長岡京エイリアン

日記に…なるかしらん

最近の悪いもんは、どうなっとるのかねぇ~チミ!  ~オール仮面ライダーシリーズ復習、2時間目~

2015年01月13日 23時35分59秒 | 特撮あたり
映画『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』(2009年12月公開 90分 東映)


 映画『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』は、特撮 TVドラマシリーズ『仮面ライダー』シリーズの第20作『仮面ライダーW 』と第19作『仮面ライダーディケイド』の劇場版作品。
 キャッチコピーは「本当の始まり。 / 本当の終わり。」、「仮面ライダーW、誕生の秘密。 / 仮面ライダーディケイド、最後の勇姿。」。

 放送中の仮面ライダーと、前作の仮面ライダーが共演するクロスオーバー作品『 MOVIE大戦』シリーズの第1弾。と同時に、『仮面ライダーディケイド』の放送開始と共に始まった「平成仮面ライダー10周年プロジェクト」の第4弾にして、最後を締めくくる「平成仮面ライダー10th 冬の陣」という位置づけでもある。『 W』としては初、『ディケイド』としては2作目にあたる劇場版作品。前作『仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』のエンドロール後と、『ディケイド』TVシリーズの最終回放送後に公式に公開が発表された。
 本作は『 W』と『ディケイド』のエピソード各1編・最終エピソード1編の計3編で構成されており、『ディケイド』、『 W』、『 MOVIE大戦』の順で上映された。

 『 W』のエピソードは『仮面ライダーW ビギンズナイト』と題され、Wの「本当の始まり」となる、仮面ライダーW の誕生秘話が描かれ、公式解説書によれば、TVシリーズ第12話と第13話の間に位置するエピソードであるとされる。
 『ディケイド』のエピソードは『仮面ライダーディケイド 完結編』と題され、ディケイドの「本当の終わり」となる、TVシリーズ最終回の後日談が描かれる。『完結編』は TVシリーズから時間が経過している設定となっており、『ディケイド』最終話終盤の展開にも本作では特に触れられていないが、2010年5月に関東ローカルで再放送された最終話では、『特別編』として終盤の展開が大きく変更され、『完結編』によりスムーズに繋がるラストに修正された。
 そして、最終エピソードは『 MOVIE大戦2010』と題され、ディケイドとスーパーショッカーとの最終決戦に Wが参戦し、Wとディケイドが前作『オールライダー対大ショッカー』と同様に共演する。
 『完結編』では、栄次郎に死神博士になった記憶が残っていたり、仮面ライダークウガ・ライジングアルティメットが再登場し、『 MOVIE大戦2010』ではディケイドと Wが前作での初対面を憶えているなど、前作の設定・要素が反映されている。
 なお、『ディケイド』は本作で完結となっているが、本作の海東大樹(仮面ライダーディエンド)が主役のスピンオフ作品『仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超・電王トリロジー EPISODE YELLOW お宝 DEエンド・パイレーツ』(2010年)や、再びディケイドが主役の立場に置かれている映画『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』(2012年)は、本作の後日談となっている。

 全国292スクリーンで公開され、2011年12月12・13日の公開2日間で興行収入約4億5千万円・動員約39万6千人を記録し、映画観客動員ランキングで初登場第2位を獲得した。
 また、映画『仮面ライダーアギト PROJECT G4』からの平成ライダー劇場版シリーズは、13作目となる今作で累計観客動員1000万人を突破した。最終興行収入は15億4000万円を記録し、2013年時点で、仮面ライダー劇場版シリーズとしての最終興行収入第4位を樹立した。


あらすじ(『 W ビギンズナイト』は省略します)
『仮面ライダーディケイド 完結編』
 紅渡(仮面ライダーキバ)により自分の本来の使命を宣告され、ついに「世界の破壊者」であることを受け入れてしまった門矢士 / 仮面ライダーディケイドは、「ライダー大戦」を勃発させた後、姿を消した。
 光夏海の悲痛な叫びも空しく、士はディケイドに変身して多くの仮面ライダーたちを次々と倒していく。そしてディケイドは、小野寺ユウスケが変身した仮面ライダークウガ・アルティメットフォームを激戦の末に倒し、その使命を完遂する。全てのライダーを倒した士の前に姿を現したのは、彼を止めるという決意を固め、仮面ライダーキバーラに変身して士との決戦に臨む夏海だった。
 そんな戦いの最中、ゾル大佐として力を得た鳴滝は、光栄次郎をスーパー死神博士として覚醒させ、共に新たなる組織「スーパーショッカー」を結成。世界征服達成の切り札となる「神を超える力」、ネオ生命体の誕生を目論む。

