「たのむ」と言うと依頼する、お願いすると思われましょうが、これだと自力心になります。
「たのむ」を親鸞聖人は「本願をたのみ」「他力をたのみたてまつる悪人」等々使われていますが、
親鸞聖人の「たのむ」は「憑」の字をお使いであり、これは「私の命をまかせる」ことであります。
「難治の三病は、大悲の弘誓を憑み、利他の信海に帰すれば、これを矜哀(ふかくあわれみ)して治す…」
地獄必定の私が阿弥陀様の救いの法(南無阿弥陀仏)に、全托帰命するところに、今この世において無量のいのちをいただく事であります。(平生業成)
おはずかしいことであります…南無阿弥陀仏
勿体ない事であります…南無阿弥陀仏
