住職の独り言

~ご縁に触れて~

浄土真宗のたのむ

2023年01月25日 | 独り言

「たのむ」と言うと依頼する、お願いすると思われましょうが、これだと自力心になります。

「たのむ」を親鸞聖人は「本願をたのみ」「他力をたのみたてまつる悪人」等々使われていますが、
親鸞聖人の「たのむ」は「憑」の字をお使いであり、
これは「私の命をまかせる」ことであります。

「難治の三病は、大悲の弘誓を憑み、利他の信海に帰すれば、これを矜哀(ふかくあわれみ)して治す…」
地獄必定の私が阿弥陀様の救いの法(南無阿弥陀仏)に、
全托帰命するところに、今この世において無量のいのちをいただく事であります。(平生業成)

おはずかしいことであります…南無阿弥陀仏
勿体ない事であります…南無阿弥陀仏



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