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韓国ドラマ「カネの花」あらすじと感想、愛それとも復讐か?

2019-05-11 | 韓ドラ か行、か
韓国ドラマ「カネの花~愛を閉ざした男」
あらすじと感想、最終回、2017年作品、全24話
愛と復讐、その狭間で揺れ動く男の心情をきめ細やかに演じた
チャン・ヒョクの孤独な男が最後に選ぶものは?
物語は彼の過去を振り返りつつ、彼のこれからを追っていく
見応え十分なストーリーに毎回グッと引き込まれていきます。
本作のチャン・ヒョクは感情を表に出さない無表情をとおして
いますが、心の中は燃えたぎる増悪と復讐心がメラメラと
燃え上がり、それが視聴者の心に熱く伝わってきます。
男性美もカリスマ性も兼ね備えた渋い大人の仕草がさりげなく
優しく、かっこ良いのです! 
韓流初期から人気、実力とトップクラスのチャン・ヒョクですが
本作でまた1つ彼の代表作が生まれた感じがしました!

大財閥として、財界に大きな影響力を持つチョンアグループ。
そのチョンアを優れた手腕で支えるのが、一族に忠誠を誓う
ピルジュ(チャン・ヒョク)。
そんなピルジュ(チャン・ヒョク)を財閥の犬と罵る者も
いますが、チョンアの御曹司ブチョン(チャン・スンジョ)や
彼の母親マルラン(イ・ミスク)からの信頼は厚く、息子の
ブチョン(チャン・スンジョ)を後継者にするために母のマルランと
ピルジュ(チャン・ヒョク)は常に策略を巡らしています。

また一方、チョンアグループの名誉会長は後継者にブチョンではなく
別の孫をと考えています。
そのため、ブチョンの後継者の座を盤石にするために次期大統領候補の
娘モヒョン(パク・セヨン)と政略結婚させる計画を立てます。
そして偶然を装い二人を接近させますが、ピルジュ(チャン・ヒョク)は
モヒョンが幼いころに自分を助けてくれた命の恩人だったことに
気が付きます。モヒョン(パク・セヨン)は権力者の娘でありながらも
傲慢さのかけらもなく思いやりに満ちた彼女の存在がピルジュの中で
だんだん大きくなっていき、ピルジュの決意が揺らぎ始めます・・・
二人はお互いに初恋の相手だったのです・・・



昔、ピルジュ(チャン・ヒョク)とブチョン(チャン・スンジョ)は
警察沙汰になったことがあり、そのすべての罪をピルジュが負うことに
なったことがあります。その後偶然ブチョンと出会ったピルジュは
「友人になってほしい」と頼み込みますが、ここからがピルジュの
復讐の計画の始まりで、実はピルジュの真の目的は弟を殺した
ブチョンの母親マルラン(イ・ミスク)への復讐でした・・・
ところがピルジュの策略によりモヒョンとブチョンの距離は近づいて
いきます。その裏でチョンアグループを乗っ取る復讐を進めていた
ピルジュでしたが、二人の姿を見るたびに自分の心が痛むのを
抑えることができなくなっていきます。
野望を叶えるために愛など捨てたはずだったのに、モヒョンと
再会したことでピルジュの計画が少しづつ狂い始めていきそうです。
ここはどんな冷徹な男を装っても人間らしい部分が出てしまうのは
仕方ないことですね。でも周りにバレてしまいそうなのが、ドキドキ
ハラハラ緊張感が走ります。
その後、ブチョン(チャン・スンジョ)とモヒョン(パク・セヨン)は
結婚し、アメリカに・・・

本作は名誉会長の祖父であるグクファンが亡くなった長男の孫
ブチョン(チャン・スンジョ)と次男ソンマンの孫ヨチョンを
常に戦わせ跡取りを決めようとするため、まさにチョンアグループの
内部は戦場で孫同士が親を含め、どうしたら生き残れるのかと
そのためには手段を選ばず常に腹の探り合いをしています。
そして、そのチョンアグループで起こる事件や騒動などは全部
ピルジュ(チャン・ヒョク)が仕組んだものだという筋書きも
趣向がこらされ視聴者の共感を得た1つだと思います。
そして、少しずつ少しずつ明らかになっていく人間関係が
えぇ~?と驚くほど衝撃的で面白く描かれています。

また、祖父の名誉会長は「外で作った子供に財産を渡せば、私が
築いたチョンアが崩れる」と言い婚外子は絶対に認めないのです。
ところが、実はピルジュ(チャン・ヒョク)の本当の名前は
チャン・ウンチョンでチョンアの亡くなった長男の愛人の子供
だったのです。
また反対にチョンアの長男の孫ブチョン(チャン・スンジョ)は
母親のマルランとマルランの側近であるオ運転手の間に生まれた
子供だったのです。
もちろん、モヒョンはそれを知って結婚し5年後アメリカから
帰ってきましたが、夫のブチョンには愛人と子供がいたことを
知ります。ところがブチョンは子供は可愛がりますが、自分の
心がモヒョンにあることを知りどうにもならない切なさを
感じています。
そのブチョンを演じるチャン・スンジョですが、はじめは悪役で
憎たらしくもありながら、だんだん物語が進むうちに視聴者から
愛されるキャラになっていくという難しい役を情熱的に演じて
います。大ベテランの俳優さんが多い中で彼は大きな存在感を
残してくれました。本作は俳優チャン・スンジョに熱い注目が
集まると思います。



