住職の独り言

~ご縁に触れて~

冬木立と煩悩

2015年01月18日 | 独り言

夏は緑に覆われていた木立も

冬は落葉し、丸裸

冬は木の葉で見えなかった向こうの景色がよく見える.

木の葉は私の煩悩みたいだなぁ…

木の葉という煩悩を身にまといっているから

向こう側の世界があいりのまま見えないんだよね。

葉っぱを落とせばいいんだけど

この葉っぱが捨てられないんだよね。

  【一念多念文意】

 「凡夫」といふは、無明煩悩われらが身にみちみちて、

欲もおほく、いかり、はらだち、そねみ、ねたむこころおほくひまなくして、

臨終の一念にいたるまで、とどまらず、きえず、たえずと、…

コメント
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