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こどものころにみた夢 角田 光代,島本 理生,石田 衣良 講談社 このアイテムの詳細を見る |
「こどものころに見た夢」というタイトルからして、将来の夢のようなものを書いているのかなと思ったら、睡眠時に見る夢だったのか・・・
この本はエッセイではなく、あくまでも短編なので、本当に子供の頃に見た夢を覚えているのかい!という突っ込みはできません。
「トイレ関係」と「へび」の夢が出てくるところ、誰もがそっち関係の夢をみているんだな、とヘンに仲間意識。
話の筋とはあんまり関係ないのだけど、
「たいしたところじゃないぜ、東京だって。カタログ雑誌みたいなもんだよ。モノはいっぱいあるけど、眺めるだけさ」
このセリフ、激しく納得。
全体に話があまりに短すぎるし、夢の事なので、夢の途中で目が醒めたよな中途半端さがある。
一人の作家に一人ずつ絵を装丁している人が違うので、そういうコラボを楽しみたい人はいいかもしれない。