韓国ドラマ「シスターズ」あらすじと感想、最終回。
本作は、貧しい暮らしの三姉妹が巨大な権力と富を持つ「ウォン家」の一族の陰謀に巻き込まれていき、それぞれの方法で立ち向かう様子をスリリングに描いた作品です。
Netflixでも同時配信、全12話。自己最高視聴率は第12話の11.1%。
巨大な富豪の「ウォン家」の陰謀に巻き込まれる3姉妹ですが、物語はこの3姉妹たちが1つになって悪に立ち向かっていくというストーリー展開ではなく、各々がそれぞれのやり方で戦っていく様子が描かれていきます。
更に3人ともバラバラな性格なので、観ていて危険で不安な状況がずっと続きドキドキ感はありますが、前半はまとまりがないように感じました。
でも後半からの勢いは期待が持て、2転3転と予想できないストーリー展開がとても面白かったです(笑)本作は後半から盛り上がるよくあるパターンの韓国ドラマです。
登場人物は長女インジュ(キム・ゴウン)、次女インギョン(ナム・ジヒョン)、三女イネ(パク・ジフ)と個性的な3姉妹が揃いましたが、長女インジュ(キム・ゴウン)に亡くなった会社の先輩が大金を遺したことで、今までの生活が一変します。
亡くなった先輩の死に疑問をもつ長女インジュ(キム・ゴウン)と行動を共にするチェ・ドイル役にドラマ「イカゲーム」のウィ・ハジュンさんが扮し、気品のある大人の男性なんですが、もう一方で本心の見えないミステリアスな魅力がとてもカッコ良かったです。
たぶん、本作でウィ・ハジュン落ちしたファンも多かったのでは・・・?
また、記者でしっかり者の次女インギョン役のナム・ジヒョンちゃんの役柄が少し物足りなかったですが、相手役にドラマ「赤い袖先」のカン・フンさんが扮し、劇中パク・ヒョンシク君に似ているところが何度もあって、ドキッとしましたが、このカップルが可愛かったです。
また、本作はあの「ペントハウス」の最強の悪役オム・ギジュンさんが登場しますが、「ウォン家」の悪の演技対決は妻役のオム・ジウォンさんが大きな鍵を握り、思いもよらない想定外の結末に大きな衝撃を受けます。
本作の悪役オム・ギジュンさんは意図しない意外な人物で「ペントハウス」とはまた1つ違う嫌われ者を演じていますが嫌味な顔は憎らしいほどイラっとし、さすが、オム・ギジュンさんと納得するくらい悪の道全開です(笑)
そして本作は題名の「シスターズ」とは全く違う、別の独自の世界観があるミステリードラマだと思いました。
ただ、劇中の背景に見え隠れする、情蘭会と「ウォン家」の地下室の青いランとベトナム戦争の繋がりなどのエピソードが興味深く描かれていましたが、私にはちょっと分かりにくかったです(笑) そうそう、2話でソン・ジュンギ君が特別出演されていてビックリしました。
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あらすじ(ネタバレあり)
1話
長女インジュ(キム・ゴウン)はオーキッド建設の経理部に勤め、次女インギョン(ナム・ジヒョン)はOBNの記者ですが、二人は父親の借金を返しながら生活しています。
貧しい暮らしの中二人は三女イネ(パク・ジフ)の修学旅行代金を用意しますが、母のヒヨン(パク・ジヨン)がそのお金を盗んで家を出て行ってしまいます。
仕方なく、長女インジュ(キム・ゴウン)は社内で唯一信頼する経理の先輩ファヨンから、次女インギョン(ナム・ジヒョン)は親戚関係の良くない父親の叔母(イ・ミスク)から、お金を借りることになります。
ところが、三女イネ(パク・ジフ)は「私のために苦労しないで」と言って、お金を受け取らないのです。自分のために姉たちに迷惑かけていることが申し訳なかったのです。
