住職の独り言

~ご縁に触れて~

方便

2023年01月11日 | 独り言
家が火事で燃えています。中には子供が居るけど夢中で遊んでいて気づかない。
このままでは焼け死んでしまう。さぁどうしましょう。
仏さまは子供の大好きなゲーム機を買ってきたよ!と大きな声で叫んで子供を誘い出し救う。
これは方便であります。
人間は一人ひとり千差万別で性質・能力等々で一様ではありません。
阿弥陀如来は人それぞれの機根にしたがって種々なる手段を持ってさとりへと至らしめる。
親鸞聖人は『一念多念文意』に、
「この一如宝海よりかたちをあらはして、法蔵菩薩となのりたまひて、無碍のちかひをおこしたまふをたねとして、阿弥陀仏となりたまふ…この如来を方便法身とは申すなり。方便と申すは、かたちをあらはし、御(み)なをしめして、衆生にしらしめたまふを申すなり。すなはち阿弥陀仏なり」
阿弥陀如来はおさとりの世界より阿弥陀如来として顕現し、迷い苦しむ衆生を南無阿弥陀仏を以てさとりへ至らしめたもう。
真実そのもののはたらきであります。南無阿弥陀仏




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高齢者

2023年01月10日 | 独り言

まだらボケ
物忘れ日常茶飯事
腰は曲がり
足はとぼとぼ
これが現実
南無阿弥陀仏




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入信理由

2023年01月09日 | 独り言
オーストラリア・シドニーのあるご門徒(外国人)が浄土真宗に帰依した理由。
「凡夫ということを知らされました。この凡夫が無条件で、速やかにこの上ないさとりに至らしめてしまう阿弥陀如来の本願、これこそが私の人生の究極の理由であり、心の支えである事を確認しました。」
そしてこの方は得度されたそうです。

(高田慈昭師著作より転記)

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智慧のはたらき

2023年01月08日 | 独り言

阿弥陀如来は私の思いはからいを超えた最上無上なる悟りの智慧の徳を以て、

私を安穏なる世界へ導きたもう…南無阿弥陀仏




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コロナ禍のデーサービス

2023年01月07日 | 独り言
昨日(1月6日)発表された新型コロナウイルスに感染し死亡した人は全国で456人で過去最多を記録。 

99歳の祖母は週三回ディサービスにお世話になっているが、
正月3日に弟宅で、家族だけの食事会に呼ばれ祖母は出かけて行った。
夕方に帰宅し4日は自宅で休養。
5日はディサービスがあるので出掛けたが、午後3時頃になり37.2分の熱が出たので強制帰宅。
(あれあれ…先日出かけてコロナ感染したか?)
6日の朝には平熱に戻り、昼・夕と検温したが平熱なので安堵。
7日のディサービスは行けると思っていたが、お世話になっているディーサービスセンターから電話があり、一度熱が出ると48時間は経過観察でお休みして下さいとの連絡。
ですよね…ディサービスセンターもクラスターでも出したら大変だから
最悪の場合を考えての運営…大変ですね…お世話かけます。


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帰る場所

2023年01月06日 | 独り言

北海道分水嶺(宗谷岬~襟裳岬)冬山大縦走。

前人未到の偉業を達成!総延長670キロ、累積標高差4万2600メートルに達する分水嶺を63日で一気に駆け抜けた野村さんの大冒険。

この大縦走で野村良太さん(27)は自分の「弱さ知った」と言う。

厳しい状況におかれた時、どんな思いで持ちこたえるのか?

「帰る場所というか、安心できる場所があるから、そうじゃない場所でも頑張れる。待っててくれる人がいるのは本当に厳しい時でも力になり、そういう時にふと冷静になれる。」と言っておられた。

