韓国ドラマ「六龍が飛ぶ」あらすじと感想、最終回
貴族が権力を独占する高麗末期。都では悪徳官僚インギョム率いる
都堂三人衆が政界を牛耳り、私腹を肥やしていました。
悪役の都堂三人衆、①インギョム、②キル・テミ、③インバンは
中盤まで登場シーンが多いので人物名をしっかり覚えておかないと
誰のことだか分からなくなります(笑)ご注意ください(笑)
そして理想の国家を夢見る6人の勇者が新しい朝鮮建国のために
立ち上がるという大胆な発想のエンターテイメント時代劇です。
高麗後期、咸州(ハムジュ)に暮らすバンウォン(ユ・アイン)は、武将の
父ソンゲ(チョン・ホジン)のような強い男になろうと夢見ていました。
ところがある日、悪役の都堂三人衆、①インギョムに服従する父の姿を
目撃してしまい、失望します。そんな中、成均館の官吏ドジョン
(キム・ミョンミン)はインギョム率いる都堂(トダン)三人衆の企みを
暴き、明との戦を阻止します。その姿に感銘を受けたバンウォン
(ユ・アイン)は、都に残って成均館に入学します。
そして6年後、民の税金が重く生活は悪化するばかりの腐敗した世の中を
なくし「新たな国を建設する」というドジョン(キム・ミョンミン)の
志を知ったバンウォン(ユ・アイン)はドジョンを探し始めます。
そしてドジョンのもとには重税に苦しむ村人を救いたいと願うプニ
(シン・セギョン)、武士として名を馳せようとする剣客ムヒュル
(ユン・ギュンサン)の姿もありました。
彼らはドジョン(キム・ミョンミン)の暗号と運命に導かれ、バンウォン
(ユ・アイン)の父ソンゲのいる咸州に集結します。
ドジョンはソンゲに「都堂三人衆を倒し高麗ではない新しい国を作り
ましょう。そして私が作る新しい国の王に私はあなたを選びました」と
告げます。ところが、父ソンゲは「私はできない。断る。」とキッパリ
言います。バンウォンは「父がはじめなければ、はじまらない」と思い
勝手に安辺策(東北面の防衛と民を守る策)に判を押してしまい、逆に
政治的な混乱が起きてしまいます。
きっと、バンウォン(ユ・アイン)は父ソンゲは民から正義の味方で
立派な将軍だと言われてますが、何事にも悩み苦しみすぎることを知って
いるので自分が動けば父も動くと思い判を押したのだと思います・・・
やがて父ソンゲが都堂に入りますが、悪役の都堂三人衆、①インギョム
が失脚します。そしてバンウォン(ユ・アイン)もドジョンの弟子となり
都堂三人衆を倒して新国家を築くという目標に向かいドジョンの周りには
花事団でスパイをしているヨニ(チョン・ユミ)をはじめ、たくさんの
同士たちが集まり、六龍6人の英雄たちが揃います。
相変わらず悪役の都堂三人衆、②キル・テミ、③インバンの汚い悪行は
更に続き、それぞれを演じている②パク・ヒョックゥンさんと
③チョン・ノミンさんの大きな威圧感と強面ぶりには圧倒されます。
特に、②キル・テミ役を演じたパク・ヒョックゥンさんのオカマチックな
お化粧や態度には驚きと称賛の声をかけてしまうほど印象が強く、中盤まで
個性的な悪役②キル・テミがドラマを引っ張っていったと思います。
とにかく今までにない面白い人物像だったと思いました。
パク・ヒョックゥンさんはドラマ「密会」で音大ピアノ科教授を演じ
ユ・アイン君と共演されていますね! でもこの変貌ぶりにはビックリ!
二人の悪行がドロドロとエスカレートしていく中、謀反事件の悪行がバレて
とうとうというかやっと③インバンが捕まります。
そして、タンセ(ピョン・ヨハン)が、②キル・テミと男の命を
かけた殺陣シーンを繰り広げお互いに素晴らしい剣術の腕前を演じて
くれました。このシーンは多くの戦いの中で最も印象に残る1つでしょう。
タンセ(ピョン・ヨハン)が高麗一のキル・テミを倒し、自分が
高麗一の剣士の座にのし上がった瞬間ですから・・・カッコよかった!!