また、その三女イネ(パク・ジフ)は、同じクラスで仲良くしている裕福な家庭のお嬢様ヒョリンと一緒に絵を描き、ヒョリンの母親サンア(オム・ジウォン)からお金をもらっている秘密がありましたが、それを長女インジュ(キム・ゴウン)に見つかってしまいます。
また一方で、記者の次女インギョン(ナム・ジヒョン)はソウル市長選挙の有力候補者パク・ジェサン(オム・ギジュン)の過去の事件に注意を向けています。
パク・ジェサン(オム・ギジュン)は以前社会問題になった「ボベ貯蓄銀行事件」の銀行側の弁護士だった過去があり、その事件を調べ始めます。
ところが、次女インギョン(ナム・ジヒョン)がパク・ジェサン(オム・ギジュン)を追っている中、アルコール依存症だと分かってしまったインギョンは停職1か月になります。
次女インギョン(ナム・ジヒョン)は家庭の複雑さなどの環境から自分の気持ちをコントロールできずにお酒に走ってしまったのです。
一方、経理の先輩ファヨンがヨーロッパに行っている間、欧州法人でファヨンと仕事をしていた
チェ・ドイル(ウィ・ハジュン)が長女インジュ(キム・ゴウン)のところにやってきました。
彼はファヨンと連絡が取れないと言い、インジュは彼女の家を訪ねますが、家で亡くなっていたのです。大きなショックを受けるインジュの前に取締役のシン・ヒョンミン(オ・ジョンセ)とチェ・ドイル(ウィ・ハジュン)がやってきて、自分たち2人とファヨンは15年間会社の裏金を管理してきたが、ファヨンが700億ウォンを引き出したためにシン・ヒョンミン(オ・ジョンセ)が脅すと自ら命を絶ったと言い、その裏金捜しをインジュに手伝ってほしいと持ち掛けますが、インジュはキッパリと断り、退職届も提出します。
2話
長女インジュ(キム・ゴウン)に「チン・ファヨンさんから会員権が譲渡されました」とジェイズ・ヨガから電話があります。
そして、ファヨンから譲り受けたジェイズ・ヨガのロッカーを開けるとそこには20億ウォンという大金が入っていたのです。
そしてインジュは私だったらこんな大金があったら絶対に死んだりしない、ということは自殺ではないということ?と疑うのです。
インジュは真実を見つけるためにシン・ヒョンミン(オ・ジョンセ)とチェ・ドイル(ウィ・ハジュン)の元を訪ね裏金捜しに協力すると言います。
彼らは見つけたいのは2つ、盗まれた700億ウォンと裏金の帳簿で、まずは自殺したファヨンの情報が必要だと話します。
その後、ファヨンの部屋に行ったインジュは豪華なブランド物が並ぶ中、いつも同じ服を着ていたファヨンの二面性を知り、シン・ヒョンミン(オ・ジョンセ)との不倫の噂は、もしかしたら事実なのかもしれないという疑惑まで大きくなってきました。
国内に3足しかないヒールをシン・ヒョンミン(オ・ジョンセ)がファヨンに贈ったことやファヨンのSNSのアカウントをチェ・ドイル(ウィ・ハジュン)に見せて、シン・ヒョンミンが怪しいと話します。
ファヨンに対する詐欺、横領、自殺、殺人、そしてインジュにくれた20億ウォン、まだ何も分からないけど、ファヨン先輩が無念の死を遂げたのなら、私が真相を明かすと心に決めたインジュです。
その後、シン・ヒョンミン(オ・ジョンセ)とファヨンのメール記録から彼女は4年前から証拠を集めていたことが分かりました。
そして、数年前にファヨンと同じように横領の疑いで死んだヤン・ヒョンスクという女性の名前を見つけたインジュはチェ・ドイル(ウィ・ハジュン)に警察に通報しようと言いますが、ドイルは通報したら700億ウォンは国に回収されてしまうと反対します。
二人も人が殺されたけど、ファヨンさんも同じ考えだと思うとドイルは話します。
