今回の目的は「舞鶴引揚げ記念館」へ行く事でした。
昭和20年(1945)第二次世界大戦終結と共に、当時海外に残された日本人は660万人以上とも言われ、それらの人々が日本に帰国した訳であります。京都の舞鶴港は昭和20年から昭和33年までの13年間引揚港としての使命を果たしました。
引揚げはオーストラリア・イギリス・中国からの引揚げは昭和22年で終わりましたが、ソ連からの引揚げは中々はかどらず昭和25年以降は舞鶴港が国内唯一の引揚げ港となり、昭和33年の終了までに346隻66万人引き揚げ者を受け入れました。
この記念館は、シベリア抑留や引き揚げという戦争が引き起こした過酷な労苦の体験を後世に語り継ぎ、子供たちに平和の尊さを伝えてほしいとの願いで全国から寄せられた資料は1万2千点を超え、平成27年(2015)には世界記憶遺産の登録されました。(次回へ)




(シベリア抑留生活)