USS「リトルロック」艦内展示をご紹介しています。
ベトナム戦争記念関係を終わり、今日は「リトルロック」の歴史に触れます。
■ USS「オクラホマ・シティ」艦内図
ベトナム戦争記念関係を終わり、今日は「リトルロック」の歴史に触れます。
■ USS「オクラホマ・シティ」艦内図
と言いながら、USS「オクラホマ・シティ」の図が登場しました。
「オクラホマシティ」は「リトルロック」と同じ船体設計に基づいており、
姉妹艦のように似た区画化がされていました。
図を見てわかるように(というか軍艦はどのタイプもそうなのですが)
迷路のように入り組んだスペースに作業室、居住スペース、貯蔵室が位置し、
そのため無期限に自らを維持し、防御し、推進することができます。
以下、色分けされた区画の役割です。
■ Ship Control Spaces (船舶制御機関)
■ Weapons Spaces(武器)
■ Engineering Spaces(エンジン)
■Rader And Radio Spaces(レーダー・ラジオ)
■ Living Quaters(居住区画)
■ Work Spaces
「オクラホマシティ」は「リトルロック」と同じ船体設計に基づいており、
姉妹艦のように似た区画化がされていました。
図を見てわかるように(というか軍艦はどのタイプもそうなのですが)
迷路のように入り組んだスペースに作業室、居住スペース、貯蔵室が位置し、
そのため無期限に自らを維持し、防御し、推進することができます。
以下、色分けされた区画の役割です。
■ Ship Control Spaces (船舶制御機関)
■ Weapons Spaces(武器)
■ Engineering Spaces(エンジン)
■Rader And Radio Spaces(レーダー・ラジオ)
■ Living Quaters(居住区画)
■ Work Spaces
■ Offices(オフィス)
■ Supply Stoage(倉庫)
この横にあった、「船の構造」という文を見てみます。
当たり前すぎることがきちんと書かれています。
この横にあった、「船の構造」という文を見てみます。
当たり前すぎることがきちんと書かれています。
【船の構造】
リトル・ロックのような12,000トンを超える積載量を誇る船を見るとき、
その船の大部分が上よりも水中にあることを理解するのは難しい。
その船の大部分が上よりも水中にあることを理解するのは難しい。
また、この船が何千トンもの鋼鉄で造られ、
その鋼鉄の厚さが6インチもあるにもかかわらず、船が浮いているのは、
周りの水よりも軽いからと考えることもなかなか難しい。
その鋼鉄の厚さが6インチもあるにもかかわらず、船が浮いているのは、
周りの水よりも軽いからと考えることもなかなか難しい。
船は基本的に中空の鉄の箱であり、橋の箱桁と同じように作られている。
家を建てるのと同じように、それは梁と板で構成する。
まず、船の骨となるキールが船体の中央に縦に敷かれる。
次に、キールに対して直角に横方向のフレームが肋骨のように配置される。
縦方向の骨組みは船首から船尾まで長く続き、
横方向の骨組みをつなぎ合わせる。
横方向の骨組みをつなぎ合わせる。
船は、横から横へ、船首から船尾へと走る隔壁
(壁)によって区画されている。
(壁)によって区画されている。
船の側面、船底、上甲板は鋼板で覆われる。
船の一番上の甲板はメイン・デッキと呼ばれ、
メイン・デッキの上にあるコニング・タワーなどは上部構造物と呼ばれる。
船は水雷や魚雷などの水中爆発に対して、二重底、
あるいは「リトルロック」のようなクリーブランド級巡洋艦の場合は
ブリスターやボイドとともに「三重底」になっている。
あるいは「リトルロック」のようなクリーブランド級巡洋艦の場合は
ブリスターやボイドとともに「三重底」になっている。
voidとは、void space: 船内の利用されていない空間部分のこと。
他の荷物を引き出すためなどの理由で荷物を 積むことができない空所。
空船腹(=void space); 死角 (射撃できない地域)ともいいます。
ブリスター(blister)は「水膨れ」の意味で、船のブリスターといえば、
塗装に出てくる水膨れ状態のものであるらしいのですが、
ここでは構造の状態を指しているようなので、
そのように見える部分(バルバス構造のような)のことでしょうか。
ちょっと自信がありません。
三重底は、船の片側からもう片側まで、
3つの小さな区画が連なって構成されていることをいう。
これらの区画の1つ以上が損傷することになっても、
浸水は船全体に及ぶことはなく、比較的狭い範囲にとどめられる。
もし魚雷が爆発し、そのうちのいくつかが損傷することがあっても、
ダメージは船の外側の部分に限られ、
保持隔壁を貫通して重要な部分に及ぶことはない。
3つの小さな区画が連なって構成されていることをいう。
これらの区画の1つ以上が損傷することになっても、
浸水は船全体に及ぶことはなく、比較的狭い範囲にとどめられる。
もし魚雷が爆発し、そのうちのいくつかが損傷することがあっても、
ダメージは船の外側の部分に限られ、
保持隔壁を貫通して重要な部分に及ぶことはない。
■ ブルーノーズ勲章
これは、「リトルロック」が授与された「ブルーノーズ・オーダー」です。
はて、「青鼻の勲章」とは何ぞ。
有名な「赤道まつり」は、船が赤道を越えたときの記念のお祝いですが、
それに倣い、船が北極圏に到達した時も、それを寿ぐ行事が行われます。