ピルジュはとうとう自分が孫である真実を祖父である名誉会長に
話し株を譲り受けますが、ピルジュたちのアジトが襲われます。
その後もあえて危険を冒すような危ない橋を渡るピルジュに
相棒であるヨングは復讐を止めるように言いますが、ピルジュは
「すぐにすべて終わらせる」と言います。
ピルジュはチョンアの株を買い集めブチョンをチョンアバイオの
会長にします。その日、ブチョンの実父のオ運転手はマルランから
無心園を去るように言われ中国に行くことに。そしてその途中で
マルランから渡された毒入りのコーヒーを飲んで死んでしまいます。
また、ピルジュはブチョンがチャン家の孫でないことを名誉会長に
知らせたためにブチョンは殺されそうになりますが、それを
ピルジュが助けます。
ブチョンは目を覚ましますが、このまま死にたかったと・・・
ピルジュの標的はあくまで母のマルラン。
それなのに、経営に興味のなかったブチョンを会長にするために
モヒョンと結婚させ、その愛した彼女を彼の元から去らせて
チョンアを奪ったピルジュ・・・と、ブチョンは思ったはず
チョンアの株主総会でピルジュが会長に選任され、創業から
チャン一族が3代にわたり経営してきたチョンアはピルジュに
よって新しい時代に入ります。
一方、ブチョンの元カノが気になりますが、ピルジュが家と
お店を持たせてあげて、ブチョンも子供に自分の財産が
いくように遺言書を書きます。

最終回、オ・運転手の殺害で逮捕されるマルラン。
そして、チョンアグループは世襲制をやめて、専門経営者が
運営することを発表。
政治資金問題でナ元議員が拘留され、チョンアから違法な
政治資金を受け取り政界の要人にロビー活動を行ってきた
ことが公になればピルジュも窮地に立たされますが、彼は
初めから覚悟していたはずです。
チャン家をつぶすために自分も罪を受ける覚悟を・・・
そしてピルジュは二重帳簿の存在を自ら認め世間に公表します。
結局、チョンア一族はすべて審判を受けることになり名誉会長は
懲役7年、ソンマンも懲役7年、ピルジュは懲役3年、マルランは
懲役3年、ヨチョンには懲役1年が言い渡されました。

そしてピルジュはモヒョンにあなたを自分の復讐のために
利用したことに対し「すみません」と涙を浮かべ謝罪します。
許しを請うつもりはないでしょうが、今のピルジュには
この言葉しか思い浮かばないでしょうね。
二人は愛し合っていると思いますが、ピルジュが彼女に
告白できないのは人間としての礼儀を守るためなんです。
二人はこのままお互いの愛を心に抱いたまま生きて
いくのでしょうか・・・
また、ピルジュに「おまえとは縁を切る」と言って
生まれ育った無心園を出ていくブチョン。
その母マルランは精神的に病んでしまい、ピルジュを
スマン(元夫)と勘違いするほどの変化がみられます。

その後刑期を終えたピルジュにモヒョンは「チョンアバイオ
最高経営者公募」の書類を送ります。
彼はカン・ピルジュという名前を捨て、チャン・ウンチョンの
名前で最高経営者の面接を受け、グループ復帰をそれとなく
知らせます。







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4 コメント

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良かった (れいこ)
2019-05-12 12:48:44
お久しぶりです。このドラマとても良かったです。チャンヒョクのためのドラマのようでさすがでした。
返信する
チャン・ヒョク (rabu722)
2019-05-12 15:11:17
れいこさん、こんにちは^^
本当に復讐の鬼と化するチャン・ヒョクさんが
とても良かったです。
本作では敵対する
チャン・ヒョクさんとイ・ミスクさんですが、
この後のドラマ「油っこいメロ」のラブコメでも
共演されていましたね。




返信する
Unknown (ゆいか)
2019-05-15 22:27:13
チャンヒョクのドラマは韓流初期から見てきましたがこのカネの花のチャンヒョクと物語がとても見やすくて良かったです。
返信する
Unknown (rabu722)
2019-05-15 22:50:14
ゆいかさん、こんばんは^^
最近、チャン・ヒョクさんとジュノ君の
ラブコメ「油っこいロマンス」を視聴しましたが
本作のカネの花のほうが、チャン・ヒョクさんの
カリスマ性が際立っていたと思います!
孤独な男の揺れる愛が切なかったです

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