『 MOVIE大戦2010』
 逃走したダミー・ドーパントを追いかけている内に、Wはディケイドたちとスーパーショッカーの戦いの場へと来てしまう。
 ディケイドとW、正面から運命と向かい合った2人の仮面ライダーが再び出会った時、最終決戦の幕が上がる。


主な登場人物
門矢 士(かどや つかさ) / 仮面ライダーディケイド …… 井上 正大(20歳)
 本シリーズの主人公。仮面ライダーディケイドに変身する青年。20歳。一人称は「俺」。写真家を自称し、ピンク色の二眼レフのトイカメラを常に身につけている。クールかつ自信家で、誰に対しても尊大な態度で接し、傲岸不遜な態度を取ることが多い。
 物語の序盤で、自分が全ての仮面ライダーを破壊する存在であること、そして世界の消滅を防ぐために旅をしなければならないことを告げられる。旅する世界のどこかで自分の本来いた世界が見つかるかもしれないと考え、旅を続ける。
 鳴滝や訪れた世界のライダーからは「破壊者」や「悪魔」などと忌み嫌われ、時折自身も皮肉で自称することもある。また、全ての世界を救おうという意思はあるのだが、意図しなくとも訪れた世界が自分の存在で崩壊することを知り、苦悩する。しかし、旅を続ける内に、そうした自分を受け入れてくれる夏海を大切に思うようになる。
 本作では、「世界の破壊者」としての運命を受け入れ、「仮面ライダーディケイド激情態」に変身して他の仮面ライダーたちを次々に倒していったが、最後は仮面ライダーキバーラに変身した光夏海にあえて倒される。彼の真の目的は、ライダーの世界を一度破壊することで、消えゆく運命にあった仮面ライダーの物語を永遠にするためだった。その後、仲間たちとこれまで出会ったライダーたちの思いを受けて復活し、スーパーショッカーに立ち向かう。

光 夏海(ひかり なつみ)…… 森 カンナ(21歳)
 本シリーズのヒロイン。祖父・光栄次郎の経営する光写真館で受付係をしている女性。20歳。一人称は「私」。本来は仮面ライダーのいなかった「夏海の世界」の出身。誰に対しても敬語で話し、他人の首筋にある「笑いのツボ」を押すことで相手を否応無しに大笑いさせる、光家秘伝の特技を持つ。士からは「ナツミカン」とも呼ばれる。
 本作では、世界の破壊者になってしまった士を止めるため、キバーラの力を使用して「仮面ライダーキバーラ」に変身する。

海東 大樹(かいとう だいき) / 仮面ライダーディエンド …… 戸谷 公人(19歳)
 仮面ライダーディエンドに変身する青年。一人称は「僕」。本来は他に仮面ライダーのいなかった「仮面ライダーディエンドの世界」の出身。様々な世界を単独で往来し、「僕の旅の行き先は、僕が決める。」という信念のもとに、価値のある「お宝」と判断した物を収集している、孤高のトレジャーハンターである。
 ディエンドライバーを入手して士たちよりも先に異世界を渡り歩いていた様子で、異世界の事象にも詳しい。本人は、士とは古い知り合いだと語る。鳴滝とも面識がある。口の悪さは天下一品で、他人から誤解を招きやすい。
 士たちとの馴れ合いや人づきあいが苦手で別行動を取り、目的の相違から彼らの旅を妨害することもしばしばである。当初は興味本位から士と共闘することが多かったが、シリーズ終盤では士に助言したり気にかける行動を見せており、士たちが大切な仲間であることを自覚するようになる。
 本作では、他の仮面ライダーたちと共にスーパーショッカーと戦う。

小野寺 ユウスケ / 仮面ライダークウガ …… 村井 良大(21歳)
 ディケイドを倒すという目的を抱く鳴滝から変身ベルト・アークルを託され、仮面ライダークウガに変身する能力を得た青年。一人称は「俺」。「仮面ライダークウガの世界」の出身。最初は尊大な態度をとる士に食ってかかったが、共闘を経て友情を築き、強い信頼を寄せるようになる。
 本作では、世界の破壊者になってしまった士を倒すために他の仮面ライダーたちを率いて戦うが、ディケイドに倒される。しかしライダー大戦の終了後に復活し、ディケイドと共にスーパーショッカーと戦う。

キバーラ …… 沢城 みゆき(24歳 声を担当)
 翼長11.5cm ほどの、キバット族の白いコウモリ型モンスター。一人称は「私」。仮面ライダーに変身する者に噛みつくことで、その能力を強化させる。
 本作では、ディケイドを止めようとする光夏海を「仮面ライダーキバーラ」に変身させる。

