五十坂・登りきらずに下り坂

とうとう56才になりました。
ほとんど年寄りと女子供しか
回りにいません。
そんな日常を綴っています。

初鍋

2008-09-28 23:03:46 | うちごはん
最近めっきり寒くなって、今日は初鍋

しゃぶしゃぶをやりました。

夫婦二人で、肉250g 少なっ
他にもおかずがあったんだけどね

基本的に鍋というのは好きではない。
食べるのは好きだけど、食事中イラッとする

なぜかというと、私とダンナの食べるペースが違うから。

だいたい私は早食いである。
ダンナは晩酌をしながらゆっくり。

鍋がグツグツいってるのに、チマチマ食べて、
「ほら、もう煮えてるよ」
「そんなにワシワシ食えねーよ」
そんなやりとりがいっつも

しかも最後の麺のタイミングが二人はあわない。

それでも鍋にしちゃうのは、手抜きをしたいから




『魔王』/伊坂幸太郎

2008-09-28 22:34:40 | 
魔王
伊坂 幸太郎
講談社

このアイテムの詳細を見る

折りしも総裁選が終わり、日本の総理大臣が替わったところです。
この犬養のように
「政治を任せてくれれば、五年で景気を回復させてみせる。五年で、老後の生活も保障しよう。もしそれができなかったら、私の首をはねればいい」
と麻生さん、言ってはくれまいか。

一連の伊坂作品としては、娯楽性の欠いたどちらかというと政治色が濃いというか、社会問題を提起したような小説でした。

面白いか面白くないかと問われると、「私だって、考えろ、考えろマクガイバーだよ」と答えたいな。

最後のオチとしては、「エッ」という終わり方ですが、ちりばめられたセリフがなんとも含蓄がある。

それと、法学部出身者らしい問題提起をしているようなセリフ。
普段何げなくニュースなどを見てモヤモヤ感じる事を代弁してくれているようで小気味よい。

例えば
アメリカは、核兵器を持っていないという国には爆弾落として、持っていると威張っているやつらは見守っている、というのはどういうことなんだよ。」

「日本の歴史教育は、自虐的で、だから若者が国に誇りを持てないって、歴史教育のせいなのか?」「俺、歴史の授業を真面目に受けていないし」

「世界とか環境とか大きいことを悩んだり、憂慮する人ってのは、よっぽど暇で余裕のある人たちかもしれない」

解散総選挙があるのかわからないけど、その前に一読してみては?