その後、インジュに赤いハイヒールが届きますが、シン・ヒョンミン(オ・ジョンセ)からでした。インジュは今度は私の番ですか?と怒鳴りつけるインジュに俺を疑うのはお門違いだ、ヤン・ヒョンスクは自殺した、第一発見者はファヨンだと言い、ファヨン自身も世の中の恐ろしさを知らなかったのだろう、黒幕がいることを・・・俺は警察ではなく検察に行くから、ドイルにこれ以上探るなと伝えろとインジュに指示します。
何を言っているのか全く意味が分からないインジュの目の前で、シン・ヒョンミン(オ・ジョンセ)の車が駐車場の柵を破って墜落します。
また一方で、次女インギョン(ナム・ジヒョン)の情報提供者が殺されました。
そのインギョンは誰かをみるとその人の感情が自分に移ってしまい、辛いニュースなどを読み上げる時に感情を抑えることに苦労していたのです。それでお酒を飲むようになったと・・・
また、三女イネ(パク・ジフ)はヒョリンの自画像を描いていますが、国際美術コンクールで大賞に選ばれました。ところが受賞者はヒョリンでイネは彼女の代わりに絵を描いていたのです。
3話
三女イネ(パク・ジフ)は作品集の絵を描く代わりにヒョリンの母サンア(オム・ジウォン)がイネも留学させてくれると約束してくれました。イネはヒョリンになりきって一生懸命に描いたと言い、イネじゃなくて、ヒョリンだから受賞できたと・・・
ところが、姉のインジュはヒョリンの母サンア(オム・ジウォン)を訪ね、イネが留学するためのお金を持っていきます。
また一方で、シン・ヒョンミン(オ・ジョンセ)は病院で亡くなり、駆けつけたチェ・ドイル(ウィ・ハジュン)はインジュに業務の引継ぎのためにシン・ヒョンミンに会い、その後で事故が起きたと答えるように言います。
ドイルはインジュがファヨンからお金をもらったことを知っていて、そのことを見逃してあげると約束します。
その後、パク・ジェサン(オム・ギジュン)との権力争いに負け、現在は精神科病院に強制入院しているオーキッド建設の代表サンウ(イ・ミヌ)に20億ウォンの悩みを打ち明けるインジュです。
彼は金は人を不安にするから奪われない物に変えて20億ウォン使ってしまえと言ってから、シン・ヒョンミン(オ・ジョンセ)が万一に備えて記録した裏金の帳簿をインジュに渡します。
すぐにドイル(ウィ・ハジュン)に見つかってしまい、その帳簿を使って義弟パク・ジェサン(オム・ギジュン)を苦しめるために利用されたと言います。
そして、自ら手を下さずに復讐ができると言うドイルに「取引しましょう」と提案するインジュです。
また一方、次女インギョン(ナム・ジヒョン)は家のキムチ冷蔵庫の中から、長女インジュが隠していた20億ウォンを見つけます。
インギョンは泥棒だと言って、姉のインジュを非難しますが、インジュはお金がなくて治療を受けられずに亡くなった妹の話をします。
そして、インジュは叔母(キム・ミスク)のところに行き、私は20億ウォン持っているので、すぐに3姉妹で住める家を見つけてほしいとお願いします。
4話
叔母(キム・ミスク)は長女インジュに「家には相性がある、家があなたを受け入れたら譲ってあげる」と言って、自分が持っていた漢江が見えるマンションにインジュを連れて行きます。
いい家に住むと成功する確率が上がり、たとえ失敗しても家があれば初めからやり直せると言う叔母の言葉を聞いて、インジュはその言葉の意味が分るような気がするのです。
また、その日三女のイネはヒョリンの家に泊まることになりました。
そして、ヒョリンの母サンア(オム・ジウォン)から、みんなに内緒だと言って秘密の温室に連れていかれますが、そこには貴重な青いランがたくさん咲いていました。
そして、そこで母サンアの肖像画を描くことになります。
ところが、イネはすぐに気を失い倒れてしまいます。
病院に運ばれたイネは遺伝性心疾患という重い病気ですぐに手術も必要でした。
