どうもこんばんは~。そうだいです。今日もほんとにいいお天気でしたねぇ。
それはなによりなんですが、私はなぜかまた鼻水が過剰に出てきました……なんかの花粉か? カゼはもうひいてるしなぁ。
ささ、そんなことはどうでもいいから、さっそく本題に入っちゃいましょ。
観てきたよ! ついに観てきましたよ、劇場版仮面ライダーシリーズ36作目にして、輝ける「仮面ライダー」生誕40周年記念作品!
『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』(監督・金田治 脚本・米村正二)
いやー。なんちゅうかほんちゅうか……おもしろかった!!
非常に楽しく観させていただきました。やっぱり、「仮面ライダー」は娯楽作品なんですね。そこにいっさいぶれのない金田監督の姿勢は素晴らしかったです。
金田監督、さすがはJAC時代からのアクション俳優出身。ドラマシーンにしろアクションシーンにしろ、昭和ライダーが好きな私にとっては、どことなくなつかしい質感のある作品だったのがとても居心地が良かったです。
公開される直前、私は「仮面ライダー1号が主人公らしい。」という情報に狂喜したあとで「なんだかんだいってオールライダーが出てくるらしい。」という情報を聞き、少なからぬ落胆をおぼえていました。
「え~、また? だって、つい2年前にもそれやって、収拾がつかなくなってとっちらかっちゃったばっかじゃん……」
私としては、ひとつの作品に許容できるヒーローの人数は……6人ですね! それ以上はダメだなぁ。
6人である理由はいくつかあるんですが、理屈としては、わかりやすいキャラクター分けがされうる限界だと思う5人戦隊ヒーローの「5人」に、徒党を組まない敵か味方か謎のさすらいヒーロー「1人」といった組み合わせが、それぞれが顔のあるヒーローとしてお互いカブらずにいられる容量すりきりいっぱいのところだと私は思うんです。みなさんはいかが?
あとは感覚として、5人の仮面ライダーの登場する映画『仮面ライダーX 5人ライダー対キングダーク』はかろうじて楽しめたのですが、『仮面ライダーストロンガー』終盤の展開でライダーが7人になった途端にライダーマンやアマゾンあたりの存在感がはげしく減衰しているように感じたんですね。7人になった瞬間から、ヒーロー1人あたりの「ありがたみ」が激減したような気がするんだなぁ。よくよく考えてみるとライダーマンとアマゾンって、グループに入っているとストレスがたまるタイプなんじゃないの? 余計なお世話ですか。
「仮面ライダーは6人まで。」
そんなわけのわからないルールを持っている私にとって、2009年に展開された『仮面ライダーディケイド』の「オールライダー総登場企画」は、最初のうちはなつかしのライダーや悪の組織がぽつぽつ出てきてテンションがあがるものの、必ずクライマックスで総勢2~30人もの仮面ライダーが出てきて悪の組織をボコボコにするにいたって「あぁ~、もう誰が誰だかわかんない!」とうんざり顔になってしまう痛しかゆしなものだったのです。ラストのムチャクチャな展開さえなきゃあ最高なんだけどな~。悪の組織側の目線ですねぇ。
さぁ、そんな私が観た『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』。いやな予感するでしょ~!?
結果! 予感はあたりました。
今回に登場したヒーローは、全員まとめて65名(うち、仮面ライダーじゃないヒーローが4名)。
あの……頭数の時点で悪の組織に勝ってるんじゃないですか? ショッカーが勝てるわけないですよね。
正直なところ、今回も! 私はラストのバトルを楽しく観ることはできませんでした。
もう~、わけわかんないのよね。ヒーローが自分達から価値のデフレを起こしてるようにしか見えなくて。
あと個人的な好みの問題として、私は「セリフを言う群衆」っていうのが大キライなんですよ。
公開中の作品なので詳しいことは言わないのですが、具体的に画面の中でライダーたちを応援する群衆がいると、ほんとに映画館で観ている私はひいちゃうんだよなぁ。なんか、「ライダーたちを応援すること」とか「そのシーンでテンションをあげること」を強要されてるような気がして。そんなのこっちで勝手に応援するから!って思っちゃうんです。性根がゆがんでるよね~、私って!