岬 ユリコ / 電波人間タックル …… 広瀬 アリス(15歳)
 士と行動をともにする、天真爛漫な女性戦士。本来は仮面ライダーと同様の改造人間でありながら、全ての世界を敵に回した士の唯一の心の支えとなろうとする。
 原典では仮面ライダーストロンガーのパートナーだったが、本作では自分の「居場所」を探し求めている。しかし、実際には蜂女との戦闘によってすでに死亡しており、魂が実体化した存在となったものだった。
 蜂女との再戦で必殺技ウルトラサイクロンを発動させて痛手を負わせるが、自身も力を使い果たしてしまい、夏海に「居場所ができたよ。」と言い残して消滅した。

ロベルト 志島 / ダミー・ドーパント …… 手塚 とおる(47歳)
 歌手・睦月恵里香(演・沢井美優)の墓のある教会の神父で、「闇と静寂の会」会長。
 「死は神聖なる儀式」として捉え、風都で発生する怪奇現象「死人還り」に不快感を抱く素振りを見せるが、裏の顔は、「ダミー(偽者)」のガイアメモリで変身した「偽者・複製品」の記憶を宿したドーパントで、人物や物体などあらゆる姿に擬態することで、死人が蘇ったように見せかけていた。
 ディレクターズカット版の追加シーンでは、他者の深層心理からトラウマとなっている人物を探り出し、その能力も含めて全てを忠実にコピーすることができると解説された。ただし、擬態能力以外の戦闘能力は皆無に等しく、最期はネオ生命体に取り込まれた。

鳴海 荘吉 / 仮面ライダースカル …… 吉川 晃司(44歳)
 『 MOVIE大戦2010』終盤で登場。士が翔太郎に託したライダーカードの力で登場する、『仮面ライダーW 』の世界とは別世界の鳴海荘吉。

スーパーショッカー
 『仮面ライダーディケイド 完結編』と『 MOVIE大戦2010』に登場する敵組織。ディケイドを始めとしたオールライダーに敗れた大ショッカーの残党によって再編成され誕生した新組織。
 前身組織と同様に、複数の世界から結集した様々な悪の組織・種族の怪人たちで構成されている。残党の集まりであるため、大ショッカーと比較すると組織としては縮小しているが、新たに加わった怪人も多数おり、各組織、各種族の中から選りすぐって、かつて歴代の仮面ライダーを苦しめた精鋭怪人が集結した。そのため、前作のような無尽蔵の怪人軍団ではなく、幹部級怪人が戦闘員を引き連れる編成になっている。
 前作で大ショッカー大首領に就任したシャドームーンが敗れたため、スーパーショッカーに大首領は存在しないが、のちのち完成体となったネオ生命体が大首領となるか、ネオ生命体を後ろ盾にしてスーパー死神博士自身が大首領となる計画であったと推測される。
 「ネオ生命体」と「スーパークライス要塞」の二大切り札による、大ショッカー時代以上の勢力拡大と、「ライダー大戦」に乗じた世界征服を狙っている。
 組織の紋章は、「 S」を模した双頭の鷹。

ゾル大佐 …… 奥田 達士(41歳)
 その正体は、ディケイドを倒したい一心で、スーパーショッカー結成の手引きを行った鳴滝。おでんの屋台の親父に扮しておびき出した光栄次郎をスーパー死神博士として覚醒させ、自らもゾル大佐に変身する。
 原典同様に「服装のたるみは精神のたるみ」として、戦闘員たちを電磁鞭で叱咤する。劇中で自ら戦うことはないが、絶大な戦闘力を秘めている。原典『仮面ライダー』(1971~73年)のゾル大佐とは異なり、劇中では怪人・黄金狼男には変身しなかった。

スーパー死神博士 …… 石橋 蓮司(68歳)
 その正体は、『ディケイド』のヒロイン・光夏海の祖父・光栄次郎。おでん屋台で鳴滝に出くわし、彼が見せたスルメイカとビール(イカでビール)で、前作『オールライダー対大ショッカー』での記憶を思いだしかけた所に、突如として飛来したマントに包まれてスーパー死神博士に変貌してしまう。しかし、外見上は小指の付け爪に「スーパー」と書かれただけで、その他は前作の死神博士と特に違いは無い。
 ゾル大佐になった鳴滝とともにスーパーショッカーを結成し、前作同様に「怪人作りの名人」として、世界征服成就のために「神を超える力」であるネオ生命体を誕生させた。なお、本作では怪人形態イカデビルには変身しない。
 『 MOVIE大戦2010』ではスーパー死神博士の正体が判明し、栄次郎が死神博士のガイアメモリを悪用されて強制的に変身させられていたことが明らかとなる。