次女インギョン(ナム・ジヒョン)も病院に駆けつけますが、長女のインジュは薬代や数年ごとに心臓の機器も替える費用が必要になるから、あの20億ウォンを使うからと次女インギョンに伝え、死んだ妹も同じ病気だったと話し説得します。
また一方で、ソウル市長候補のパク・ジェサン(オム・ギジュン)は選挙のためにお金が必要になり、チェ・ドイル(ウィ・ハジュン)はコ室長から700億ウォンはまだみつからないの?と問われますが、ドイルは手作業で捜しているので時間がかかると伝えます。
心配になったチェ・ドイル(ウィ・ハジュン)は、長女インジュに今は20億ウォンを使わないようにと電話しますが、すでにコ室長がインジュの20億ウォンを見つけてしまいます。
そんな時、長女インジュの前にヒョリンの母サンア(オム・ジウォン)が現れて、ファヨンと仲が良かったというサンアはスケジュールや金銭管理やランの世話などサンアを手伝うアシスタントになってほしいとインジュを誘ってきます。
その後、選挙で指示を得るために感動的なドキュメンタリーを撮るために自分の財団でイネの治療費を支援をするというパク・ジェサン(オム・ギジュン)を断り、叔母(キム・ミスク)が病院代を払い来たことに不満を表すジェサンです。
そして、20億ウォンをパク・ジェサン(オム・ギジュン)に取られてしまったインジュの元にチェ・ドイル(ウィ・ハジュン)がやってきて、ファヨンがシンガポールに君名義のマンション、車、7つの銀行に700億ウォンを分けて入金していたことが分かったと伝えに来ます。
5話
インジュは監視されていて、すぐにシンガポールに行くことが出来ないために、まずはサンア(オム・ジウォン)を手伝いながら、すぐにシンガポールで開かれる世界ラン大会にサンアとチェ・ドイル(ウィ・ハジュン)と一緒に行くことが怪しまれないとドイルが言います。
インジュはサンアのアシスタントとして働くことになりますが、家の中では娘のヒョリンが心の病を患っていて、夫のパク・ジェサン(オム・ギジュン)の本当の姿は嫉妬深く暴力的で、この家の人間は誰一人正気じゃないと感じていました。
しかし、インジュはすぐにサンア(オム・ジウォン)の信頼を得ることができました。
サンア(オム・ジウォン)もまた嫉妬深い夫に尽くす妻であり、自分の過去の話をインジュにして同情心を引こうとしますが、それはすべてインジュを味方につけるための演技に過ぎないと、ドイル(ウィ・ハジュン)は教えます。
でも、なぜ? それは第二のチン・ファヨンが必要で、危険な仕事をする人間がほしいのです。
ドイル(ウィ・ハジュン)は「君の一番の魅力は本気で信じ込むこと」と更に念を押します。
また一方で、ピルソク総合開発代表である叔母(キム・ミスク)は次女インギョン(ナム・ジヒョン)を取締役として呼び、部屋まで用意します。
こうすればインギョンも会社の皆もインギョンを後継者にしたいことが分かるからです。
そのインギョンはOBNの上司のところに行き、青い希少なランが複数の事故現場で発見され、しかも、すべての事件がパク・ジェサン一家と関連があり、背後に大きな陰謀があると伝えに行きます。ところが、インギョンは人事委員会で今朝、免職になったと聞かされます。
インギョンは急いで叔母(キム・ミスク)のところに懸けつけますが、叔母は私は何もあなたの解雇について知らないと言います。
6話
先輩のファヨンが亡くなった日、パク・ジェサン(オム・ギジュン)がファヨンの家を訪ねていたことが、ドライブレコーダーから分かります。
ドライブレコーダーを持っていたヒョリンは三女イネ(パク・ジフ)と一緒に青いランが咲いている秘密の温室の土の中に隠します。
イネはヒョリンに「絶対に父親の罪に振り回されてはダメだよ、誰も信じないで、この世に私たちしかいないと思って」と言います。 お互いに寂しい家庭環境の中で育った二人の信頼関係はどこまで続くのでしょうか・・・?
