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映画「ビロウ」〜呪われた潜水艦

2022-03-03 | 映画

今日は3月3日。
世間一般では雛祭りですが、海軍的にはちょっと違います。

ということで(どういうことだ)今回お送りするのは、
当ブログ映画部にとっても前代未聞となるオカルト戦争映画、「Below」です。

わたしは、年に何度か、ブログのネタのために、内容をほとんど精査せず、
それらしいタイトルの廉価版DVDをまとめ買いするのですが、
このDVDはどういうわけか、パッケージに日本語が書かれておらず、
再生してみると日本語字幕もない正真正銘の海外版でした。

さては輸入盤が間違って届いてしまったのか?と思ったのですが、
普通に再生はできるので、DVDのリージョンは日本ということです。
????

もうこの時点でオカルトです。

とりあえず観てみると、わたしでも英語字幕さえあれば意味がわかるレベル。
知らない単語といえば、劇中盛んに「malediction」と言い出したので、
Siriさんに「”めあでぃくしょん”ってなんですか」と聞いたくらいでした。

潜水艦とオカルト、というのは洋の東西を問わず相性がいいようで、
我が帝国海軍にも沈没潜水艦と33の数字にまつわる有名な話があったりします。
当作品はその相性の良さをベースに、オカルト要素を前面にした作品です。

タイトルの「ビロウ」Below は文字通りの「水面下」。
日本の配給会社には珍しく、原題そのままを採用する英断です。

タイトルの、水深計の数字が移り変わる影とともに、
陽の照る海面の映像から、ゆらゆらと湧き上がるように現れる「BELOW」の文字。

さすがにこのタイトルに対し「呪いの潜水艦」とかはまずいだろう、
とさしもの映画配給会社邦題担当氏も考えたに違いありません。


映画は第二次世界大戦中、1943年の大西洋上空から始まります。

イギリス王立空軍RAFのPBYカタリナ哨戒機のパイロットが
手紙を入れたコーヒーボトルを海上に投下していました。

海上に漂う、英国籍の病院船「フォートジェームズ」生存者にあてた
その手紙の内容は、

「燃料が足りない 救助を寄越す」



そして、イギリス軍から海上の生存者を救難する要請を受けたのは、
折りしも付近を航行していたアメリカ海軍潜水艦、USS「タイガーシャーク」

この「タイガーシャーク」として映画撮影に使用されたのは、
ガトー級USS「シルバーサイズ」Silversides SS-236です。

「シルバーサイズ」は第二次世界大戦中14回の哨戒にも生き残った殊勲艦で、
戦後は、金銭的な問題から存続の危機に見舞われながらも、
記念艦としてミシガン湖マスケゴンで保存されています。

撮影は「シルバーサイズ」をミシガン湖の中央まで曳航しそこで行われました。

本作への出演は、彼女にとって保存のための資金を稼ぐチャンスでしたが、
肝心の映画が全く不評で、配給収入も低調に終わったのは無念というべきでした。



救助要請を受けた「タイガーシャーク」のブライス大尉とルーミス大尉は、
なぜか暗い顔をして、現場への急行を渋る様子を見せるのでした。
しかし上からの命令とあっては仕方ありません。

翌朝、彼らは赤い帆をつけた救難ボートを発見します。
帆が赤いのはイギリスの救命ボートである、と
艦長は本作主人公であるところのオデール少尉にいいます。

「独軍の救命艇なら帆は白い。教わらなかったのか、少尉?」

この航海が潜水艦最初の任務だというオデール少尉は、

「いえ、ラテン語の『潜水艦員のモットー』は習いましたけど」

艦長は呆れた顔で少尉を眺めます。

この最初のシーンはわたしにとってまずまずで、たとえ世間的にB級映画でも、
こういう蘊蓄があればヨシ!といきなり本作に対する点数が甘くなりました。


その時、レーダー駆逐艦の艦影を捕らえたため、救助は急ピッチで行われました。
重症の一人目、そして二人目と収容していき、三人目・・。

”Next man!"  ”Next man!”


