長岡京エイリアン

日記に…なるかしらん

おもしろき こともなき世を おもしろく

2013年10月11日 11時19分24秒 | 日記
 いそがしいっす。ここんとこ、実家から帰ってきてからめっちゃくちゃ忙しいんです。

 基本的には丸一日お仕事だしよう、週に1~2日とれる休みは休みで、休みが欲しいからじゃなくて「何か別の用事があるから」とらせていただいた休みなんですよ。つまり、丸一日のオフというぜいたくなど、ない!!

 でも、ここ最近は仕事も、仕事でない休みもミョ~に充実した感じになっておりまして、そりゃあ失敗して反省したりもするわけなんですが、本人は能天気に楽しく生きております。

 先日は、お久しぶりな方々のいる場に顔を出させてもらって楽しいひとときを過ごしまして、なんとさらには、思ってもみなかった品々をいただいて家に帰りました。いやぁもう、なんと申したらよいのか……ありがたいことこの上なし! 大切に、大切に使わせていただきます。いや、物によっては使っちゃいけない品もあるんですけどね。あくまでも観賞用ということで。

 そこからまた数日の通常勤務がありまして、今日と明日はそれぞれ、親友やお世話になっている方々との会食だとか会合だとか、東京でのお芝居見物とかがゴッチャになった休日になっております。お昼ごろから深夜まで、分刻みの電車フル活用スケジュール……休みじゃないけど、とっても楽しい予定表だねコリャ!

 そんでま、これからさっそく出発するわけなんですが、千葉は雲ひとつない晴天であります。
 つい先月くらいまでは、こんな天気になったら外に出るのも億劫な猛暑でしたが……今もまだ暑いは暑いものの、ここちよい風とキンモクセイの強いかおりが実に秋らしい日和です。いい日だね!

 世の中はいろいろと、気が滅入るニュースが目白押しになっておりますが、まずはスケジュールの最初! 私の貴重な親友のみなさんの中でも、特に会うのが楽しく、特に会うのが緊張するお方に会って、実り多いひとときを楽しみたいと思います。お子さん、私のことおぼえてるかな!?


 映画も観たいのがひとつあるんだけどさぁ……なんとかして観たいんだけど、時間ないかなぁ? どうにかしたい!

 え、『R100』? ぜんぜんちゃうわ!!
 思えば、私の心の中のヒトシは、1999年1月15日をもって、すでにこの世を去っております。そのあとはもう、何をされようが興味がまるでわかないのよねぇ……『さや侍』は観たけど、今回はちょっとなぁ……ポスターに写ってる役者さん、全員好きじゃないんだよなぁ。嫌いでもないけど好きじゃない人が1~2人で、それ以外が全員大嫌いっていう顔ぶれ。

 これに1800円は払えませんです、ハイ。
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これから読もうと思ってんだけどさぁ  ~前勉強をつらつら~

2013年10月06日 23時47分35秒 | すきな小説
川上 稔(かわかみ みのる 1975年1月3日生まれ)

 東京都出身。私立城西大学(埼玉県)経済学部卒業後、ゲーム制作会社「 TENKY」に所属。ゲーム作家としての代表作は『メリーメント・キャリング・キャラバン』(1998年)、『奏(騒)楽都市 OSAKA』(1999年)、『 Twelve 戦国封神伝』(2005年)など。
 1996年、『パンツァーポリス1935』で第3回電撃ゲーム小説大賞「金賞」を受賞し作家デビュー(その年の大賞受賞はなし)。以後、兼業作家として活動を続ける。小説家としての代表作は、共通の世界観「都市世界」上の出来事をまとめた『都市シリーズ』・『 AHEADシリーズ』。現在も同じ世界観の一部となる『境界線上のホライゾン』を執筆中(2013年10月時点で通算14巻)。
 「先生」と呼ばれることを嫌がる。

 綿密に構築された設定の下、改行と体言止めを多用する独特の文体で大長編を書く。作中には独自の造語や世界観が縦横無尽に散りばめられ、その全てを完全に理解するにはそれなりの精読や予備知識を必要とするものが多い。
 一般の小説に比べて改行が多いこともあるが、それを差し引いても相当に作品ごとの文章量が多く、電撃文庫の最多ページ数記録の上位は川上作品で独占されている。『終わりのクロニクル7』(最終第14巻 2005年)では、ついに電撃文庫史上初、ライトノベル文庫全体としても異例の「1091ページ」となったが、『境界線上のホライゾン2・下』(2009年)でそれをも突破した(全1154ページ)。そのページ数のため、全国の書店でブックカバーが付けられない事態が発生した。 ライトノベルとしては、単行本1冊ごとの平均ページ数が世界規模でも群を抜いて多い。 刊行速度は非常に速く、また大きな長編が終了した直後であるにもかかわらずすでに次作の構想を練っているなど創作意欲は非常に旺盛である。