また、パク・ジェサン(オム・ギジュン)は次女インギョン(ナム・ジヒョン)が暴露した実父の不動産疑惑について、事実だと認めますが、そのお金でパク・ジェサン財団を作り、毎年約1000名の学生を支援していると発表し、逆に支持率を上げたのです。
次女インギョン(ナム・ジヒョン)の周りに記者たちが集まり、妹イネの奨学金や財団の正当性を認めますか?と質問され彼女は混乱します。
また叔母(キム・ミスク)の会社もイネの手術費用の事件以降、パク・ジェサン(オム・ギジュン)の力が働いて経営が厳しくなっています。
叔母(キム・ミスク)は次女インギョン(ナム・ジヒョン)に「ここまでよ、インギョンが引き下がれば向こうは関わってこない、少し休んで立ち上げればいい」と言い、私はインギョンに生きててほしいと、そして私が悪人でなかったら今生きてはいないと言い、昔は厳しい世の中だったことを話します。とにかく言いたいことは1つ、インギョンが止まらなければ私の会社が潰れるということだと忠告します。
一方、長女インジュはサンア(オム・ジウォン)からシンガポールで開かれる世界ラン大会に行くように頼まれます。そして、その世界ラン大会が情蘭会と関わっていると言います。
そして、その日の帰りにインジュは青いランを受け取り、家に持って帰りますが、それを見ていたチェ・ドイル(ウィ・ハジュン)がそのランは危険だから僕が持って帰ると言う助けを断るインジュでした。
そんな時、次女インギョン(ナム・ジヒョン)も情蘭会の人々が写っている写真を手に入れるのです。
7話
叔母(キム・ミスク)が殺されますが、第一発見者は青いランを持った長女のインジュでした。
青いランをくれたサンア(オム・ジウォン)は叔母の死とランは無関係で、あのランはインジュに友情を示すためにあげたものだと言います。
一方で、叔母(キム・ミスク)が残した相続は負債の方が大きくて、結局借金しか残っていませんでした。親戚たちは相続放棄することになりますが、次女インギョン(ナム・ジヒョン)が引き継ぐことにしました。インギョンは亡くなった叔母が自分が整理することを望んでいると思ったからです。叔母の死は長女インジュ(キム・ゴウン)と次女インギョン(ナム・ジヒョン)に
大きな責任感と正義に向かう心を与えます。
その後、叔母(キム・ミスク)を殺した犯人が自首します。
その犯人は叔母の家で家事をしていたチョン・サンヒョクで過去に不動産投資に失敗した男でした。そして、チョン・サンヒョクのネット動画の中にも青いランが出てきます。
インジュとインギョンとハ・ジョンホ(カン・フン)の3人は殺された叔母の家で叔母殺害の犯人の青いランを捜しますが、叔母の家に隠し部屋があり、そこに青いランがあったのです。
叔母は長女インジュのランのせいで死んだのではなかったのです。
犯人の青いランを手にした次女インギョン(ナム・ジヒョン)は情蘭会の秘密を明らかにする記事を書かないと私が死ぬかもしれないと言います。
インジュも自分名義の700億ウォンがシンガポールにあることを明かし、情蘭会と裏金帳簿を世間に知らせる記事をだして真実を追求することを二人は約束します。
更に情蘭会を調べていくうちに昔ベトナムに12人の軍人と看護師がいて、彼らは韓国に戻り一人ずつ死んでいます。そして、その中の叔母が死にました。
将軍を除いて残っているのは、1998年に失踪したチェ・ヒジェだけですが、失踪後に土地を相続したのが息子のチェ・ドイルでした・・・
すぐに長女インジュ(キム・ゴウン)と次女インギョン(ナム・ジヒョン)は刑務所にいるドイルの母アン・ソヨンに面会にいきます・・・
8話
