夏は緑に覆われていた木立も
冬は落葉し、丸裸
冬は木の葉で見えなかった向こうの景色がよく見える.
木の葉は私の煩悩みたいだなぁ…
木の葉という煩悩を身にまといっているから
向こう側の世界があいりのまま見えないんだよね。
葉っぱを落とせばいいんだけど
この葉っぱが捨てられないんだよね。
【一念多念文意】
「凡夫」といふは、無明煩悩われらが身にみちみちて、
欲もおほく、いかり、はらだち、そねみ、ねたむこころおほくひまなくして、
臨終の一念にいたるまで、とどまらず、きえず、たえずと、…