また、バンウォン(ユ・アイン)は権力を増すため東海甲族の首長の
娘ダギョン(後のウォンギョン王后)と政略結婚します。
えぇ~?!このときはいくら権力がほしいからと言ってもプニ
(シン・セギョン)を残して結婚するかなぁ??とアイン君にちょっと
がっかりしました~(笑)アイン君の結婚式をそっとそばで見守っている
シン・セギョンちゃんが切なかったです。
バンウォン(ユ・アイン)とプニ(シン・セギョン)は、幼いころ
出会い、のちに師匠となるドジョンのもとで再会します。
先にバンウォン(ユ・アイン)のほうが一目ぼれする胸ときめかす純粋な
ロマンスだったのですが、権力のために政略結婚をします。
結局バンウォンにとってプニはずっと同士であり一番信頼している
女性なのかなぁ?!
バンウォンは民のために新しい国を作りたいと思っていることは事実
なんですが、男としてその国の権力を握りたいと願う野心も見え隠れし
この時代の理想と現実の狭間で苦悩し葛藤するアイン君の変化に注目!
また、プニ(シン・セギョン)も聡明で正義感あふれるやさしい心の
持ち主で民からの信頼も厚くリーダーとして「プニ大将」と呼ばれて
います。そんなプニをバンウォンがやさしい眼差しで見つめている時が
ありますが、そんな笑顔のアイン君に胸キュン必至ですよ。(笑)
また一方、プニの兄タンセ(ピョン・ヨハン)とヨニ(チョン・ユミ)も
幼いころ出会いますが、ヨニを守ってあげることができなかったタンセは
心に大きな傷を負います。そして死のうと崖から飛び降りるところを
武当派の教主に助けられ武術を学びます。
6年後、再会しますがヨニ(チョン・ユミ)はすでに新しい国を作るという
ドジョンに憧れ、師匠のために情報を得るため「花事団」に属しスパイ的な
活動をしています。タンセはヨニが花事団で危ない仕事をしていることを
知りやめるように叱りますが、ヨニもまたタンセが権力者の一人である
ペク・ユンを殺して都堂と政治勢力を混乱させた大物刺客であることを
言い返します。ヨニはこれが今生きている自分だから、止められない。
そして、もう、会いたくない・・・と言って去っていきます。
これ以上何も言えずただ涙するタンセ(ピョン・ヨハン)が切なくて
胸が痛くなります。昔何もできず無力だった自分が申し訳なくて、
心から謝りたいと思っているはずです。こんなに強くなっても近づく
ことができないふがいない自分に腹が立っていることでしょう・・・
また、この二人の涙のシーンで流れるジュンスの切ない歌声が
何倍もの悲しさとなって画面を映し出します・・・
またまた、今回のジュンスのバラード曲も最高だわぁぁ ♫
ピョン・ヨハン君はドラマ「ミセン・未生」のチャラ男的存在で
大ブレイクした俳優さんです。ミセン・未生での後半からは好感度が
アップした役柄でしたが、本作ではそれ以上に新たな魅力を発揮し
剣士としての生き方や迫力あるアクションなど、とても強い印象を
残してくれました。本当に素敵でカッコ良かったです!
たぶん、彼の深い愛と剣士としての鋭いカリスマ性は視聴者の
皆さんも感じている部分だと思います~(笑)
その後、タンセは将軍から「イ・バンジ」という名前をいただき、
ドジョンたちの護衛武士になります。
後半、悪役の都堂三人衆、、①インギョムは罪人として故郷に送られ
②キル・テミ、③インバンは処刑されます。
その後、悪役②キル・テミには双子の兄弟キル・ソンミがいて一人二役で
パク・ヒョックゥンさんが再登場し、ドジョン(キム・ミョンミン)たち
と、また敵対する悪役を演じていきます。後半は影の組織ムミョンも
多く登場し、キル・ソンミやお寺のチョクリョンや花事団のチョヨンや
プニとタンセの母ヨンヒョンが関わっていることが分かります。
やっと悪の都堂三人衆がいなくなったわけですが、今度は高麗の将軍
チェ・ヨンとの戦いがはじまります。チェ・ヨンは強い王権にこだわり
ますが、今の高麗王は政治に興味がなく無能な王様です。結局その王権を
強めるということは王と結託しているチェ・ヨンの権力を強化する
ことになります。チェ・ヨンはどうにかして邪魔なソンゲ将軍を
失脚させようと、はじめから無理な戦いを命じるのです。
そのため、王とチェ・ヨンと敵対することになったソンゲ将軍たちを