「都市シリーズ」
『パンツァーポリス1935』(1997年1月)

 川上稔の代表作「都市シリーズ」内の「機甲都市伯林」(きこうとしベルリン)シリーズの第1作である。
 2作目からは以降の「都市シリーズ」の慣例に従い『機甲都市伯林』がメインタイトルとなり、それに続く『パンツァーポリス19××』はサブタイトルとなる。

 『パンツァーポリス1935』は、異世界のドイツ首都ベルリンを舞台とした小説。川上稔のデビュー作であり、1996年度第3回電撃ゲーム小説大賞(現在の電撃小説大賞)「金賞」受賞作である。後の『機甲都市伯林』シリーズに対して「旧伯林」と呼ばれる。マンガ家のしろー大野がイラストを手がけている。
 『機甲都市伯林』シリーズは『パンツァーポリス1935』の続編。1937年から1944年のベルリンを描いており、「旧伯林」に対して「新伯林」と呼ばれる。都市シリーズの第2期として始まった。第1作を遥かに凌ぐスケールとなっている。全5巻。

「機甲都市伯林」シリーズのあらすじ
 こことは異なる世界のドイツにて。
 1935年、ある新型航空戦艦を2人の男が奪取して逃走。ドイツ国軍は奪還のために追跡するが、新型機拿捕は失敗に終わる。新型航空戦艦はこの時、大気圏外飛行を世界で初めて成功させた。これを参考に、ドイツの極秘軍事機関「 G機関」がさらなる最新型航空戦艦「疾風」を制作することとなる。

作中での関連年表

962年 「救世者」がドイツを統一する(第一帝国)。
1698年 イギリスの発明家トーマス=セイヴァリ(1650~1715年)により「精霊式機関模型」が創られる。
1710年 イギリスの発明家トーマス=ニューコメン(1664~1729年)により精霊式機関が実用化される。
1853年 江戸幕府治世下の日本にアメリカ合衆国の黒船来航。鎖国制度廃止。
1871年 プロシア王国を母体としたドイツ帝国成立。第二帝国宣言。
1894年 イギリスに移民したアメリカ人発明家ハイラム=マキシム(1840~1916年)による精霊式飛行機の史上初飛行が成功する。
1901年 ドイツ人冒険家フーバー=タールシュトラーセ(22歳)、エジプトで「千王母の墓」を発見する。
1906年 ドイツ人技術者パウル=ヴァーグナー(31歳)、精霊式機関を応用した重力変化に成功する。
1914年 第一次世界大戦勃発。
1916年 フーバー、戦争中のフランスで「大空洞」を発見する。
1918年 ドイツ降伏。
1919年 第一次世界大戦の終結にともないドイツ帝国崩壊、ドイツ共和国成立。
1920年 ドイツ、世界初の有人気圏外探査船の打ち上げを試みるも、失敗。
1935年 ベルリン騒乱。
1937年 疾風事件。
1938年 大ドイツ帝国宣言(第三帝国)。
1939年 第二次世界大戦勃発。
1943年 新ベルリン騒乱。
1945年 ドイツ降伏。


第1作『パンツァーポリス1935』の登場キャラクター

ヴァルター=タールシュトラーセ
 主人公。傲岸不遜。冒険家だった父フーバーの後を追う。
 1911年生まれ、身長187cm、体重72kg。趣味は天体観測、好物はリップフェン(ハムステーキ)とモーゼルヴァイン(モーゼル産ワイン)。

パウル=ヴァーグナー
 1875年生まれ。世界初の宇宙航空戦艦「dp-xxx カイザーブルク(皇城)」の設計者で、開発も担当した。世界で指折りの紋章技師でもある。

エルゼ=ブロイアー
 1915年生まれ。ベルリン大学の学生で、ドイツでも五指に入る武器商人ガストン=ブロイアーの娘。ヴァルターやパウルらと出会い、「皇城」の改修を手伝うことになる。

マイアー=シュリアー
 ヴァルターの後輩で、お人よしのドイツ軍人。最新鋭戦闘機「フランメンリッター(炎騎士)」の操縦者。
 ベルリン騒乱を機にドイツ軍を脱走し、裏切り者(エルヴァタンゲン)と呼ばれる。
 アメリカに亡命した後に、元上司のオスカー少将と共に「反戦独立部隊(反独隊)」を創設する。

オスカー=ミリルドルフ
 1886年生まれ。ドイツ空軍少将で、第五師団「アイゼンフォーゲル(鉄鳥)」師団長。
 12歳年下の妻を持つ。典型的なドイツ軍人であるが娘思いでもある。
 ベルリン騒乱が原因で失脚し、後に退役してアメリカへ亡命する。

