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「ペーパー・ハウス・コリア」あらすじと感想、スリリングな密室劇

2022-09-06 | 韓ドラ は行、ふへ


韓国ドラマ「ペーパー・ハウス・コリア」あらすじと感想。
世界的に大ヒットしたスペインドラマを韓国風に大胆にリメイクした話題作。
南北統一を控えた朝鮮半島の共同経済区域という架空の舞台を設定し、南北統一後の朝鮮半島で使われる統一通貨を狙い、造幣局に侵入し、人質を取った8人の強盗団。
その大胆な犯罪計画を企てたのは、教授と呼ばれる謎の男ユ・ジテ。
彼が外から指示を送り、4兆ウォンを奪って風のように消えるはずでしたが、人質たちの反乱や強盗団メンバーたちの意見の相違や葛藤により計画遂行が困難になってきました・・・
強盗団は皆お揃いの赤いユニホームを着ていて、顔にはハフェタルという韓国の伝統的なお面をかぶっていますが、そのひょうきんなお面は韓国版ならではのアピールがプラスされ、とても良かったと思いました。
強盗団を率いる教授役にはユ・ジテさん、強盗団のリーダーには「イカゲーム」のパク・ヘスさん、同じく強盗団のキム・ジフンさんは長髪のイケメン過ぎる悪役なんですが、本作はなまり言葉が印象的でコミカルな演技がウケます。
また、除隊後の復帰作となったイ・ヒョヌ君がハッカー役で起用されていますが、ドラマ「太王四神記」や「善徳女王」などの子役のイメージは全然なく、ヒョヌ君も大人になったなぁ~と喜びを感じる本作でした。 本当に、しみじみと子役さんの成長を見守ってきたような感じです(笑)
若手の女性陣も大活躍で、ベテラン演技派の安定感のある演技と若手の緊張感あふれる人間ドラマがバランスよくドキドキ感を楽しませてくれます。

また、本作も韓国ドラマあるあるの予想どおり、外から指示を送る中心人物の教授(ユジテ)にすべて警察の情報が洩れてしまうようなお粗末な警察で、更にカーチェイスも犯人(教授)1台の車に、警察は何台もの車で追いかけますが、それでも素人にまかれるような最低な警察官の集まりで、警察は、この強奪計画を裏で操る犯罪者を止めることができるのか? ムカっとします(笑)
また、強盗団のメンバーは、本名の代わりに世界各国の都市名のコードネームで呼び合いますが
女性の一人ホンダン(チョン・ジョンソ)が日本の首都、東京(トウキョウ)を選びます。
彼女の選択にメンバーの一人が「なぜ?トウキョウなの?」と問いかけますが、彼女は「それは悪い事するからでしょう」とアッサリ答えます。
今更、ここで反日感情をむき出しにして何なの?、日本でも放送されること分かっているし、本作の強盗事件とは全く関係ない安易でいいかげんすぎるセリフに不愉快になりました。
ここにきて日本人にはジョークでは終わらない、残念すぎるドラマです。

あらすじ(ネタバレあり)
1話
強盗事件では史上最高額を強盗するが、仲間の誰一人犠牲者を出さないで4兆ウォンを奪って風のように消えると言う教授。その中心人物の教授の指示通りに協力することになった8人の強盗団。
南北の統一造幣局に押し入り、局内を占拠し、人質をとりますが、警察は本気で彼らを襲撃してきます。彼女を救った教授を全面的に信頼しているトウキョウ(チョン・ジョンソ)は、犠牲者を出さないという教授の計画を潰すわけにはいかないのです。
そして、造幣局に強盗が入り、この事態を解決するために南北は協議をはじめ、警察は対策チームを作ることになりました。
そして統一を目前に控えた世界で唯一の分断国家のこの大事件は世界中の注目を集めます。
そこへ警察庁から危機交渉チーム長ソン・ウジン(キム・ユンジン)がやってきて、教授と交渉をはじめます。
音声の分析から教授は40代前半の男性でアクセントから韓国人だと判明しました。
そして、さっき相手の教授が強盗団が4人と言ったのはミスかしら?と危機交渉チーム長ソン・ウジンはふと思い、罠かもしれないと・・・
それなのに交渉はいらないと追い出される危機交渉チーム長ソン・ウジンです。
そんな時、危機交渉チーム長ソン・ウジンにメールが入ります・・・
なんと、その相手がカフェを経営しているこの事件の教授のパク・ソノだったのです。
教授はあらゆる予測をして計画を立てていたのです。
もちろん、ソン・ウジンも彼の計画の一つだったのです。
教授は彼女が外されたということは、主導権は北側にあると・・・
そして、交渉ではなく極秘に武力制圧が迫っていると・・・
ところが、人質も強盗団と同じ赤いユニホームを着て、偽の銃を持たされていて、お面をかぶっているため、敵味方が分からずに警察は中に侵入することが出来ません。また人質の中にアメリカ大使の娘もいたのです。そして、その様子が動画サイトで生配信されているのです。
結局、武力制圧できないから交渉を再開することになります。
そして、教授は強盗団にお金を盗むのではなく、本物の造幣機でお金を印刷すると言います。
これは犯罪史において革命となると・・・

