのです(笑)
一方、アラブの王子がファーストロイヤルホテルに滞在することになっていますが、契約を交わしていないなら、うちのキングホテルに来させろと父である会長が指示をだします。
VIPの誘致はキング・ザ・ランドの業務なのでウォンにうちのホテルに誘致すようにと、会長と姉の常務が主張し、ウォンは「僕がやる」と答えます。
大富豪のアラブのサミール王子が来韓しキングホテルにやってきましたが、到着した早々にサランが気に入ったようで、ウォンと一戦を交える戦いを繰り広げそうです(笑)
サランのサービスの仕方に「やりすぎだ」というウォンに「キングホテルの大切なお客様です、心からもてなさないと」と言い、更に最高のサービスを提供することを我がホテルは誇りにしているとウォンに伝えます・・・
8話
たとえホテルのためだとはいえ、サランがアラブのサミール王子と一緒にいるのを見たくないウォンなんです。彼女を守るためにも自分自身に力をつけないとダメなことを悟ったウォンは、はじめて自分に守る人ができたことを感じるのです。
一方、サランを気に入ったアラブのサミール王子はホテルを1つあげると言いますが、「私がやりたいのはホテル経営ではなく、お客様に幸せな時間を贈る仕事です」と言うサランに心から感動し彼女のためにパーティーを開くことにします。
当日はサランに素敵なドレスを用意しますが、料理等の配膳担当には本部長であるウォンがボーイになってお給仕をすることになりました(笑)
更にサミール王子はその場で高価な指輪を渡し、サランにプロポーズするのです・・・
もちろん、サランは断りますが、王子は「こんな傷つかない断り方は初めてだ、君は思っていた以上に特別で立派な女性だ」と心を動かされます。
最後は、3人で食事をしますが、ウォンもサミール王子も、とどのつまり似た者同士の親友なのでしょう・・・ これからはサミール王子のゲストたちもキングホテルに宿泊することになり、父親の会長もウォンの成長と仕事ぶりを喜んでいます。
9話
父の会長はウォンには100周年記念行事を任せることにしますが、更にウォンは今後は僕がホテルを引き受けようと言います。
父は航空と流通は姉のファランにホテルはウォンに任せるがその前にお前の手腕を見せてみろ、今回の100周年記念行事の結果を考慮してから判断すると言います。
ウォンは姉に宣戦布告したのです。
一方で、やっとラブラブになったウォンとサランですが、さっそく喧嘩してしまいます。
ウォンはサランが一番大切にしている祖母に、また可愛い花束を持って会いにいくのです。
その時、祖母は電球を取り替えるために椅子から落ちてしまい、ウォンが病院に入院させました。祖母は病室で「サランと何かあったのかい?全部顔に書いてある」と・・・
そして、「いくら気持ちが通じていても、真心を言葉で伝えないと届かないことがある」とおばあちゃんはウォンにアドバイスをします。いいことを言うおばあちゃんです(笑)
そのおばあちゃんは住宅財形預金を作りにウォンと一緒に銀行に行き、「家がなくてもいい、サランと二人でコツコツ貯めればいい、落ち込むことはない」と、また1つアドバイスをするのです(笑)
10話
サランとサランの親友たち優秀な社員に、会社から報奨旅行を贈ったウォンは自分も同行しますが、飛行機はエコノミークラスでサランの隣に座ることになり、ビジネスクラスは秘書のノ・サンシクに譲るのです。5人はお揃いのTシャツを着て、タイ旅行を満喫します。
途中から、オ・ピョンファ(コ・ウォニ)の後輩でピョンファを慕っているCAのイ・ロウン(キム・ジェウォン)がやってきて一晩だけ皆と合流し盛り上げります。
この日の夜は男3人で寝ることになりました(笑)