「ねくすとめ(絶句)・・・・・」

なんと3人目は女性、撃沈された船の看護師だったのです。

大戦中、潜水艦に救出された看護師を乗せたという例は、
映画「ペチコート作戦」のときにも説明したように存在しましたし、
なんなら「太平洋航空作戦」の冒頭に出てきたシーケンスのように、
女子供を潜水艦が運んだということも現実にありました。

しかし、この状況で若い綺麗なお姉さんが乗り込んでくるなど、
ベテランの潜水艦乗員にとっても想定外だったでしょう。
一同「虚を突かれた思いがした」様子ですが、今はそれどころではありません。



早速急速潜航の行き詰まる一連のシーケンスが展開されます。



艦体そのものは「シルバーサイズ」を使っていますが、
実際に動かす必要がある装備には新たに作られた小道具が使われているらしく、
操舵器には経年劣化が全く見られません。



潜航のためにフィンが降ろされています。(本物)



「シルバーサイズ」は一応まだ稼働できるようで、潜航シーンもあります。



鯨のお腹のようなデッキから水が噴き上がります、


おそらくこの後、模型と切り替わっていると思われますが、
あまり自然なので模型だと見分けられる人は少ないかもしれません。


接近してきた艦船を羨望鏡で確認。



ブライス大尉は「ドイツ海軍のZ級」駆逐艦であるらしいと確認し、
潜航深度をさらに下げる決定をしました。


その頃潜水艦乗員の間では、司令塔から後ろと前に向かって、
救出した中に女性がいるという衝撃のニュースが伝言ゲームされていきます。

「3人のブリッツ(イギリス人)だ。一人は女(スカート)だぞ!」

女性=スカートくらいなら、何の問題もなかったと思うのですが、
ここから倫理コードに引っかかりまくりのセリフが出てきます。



bosooma・・・辞書には載ってなくても意味はわかってしまうという。

さらにこの時、女性=「bleeder」と表現したせいで、(たぶんですけど)
この映画はPGー13レーティングを取れず、結果として
上映が非常に限られた映画館でのみのものとなってしまいました。

この表現は、乗員が「女性はbleeding=不浄だから不吉である」
というジンクスを抱くという流れにつながっていて、観ている者は、これで
「女性が乗ったから不吉なことが起こるのだな」と先入観を持たされます。

しかし、実は、種明かしをすると、こう思わせることが映画に仕掛けられた
一種の「トリック」となっているのです。

というわけで、この表現は、たとえPG-13が取れないとわかっていても、
監督にとって、どうしても外せなかったということなのでしょう。



病院船に乗り組んでいたというクレア・ペイジ少尉に対し、
乗員の中で最初にまともな会話を交わしたのは、若いオデール少尉でした。



彼は潜航中の物音に怯えるクレアを気遣います。

しかし、クレアはどことなく挙動不審です。
重症である生存者の一人の手当てを決して乗員にさせないのです。



その後、幹部らとオデール少尉は、もう一人の軽傷の生存者、
商船海軍二等航海士のキングズリーから沈没に至る事情を聞いていました。

船を攻撃したのは確かにUボートだった、と彼は証言します。
しかしオデール少尉はその証言は変だと直感します。


そこにやってきたペイジ少尉を目を逸らし気味に見ながら、ブライス大尉は
彼ら二人に、遠回りになるからイギリスまで送れない、と宣言します。
そしてついでのように彼女に、

「乗員たちと馴れ馴れしくしないでくれ。
中にはちょっと変わっているというか・・」

「迷信深い人がいるって意味ですか」

「普通でない状態だからね」

士官たちも動揺してしまうくらいの別嬪の存在が兵に与える影響について、
最先任としては当然持つべき懸念という気はしますが、どうも
このブライス大尉の様子が何かを隠しているようで怪しい。

クレア・ペイジに対する接し方も、警戒し過ぎているように見えます。


その頃下の階では、通信員ウォラースが乗員に怖い話を朗読していました。
(手前の乗員は魚を飼っている)