2話
最初から立てこもる気で強盗団は紙幣を印刷し、教授の計画通り人質には不安を抱かせないために班分けして、炊事班と作業班に分け働かせています。中には地下倉庫で穴を掘っている者もいます。ところが、現場リーダーのベルリン(パク・ヘス)は「教授はいい人だが、世間知らずだ」とつぶやきます。
また一方で、警察側は強盗団の目的を捜査中ですが、韓国中の記者たちは目を光らせています。
危機交渉チーム長ソン・ウジンは我々も北と南で一緒になって団結すべきだと言います。
ただし、交渉における重要な決定や特殊部隊の投入、マスメディアの発表はすべて私がやりますと主張します。
チーム長ソン・ウジンは強盗団は余裕を失っていくので時間を稼ぎましょうといいますが、反対に時間を稼いでいるのは強盗団の方だったのです。
そんな時、人質の造幣局のチョ局長のスマートウォッチの発信を警察側が見つけます。
人質からだと分かりましたが、すぐに切れてしまいました。
今度はどうやって連絡を取り合うかが問題になってきましたが、どうにか方法がありそうです。
そして、28時間が過ぎた時、教授はまた危機交渉チーム長ソン・ウジンをサンドイッチを作ると言ってカフェに呼び出し、「何か悪いことでも?」と言って、探りを入れます・・・
そして、教授が人質がスマートウォッチで通報しようとしていることを現場リーダーのベルリン(パク・ヘス)に知らせます。

3話
人質の造幣局のチョ局長と経理担当で不倫相手のユン・ミソン(イ・ジュビン)の仲が暴露され最後にスマートウォッチを持っていたミソンを銃殺しろと現場リーダーのベルリンがデンバー(キム・ジフン)に指示します。 そして、2発の銃声が鳴り響きます。
人質たちは、危険な目に遭わせてシラを切るチョ局長を最低だと責め、人質たちの間に亀裂が生じます。
また、強盗団のデンバー(キム・ジフン)とトウキョウ(チョン・ジョンソ)はユン・ミソン(イ・ジュビン)を殺すふりをして、かくまっています。
現場リーダーのベルリンの勝手な独断によって、強盗団の中でも意見が対立するのです。
トウキョウ(チョン・ジョンソ)はベルリンをリーダーから降ろそうとするのです。
ところが、そんな時、また教授はチーム長ソン・ウジンを通して、天才ハッカーのリオ(イ・ヒョヌ)とナイロビ(チャン・ユンジュ)の面が割れたことの情報を得るのです。
そのことで、強盗団の中はバラバラになり、モスクワも息子のデンバー(キム・ジフン)が人質を殺したと勘違いし、予想だにしない展開に教授も頭を抱えます。
そんな中、造幣局の扉が開き、強盗団のモスクワが一人で降参した様子で出てきますが、息子の
デンバー(キム・ジフン)がそれを止めるのです。
ところが、その二人を止めるために後から仮面をかぶった数十人が外に出てきますが、その場で仲間割れをします。その後、警察側から撃ての命令が出ます。

4話
銃で撃たれたのがなんと造幣局のチョ局長だったのです。
警察側のチーム長ソン・ウジンも事の重大さに驚きを隠せません。そして、医師を送ることを教授に告げます。
医師4人が中に入りますが、教授は医師のフリをした北の危機交渉チーム員チャ・ムヒョク(キム・ソンオ)を捜査本部で見た顔だとベルリン(パク・ヘス)に伝えます。
また、警察側も4人が赤い服にお面をかぶって、人質になりすまし中に潜入することになります。