蜂女(はちおんな)…… 及川 奈央(28歳)
 スーパーショッカーの女性怪人で、幹部候補。元ショッカー所属でスーパー死神博士に気に入られている。ネオ生命体の誕生と組織の勢力拡大のために行動する。
 「ワスプフルーレ」という名のレイピアが武器で、剣先に仕込まれた毒針を突き刺す「スティングショック」で攻撃し、敵を数秒で死へと誘う。タックルとは対戦した過去があるために因縁を持っており、再度の対戦でウルトラサイクロンを受けて重傷を負い、ネオ生命体の力を得ようとしたが逆に吸収されてしまった。

ネオ生命体 …… 本城 雄太郎(13歳 声を担当)
 スーパー死神博士が創造した、スーパーショッカーの切り札となる完全生物にして「神を超える力」。緑色の液体状の姿で、小型のプールのような機材の中におり、高エネルギーの生命体を取り込むことで成長する。少年のような無邪気な言動をし、外に出て暴れたがっている。生みの親であるスーパー死神博士を「パパ」、蜂女を「ママ」、ディケイドを「おにいちゃん」と呼称する。
 物語中盤に蜂女を取り込み成長。その際にスーパークライス要塞の起動とともに、ディケイドと遊ぶための「おもちゃ」として、平成12大ライダーをも圧倒するほどの「最強最悪の怪人」ドラスを誕生させた。
 『 MOVIE大戦2010』ではスーパークライス要塞に意識をシンクロさせ、巨大生物のように意のままに操り猛威を振るう。その後、『 W ビギンズナイト』から登場したダミー・ドーパントをその身に取り込み、「究極生命体」アルティメットD へと変異した。

アルティメットD …… 酒井 敬幸(声を担当)
 『 MOVIE大戦2010』に登場。スーパークライス要塞を失ったネオ生命体が、逃走しようとしたダミー・ドーパントを取り込み変異した「究極生命体」。口調・声色はそれまでの少年のようなものから、成人男性のような野太いドスの利いたものに変化した。
 頑強そうな巨体からは想像不可能なほどの高速移動を駆使した攻撃を行う。胸部からは一国を滅ぼすほどの威力を持つ分子破壊光弾「アルティメットボム」を発射し、ディケイドと Wを同時に相手にしながらもその圧倒的な力で翻弄する。

ドラス …… 酒井 敬幸(2役)
 前作『オールライダー対大ショッカー』では大ショッカーの怪人軍団の一員に過ぎなかったが、本作では「最強最悪の怪人」として再登場。
 ネオ生命体が蜂女を取りこみ成長した際に「おもちゃ」として形成した、「邪悪な金属生命体」。ディケイド率いる平成12大ライダーをも圧倒するが、ディケイドと最強フォームに変身した9大ライダー、ディエンド、キバーラたちの連携攻撃の前に敗れた。
 原典の『 ZO』(1993年)のようにネオ生命体とドラスは完全な同一体ではなく、本作のドラスはあくまで、ネオ生命体が生み出した分身体である。
 本作での経緯から、前作に登場した怪人軍団のドラスは、ネオ生命体を創造するために当時の死神博士が取り組んでいた、実験段階でのプロトタイプであったと推測される。

怪人
 ザンジオー、ジャガーマン、毒トカゲ男、ヒルカメレオン、コブラ男ガライといった昭和シリーズの怪人の他、平成シリーズからも各作品で活躍した精鋭怪人が復活してスーパーショッカーに所属している。
 なお、ヒルカメレオンは原典ではゲルショッカー大幹部・ブラック将軍の変身した怪人形態だったのだが(1973年)、本作ではブラック将軍の姿では登場していない。

スーパークライス要塞
 スーパーショッカーの移動巨大要塞。クライシス帝国のクライス要塞をスーパーショッカーが復活させて改造した。
 原典の『 BLACK RX 』(1988~89年)では単なる移動要塞だったが、本作ではネオ生命体が中核に据えられており、ネオ生命体がドラスを誕生させたことに伴い復活。ネオ生命体が意識をシンクロさせることで意のままに操り、巨大生物のように動く。
 原典の「空中モード」の他に「地上モード」への変形も可能となり、圧倒的火力と機動力でライダーたちと激戦を繰り広げる。
 『 BLACK RX 』当時のミニチュアでは実現できなかった雨宮慶太の機能構想を、本作では CGで映像化している。