ここで早速出てくる単語が「Malediction」です。



十代の水兵が幽霊話を怖がるのを皆で面白がっていますが、
実はこれはわかりやすい伏線となっています。


オデール少尉は、ルーミス大尉に病院船沈没に対する疑問をぶつけました。

「Uボートが魚雷一発しか攻撃しなかったって、変じゃないですか?」

たいしたことじゃないさ、と一見軽い調子で答えるルーミス中尉は、
話しながらずっとヨーヨーを弄んでいます。

彼が劇中で披露するヨーヨーの技は「世界一周」「犬の散歩」などで、
このために特別レッスンをブライアン・カビルドというプロに受けました。

カビルドは「ヨーヨーWiki」に名前が載っており、
ロールエンドにもその名がクレジットされています。


その夜、通路を歩いていたブライス大尉が
重傷救助者が収容された部屋の前で立ち止まると、中では・・



大尉は「ほらな」と言いたげなうんざりした表情を顕にしてその場を去ります。



そのとき、レーダーが頭上の艦を感知しました。



海上にいるのはE級駆逐艦であろうと予測されました。
彼は通信士官のクアーズ中尉です。



エンジンを止め、息をするのすらはばかる沈黙が艦内を支配しました。
潜水艦映画おなじみの「全員で上を見る」あのシーンです。



その静寂の中、やおらニシンの缶詰を開けて
手で摘んで上から口に放り込むルーミス中尉。
どうでもいいけどその手であっちこっち触るなよ。

そのときです。
いきなりベニー・グッドマンの「シング・シング・シング」、
あのあまりにも有名なイントロが大音量で鳴り出しました。


慌てて駆けつけてみると、ターンテーブルの上のレコードが
誰もいないのに、針を乗せて回っているではありませんか。

危険海域でわざわざジャズを鳴らして攻撃されていた間抜けなUボートも
他の潜水艦映画には登場しましたが、さすがにこんなとき
大音量でレコードを鳴らすのは分かりやすく自殺行為です。

問題は、なぜ勝手にレコードが鳴り出したか。
つまりこれが「最初の奇怪な出来事」だったのでした。



その結果、たちまち爆雷が雨霰と降ってきました。


ここで嘘だろ・・と思ったのが、一瞬全員が天井に張り付いて、
次の瞬間床に叩きつけられるシーンです。
潜水艦が激しく下方に振動すればこういうことも起こりうるのでしょうか。


爆雷がデッキを転がる不気味な音を、目で追う乗員一同。
こういうシーン始め、潜水艦映画としての表現はなかなか見応えがあります。


敵は去りましたが、皆に植え付けられた不信感は拭えません。
なぜピンポイントで駆逐艦が来たのか、なぜレコードが鳴り出したのか。

これを艦内に呼び入れた三人に結びつけるのは自然な流れです。
しかも、ルーミス中尉は、オデール少尉が美人にデレデレして、
何か機密を漏らしたのではないかと言い出す始末。

ちょうどその時、ブライス大尉は、重傷者の手当てに当たった衛生兵から
彼が着ていた衣服のタグを見せられました。



これで謎が解けた、とばかり手錠と銃を持ち、
クレアが怪我人の包帯を巻き直しているところに踏み込んで、



「起きろ、ドイツ人」

すると彼は慌てる様子もなく、



「やあ、マイン・カピタン(我が艦長)」

ちなみに後にして思えば、このドイツ人パイロットのセリフも、
一つの伏線となっているのですが、この時点では誰も気づきません。

彼は撃墜されたドイツ機のパイロットで、戦争捕虜として
クレアの乗っていた病院船に収容されていたのでした。
クレアは必死で、彼はPOWでありジュネーブ条約で保護される立場だ、
と訴えるのですが、艦長は問答無用で射殺してしまいます。

そして、彼女がそのことを言わなかったせいで、
全員の命が危なかった、と激しく詰り、彼女を監禁させました。

駆逐艦の攻撃やレコードを全部ドイツ人のせいにしたいようですが、
死にかけていた彼がどうやってそれを?となぜ誰も突っ込まないのでしょうか。


現に、ドイツ人を殺害した後、またレコードが鳴り出します。
それを任務の重圧でおかしくなった乗員の誰かのせいにして
幹部らは納得しようとするのでした。

乗員の「侵入者」に対する忌避感は、一人がドイツ人であったことで顕在化し、
次いで乗員たちは「よそもの」「女性」であるクレアに嫌がらせを始めます。


彼女のベッドの下に遺体を転がしておくとか悪質すぎ。

ブライス大尉は嫌がらせの犯人に一応は注意して見せますが、
クレアの「船の(ship)乗員全員が死者に敬意を払うべき」という抗議に対し、
「shipじゃない、これはboat(潜水艦)で君はゲストだ」と言い返します。

要するにシロートは余計な口を出すな、と言っているわけですな。


悪戯がうまくいったので声を殺して馬鹿笑いする乗員AとB。


しかし、乗員Bが死体袋からかすかな声を聞いたような気がします。

「引き返せ・・・」「ひっ・・・・」

引き返すって、どこに?


