窓の魚 西 加奈子 新潮社 このアイテムの詳細を見る |
やはりこういう小説は苦手かも。
4人の男女が温泉旅館に泊まり、
4人がそれぞれの視点で、その日を綴ります。
4人それぞれ、救いがないような問題を抱えているような、フワフワした地に足をつけていない日常を送っているような、
なんとも読後感がモヤモヤしてしまう。
彼女の最近の作品「こうふく あかの」や「こうふく みどりの」のようにこの小説も、章の間に、まったく別のストーリーを挟む手法(なんという手法なのか言い方がわからないが)を取り入れている。
こういう手法が効果的なのかわからないが、
読み始めは、何のことかストーリーが繋がらなくて飛ばして読んでしまう。
あとで読み返し、「こんな事だったのね」とは思うが、私はこういう手法は苦手だ。