「定例法話会」
6月20日(木)午後1時半~
講師 節談説教 葦原理江師(熊本県)
節談説教(ふしだんせっきょう)とは、日本の仏教布教手段を指す「説教」のうち、浄土真宗に固有の言葉である。
仏教に馴染みのない聴衆に伝わりやすくするために、話す文句(説教)に抑揚(フシ)が付き(多くは七五調である)、人びとの情念に訴えかけるように工夫されたものである。
現代の法話とは異なる。説経節のように歌って踊るパフォーマンスはなく、楽器なしの素語りである。
その芸能性により、浪曲、講談、落語などそれぞれの話芸の母体となった。
これを行う説教師は、昭和期においてなお、寺をめぐり旅をしながら浄土真宗の教えを説いて回った[