納得いかないんだよなぁ~、群衆の歓声をカメラにおさめちゃう手法って。
全然関係ないんですが、あと私は「子どものコーラスを入れているプロ歌手の楽曲」も心底大キライです。子どもだけの合唱だったらいいんですけど、プロが歌うんだったらプロのお前だけが歌え! プロじゃないやつの声を使うな!!っていう気分になっちゃうんです、私……
これでキライになっちゃったからな~、L'Arc~en~Ciel。けっこう好きだったのに。でも、ロックバンドが子どものコーラス使うのってどうよ!?
プロはプロだけで作品を創ってほしい。共通してることですかね。
とまぁ、なんだかんだとグチグチいってきまして、とても私が今回の『レッツゴー仮面ライダー』を楽しんだとは思えない流れになってきてしまったんですが、それでも! 私はこの映画を観て良かったとしみじみ感じ入っています。
要は、それをおぎなってあまりあるおもしろさがあったってことなんですね。
やっぱり。仮面ライダー1号と2号なんだなぁ。
理屈じゃないですね。彼らがやってくる中盤の展開だけで、もう十二分に私にとっては映画のチケット料金をペイできるサービスになってるんだなぁ。
物語の中盤、実質的に今回の映画の本当の主人公である子ども達が恐ろしいショッカーの怪人、シオマネキングと毒トカゲ男に襲われます。
さすがに私はショッカーの改造人間に襲われた経験はないのですが、かろうじてファミコンの『仮面ライダー倶楽部』で闘った記憶はあるので、小中学生のみそらで彼らに出くわすその恐怖たるや……想像に難くはありません。確実に死を覚悟する局面だったでしょう。
しかも、出くわしたのがシオマネキングと毒トカゲ男……いずれおとらぬ後期ショッカーの強豪改造人間です。ファミコンだったら即死覚悟。
しかし、そんな中でも「あきらめるな!」と抵抗を続ける子ども達。そして、そこにかけつけるヒーローが2人。
1号 「よくがんばったな!」
ギャ~!! もう、その子どもにかける声のあたたかみといったら……まさに、40年という時の流れをまったく感じさせないヒーローが、ここにいる!
でも、観てるお客さんの時は確実に流れているわけですからね。最初の『仮面ライダー』を観て育って、自分の子どもを連れて観に来たお父さんお母さんなんかにとってはたまんないシーンなんじゃないかなぁ。時を超えるヒーローをみて、自分が積み重ねてきた時の経過を知る。最高のひとときなんじゃないかと思います。
ってったって、私自身は『仮面ライダーBLACK』から入った人間だし、ましてや一緒に観に行ってくれる我が子もいないしねぇ。そんな私なのにがっつり感動しちゃいましたから。
もう充分です。ここのシーンだけでいいや、みたいな。
つまり『レッツゴー仮面ライダー』は、やっぱり定員オーバーのヒーロー軍団がお目見えするお祭り的な要素はあったのですが、ちゃーんと昭和仮面ライダーのポジションも確保した「熱さ」のある作品になっていたのです。
あと、今回はちゃんとひとつのエンタテインメントとして成立していましたね。映画の『ディケイド』2作はちょっと、TVシリーズを観ていないとキツいものがあったからなぁ。
いや、ストーリーが「歴代ライダー総出演」やら「タイムトラベル」やら「パラレルワールド」やらでひっちゃかめっちゃかになっているのはどっちも同じなんですが、そのへんのゴチャゴチャを、
「ま、いっか、おもしろいから。」
にしてくれる役者の皆さんのサービスが充実してたような気がするんですね、今回のほうが。
特に良かったのは、やっぱり現在放送中の『オーズ』チームの主演2人と、『電王』チームのモモタロスを演じた関俊彦さんのお3方ね!