助けるために息子のバンウォン(ユ・アイン)とプニ(シン・セギョン)は
兵士たちが血を流さない戦いをするために作戦を立て直し勝利します。
その後、次の王を誰にするかで、今回の戦いで勝利したソンゲ将軍と
チョ・ミンス将軍の間で誤解が生じますが、それを裏工作したのが
ドジョンの後輩で学識と才能があるハ・リュン(後にバンウォンを
王にする策士)でした。ハ・リュンの関心事は世の中を手に入れる
ための人間関係で、自分がどこにつくべきか探っている状態ですが
ハ・リュンはバンウォン(ユ・アイン)に「お前は私に似ている」と
じっと顔を見つめ人相を判断し、「お前は完璧な陽だ」と言います。
そして「今後お前は、仕える人でなく、従える人を探せ」と忠告します。
その後、チョ・ミンスがソンゲ一族を殺そうと罠を仕掛けますが失敗に
終わります。この世の中自分が仕掛けなければ自分が殺される時代です。
そしてソンゲが生き残った奇跡もいろいろな昔からの悪縁と小さな偶然が
重なり歴史を変えていくものなんだということが分かります。
ようやく自分たちの願いである民のための政治と計民授田(民の頭数で
土地を分け与えること)、田制計画に少しづつ近づいていく希望を
見つけたとき、ドジョン(キム・ミョンミン)たちは、偶然にも彼らが
知らない悪の勢力が他にもあることを知り危険を感じます。
その後、ソンゲと牧隠先生の二人の駆け引きが続きますが、高麗の官僚で
あるドジョンの師兄チョン・モンジュが間に入りお互いに意見を交換し、
ともに国政の運営を任されます。ソンゲたちはドジョンの昔の仲間だった
チョン・ジュンの土地改革に必要な資料を基に次の準備を急ぐのです。
ところが、改革をめぐってそれぞれの計画や行動に対し意見が分かれる
ドジョン(キム・ミョンミン)と師兄チョン・モンジュ、バンウォン
(ユ・アイン)たちです。また土地改革を邪魔する勢力に翻弄され、
官僚たちも反対する者や意見もバラバラで闇の組織も関わり改革への
問題点が多く重なり頭をかかえるドジョン(キム・ミョンミン)です。
また、プニはヨニ(チョン・ユミ)が計民授田が実現されると聞き初めて
いつか故郷に戻ると言ってくれたので、とても嬉しかったと思います。
ヨニと兄のイ・バンジは愛し合っています。3人で早く故郷に帰り
平凡に田畑を耕しながら幸せな生活ができるといいですね!
ところが、後半過ぎ悪の組織ムミョンに拉致されたと思っていたバンジと
プニの母ヨンヒャン(チョン・ミソン)が、実は自分から「子供たちとは
縁を切ります」と言って組織ムミョンに戻ったことが分かります・・・
しかし兄のバンジは信じられないと、母を見つけて聞いてみると言います。
バンウォン(ユ・アイン)はドジョンの師兄チョン・モンジュの行動が
怪しいとドジョンに談判しますがドジョンは、ソンゲと私、そして
モンジュは政治の理想を守りたいだけのその思いで1つになったの
だから私は信じて進むとバンウォンに言います。
その後、コクサン剣法最後の伝承者チョク・サグァン(ハン・イェり)や
定昌君(チョン・チャングン)、ムミョンという悪の組織の動きも
活発になり、バンウォン(ユ・アイン)は俺が必ず「ムミョン」を
探し出すと積極的な意欲をみせます。
その後、定昌君が高麗第34代王に就きますが、バンウォンは偶然ドジョンが
モンジュを説得している話を聞いてしまい、ドジョンが自身が夢見る国に
ついて語りながら「王は国の花に過ぎない。国の政治はこの地の学者や
儒者や官吏であるべきで、自分の実力を磨いて認められた士大夫です」
と主張。そして、すべての王族と親族がいかなる場合でも政治に
参加できなくすること。そうすれば、どんなわがままで横暴な振舞いも
防ぐことができる」と話すのです。
その瞬間、政治でたくさんの人を笑顔にすることが夢だったバンウォンは
大きな衝撃を受けます。師匠と思っていたドジョンが夢見る世界では
自分は何も出来ない存在になってしまうからです。
そしてバンウォンは王の擁立に加担したハ・リュンがまた流刑になり
会いに行きます。「生きて戻ってください。待っています。私が
あなたを従えます。従える人を捜すように言いましたよね。」と言います。
ハ・リュンは「今はとにかく礼儀正しく控えめに静かにしていろ。力を
つけるまで何もするでない」と伝えるのです。