翌日やっと、二人だけになった時、ウォンはサランに姉のファランとは母親が違う、父が再婚して僕がうまれたから、その母は僕が幼少期に失踪した、僕は泣きながら母を捜したけど、周りの者は皆笑っていて、その笑顔は獣のようにみえて、本当の顔を見せる人はいないのかと思っていたら、サランが僕の前に現れたんだと過去を打ち明けます。そして、サランは母親を一緒に捜そうと気にかけます。
一方、会社では姉のファランが報奨旅行のことを知らずに「私が知らないことがあるのね」と納得できずに不満な様子です。
11話
旅行先のタイで「サラン、愛してる」と告白したウォンに「私も愛している」と嬉しそうに答えるサラン。お互いの愛を確認できた思い出のタイ旅行になりました。
韓国に戻り、ホテルでは「100周年記念行事は最重要なイベントです」と上司から説明があり、サランたちは超VIPの席を担当することになります。
姉のファランはウォンのやり方に反対しますが、父の会長はファラン同様にウォンにも機会を公平に与えると言い、もし失敗したらその時に責任を取らせればいいと姉に指示します。
そして、ウォンはそのすべてを取り仕切る責任を任されたのです。
また、ウォンはこのホテルで一番長く勤めているドアパーソンの従業員に声をかけ、「一度お会いして話を伺いたかったのです」と告げ、昔のホテルのことを教えてもらいながら、意見も聞きたいと思ったのです。
また、サランはウォンの母親ハン・ミソに繋がる過去の情報を求めてドアパーソンから客室担当のキム・オクチャという女性を教えてもらい、会いに行きます。
そして、キングホテル100周年記念式典の当日は、ウォンが簡単に挨拶したあとに父である会長の祝辞から式が始まりました。
その後、思いがけない人物が挨拶することになりました。その人物は初代会長の息子で、今は小さなピザ店を営むチェ・ヨンスという男性でした。父である現会長はとても喜ぶのです。
その他にも裏方の従業員の挨拶が続き、祝辞を述べなかったパク議員を怒らせてしまったのです。
12話
ウォンとサランの仲を知ってしまった親友たちは驚きのあまり大声を出し、秘書のノ・サンシクはその場で倒れてしまいます。
もう隠し事はない?たとえば会長の隠し子だとか?と、カン・ダウル(キム・ガウン)が冗談を言うとウォンは「僕は会長の隠し子ではないです、息子です」と・・・
皆は「ヤダ~ 冗談がきついわよ」と爆笑しますが、「僕は本部長のク・ウォンです」とハッキリ伝えます・・・
そして、親友たちは真実を知り、急にその場がしらけてしまいます・・・(笑)
また一方、キングホテル100周年記念式典は大成功を収め、広告効果は高く雑誌の取材もあり、役員たちも皆満足していますが、一人気に入らないのが姉のファランです。
父の会長はウォンとファランにキンググループを今後どのようにしたいのか企画書を出すように指示します。
姉のファランは出世を条件にウォンの秘書のノ・サンシクを呼び出し、ウォンの業務から私生活まで全てを報告するように指示します。ノ・サンシクは僕をどこまで引き上げてくれますか?と真剣に聞き返します。
一方、父の会長は仕事を成功させたウォンにユリと今年中に結婚するように言いますが、それをそばで聞いていたサランは動揺し、はじめて大きな失敗をしてしまいます。
13話
父はユリとの縁談はハン会長と私で進めると言いますが、ウォンは「僕には愛する人がいます、
ユリを異性として意識したことはありません、これからもです」とハッキリ伝えます。
ところが、ユリは「思う存分恋愛してから、きっぱり別れてね、結婚は決まっているから」と平然とした態度を見せるのです。
ウォンは大丈夫ではないというサランに「気になると思うが、僕を信じてほしい、僕が全部解決するから」と言いますが「自分の先のことは自分が決める」と、ウォンに対してたどたどしい態度を取ってしまいます。
更にサランは皆が夢見るチームだという「ドリームチーム」?