絵に描いたような好青年役の渡部秀くんと、ビジュアルがトンガリすぎている三浦涼介くんの対比が愉快だし、まぁ~関さんの声を聴くと安心する安心する。ベテランのふところの広さというものを味わいました。
ただ、キャスティングに関してはちと苦言を呈したいところもありまして。
もう、このライダー関連のわが『長岡京エイリアン』ではしばしば言っていることなんですが……
納谷悟朗さんの「ショッカー大首領」役は、もういいでしょ。
誰よりも納谷さんご本人が痛感されていることかと思うのですが、もう1970年代以上に「悪の威厳」を発揮することは不可能かと思います。あの納谷さんの口から不明瞭なセリフが出たり、不規則な呼吸の音がもれたりしているのは、もう私は耐えられません。
この際おもいっきり若返って、例えばいつになく下っぱなシャドームーンでヒマしてた、てらそまさんでも良かったんじゃないですか? キンタロスやってたけど。
そんなに大首領が納谷さんじゃなきゃいけないのかってことですよ。誰よりも納谷さんのために、ここは決断がほしかった。
それから、「あの役」をささきいさおさんがやるのは、どうだったんだろうか……せっかくのラストシーンだったのですが、私の脳裏にはちょっぴり「?」が浮かんでしまいました。
まぁ、そんなこんなだったのですが、私は今回これを観て、ほんとにしみじみ「仮面ライダー」のファンで良かったなぁ~と感じることができました。
時間の積み重ねの感動って、にわか勉強で味わえるものじゃないですからね。そこがマニアの暴走になってもいけないとは思うのですが。
まだまだ! まーんだまだ言い足りないことはあるのですが、今回の『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』の評価。
「仮面ライダーがオーズ・電王・1号・2号の4人だけだったら、100点満点。」
あの~、今回のブログのタイトルでもあるんですが、2011年時点で見た目どうみても13~4歳だったナオキくんの記憶に「1971年11月11日」があったのは、なんでなの? それとも、あれはナオキくんの記憶は関係なくて、強引にショッカー側がデンライナーを「1971年11月11日」に引き寄せただけだったのかな?
それに、ショッカーが闊歩していたあの「昭和の時代」って、明らかに1971年11月11日じゃないですよね……
1号と2号は再改造されてどちらも日本にいるし、少年ライダー隊は結成されているし、ブラック将軍はいるし、死神博士と地獄大使は1回殉職してるみたいだし、カメバズーカはいるし。
あれはおそらく、ショッカー基地が大きな湖にあったことからみても「1973年2月」なんじゃないかと思うんですが……教えてくれ、おやっさん!
ん~、ま、いっか! ジェネラルシャドウもかっこよかったし。
それはなによりなんですが、私はなぜかまた鼻水が過剰に出てきました……なんかの花粉か? カゼはもうひいてるしなぁ。
ささ、そんなことはどうでもいいから、さっそく本題に入っちゃいましょ。
観てきたよ! ついに観てきましたよ、劇場版仮面ライダーシリーズ36作目にして、輝ける「仮面ライダー」生誕40周年記念作品!
『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』(監督・金田治 脚本・米村正二)
いやー。なんちゅうかほんちゅうか……おもしろかった!!
非常に楽しく観させていただきました。やっぱり、「仮面ライダー」は娯楽作品なんですね。そこにいっさいぶれのない金田監督の姿勢は素晴らしかったです。
金田監督、さすがはJAC時代からのアクション俳優出身。ドラマシーンにしろアクションシーンにしろ、昭和ライダーが好きな私にとっては、どことなくなつかしい質感のある作品だったのがとても居心地が良かったです。
公開される直前、私は「仮面ライダー1号が主人公らしい。」という情報に狂喜したあとで「なんだかんだいってオールライダーが出てくるらしい。」という情報を聞き、少なからぬ落胆をおぼえていました。
「え~、また? だって、つい2年前にもそれやって、収拾がつかなくなってとっちらかっちゃったばっかじゃん……」
私としては、ひとつの作品に許容できるヒーローの人数は……6人ですね! それ以上はダメだなぁ。
6人である理由はいくつかあるんですが、理屈としては、わかりやすいキャラクター分けがされうる限界だと思う5人戦隊ヒーローの「5人」に、徒党を組まない敵か味方か謎のさすらいヒーロー「1人」といった組み合わせが、それぞれが顔のあるヒーローとしてお互いカブらずにいられる容量すりきりいっぱいのところだと私は思うんです。みなさんはいかが?