そして、バンウォンは二人きりになったプニの前で涙を流しながら「もう
遊びは終わった。これからはお前と遊べそうにない。」と苦しい胸の内を
伝えます。続いてバンウォンはプニに「僕の名前を呼んでくれるか?」と
言い。プニは「バンウォン、バンウォン。イ・バンウォン」と呼んだ。
バンウォンは「いいな。でももう僕の名前を呼ぶな。何も言わずに」と言い、
プニが僕の名前を呼んだら、辛くなりそうだ。弱くなってしまいそうだから
と心の中で明かした。プニはバンウォンの心の変化に気づき「その理由は
説明しなくてもいいです。私は大丈夫です。大業が成功したら、王族に
なる方ですから、これからは敬語で話すべきです。これまで許して
くださったのも身に余ることでした。ありがとうございます。嬉しかった。
本当に友達みたいでした」と言い、「民が毎日喜びを感じられるような
王族になって良い政治をしてください」とお願いをします。
そしてバンウォンはプニのそばに近づいて、そっとやさしいキスをします。
また一方、ムミョンの組織の中で母ヨンヒャンがムグクという名前の
首長で重要な位置にいることが分かりました。
そして母は自分の子供のイ・バンジとプニがそばにいることを知ります。
プニは母ヨンヒャンと再会しますが、母は「組織ムミョンのために生きる
ことは私のため」、「プニも自分のために生きなさい」と伝え母を
捜さないでと言います。なんと、冷たい母なんでしょうか?きっと
二人を危険から守るための言葉なんでしょうねぇ・・・
ところが、バンウォンは組織ムミョンを利用しようとします。
師兄チョン・モンジュはドジョン(キム・ミョンミン)とソンゲが
新しい国を建てようとすることを防ぐためドジョンを島流しにし、
ソンゲの命を狙っています。特に王様はソンゲが生きていることが
常に恐怖になっているのです。心配する王を見守っていた王の女、
チョク・サグァン(ハン・イェリ)はソンゲを暗殺しようとします。
結局、モンジュは、はじめから二人をだますつもりで手を
組んだようです。
バンウォンは「建業やら、建国やら全部きれい事だ。血を呼ぶのは
当然だ。幻想だった。僕たちは理想にとらわれていた。
必ず勝ち抜く。このイ・バンウォンが・・・と叫びます!
そして、父と師匠を裏切ったチョン・モンジュを殺害します。
この日からバンウォンはモンジュを殺したという世間からの
非難を浴び続けます。
また、バンウォンは師匠であるドジョンから、はじめからこの大業に
自分の居場所がなかったことをハッキリ聞くのです・・・
苦しく悲しい言葉を聞かされたこの時のつらい体験がこれからの自分を
育てる糧にしていくことでしょう。バンウォンの進む道が民の幸せと
つながっていくのかわかりませんが、彼はそれを乗り越えられる
強い男です・・・これでまた歴史が大きく変わっていくのでしょう。
そして、バンウォンの父イ・ソンゲが朝鮮の初代王に就きます。
ところが多くの官僚が辞職し空席が多く、新しい国を反対する儒生たちも
離れて別のところで村を作って住んでいます。
すべてのものが納得するのは難しいことですが、国の柱となる彼ら官僚の
反対する行動は深刻な脅威となってくるでしょう。
そしてバンウォン(ユ・アイン)は「私のやり方で勢力を作ってみせます
私は死んでも自分が正しいようです。きっとこんな方法で自分の居場所を
見つけるのでしょう。」と言い、儒生たちが住む村に火をつけ追い出し
説得されるか、死ぬかを選ばせるのです。
その後、世子(王位後継者)には王様(ソンゲ)の末っ子宜安大君がなり
バンウォン(ユ・アイン)は開国功臣にもなれなかったのです。
また王様から世子の宜安大君を守るために、全ての権利を譲り受けた
ドジョンは、財政、人事権、軍権までも手に入れドジョンの世界を
作ってしまったのです。脅威となるバンウォン(ユ・アイン)の力を
弱めたいドジョンですが、プニもまたドジョンとバンウォンの間で
どっちについていくか迷っている状態です。それぞれ二人は自分たちの
信念に従い進むしかないのですが、二人に振り回されているプニは
出会ったころのように、同じ道を進む仲間に戻りたいはずです・・・
終盤、
バンウォン(ユ・アイン)は父である王様(ソンゲ)と師匠であった
ドジョン(キム・ミョンミン)との対立が一段と激しくなってきます。