チェ・ドイル(ウィ・ハジュン)はインジュにファヨンが生きているかもしれないと言い、それよりもシンガポールの口座が凍結されそうで、偽者のオ・インジュが700億ウォンを引き出す恐れがあると驚く情報を話します。
すぐに二人はシンガポールに向かいます。
ところが、ホテルに着くと皆がインジュのことを知っているのです。
チェ・ドイル(ウィ・ハジュン)は「ありえない、インジュさんと同じ顔なら・・・」
インジュも「どういうこと?私と同じ顔の人がこの世にいるなんて」と言った後に思い出したように「ファヨン先輩、整形したんですよね」と問いかけますが、ドイルは「それは不可能かと」と言いながら笑います。
その女性が現れる世界ラン大会のオークション会場に二人は急ぎますが、その会場でも周囲の視線を感じるインジュです。
ところが、その会場に黄色いドレスを着たインジュにそっくりな女性が現れたことを聞いたインジュは彼女を捜しますが、その時インジュにランの入札で争った電話入札の人物からメッセージが届きます。そして、その内容をみて、間違いなくファヨン先輩だと分かったのです。
その後、すぐにチェ・ドイル(ウィ・ハジュン)と一緒に銀行を回って700億ウォンを引き出しますが、「チェ・ドイルは悪い奴だから一人でにげるように」とメッセージがインジュに届きます。一人車で逃げるインジュは事故に遭い病院に搬送されますが、そこに幽霊となってファヨン先輩が現れ、「一人で逃げて、できるだけ遠くに、分かった」とささやきます。
インジュはやっとのおもいで逃げ切りますが、目の前になんとサンア(オム・ジウォン)が現れ、すべてサンアの仕組んだ罠だったことが分かり、ファヨン先輩は亡くなっていて、黄色いワンピースの女性はサンアで周りは皆芝居をしていたのです。
更にインジュが入社した時からサンアは彼女に目を付けていたことを話し、次自殺に見せかけて死ぬのはインジュの番でした・・・
また一方で、生き残ったチェ・ヒジェはパク・ジェサン(オム・ギジュン)を殺す計画があり、今までで最大のスクープになると次女インギョン(ナム・ジヒョン)に話しますが、彼女はニュースでも致命的な打撃を加えられると言い、その時の証人になってほしいと説得します。
9話
サンア(オム・ジウォン)から殺されそうになったインジュでしたがチェ・ドイル(ウィ・ハジュン)が助けに入ります。次女インギョン(ナム・ジヒョン)が姉インジュの命と引き換えに裏金帳簿をパク・ジェサン(オム・ギジュン)に渡したのです。
更に次女インギョンは自分のOBNの上司が情蘭会に関わっていたことに大きな衝撃を受けるのです。ハ・ジョンホ(カン・フン)は情蘭会から手を引くんだ、やるだけやったし危険すぎる、自分の人生を生きてほしいと愛するインギョンを心配します。
また、ドイルはインジュが裏切ったことにショックを受けていますが、インジュが機転を利かせて700億ウォンを隠したことで、お金はペーパーカンパニーへ移し、インジュが代表でドイルが取締役になり、今日ギリシャに行って6対4で分けることにして、ドイルはインジュたち姉妹が資産所得だけで暮らせるようにしてくれます。
そして、インジュの安全のためにもう会わない方がいいと話します。
そんな時、インギョンがいなくなったとハ・ジョンホ(カン・フン)から連絡が来たインジュは韓国に急いで戻ります。
インジュとハ・ジョンホ(カン・フン)はインギョンが残した痕跡を追い、サンウ(イ・ミヌ)が入院している精神科病院にたどり着きました。
インギョンは無事にサンウ(イ・ミヌ)の部屋に忍び込むことができ、ボベ貯蓄銀行事件の真実を知ることができます。その後、インジュたちがおとりになってインギョンとサンウは無事に病院の外に出ることができました。