あとは感覚として、5人の仮面ライダーの登場する映画『仮面ライダーX 5人ライダー対キングダーク』はかろうじて楽しめたのですが、『仮面ライダーストロンガー』終盤の展開でライダーが7人になった途端にライダーマンやアマゾンあたりの存在感がはげしく減衰しているように感じたんですね。7人になった瞬間から、ヒーロー1人あたりの「ありがたみ」が激減したような気がするんだなぁ。よくよく考えてみるとライダーマンとアマゾンって、グループに入っているとストレスがたまるタイプなんじゃないの? 余計なお世話ですか。
「仮面ライダーは6人まで。」
そんなわけのわからないルールを持っている私にとって、2009年に展開された『仮面ライダーディケイド』の「オールライダー総登場企画」は、最初のうちはなつかしのライダーや悪の組織がぽつぽつ出てきてテンションがあがるものの、必ずクライマックスで総勢2~30人もの仮面ライダーが出てきて悪の組織をボコボコにするにいたって「あぁ~、もう誰が誰だかわかんない!」とうんざり顔になってしまう痛しかゆしなものだったのです。ラストのムチャクチャな展開さえなきゃあ最高なんだけどな~。悪の組織側の目線ですねぇ。
さぁ、そんな私が観た『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』。いやな予感するでしょ~!?
結果! 予感はあたりました。
今回に登場したヒーローは、全員まとめて65名(うち、仮面ライダーじゃないヒーローが4名)。
あの……頭数の時点で悪の組織に勝ってるんじゃないですか? ショッカーが勝てるわけないですよね。
正直なところ、今回も! 私はラストのバトルを楽しく観ることはできませんでした。
もう~、わけわかんないのよね。ヒーローが自分達から価値のデフレを起こしてるようにしか見えなくて。
あと個人的な好みの問題として、私は「セリフを言う群衆」っていうのが大キライなんですよ。
公開中の作品なので詳しいことは言わないのですが、具体的に画面の中でライダーたちを応援する群衆がいると、ほんとに映画館で観ている私はひいちゃうんだよなぁ。なんか、「ライダーたちを応援すること」とか「そのシーンでテンションをあげること」を強要されてるような気がして。そんなのこっちで勝手に応援するから!って思っちゃうんです。性根がゆがんでるよね~、私って!
納得いかないんだよなぁ~、群衆の歓声をカメラにおさめちゃう手法って。
全然関係ないんですが、あと私は「子どものコーラスを入れているプロ歌手の楽曲」も心底大キライです。子どもだけの合唱だったらいいんですけど、プロが歌うんだったらプロのお前だけが歌え! プロじゃないやつの声を使うな!!っていう気分になっちゃうんです、私……
これでキライになっちゃったからな~、L'Arc~en~Ciel。けっこう好きだったのに。でも、ロックバンドが子どものコーラス使うのってどうよ!?
プロはプロだけで作品を創ってほしい。共通してることですかね。
とまぁ、なんだかんだとグチグチいってきまして、とても私が今回の『レッツゴー仮面ライダー』を楽しんだとは思えない流れになってきてしまったんですが、それでも! 私はこの映画を観て良かったとしみじみ感じ入っています。
要は、それをおぎなってあまりあるおもしろさがあったってことなんですね。
やっぱり。仮面ライダー1号と2号なんだなぁ。
理屈じゃないですね。彼らがやってくる中盤の展開だけで、もう十二分に私にとっては映画のチケット料金をペイできるサービスになってるんだなぁ。
物語の中盤、実質的に今回の映画の本当の主人公である子ども達が恐ろしいショッカーの怪人、シオマネキングと毒トカゲ男に襲われます。
さすがに私はショッカーの改造人間に襲われた経験はないのですが、かろうじてファミコンの『仮面ライダー倶楽部』で闘った記憶はあるので、小中学生のみそらで彼らに出くわすその恐怖たるや……想像に難くはありません。確実に死を覚悟する局面だったでしょう。
しかも、出くわしたのがシオマネキングと毒トカゲ男……いずれおとらぬ後期ショッカーの強豪改造人間です。ファミコンだったら即死覚悟。
しかし、そんな中でも「あきらめるな!」と抵抗を続ける子ども達。そして、そこにかけつけるヒーローが2人。
1号 「よくがんばったな!」
ギャ~!! もう、その子どもにかける声のあたたかみといったら……まさに、40年という時の流れをまったく感じさせないヒーローが、ここにいる!