そして、ドジョンは誰が王になっても簡単に制度を変えられない
密本を完成します。またバンウォンは明に送られますが明の皇帝に
気に入られるような手柄をたて、生きて朝鮮に戻ります。
この先もドジョンにとってはバンウォンとムミョンの組織が邪魔な
存在となっていき、バンウォンとドジョンの対立はますます激しくなって
いき、今度は明がドジョンを指名で押送しなさいと王様のソンゲ に
圧力をかけてきます。
ところが、バンウォンは明の力を借りてドジョンを失脚させようと
明に告げ口し明を自分の見方にします。正々堂々とした武士ではなく
卑怯者になってしまった自分に本当は後悔しているアイン君だと
思います。
先に進むしかない二人の対決ですが明はドジョンが財政、人事権、軍権
までもすべて手にしていることに恐怖を感じているのです。そのことを
知ったドジョンは「僕が負けた」と言い、結局ドジョンはすべての官職を
諦めることでバンウォンに立ち向っていきます。
その後、ドジョンは姿を消して対決姿勢を取ります。そしてバンウォンは
ドジョンが遼東征伐を計画し、明との戦争を起こそうとしていることに
気づきドジョンを探し出そうとします。王になるために勢力を大きくして
きたバンウォンと理想を夢見るドジョンはもう最後の対決だけが残って
います。
バンウォンはドジョンの勢力を攻撃し乱を起こします。そしてヨニを
おとりにイ・バンジを自分から遠ざけドジョンが逃げ込んだ成均館に
向かい、「チョン・ドジョン出てこい!」と叫びます!
ドジョンはバンウォンの前に姿を現し「疲れた、バンウォン」と言います。
「激しく生きるか。激しく死ぬか。私も同じ運命をたどることになったよ
モンジュ。」と心の中でつぶやきながらバンウォンの剣に刺されるのです。
結局、ドジョンはバンウォンの前で膝をついて息を引き取ります。
またヨニ(チョン・ユミ)もこの乱の中で死を迎えます。ヨニは自分を
助けに来たバンジに「早く行って!先生(ドジョン)を助けて」と叫んだが、
言うことを聞かないバンジを見兼ね、結局ヨニに向けられていた剣に自分の
首を当て、自ら命を絶ちます。結局ヨニは最後までドジョンを守って死んで
いったのです。バンジはまたヨニを助けることができなかったのです!
バンジは「必ず生きて帰る」と言ってキスをした二人でしたが、結ばれない
愛で終わってしまったことが悔しいほど、とても残念でした・・・
きっと、もっと早くにヨニを連れ去っていれば・・・と、きっと後悔して
いると思います。そして妹のプニからドジョンが死んだことを聞いた
バンジはプニから「民が勝つことは生きることなのよ」と聞かされ早く
逃げるように言います。また生き残ったムミョンの母も一緒に行こうと
声をかけます。そして、ムヒュルもまたヨニをおとりにしてヨニが死んだ
ことに心を痛めているはずです。
その後、父である初代王が譲位し次男の永安大君が王位に就きます。
王になりたくなかった次男の永安大君なので、これでバンウォンは
名実ともに国の実勢を握るのですが、そのために弟で世子(王の跡継ぎ)
であるバンソクをも殺します。結局血のつながった弟までも自分で
殺してしまうバンウォンに周りの者たちは彼の残酷さに恐れを感じて
います。そして常に自分の味方だったムヒュルとプニもバンウォンの
そばから離れることになり静かにそれを見送るバンウォンでした。
バンウォンは「僕は更にもっと強くなるだろう、そしてもっと寂しく
孤独になるだろう」と苦しげな表情を見せます。
やはり、この時代、「世の中の人々を笑顔にする政治」を求めることは
難しいことなんですね・・・
最終回、バンウォン(ユ・アイン)をめぐり、殺そうとする人々の戦いが
繰り広げられていきます。
ムヒュルはムミョンのキル・ソンミを殺した後、チョク・サグァン
(ハン・イェリ) とイ・バンジ(ピョン・ヨハン)が対決する場に
駆けつけます。そしてムヒュルの刀でチョク・サグァンは息を引き取ります。
チョク・サグァンは「優れた剣術を持っているのに人々を守ることが
できなかった」と自責の念に駆られますが、イ・バンジは
「君の過ちではない。この世の中が悪いんだ」とやさしく伝えます。
その後、プニは「土地、そして民の夢、それだけは忘れないでください。
