人と、オペラと、芸術と ~ ホセ・クーラ情報を中心に by Ree2014

テノール・指揮者・作曲家・演出家として活動を広げるホセ・クーラの情報を収集中

(緊急告知編)2020年 ホセ・クーラ、来日してアイーダのラダメスを再び歌う?! バーリ歌劇場来日公演

2019-12-06 | バーリ歌劇場来日公演アイーダ

 *画像はイギリスでのコンサートから、アイーダの第3幕の2重唱を歌うクーラと、ソプラノの故ダニエラ・デッシー

 

*6/1追加 残念ですが公演キャンセルとなったようです。 → (公演中止)編

*4/1追加情報 大阪堺市のフェニーチェ堺が、バーリ歌劇場のアイーダを告知しました。ラダメスにホセ・クーラの名前が!そしてアイーダは、チェドリンスです。チケットの一般発売は5月末からとのことです。これでクーラ出演は、名古屋(11/15)と堺(11/13)が明らかになりました。あとは、東京でしょうか。情報が待たれます。

→ 最新情報を加えたブログ記事

 

*2/25 (名古屋クラシックフェスティバル告知編)

 

再補足(2020/2/24) なんと! びわ湖のプログラムからは消えましたが、名古屋でアイーダに出演するという情報が流れてきました。ただしクーラの公式カレンダーはまだ更新されていません。 → 最新情報を加えたブログ記事

 

緊急の補足(2020/2/18)  たいへん残念なことですが、びわ湖ホールの年間プログラムから、ホセ・クーラの名前が消えました。出演はなくなったということでしょうか?いずれにしても、クーラのカレンダー更新を待ちたいと思います。

 

 


 

 

ホセ・クーラの57歳の誕生日だった昨夜(2019年12月5日)、超々サプライズニュースが入ってきました!

滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールが5日に発表した2020年度公演スケジュールに、ホセ・クーラの名前があったのです。イタリアのバーリ歌劇場のツアーのようで、演目は何と、ヴェルディのアイーダです。 →続報はこちら(緊急告知編その2

クーラの来日が実現するとしたら、2006年ボローニャ歌劇場来日公演のアンドレア・シェニエ以来、14年ぶりです。アイーダのラダメスは、クーラが1998年に初来日して、新国立劇場の開場記念公演で歌った記念すべき役柄でもあります。しかもアイーダは、当時と同じマリア・グレギーナとのことです。

私もかなりびっくりして、まだ信じられない思いです 。もう来日はないのではないかと、ほとんどあきらめていましたし、しかも演目がアイーダです。テノールの役ラダメスは、エジプトの青年将校で、戦争に負けて奴隷として囚われの身となっているエチオピアの王女アイーダと恋に落ちて、苦悩の末、祖国を捨て、アイーダと亡命しようとする、若く、無謀ともいえる行動に走るキャラクターです。まさか、再度、クーラが57歳でこのラダメスを歌うとは!本当にびっくりしましたが、とてもとても楽しみです。ぜひキャンセルや変更なく、来日が実現してほしいものです。

現時点では、びわ湖ホールの発表だけで、東京や大阪など、他都市での公演があるのかどうか、まったくわかりませんが、とにかくビッグニュース、あわててこの記事を書きました。続報を楽しみに待ちたいと思います。

いくつか現時点での情報をまとめて紹介します。

 

*2020年のホセ・クーラの公式カレンダーは、12/5現在、発表されていません。最終的には、クーラのカレンダーに掲載されてから来日確定となると思います。

 

 

 


 

 

 

≪びわ湖ホールによる2020年度自主事業ラインナップ発表≫

 

●こちらはフェイスブックの記事です。リンクをクリックすると、びわ湖ホールの発表記事にとび、2020年度公演スケジュールPDFのリンクが掲載されています。

 

 

●掲載されたびわ湖ホールの2020年度公演スケジュールより、クーラ出演の部分です。

 

 

 

 

≪バーリ歌劇場のアイーダ ≫

 

●バーリ歌劇場HP

イタリア南部の都市バーリのオペラハウス、バーリ歌劇場(ペトゥルッツェッリ劇場)のHPです。画像にリンクをはっています。

HPには、私が見た範囲では日本ツアーのことはまだ見当たらなかったのですが、2020年のシーズンプログラムにアイーダが入っています。

 

 

 

●バーリ歌劇場のFBより、2020年シーズンプログラム 左側がオペラとバレエ、右がコンサート。

 

●アイーダの紹介ページ

古典的なセットのようですが、色合いなど、現代風で洗練された雰囲気を感じます。

 

●FBより

 

 

≪ホセ・クーラとバーリ歌劇場≫

 

クーラがバーリ歌劇場に出演したのは、私が調べた範囲では、2000年8月のトスカ、その公演だけではないかと思います。

この時のトスカはDVDにもなっています。クーラも若々しく、理想と信念を貫くカヴァラドッシその人、そのもののように感じました。

 

 

●画質はよくないですが、バーリの舞台から「星は光りぬ」の場面を。

 

 

 

≪ホセ・クーラとラダメス≫

 

クーラは1998年の日本の新国立劇場開場記念のアイーダが、ラダメスのロールデビューでした。その後、イタリアのパレルモ、ヴェローナ、アテネ、そして2001年の来日でもラダメスを歌っています。

その後、最後にラダメスを演じたのは、2005年ヴェローナではないかと思います。これが正しいとすれば、15年ぶりのラダメスということになります。

 

●新国立劇場FBより

新国のラダメスを演出したゼッフェレッリが今年亡くなった際に、追悼として、開場記念公演の写真がたくさんアップされました。クーラの凛々しいラダメスの姿もあります。

 

 

●ゼッフェレッリ追悼記事

ゼッフェレッリを悼んで、開場記念公演についてのインタビューが再掲されていました。クーラに対する高い評価が語られています。

 

 

●クーラのラダメスの動画

ネット上にあるクーラのラダメスを、いくつか紹介します。

 

1998年新国開場記念公演より、清きアイーダ

 

ダニエラ・デッシーとの3幕の二重唱

 

パレルモでの第4幕、アムネリスとの二重唱

 

 

新国開場記念のアイーダ、グレギーナとのラストシーン 

 

 

 


 

 

突然の朗報で、本当にびっくりしました。若々しく力強い声と凛々しい姿で、新国立劇場のオープニングを飾ったクーラ。当時は35歳でした。

そしてもし本当に2020年の来日公演が実現するとしたら、クーラ57歳、いえまもなく58歳になろうという時です。どんな公演になるのでしょうか。声は重く深くなり、髪や髭も白くなりました。体格も年相応の貫禄(笑)があります。一方で、円熟の歌唱力、表現力、そして深い作品解釈によって、かつてとはまた違う、素晴らしい舞台をつくってくれるものと信じています。

繰り返しになりますが、まだクーラの公式カレンダーには掲載されていません。またびわ湖ホール以外からの情報も出ていない時点でのこのブログ記事になります。いずれ続報が出たら掲載するつもりですが、久しぶりの来日ニュース、本当に、本当に、うれしいですし、ぜひ実現してほしいものです。アーティストとして経験を積み、成熟したクーラの舞台が日本で見られるとは!続報が待ち遠しいです。

 

 

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