そして、北極圏内に到達したメンバーは自動的に友愛会に入会するのですが、
その友愛会の名前が「ブルーノーズ・オーダー」なのです。
北極圏は、地球の地図を示す5つの主要な「緯度圏」の1つです。
はて、「青鼻の勲章」とは何ぞ。
有名な「赤道まつり」は、船が赤道を越えたときの記念のお祝いですが、
それに倣い、船が北極圏に到達した時も、それを寿ぐ行事が行われます。
そして、北極圏内に到達したメンバーは自動的に友愛会に入会するのですが、
その友愛会の名前が「ブルーノーズ・オーダー」なのです。
北極圏は、地球の地図を示す5つの主要な「緯度圏」の1つです。
これは、赤道の北66度33分44インチ (または66.5622 度)を走る緯線です。
1946 年11月30日、 USS「リトルロック」は、CL -92として初めての、
そして1965年9月25日、CLG-4として北極圏に2度目の到達を果たし、
このとき乗務していた乗員すべての人々は、北極越えの式典に参加し、
永遠に「ブルーノーズ」の友愛会員資格を得ることになりました。
1946 年11月30日、 USS「リトルロック」は、CL -92として初めての、
そして1965年9月25日、CLG-4として北極圏に2度目の到達を果たし、
このとき乗務していた乗員すべての人々は、北極越えの式典に参加し、
永遠に「ブルーノーズ」の友愛会員資格を得ることになりました。
なおこの1度目の証明書には、以下のように記されています。
ウィリス・ジェームズ R. S1が乗務する
ウィリス・ジェームズ R. S1が乗務する
USS「リトルロック」 (CA-92) は
西暦1946年11月30日に北極圏を横断し、
ホッキョクグマの北の領域に達したことを証明します
この儀式は伝統に則り、「ブルーノーズ」と呼ばれるのは資格者だけです。
ちなみに、海軍には他に次のようなフラタニティ(友愛会)があります。
「シェルバック」Shellback
赤道通過
「赤鼻勲章」Order of the Red Nose
南極圏横断
「黄金の龍勲章」Order of the Golden Dragon
日付変更線通過
「溝の勲章」Order of the Ditch
パナマ運河通過
西暦1946年11月30日に北極圏を横断し、
ホッキョクグマの北の領域に達したことを証明します
この儀式は伝統に則り、「ブルーノーズ」と呼ばれるのは資格者だけです。
ちなみに、海軍には他に次のようなフラタニティ(友愛会)があります。
「シェルバック」Shellback
赤道通過
「赤鼻勲章」Order of the Red Nose
南極圏横断
「黄金の龍勲章」Order of the Golden Dragon
日付変更線通過
「溝の勲章」Order of the Ditch
パナマ運河通過
「サファリ・トゥ・スエズ」Safari to Suez
スエズ運河通過
「ゴールデン・シェルバック」Golden Shellback
「ゴールデン・シェルバック」Golden Shellback
赤道と国際日付変更線が交差する地点を通過
「エメラルド・シェルバック」Emerald Shellback
「ロイヤル・ダイヤモンド・シェルバック」Royal Diamond Shellback
西アフリカ沖0度(赤道と主子午線が交差する地点)を通過
「エメラルド・シェルバック」Emerald Shellback
「ロイヤル・ダイヤモンド・シェルバック」Royal Diamond Shellback
西アフリカ沖0度(赤道と主子午線が交差する地点)を通過
「マゼラン勲章」Order of Magellan
(船で)地球一周
「湖水勲章」Order of the Lakes
五大湖すべてを航海
ちなみに、USS「リトルロック」は北極圏を横断したことを記念して、
艦首は青く塗られており、桟橋からそれを確かめることができます。
「湖水勲章」Order of the Lakes
五大湖すべてを航海
ちなみに、USS「リトルロック」は北極圏を横断したことを記念して、
艦首は青く塗られており、桟橋からそれを確かめることができます。
ノーズって、これ(フェアリード?)のことだったんですね。
言われるまで、全く色が青いのに気づきませんでした。
■ アメリカ海軍讃歌
”永遠の父よ、救いたもう強きものよ”
言われるまで、全く色が青いのに気づきませんでした。
■ アメリカ海軍讃歌
”永遠の父よ、救いたもう強きものよ”
アメリカ海軍の公式賛歌が展示されていました。
それぞれの聖句は、三位一体の主がその被造物に対する主権者であり、
人がそれに完全に依存していることを表しています。
永遠の父よ、救い給う強き者よ
その腕は荒れ狂う波を縛り、
大海の深みにその定められた限界を守らせ給う
救い主よ,その声を水は聞き
汝の言葉に,荒れ狂う水を静めた
泡立つ深海の上を歩まれた方
その荒れ狂う中にあって、静かに眠っておられた
我らが汝に叫ぶ時、聞け
大海の危機にある者たちのために
最も聖なる御霊は
暗黒の荒れ狂う水の上に
その怒りの騒動を止めさせ
荒れ狂う混乱に平和を与えた
海上の危機のために
父よ、地と海の王よ
この船を汝に捧ぐ
汝を信じ、謹んで祈る
この船を汝に捧ぐ
汝を信じ、謹んで祈る
天より我ら船乗りの叫びを聞け
高みよりこの船を見守り給え!
そして、やがてその航路が行われる時われは汝に祈る
凡ての魂を受け継ぐ者よ
一人の命も失われぬように
天より我ら船乗りの叫びを聞け
そして、永遠の命を天から与えたまえ!
そして、永遠の命を天から与えたまえ!
The US Navy Hymn
続く。