そうすれば虫だけにはならないと思う。そうすればプニはどこかで笑う
ことができます。お元気で」という手紙を残してバンウォンのもとを
離れていきます。
それから2年後、バンウォンはついに朝鮮の3大王太宗大王になり、
非情な政治を繰り広げる王に王妃であるウォンギョン王后はひどく
腹を立て、そして涙を流すのです。
月日が流れ、
バンウォンは息子イ・ドを見ながらドジョン(キム・ミョンミン)、
プニなどを思い出すのです。バンウォンはイ・ドの護衛武士をしている
ムヒュル(ユン・ギュンサン)に息子のイ・ドは「僕ではなく、
恋しい人たちに似ている」と話します。(ムヒュルはイ・ドの護衛武士
として宮殿に戻ります。)
ムヒュルはバンウォンにプニがいる島を知っていると言い、二人の再会を
取り持ち島に向かいます。しかしプニはバンウォンに会うともっと辛く
なると思い再会を拒みます。ところが一緒に島に来ていたイ・ドと
偶然出会い、幼いころを思い出したプニは「王様はお変わり
ありませんか?」とイ・ドを抱きしめながら涙を流します。
ところが、「ずいぶんではないか。」と言いながらバンウォンが
近づいてきます。二人は海辺を歩きながら、バンウォンは自分があげた
髪飾りを今もプニが付けていることが嬉しいようです。
「会いたかった。プニ大将」と言ってしばらくの間プニを愛しそうに
見つめています・・・
このシーンのユ・アイン君の切ない眼差しは胸キュンキュンで
最高にカッコいい王様でした・・・
それから数十年の歳月が流れ、久しぶりに都城に来たプニは、ハングルの
文字を見て驚きます。プニは師匠だったドジョンのお墓に行き、「おじさん、
バンウォンの息子が大きな事をやりました。」と言いながら目を閉じます。
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六龍が飛ぶ OST (CD + DVD) (SBS TVドラマ) (韓国盤) | |
Loen Entertainment |
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本当に本作のピョン・ヨハンさんは素敵でした。
無口で寡黙な護衛剣士役ですが、その眼差しが
切なくて心奪われます~(笑)
女性ってこういうタイプの男性に弱いですよね!
放送がはじまりますね。友達がピョンヨハンがとても良かったと話していました。ドラマ「ミセン」で一躍ブレイクしましたが、とても気になる俳優さんでしたので、本作のクールな剣士役が楽しみです。
「ミセン」のピョン・ヨハン君も強い印象を
残しましたが、本作の「六龍が飛ぶ」の
ピョン・ヨハン君も素敵でクラクラしますよ(笑)
クールで寡黙な剣士役がとてもお似合いでした。
次の作品が楽しみです!
時代劇でどのように演じるのか
とっても楽しみです!
ユ・アイン君とシン・セギョンさんはドラマ「ファッション王」で
共演されていますが、今回の「六龍が飛ぶ」は
ユ・アイン君のほうからシン・セギョンさんのほうに
積極的にオファーしたようです!
彼女は時代劇から現代劇、そしてコミカルな役まで
なんでも演じられる今旬な若手女優さんなので
彼も共演がうれしかったようです。
本作の二人、プニとバンウォンの切ないロマンスが
とても良かったですね!
無理やり、側室にならなかったところが二人の
愛のカタチなのかなぁ~?!
時代劇「ファジョン」の長編ドラマも良かったですが、
「六龍が飛ぶ」も良かったですね!
若手の俳優さんもベテラン俳優さんもそれぞれ
適役だったと思います。後半からユ・アイン君が
壊れていく様子が本当に痛々しかったですね。
ユ・アイン君の映画は「ベテラン」ですね。
これまで好青年役が多かった彼が乱暴で横暴な
御曹司を演じましたが、イメージチェンジは成功だったので
しょうか?イメージダウンにならなかったのは
良かったですが・・・
女性は残酷なシーンは見たくないですよね!
ユ・アイン君が入隊すると寂しいですね。
今回は時代劇でしたが二人の秘めた愛が切なかったです。私も政略結婚したユアインさんに腹が立ちましたが、やはり時代的に仕方ない事なんですね(;´Д`)
アインさんの王様素敵でした(^^)
こちらのブログでまた思い出したシーンを振り返って回想しています。