それからが怪奇現象のオンパレード。

まず、クレアの目の前に、ドサリとどこからともなく落ちてきた
シェイクスピア悲劇全集は、ブライス大尉のものでした。

彼女が手に取った時、開かれていたのは「マクベス」のページでした。
「マクベス」は自分を殺した殺人者に復讐する幽霊の話です。


ここは艦長室のようです。

ここでもどこからともなく男性の声が聞こえてきたり、
ドアが跳ね返ったりして脅かしにかかってきますが、彼女はこの部屋が
つい最近までウィンターズ少佐という艦長のものであったことを突き止めます。



つまり、今の今まで彼女が艦長だと思っていたブライス大尉は
ウィンターズ少佐の副長だったということになります。

そこにやってきたクアーズ中尉にクレアが尋ねると、
「今はブライス大尉がスキッパーだ」・・と妙な返事。

これは、この哨戒中に何らかの事故で艦長が失われたということになります。

その後艦長室を追い出されたクレアが、心配して見にきたキングスレーに
見せた一葉の写真、それは、



慰問で訪れたベニー・グッドマンと前艦長ウィンターズ少佐のツーショットでした。


クレアがブライス大尉に前艦長ウィンターズのことを尋ねると、彼の答えは、



「ドイツの船を撃沈した後、艦長は暖炉の上の飾りにでもするつもりか、
海上の破片を拾おうとして、転落死したんだ」


うーん・・こんな話信用できる?


その時です。
異様な衝撃が艦体に響きました。


海面の駆逐艦が「曳鉤攻撃」を仕掛けてきたのです。
駆逐艦が引っ張る一本の鎖にはいくつかのフックが装着されています。

鉤縄を曳航して海中の潜水艦を傷つけるこの戦法は、
第一次世界大戦中にドイツとイギリスの海軍によって使用されましたが、
第二次世界大戦中のドイツ海軍が用いた記録はありません。

しかも、相手の沈んでいるところまで縄が伸ばせなくては意味がありませんから、
使用は浅瀬に限られていました。

ただ、英語のサイトによると、第二次世界大戦中、
日本帝国海軍の艦船がフック攻撃をしたという報告もあるにはあるそうです。

ちょっと調べようとしてみましたが、全く引っかかるものがなく諦めました。



鉤フック攻撃によって、潜望鏡は引き裂かれ、艦体は深く抉られ、
たちまち浸水が始まりますが、致命傷には至りません。

「タイガーシャーク」はそれでも海底から全速で移動し、
フックを逃れることに成功しました。


傷ついた艦体から漏れた油が海上に流れると敵に発見されるぞ、
などと対処法を皆で話し合っていると、一人がついに、

「この潜水艦は呪われてる(This boat is cursed.)」

という言葉を発し、皆がギョッとしてそちらを見るのでした。


艦長代理のブライス大尉は、潜水艦の外に出て外殻から内部に入り
漏れを塞ぐ修理をする特別班に、オデール少尉を指名してきました。



オデールが指名したのは、怖い話を朗読していたウォラースと、


掌帆員のスタンボです。


これにクアーズ中尉も加わり、四人は、まず内側ハッチの外に出て、
そこに海水を注入し、その後外に泳ぎ出していきました。

ところで、いきなり外に出て水圧とか大丈夫なんだろうか。


外に出た途端、マンタの群れに遭遇しドッキリ。
襲われないと分かっていてもこれは怖い。


外側を泳いでマンホールの穴のようなところをくぐると、
そこには水のないこのような空間があるのですが、
本当に「ガトー級」潜水艦ってこんな構造なんでしょうか。


その時、ブライス大尉は、空白となっていた「あの日」のことを
航海ログに記入していました。

「2330、ドイツ軍艦の沈没を確かめるために、士官4名が外に出た
ウィンターズ少佐、私、ルーミス大尉、そして
クアーズ中尉である」


そのクアーズ中尉に、オデール少尉は誰も他にいない絶好のチャンスとばかり、
ウィンターズ少佐の死について尋ねてみました。
するとクアーズ中尉の答えは、

「ウィンターズ少佐は海上の生存者を撃ち殺せと命令したが、
それを拒否した我々ともみあいになり、足を滑らせた少佐は頭を打って死んだ」



「事故だったんだ」

ところが・・・!