シュタインメッツ
 ブロイアー社の飛行機工場長。

フーバー=タールシュトラーセ(故人)
 1879年生まれ。数々の発見を為し遂げてきた冒険者。
 1920年、人類で初めて宇宙へ飛び出し、後に「フーバーの宝島」と呼ばれる通信を残して事故死する。

ミハイル=シュリアー
 1996年12月に、この『パンツァーポリス1935』の物語を祖父マイアーの証言に基づいて記録した著者。
 ミハイルによると、祖父はのちに軍人から冒険家に転進し、執筆した時点ではすでに物故している。


ドラマ CD
『パンツァーポリス ようこそ機甲都市伯林へ!』(1997年4月)
 ラジオドラマ番組『電撃大賞』(文化放送 毎週土曜日深夜2時00~30分)で、1997年2~4月に第12話まで放送。未放送の最終第13話を加え、日本コロムビアから2枚組CD が発売された。

主なキャスティング
ヴァルター=タールシュトラーセ …… 草尾 毅(31歳)
パウル=ヴァーグナー      …… 銀河 万丈(48歳)
エルゼ=ブロイアー       …… 永島 由子(26歳)
マイアー=シュリアー少尉    …… 石川 英郎(27歳)
オスカー=ミリルドルフ少将   …… 家弓 家正(64歳)
シュタインメッツ        …… 田の中 勇(64歳)
ドイツ空軍の尋問官       …… 中井 和哉(29歳)
ドイツ空軍の軍医        …… 麻生 智久(47歳)
オスカーの副官         …… 堀井 真吾(39歳)
エルゼの父ガストン       …… 阪 脩(66歳)
ヴァルターの父フーバー     …… 草尾 毅(2役)
ナレーション          …… 来宮 良子(65歳)
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いい休日……だったか?

2013年10月05日 07時10分34秒 | 日記
 え~、今は早朝の準備中でして、これから仕事に出かける流れなんですが……

 昨日はもう、一日中センチメンタルな気分になってたねぇ。

 台風が来るかもしれない不気味な空気って、人間もそういうアンバランスな感じにさせるんでしょうか。
 とにかくフワフワした気分になって、午前中から近所を散歩したり、メガネ屋さんの店先でメガネをブルブル洗浄したりしていました。10年以上住み慣れた町、ね……


 直接的な原因としては、ちょっとした身辺にかんする知らせをいただきまして、いろんな縁を感じたことがありました。ステキな知らせを送ってくださる方が身のまわりにいっぱいいらっしゃるということは、本当にありがたいことでございます。ちょうど、来週末にそれに直接つながる予定があったもんでね。いい土産話になったわ。

 あと、勝手にラジオ番組の『杉田智和のアニゲラ!ディドゥーーン!!』にハマってしまいまして、家に帰ってからは眠くなるまでず~っと聴いていたことも、そうとう精神に重大な影響をきたしまして。いいねぇ、『アニゲラ』……昔、中学生時代に聴いてた『緒方恵美の銀河にほえろ!』を思い出しまして。


 センチメンタル。ものすごく嫌いですが、たまにはいいのかねぇ、そういう気分にひたりきるのも。

 さっ、仕事仕事。センチメンタルになってるヒマもないほど稼がねばぁああ!!
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今さらですが……  『ぬらりひょんの孫』にささげるバラード  勝手に事故調査委員会報告書 第二次

2013年10月04日 10時32分23秒 | ゲゲゲの鬼太郎その愛
 ホント、話がやたら長くなってすみません!!
 やはり愛ゆえのクドさなのか!? いいえ、ただ単に文章を簡潔にする腕がないだけなんです。どうすればいいんっすかね、文章を5千字以内におさえるのって。

 今回でこそ! ちゃんと終わらせますんで、はひ……ヘーコラヘーコラ進めてまいりましょー。


問題その5、「開けてはならなかったパンドラの匣、安倍晴明」

 なにはなくとも安易なんですよね、安倍晴明がラスボスだという、その発想が。

 そりゃあ確かに、一見すれば「もんのスゲー奴が出てきた!」というサプライズ感はあるんですが、かつて2001年頃にアホみたいに氾濫した「平安貴族の扮装をしたクールな感じの美青年魔術師」というイメージでカッチカチに凝り固まったキャラクターにしかならないんですよね、生半可な筆力じゃあ。あのあたりの圧倒的な重力から解放されるのなんて、ムリ!! こんなに応用のきかない不自由なキャラ、そうそういないですよ!? 織田信長とか沖田総司なみに使い勝手の悪い定型イメージっぷり。
 結局『ぬらりひょんの孫』の中でも、「全てを滅ぼすのだ……」ってことしか言わないバカ丸出しな脳筋お兄さんになってたでしょ? 千年ぶりに復活しただけに、脳みそん中も千年前からまるで進歩してません。つまんない! つまんないことこの上ない恐竜みたいな絶滅必至キャラです。