辛くても帰れる家があり、待っていてくれる人にがいるから頑張れる。

まさに私たちの人生にとって帰る家(お浄土)があり、待っている人(阿弥陀如来)が居て下さる事は私たちに安心を与えて下さる。南無阿弥陀仏


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私の三が日

2023年01月05日 | 独り言
今年の正月は穏やかな天気でした。
元旦は朝7時からの日曜礼拝。
朝4時前に起床し、暖房を入れたり、焼香等々の準備でバタバタ。
日曜礼拝は、正信偈和讃繰り読み、正月第1週目は「弥陀成仏」から始まり、毎週六首づつ繰り読みしながら進み年末まで毎週違う和讃の拝読となります。
調声とミニ法話は2023年1月の第1日曜日は私でしたが、
私・副住職・山口さん・弘山さん・奥住先生の4~5人で当番制で毎週違った人が勤めます。
朝の礼拝後は寺内家族でお斎を頂く。
午後2時からは元旦法要を勤める。
法要は頌讃・表白・讃仏偈・短念仏・回向、元旦章拝読、住職挨拶、御流杯で乾杯。
流杯は日本酒とジュースに分け流杯しましたが、日本酒は好まれず、ジュースで流杯希望される方ばかりでした。なにはともあれ無事終了。
2日は箱根駅伝をテレビ鑑賞しながら電話番。
3日は昨日同様私は箱根駅伝をテレビ鑑賞。
その間、私の弟「西方寺」で正月法要があるので母親を柏の寺へ送り届け、私はそのままスーパー銭湯へ。
副住職は正月3日から葬儀でした。
以上




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我執

2023年01月04日 | 独り言
自分の偏った目線で物事を見聞し(愚痴)
目的達成のために我欲を募らせ(貪欲)
思い通りにならないと怒りを燃やし他者を責める(瞋恚)
これわが姿…浅ましや 浅ましや 南無阿弥陀仏


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視点を変えて

2023年01月03日 | 独り言
お仏壇のお荘厳をしてから、離れた所から見てみると、チョットずれている事に気づく。
植木屋さんは、選定を終えてから縁側に坐ってお茶を飲みながら庭を眺めながら、全体のバランス・光の当たり具合・風の流れをし分別し、全体を眺めた上で細かいところを選定し直す。

「教法は鏡なり」という言葉があるが、
自己中心(小我)の目線から、仏さまの智慧の目線(大我)で物事を見ると大きな気づきがある。
まさに「み教えは真実を映し出す鏡なり」

今年も皆さんと共に「仏の智慧」を聴聞いたしましょう。




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大悲の中で

2023年01月02日 | 独り言
今年は「親鸞聖人ご誕生850年・立教開宗800年慶讃法要」が3月29日より5月21日迄5期にわたり本山(京都:西本願寺)で厳修されます。是非皆さまにおかれましてご参拝願えればと存じます。

 アメリカのインターネット検索サービス会社が、インターネット検索で回答を得ることが出来なかった質問を発表し、そのトップは「生きる意味はなんですか?」でした。
私達は、これから「どう生きようか」とは考えますが、「何のために生まれて来たのか?」「死んだらどうなるのか?」という命の行く末については考えないようにしているのが現実ではないでしょうか。

御文章に
「死ぬ時は、頼りにしていた家族も財産も何一つ私に連れ添ってはくれません。独りで死んでゆくのです。故に、死んだらどうなるのかという後生の一大事を解決して下さったのは阿弥陀如来だけであります。その救いの法を疑いなく信じ念仏申し安養の浄土へ参らせて頂きましょう」
蓮如聖人は、私たちの現実の姿と、この世に生まれた意味と目的をお示し下さいます。

正信偈には「如来所以興出世 唯説弥陀本願海」
(意訳:お釈迦様がこの世に生まれてきた理由は、ただ阿弥陀如来の救いの法を説くためであります)と示され、親鸞聖人や蓮如聖人は仏の教えを受け、後生の一大事を解決して、人間に生まれた意味を明らかにし、安心のうちにこの世を生き抜き、究極の幸せの世界(おさとりの世界)へ往生するためと示されます。

私の日頃の生活を考えてみますと、言ってはならない事を言って人を苦しめたり、人の失敗を同情しながらも面白がたっり、ねたみ、うらみ、怒り、腹立ちの心が泉の如く湧きいずるのが私の姿であります。

親鸞聖人はそのような私たちに、なんの心配もいらない、「そのまま救われていく道があるよ」と教え下さいました。不安いっぱい愚痴いっぱい、死にたくないとしがみついている「そのままの姿のままで必ず救いとるぞ」と呼びつづけていて下さる阿弥陀如来さまのお慈悲です。

この一年、私がどんな状況にあろう私に寄り添って下さる大悲の中で、お念仏と共に心豊かに浄土への日々を過ごして参りましょう。合掌




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