でも、観てるお客さんの時は確実に流れているわけですからね。最初の『仮面ライダー』を観て育って、自分の子どもを連れて観に来たお父さんお母さんなんかにとってはたまんないシーンなんじゃないかなぁ。時を超えるヒーローをみて、自分が積み重ねてきた時の経過を知る。最高のひとときなんじゃないかと思います。
ってったって、私自身は『仮面ライダーBLACK』から入った人間だし、ましてや一緒に観に行ってくれる我が子もいないしねぇ。そんな私なのにがっつり感動しちゃいましたから。
もう充分です。ここのシーンだけでいいや、みたいな。
つまり『レッツゴー仮面ライダー』は、やっぱり定員オーバーのヒーロー軍団がお目見えするお祭り的な要素はあったのですが、ちゃーんと昭和仮面ライダーのポジションも確保した「熱さ」のある作品になっていたのです。
あと、今回はちゃんとひとつのエンタテインメントとして成立していましたね。映画の『ディケイド』2作はちょっと、TVシリーズを観ていないとキツいものがあったからなぁ。
いや、ストーリーが「歴代ライダー総出演」やら「タイムトラベル」やら「パラレルワールド」やらでひっちゃかめっちゃかになっているのはどっちも同じなんですが、そのへんのゴチャゴチャを、
「ま、いっか、おもしろいから。」
にしてくれる役者の皆さんのサービスが充実してたような気がするんですね、今回のほうが。
特に良かったのは、やっぱり現在放送中の『オーズ』チームの主演2人と、『電王』チームのモモタロスを演じた関俊彦さんのお3方ね!
絵に描いたような好青年役の渡部秀くんと、ビジュアルがトンガリすぎている三浦涼介くんの対比が愉快だし、まぁ~関さんの声を聴くと安心する安心する。ベテランのふところの広さというものを味わいました。
ただ、キャスティングに関してはちと苦言を呈したいところもありまして。
もう、このライダー関連のわが『長岡京エイリアン』ではしばしば言っていることなんですが……
納谷悟朗さんの「ショッカー大首領」役は、もういいでしょ。
誰よりも納谷さんご本人が痛感されていることかと思うのですが、もう1970年代以上に「悪の威厳」を発揮することは不可能かと思います。あの納谷さんの口から不明瞭なセリフが出たり、不規則な呼吸の音がもれたりしているのは、もう私は耐えられません。
この際おもいっきり若返って、例えばいつになく下っぱなシャドームーンでヒマしてた、てらそまさんでも良かったんじゃないですか? キンタロスやってたけど。
そんなに大首領が納谷さんじゃなきゃいけないのかってことですよ。誰よりも納谷さんのために、ここは決断がほしかった。
それから、「あの役」をささきいさおさんがやるのは、どうだったんだろうか……せっかくのラストシーンだったのですが、私の脳裏にはちょっぴり「?」が浮かんでしまいました。
まぁ、そんなこんなだったのですが、私は今回これを観て、ほんとにしみじみ「仮面ライダー」のファンで良かったなぁ~と感じることができました。
時間の積み重ねの感動って、にわか勉強で味わえるものじゃないですからね。そこがマニアの暴走になってもいけないとは思うのですが。
まだまだ! まーんだまだ言い足りないことはあるのですが、今回の『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』の評価。
「仮面ライダーがオーズ・電王・1号・2号の4人だけだったら、100点満点。」
あの~、今回のブログのタイトルでもあるんですが、2011年時点で見た目どうみても13~4歳だったナオキくんの記憶に「1971年11月11日」があったのは、なんでなの? それとも、あれはナオキくんの記憶は関係なくて、強引にショッカー側がデンライナーを「1971年11月11日」に引き寄せただけだったのかな?
それに、ショッカーが闊歩していたあの「昭和の時代」って、明らかに1971年11月11日じゃないですよね……
1号と2号は再改造されてどちらも日本にいるし、少年ライダー隊は結成されているし、ブラック将軍はいるし、死神博士と地獄大使は1回殉職してるみたいだし、カメバズーカはいるし。
あれはおそらく、ショッカー基地が大きな湖にあったことからみても「1973年2月」なんじゃないかと思うんですが……教えてくれ、おやっさん!
ん~、ま、いっか! ジェネラルシャドウもかっこよかったし。
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