インジュとハ・ジョンホ(カン・フン)もドイル(ウィ・ハジュン)の助けで危機を逃れます。
情蘭会に復讐しようとするチェ・ヒジェをはじめ、インジュとインギョン、ハ・ジョンホ(カン・フン)にドイル(ウィ・ハジュン)、そしてサンウ(イ・ミヌ)の皆が顔を揃えます。
10話
パク・ジェサン(オム・ギジュン)はコ室長を使って精神科病院にいるサンウ(イ・ミヌ)を殺そうとしますが、インギョンたちのお陰で外にでることができ、サンウはパク・ジェサンに会い
銃を突きつけます。
ところが、簡単にパク・ジェサンに銃を奪われ「愚か者が・・・」といってサンウに引き金を引きますが、銃は発射されず、はじめから銃弾は入っていなかったのです。
サンウは笑いながら「その顔が見たかった、それが本来の姿だろ、殺人者の顔を」と言うと怒り狂ったパク・ジェサンはその銃でサンウを殴り、最後にそばにあった石で頭を殴ります。
外に出てきたら俺に殺されると分かっていたのになぜ出てきた?と言うパク・ジェサンにお前がどんな人間か世間に知らせたかったと言い返しますが、パク・ジェサンは何度も石で殴り続けます。
一方、連絡がつかない三女イネ(パク・ジフ)をインジュは捜しますが、イネはウォン・サンア(オム・ジウォン)に「閉ざされた部屋」に監禁されています。
サンアの恐ろしい正体も判明しましたが、その部屋をヒョリンとインジュたちは発見し、イネを救い出します。ヒョリンは母に私を捜さないで、でもお母さんが大好きですと手紙を残し、イネと二人で日本の福岡に向かいます。
また一方で、次女インギョン(ナム・ジヒョン)は1998年のホンシン洞殺人事件の犯人で24年間服役したアン・ソヨン(ドイルの母)と一緒にテレビ出演し、平凡な主婦が再開発地区の対策委員長を殺害した事件の新犯人はパク・イルボクでパク・ジェサン(オム・ギジュン)の父親だと言い、重要な証拠品を新たに発見したと話します。
11話
次女インギョン(ナム・ジヒョン)のニュースを逆に利用して、パク・ジェサン(オム・ギジュン)の人気度が上がり当選は確実なものになりますが、そのパク・ジェサンが自殺したというニュースが報道され、その直後700億ウォンが消えます・・・
パク・ジェサンを死に追い込んだのは妻のサンア(オム・ジウォン)でした・・・
サンアは自分と父と情蘭会を守りたかったのです・・・
そして、今度は長女インジュ(キム・ゴウン)を横領罪で刑務所に入れます。
更にファヨン先輩の自殺もインジュが犯人だと作り上げるのです。
同僚を殺害したことになったインジュに対する世間の目は冷たかったのです。
ところが、次女インギョン(ナム・ジヒョン)が2018年にボベ貯蓄銀行事件を取材していた時の被害者の会にファヨンがいたことを思い出します。
母を亡くしたファヨンは被害者たちの代表として訴えかけていて、700億ウォンを奪ったファヨンの本当の目的が復讐だったことが分かります。
ファヨンを殺害した真犯人がサンアだと証明することを決心した姉妹はサンアの家にある「閉ざされた部屋」が重要な場所だと感じ、そこからはじめようと動きだす次女インギョン(ナム・ジヒョン)です。
その後、ファヨンが亡くなった時に着ていた毛皮のコートを次女インギョン(ナム・ジヒョン)が探し出します。
一方、サンア(オム・ジウォン)は父親が部隊で一緒だった特別訓練を受けたチャン・サピョンを呼び出し、記者のインギョン(ナム・ジヒョン)を始末してほしいと頼みます。
そして、そのチャン・サピョンはサンウを殺したのは本当にジェサン(オム・ギジュン)か?と最後にたずねます。
そんな中、次女インギョン(ナム・ジヒョン)が拉致されます。