クアーズ中尉は、次の瞬間、滴る海水の中から現れた人影が
振り下ろした「その槌」で「後頭部を強く打ち」死亡しました。


パニック状態で艦内に戻ってきたのは三人。

スタンボは完全に錯乱状態で、ケアをしようとしたクレアを突き飛ばし、
オデールは身体の激しい震えが止まりません。


そのとき、外側から規則的に艦体を叩く音がしました。

「モールス信号だ」
「B・・・A・・・C・・・K」
「・・少佐が戻ってきたんだ」


オデール少尉は、潜望鏡もソナーもダメになったこの状態で、
どうして2日で到達するイギリスの港に寄らず、
アメリカに帰ることに固執するのか、とブライス大尉に食ってかかります。

救助した病院船の航海士であるキングスレーは、
深度、防戦網、機雷原がどこかも分かっているのだから、
とオデールはキングスレーと一緒にブライスを説得しようとするのですが。


「乗員も最悪の状態だし、幹部が二人も死んでるんですよ!」
「それが戦争というものだ」

英語ではご覧のとおり「戦争へようこそ」となっています。
この「ウェルカムトゥ」は、

「ウェルカムトゥアメリカ」(これがアメリカですよ)
「ウェルカムトゥジャパン」(日本ってこうですよ)

と、大抵は悪い意味でよく使われます。


そこで空気読まない部外者のクレアがこう言い放つのでした。

「誰も言わないなら私が言ってあげる。
この潜水艦には何か出るわ(haunted)。
すぐに安全な港に戻るのが先決よ」



皆真っ青な顔をして黙り込みますが、ブライス大尉だけは、


コネチカットに帰還すると言い放ちます。
そして、部下ではないクレアには何も言えないものだから、
代わりにオデール少尉に八つ当たり。

「反乱罪の罰を誤魔化そうとしているな。
なんなら今武器庫を開けて銃を再装填して来ようか?
これ以上乗員や私を煽るようなことを言うならな」



オデール少尉は上官に対し、返す言葉を知りませんでした。


続く。




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3 Comments

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結局この作品 (エリス中尉)
2022-03-08 15:48:52
ホラーとしてもミリタリーものとしても突き抜けてないって感じで、どちらのファンからもうーん、って感じの作品なんですよね。
有名にならなかったのも宜なるかなと。

実は今年、この撮影に使われたシルバーサイド?が係留されているミシガン湖に行く計画を立てていたのですよ。
今年の5月渡米の予定があったのですが、帰りの飛行機がオヘアからしか飛ばないのをいいことに、車で回り道をしてシルバーサイドを見ようとしていました。
コロナの関係で予定の飛行機が運行中止になり、空港が変わってしまったのです。
どちらにしても現在は博物館としての公開もやめているようですが。


>「沈んだ」・・・・・・・あっ・・・
返信する
う~ん (ウェップス)
2022-03-07 18:59:22
>相手の沈んでいるところまで縄が伸ばせなくては

あああーーーーー中尉が”沈んでる”って言ったあああーーー潜水艦乗りに怒られるぞおおおお(ToT)/~~~

・・・というのはさておき、ホラー映画は(当然ながら)怖いので基本見ませんが、この作品どうやらツッコミどころ満載で怖がっているヒマはなさそうです。でも怖いから見ません((+_+))
返信する
かなり怖い (Unknown)
2022-03-04 15:28:32
おー。今回の終わりだけでも、かなり怖いです。続きを楽しみにしてます。

オデール少尉とルーミス大尉が写っている、オデール少尉がコーヒーを飲んでいる写真ですが、二人共、階級章が90度ずれています。棒が縦になるのが、正規の付け方です。

>ここで嘘だろ・・と思ったのが、一瞬全員が天井に張り付いて、次の瞬間床に叩きつけられるシーンです。潜水艦が激しく下方に振動すればこういうことも起こりうるのでしょうか。

潜水艦はわかりませんが、昔いた「ちくご」型(水上艦)はソーナーが船体に比較して大型で、しかも、予算の制約で船体が短くされたので、ピッチング(縦揺れ)が激しく、一番艦首側の居住区では寝ていると、身体が浮き上がることはありました。

>これにクアーズ中尉も加わり、四人は、まず内側ハッチの外に出て、そこに海水を注入し、その後外に泳ぎ出していきました。ところで、いきなり外に出て水圧とか大丈夫なんだろうか。

今の潜水艦の脱出筒も同じ仕組みで、まず、海水を取り込んで、満杯になれば、外と水圧が一致するので、扉は開きます。

男ばっかりの所帯で、急に女が入って来ると、ヤバいと思います。まだ女子がいない頃の遠洋航海でタヒチに入った時ですが、それまで三週間、無寄港で走りっぱなしでした。歓迎行事で、肌も露わな娘さんが踊ってくれましたが、みんなヤバかったです(笑)
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