マンモスメカ
 スーパークライス要塞から射出された巨大メカ。要塞が空から、マンモスメカは地上からディケイドたちに猛攻をしかけた。

スーパーショッカー戦闘員
 大ショッカーの戦闘員を強化改造したものだが、外見はショッカー骨戦闘員と変わりがない。

登場する仮面ライダー
 スカイライダー(声・赤羽根健治)、仮面ライダースーパー1(声・根本幸多)、仮面ライダーJ(声・根本幸多)、仮面ライダークウガ、仮面ライダーアギト(演・山中聡)、仮面ライダー龍騎(演・水谷百輔)、仮面ライダーファイズ(声・赤羽根健治)、仮面ライダーブレイド(演・鈴木拡樹)、仮面ライダー響鬼(演・小清水一揮)、仮面ライダーカブト(演・片岡大次郎)、仮面ライダー電王(声・関俊彦)、仮面ライダーキバ(演・深沢嵐)、仮面ライダーディケイド、仮面ライダーディエンド、仮面ライダーW(演・桐山漣&菅田将暉)、仮面ライダーアクセル(演・木ノ本嶺浩)

仮面ライダーキバーラ
 光夏海がキバーラの力で変身した、本作オリジナルの仮面ライダー。基本カラーは白と紫。夏海がキバーラと共に「変身」と声を合わせて変身する。変身中、キバーラはベルトと一体化した形になる。
 素手による格闘スタイルで戦う他、細身の剣「キバーラサーベル」を武器とし、華麗な剣技を駆使して戦う。持ち手の柄で光家秘伝「笑いのツボ」を押すこともできる。
 必殺技は、紫色の光の翼を背面に発生させ、キバーラサーベルを逆手に握り敵に向かって斬りかかる「ソニックスタッブ」。ドラス戦では紫色の光をまとったキバーラサーベルで敵を一刀両断する名称不明の技も使用した。

仮面ライダースカル
 鳴海荘吉が変身ベルト「ロストドライバー」とスカルメモリを使用して変身する仮面ライダー。Wのプロトタイプ的存在でもある。基本カラーは黒と銀色。決めゼリフは、戦闘開始時に右手を相手に向けて「さあ、お前の罪を数えろ!」。このセリフは、荘吉の死後は Wに受け継がれている。
 骸骨を模した顔を備え、白い帽子とマフラーを身に着けている。帽子を除くこれらのデザインは、『仮面ライダー』シリーズの原型として知られる、石ノ森章太郎のマンガ『スカルマン』(1970年)のデザインを受け継いでいる。帽子は変身前にもかぶっている物で、それに隠れる様に頭部に「 S」の傷跡がある。
 総合的な戦闘スペックは特別高いわけではないが、変身する壮吉自身の卓越した身体能力によって極めて高い戦闘能力を誇り、幹部級のドーパントとも華麗な戦闘を繰り広げているほか、スカルメモリの「骸骨の記憶」がロストドライバーによって極限まで高められており、それを元にした高い身体能力を活かした格闘戦、専用武器「スカルマグナム」を使用する銃撃戦を得意とする。
 『仮面ライダーW 』本編開始の時点で荘吉は故人になっているため、本人が登場するのは『ビギンズナイト』の回想シーンと、映画『オーズ&ダブル feat.スカル』(2010年公開)の第1章『仮面ライダースカル メッセージfor ダブル』のみである。『ビキンズナイト』では、ダミー・ドーパントが擬態した偽者が登場し、『 MOVIE大戦2010』では門矢士がライダー大戦の際に持っていたライダーカードで「別の世界」のスカルが出現した。
 名前の由来も『スカルマン』から。

 ……以上、昭和ライダー3名、平成ライダー11名、平成サブライダー4名、合計18名


主なスタッフ
監督          …… 田 竜太(45歳)
脚本          …… 三条 陸(45歳 『仮面ライダーW ビギンズナイト』担当)、米村 正二(45歳 『仮面ライダーディケイド 完結編』・『 MOVIE大戦2010』担当)
音楽          …… 鳴瀬 シュウヘイ、中川 幸太郎(40歳)
特撮監督        …… 佛田 洋(48歳)
アクション監督     …… 宮崎 剛(46歳)
キャラクターデザイン  …… 早瀬 マサト(44歳)
クリーチャーデザイン  …… 寺田 克也(46歳)
タックル・蜂女衣裳造型 …… 竹田 団吾(48歳)

主題歌『 Stay the Ride Alive 』(歌唱・GACKT )
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