5話
北の一人が潜入に成功しますが、北の危機交渉チーム員チャ・ムヒョク(キム・ソンオ)は上司から作戦がもれ続けるのはおかしいと言われ、更に南のチーム長ソン・ウジンは内通者だと教えられます。潜入した部下と協力して解決するように指示がでて、部下に早く主犯の教授を見つけて始末しろと命令します。
そして、捜査本部に内通者がいると思われるために作戦は秘密裏に進め、12時間以内に強盗全員を射殺あるいは逮捕するという北側の計画を実行するのです。
その後、警察側が教授の重要な事実をつかんだことにより、教授の計画が崩れ始めるのと同時に北の潜入者は教授がトウキョウ(チョン・ジョンソ)だと勘違いします。
また、純粋でお人よしのデンバー(キム・ジフン)は造幣局内で人質になったユン・ミソン(イ・ジュビン)と恋仲になりますが、この先どのような展開になるのか一番気になるカップルで、デンバーの父モスクワ(イ・ウォンジョン)が知った時の驚きが恐怖です。

6話
チーム長ソン・ウジンは教授が外にいるのではと思い、防犯カメラに映っていた白い車の移動経路をもう一度調べはじめますが、違法の中古車販売サイトで見つけます。
それを知った教授は車が置いてある「ヒョンジェカーワールド」に急ぎますが、そこに警察がやってきます。身元が割れてしまいそうな教授は、その証拠の白い車に乗って逃走します。
警察側と交渉チーム長ソン・ウジンと教授の壮烈な追跡のカーチェイスがはじまりますが、またまたお粗末な警察のせいで教授は自分が奪った車を爆破して逃走するのです。なんで大勢の警察がいる中で、たった一人の犯人が捕まらないの?と、苛立ちを覚えるほどムカついてきます(笑)
また一方で、造幣局の中で銃声が聞こえてきます。
北の潜入者は「教授は中にいません」と北の交渉チーム員チャ・ムヒョク(キム・ソンオ)に知らせて、銃に撃たれます。
また、人質を支配するには恐怖を与えるのが一番かもと思ったトウキョウ(チョン・ジョンソ)はリーダーをベルリン(パク・ヘス)に戻すことにします。
また、人質たちは無事なのか?このままでは国民の怒りが収まらず、お互いに困ることになるので人質の安否確認のためにチーム長ソン・ウジンとカメラマンが中に入るように提案します。
教授は通貨を印刷していることと北の潜入者の殺害だけは漏れないように注意するように強盗団に伝えます。
彼女はカメラマンと一緒に中に入りますが、ベルリン(パク・ヘス)は素顔で出迎え、人質は1人ずつカメラの前に顔をだします。
すぐに警察側でベルリン(パク・ヘス)の素性が北のソン・ジュンホだと分かります。
また、交渉に有利に立っていたチーム長ソン・ウジンでしたが、死んだと思っていた北の潜入者が実は生きていたことが分かり、立場が反転します。
警察が武力制圧しようとしていたことが明らかになり、世論は警察に対する非難に変わり、結局、教授が気にしていた世論を味方につけた強盗団でした。そして、あと三日もすれば、印刷が終わり、外に抜け出せる喜びに湧いている彼らです。
また一方で、北の交渉チーム員チャ・ムヒョク(キム・ソンオ)は交渉チーム長ソン・ウジンに「パク・ソノ(教授)に出会ったのはいつ?」と問いかけます。
捜査本部のテントに来たことがあると言いますが、彼女は彼はいい人だと言い、その後パク・ソノ(教授)に電話して二人は仲良く飲み明かすのですが、ウジンは自分のポケットに紙幣の切れ端が入っているのに気が付き、現場に戻ります。
ウジンを心から愛してしまったことに今気付く、パク・ソノ(教授)でしたが・・・  
カフェに帰ると、北の交渉チーム員チャ・ムヒョク(キム・ソンオ)が待っていたのです。

7話~最終回の配信は、まだ未定のようですが、年内には公開されるようです。
シーズン2も更に緊張感あふれる人間ドラマに期待が高まります。





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