五十坂・登りきらずに下り坂

とうとう56才になりました。
ほとんど年寄りと女子供しか
回りにいません。
そんな日常を綴っています。

『窓の魚』/西 加奈子

2008-09-03 23:58:36 | 
窓の魚
西 加奈子
新潮社

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やはりこういう小説は苦手かも。
4人の男女が温泉旅館に泊まり、
4人がそれぞれの視点で、その日を綴ります。
4人それぞれ、救いがないような問題を抱えているような、フワフワした地に足をつけていない日常を送っているような、
なんとも読後感がモヤモヤしてしまう。

彼女の最近の作品「こうふく あかの」や「こうふく みどりの」のようにこの小説も、章の間に、まったく別のストーリーを挟む手法(なんという手法なのか言い方がわからないが)を取り入れている。

こういう手法が効果的なのかわからないが、
読み始めは、何のことかストーリーが繋がらなくて飛ばして読んでしまう。
あとで読み返し、「こんな事だったのね」とは思うが、私はこういう手法は苦手だ。