市内の図書館のネット予約システムが新しくなり、
サックサク新しい本を借りられるようになった。
東野圭吾の「カッコウの卵は誰のもの」は3時間位で読みました。
速読の技術なんか特別なくてもすいすい読めてしまいます。
この「下流の宴」も3時間くらいで読んでしまいました。
林真理子氏の本は、読んでいて「けっ」と思うことが多いのですが、
この本は面白かった。
相変わらず上流階級のことをちりばめています。
作者が聞きかじった現代の日本が抱えている事情をあちらこちらにちりばめて、
やや散漫になったきらいがあるのだけど、
福原家の主婦、由美子には自分を投影できて感情移入できた。
私見であるが、私は「出来のいい子供を持った親ほど羨ましいものはない」
と思っている。
この由美子も言っているではないか。
いったい子育てというのは、どういう因子が絡み合い。成功例と不成功例を生み出すのであろうか。由美子は教育評論家の書いた本を何冊も読んだがついにわからなかった。
まあ、そこそこの両親から生まれた子どもがそこそこになるのは別にどうも思わないけど、
こんな両親からなんでこんなに頭のいいのが出来るの?
という人が中にはいる。
とってもイヤらしいのだけど、私は嫉妬を感じる。
我が家は中流か?と問われたら、
ま、今住んでいる地域にいる限りでは中流と言えるのかな・・・
しかし、今の若者の半分は親以上の経済状態にはなれないそうだ。
福原家と宮城家。
今の日本と新興国を見ているようで空恐ろしい。
アラフィフにはオススメ本です。