知らなかったけど参加してみて、分かったことは人一倍努力して頂点を極めたところで結局は富裕層のメイドに過ぎなかったことで自分が夢見た世界ではないし、ただ疑問に思ったとウォンにぶつけます。
ところが、会長から姉ファランの幼い子供ジフがサランを気に入り、韓国にいる間の世話を頼まれるのです。
一方で、父の会長は「長年の夢をウォンがかなえてくれた」とウォンが準備したプレゼンの発表を喜びウォンにキングホテルの社長になるように皆の前で伝えます。
14話
ウォンの熱愛報道写真を記者がニュースにすることを知った父の会長はきっとハン会長が先に手を打ったと思い、どうせ結婚するからと笑っていましたが、なんと相手がサランだと分かり、すぐに記事を止めるように部下に伝えます。
ところが、この記事は姉のファランの仕業だったのです。
すぐにネットに「財閥3世、一般女性と親密な関係」と題した記事が広がります。
サランの顔はモザイクがかかっていますが、職場の仲間たちはこれってサランさんに似てない?と噂しています。
ところが、そのあとすぐに、父の会長も絡んだ興味深い恋愛記事が出ます・・・
世間はお家騒動をもっとも喜び、すぐに飛びつきそうなネタで、父の会長はこの記事を出したのが姉のファランだと知っているのです。
その後、父の会長はサランを食事に誘い、「子供じゃないから別れろとは言わない、騒ぎが落ち着くまで、静かな地方の「キング観光ホテル」に行くように伝え、これはホテルの会長としての命令だと真剣な顔で話します。
そして、サランが向かったホテルは左遷された従業員たちが集まった職場で、サランの先輩もいたのです。
何も知らないウォンは外国に出張に行くことになり、3週間ぶりに韓国に戻りましたが、サランが人事異動になったことをはじめて聞きます。
15話
ホテルで実の母と再会したウォン。母はウォンの父である会長と先に再会していました。
「私たち久しぶりね」、「元気だったか?」と声をかける会長に「息子を取り上げられて消息を絶った女が元気だったと思う?」そして、すまないという会長に「いいえ、今でもあなたはグループを選ぶでしょう、あなたはそういう人だから」と・・・
過去に母は祖父に脅されて、ウォンのために黙って去っていったのです。
母は最期にウォンの人生を取り上げないで、自分の道を歩ませてあげてほしい、私に、もう脅しは通用しないからと伝えます。
そのあと、母はウォンと会い、はじめはぎこちない会話でしたがお互いに再会できたことを喜び合います。
また一方で、サランが異動になった閉館に追い込まれそうな厳しい「キング観光ホテル」を従業員たちは必死で守ろうと頑張っています。
そして、母と再会したウォンはサランがいるホテルを訪ねるのです。
「迎えに来た、待たせてごめん、キング・ザ・ランドに戻ろう」と言うのですが・・・
サランはウォンを今いる「キング観光ホテル」の中に連れて行くのです・・・
そして、サランは売却されそうなホテルを放り出して逃げたくないと言うのです。
サランの意見と自分で十分に検討し、自然とリフレッシュできそうな「キング観光ホテル」を買い取ることに決めたウォン。
16話(最終回)
ウォンはサランに合う指輪を探しプロポーズするはずでしたが、サランから少し離れたいと言われます。その理由はホテルのお客様全員に幸せな1日を贈りたかったのに今のキング・ザ・ランドの仕事やドリームチームは少し違うと思うし私は望んでない・・・
私らしくいられるように私だけのストーリーを作りたいのでホテルを辞めたいと・・・
サランは皆に惜しまれながらキングホテルを退職します。
一方、ウォンは16か国にホテルチェーンを展開するまでになり、記者会見で成功したのはホテルを守ろうとする人々の心でしたと記者たちに伝えます。
次にキングホテルの目標は誰もが心から笑える場所になることですと話します。
本当の夢を見つけて実現しようと決めたサランは小さくても私らしいホテルを自力で作りたいと考えています。
そして、やっと自分に合った物件を探したサランはすぐにウォンに連絡します。
また、おばあちゃんはサランのためにたくさんの通帳を渡し、お金の心配をせずに何でもやりなさいと言ってくれました。
そして、サランの「ホテルアモール」という、1室だけの小さなホテルが完成します。
すぐに予約も入り順調にスタートしましたが、ウォンは心配で毎日サランのホテルに訪ねてきます(笑)
そんなある日、ウォンは「一生一緒にいたい、結婚しよう」と、指輪をプレゼントします。
「愛してる」「僕の方が愛してる」・・・ おばあちゃんにも結婚を報告します・・・
ラストは二人の幸せそうな結婚式でhappyendを迎えました。