ところが、テレビのニュース番組に次女インギョン(ナム・ジヒョン)とチャン・サピョンの二人が出演し、サンア(オム・ジウォン)の家にある青いランの秘密を語ります。
同じとき、長女インジュ(キム・ゴウン)の裁判にチェ・ドイル(ウィ・ハジュン)が証人として登場します。その後、ドイルは拘留されました。
12話(最終回)
最後の裁判に本物のファヨンが証人として法廷に立ちます。
「全ては、そこに座っているウォン・サンア館長と私がやったことです。オ・インジュには720億ウォンを横領する動機が何もないが私にはありました」と証言します。
更に「ウォン・サンア館長は10年以上私を通して莫大な富を築き、問題が起きれば私に罪を着せる計画だったのです」と言い、「復讐は私一人の問題であり被告オ・インジュとは全く関係がありません」と証言します。
インジュは刑務所に迎えに来た次女インギョンとハ・ジョンホと一緒に家に帰ることになりましたが、家にはファヨンが待っていました。
インジュはファヨンに怒りをぶつけますが、ファヨンはただただごめんと頭を下げて謝るのです。そして、シンガポールでインジュに危険が迫っていることを知り、インジュの後を尾行して守ってきたと説明します。
そんな時、チェ・ドイル(ウィ・ハジュン)から、不起訴になり拘置所から出てきたと電話があり、イネがオランダにいるようなので、サンア(オム・ジウォン)より早くに二人を見つけに行こうと言います。
その後、ファヨンは記者会見を開き、自分の身代わりに亡くなった女性は2年前にある自殺サイトで自分に似た女性と出会い、同じタトゥーまで入れたことを明かします。
また、サンア(オム・ジウォン)が自分と間違えて代わりの女性を殺害する現場の防犯カメラの映像を公開しサンアの悪行を暴露します。
更にサンアの家族が20年間横領してきたことを証明する裏金の帳簿をデジタル化したものも公開し、本件の横領と脱税、裏金に関する捜査はここからはじめてくださいと証言します。
全てを知ったサンア(オム・ジウォン)はファヨンを青いランの部屋に連れてきて、体を椅子に縛り、インジュを呼び出します。
サンアは二人に「今日はこの部屋のスプリンクラーに濃度の高い塩酸をいれたの」と言って薄ら笑いを浮かべます。
命の危険にギリギリまで追い詰められたインジュはやっとの思いでファヨンを助け出し、最後にサンアと、もみ合いになりますが、サンアが塩酸が溜まっている中に落ちていきます。
その後、チャン・サピョンが残した「ベトナムの青い幽霊」というウォン・ギソンの回顧録を、
次女インギョン(ナム・ジヒョン)が手に入れます。
その後、インギョンは記者賞を受賞し、HTNからスカウトされるのです。
ところがインギョンはその誘いを断ります。
これからはいつも自分を助けてくれたハ・ジョンホ(カン・フン)と一緒にいたいと思い始めたからです。やっと二人はラブラブになりました(笑)
一方、チェ・ドイル(ウィ・ハジュン)はインジュに「また会おう」と言って、ギリシャに一人旅立ちます。
屋根部屋の家に帰ったインジュは叔母が漢江のマンションを残してくれたくれたことを知り涙を流します。たとえ人生に失敗しても家があれば初めからやり直せることができると言った叔母の言葉をしみじみと痛感するのです。
その後、あの700億ウォンが3姉妹、ドイル、ヒョリンで均等に分け与えられたのです(笑)
結局、最後はお金が回ってきたのですが・・・
それにしても、700億ウォンというお金の数字、多くないですか・・・?(笑)
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