今月の本願寺法語カレンダーの標語は
まどえる身にも 信あらば
生死(まよい)のままに 涅槃(すくい)あり
息を引き取るまで
煩悩に充ち満ちている我なれど
如来の大悲は
年々歳々
洪水が汚れを洗い流すように
我が煩悩を転じ、
消し去りお浄土往き
間違いなき身に仕上げて下さる。
~御文章~
一念に弥陀をたのむ衆生に無上大利の功徳をあたへたまふを、発願回向とは申すなり。
この発願回向の大善大功徳をわれら衆生にあたへましますゆゑに、
無始曠劫よりこのかたつくりおきたる悪業煩悩はことごとくみな消えて
すでに正定聚不退転なんどいふ位に住すとはいふなり。
このゆゑに、南無阿弥陀仏の六字のすがたは、
われらが極楽に往生すべきすがたをあらはせるなり。