 そうとう新しい解釈像を打ち出すことができるという自信がなけりゃあ、そんなに易々と持ち込んでいい人物じゃあないんですよ、安倍晴明という大人物は。
 椎橋先生は、「大江山酒呑童子」とか「平将門」とかいうビッグネームはけっこう気にして避けてたじゃないっすか。だったら、どうして晴明さんにもそのくらいの配慮をもって接しなかったんですかねぇ? 一度出したら、自分の腕の足りなさを否が応でも露呈させる可能性の高いデンジャラスなじゃじゃ馬であることは火を見るよりも明らかだったでしょう。

 だいたい、花開院家という大陰陽師の一族を出した時にも「陰陽師といえば……」と誰もが連想するはずの晴明さんの名前は出さなかったし、作中で京妖怪連合が闊歩する京都中の名所も、「弐條城」「鹿金寺」「相克寺」「西方願寺」といった具合に実在のものとは違うフィクション世界の京都に改変されていました。
 つまり、京妖怪連合編を始動させたその土壇場になっても、椎橋先生はまだ実在する人物である安倍晴明を出すかどうかは悩んでいたのではなかったのでしょうか? そして、晴明を出す以上に有効なオリジナルキャラクターを創出することを断念した、その消極的選択によってえっちらおっちら晴明を召喚してしまったのです。

 そんなひよった召喚で晴明が完全復活するかバカー!! 中途半端に召喚される身にもなってくださいよ……

 それはそうとして、私がとにかく椎橋先生に聞きたいのは、なんでまた「安倍晴明=鵺(ぬえ)」という構図を導入したのかってことなんですよ。わたくしめは鵺にはちょっとうるさいですよ……なんてったって、大学の卒論が鵺だったんですからね。笑わば笑え!!

 じゃあ何ですか、平安時代末期に出現して近衛天皇(1139~55年)だったか二条天皇(1143~65年 近衛帝の甥)だったかを苦しめたっていう魔獣「ヌエ(「鵼」という字をあてるほうが正確で、「鵺」というのはあくまでも怪物・鵼と同じ鳴き声で鳴くトラツグミのことを指すらしい)」のことを、椎橋先生はなんだと解釈してるんですか? 要するに、ヌエっていう怪物が跋扈したのは晴明が死んでから150年以上未来のことだったんですよ。そこをどうしてつなげたのか、その謎はぜひとも明らかにしてほしかったんです、あたしゃ!

 でも、結局ここらへんの解説なんか全然無視して『ぬらりひょんの孫』は終わっちゃったでしょ? そういういい加減な流し方だからダメだって言うんですよ。回収する目算もない伏線なんか、ハタ迷惑なだけだから最初っから張らないでくださいよ!
 アンタは江戸川乱歩か? デイヴィッド=リンチか!? 思い上がりもはなはだしい!!

 そんな椎橋先生には、安倍晴明を一族の敵と恨んでいるあの大陰陽師から一言、大事なアドバイスを贈っていただきたいと思います。謹聴してくださいね。

「身の程を知れェェぃい!!」(映画『帝都大戦』より)


問題その6、「花開院一族の教訓、御門院一族に生きず」

 京の地を守る大陰陽師一族・花開院家。しかし、『百物語組編』もやっと大団円を迎えるかという第182幕に唐突に出現した、ちょっとイラっとするにやけ顔の少年。純白の直衣に身を包み、あの花開院竜二の術をも軽くいなしてしまう「七芒星」の術式を操る彼の正体とは……

 日本という国家全体の中枢を護持するために陰で暗躍し続けてきた、あの安倍晴明の子孫たる一族・御門院家! ババァアーン!!

 ……ふあぁ~あ。まったナントカ院一族のおでましですか。そんなんもう花開院で使ってる手だし、上がる血圧もありゃしません。また名前いっぱい覚えなきゃいけないのかよ……で、どうせそのうちのほとんどは大して活躍もせずにフェイドアウトするんでしょ? やんなっちゃうなぁ、もう!
 竜二が「聞いてはいたけど初めて会った。」っていうのも、なんだかなぁ……陰陽師なんて、そんなに広い業界じゃないと思うんだけどなぁ。花開院家は京都が拠点で、御門院家は東京だとかいう設定はあるんでしょうけど。
 だとしたらですよ、重箱の隅をつつくつもりはないんですが、やっぱりこの作品における日本も、現実の私たちが住んでいる日本と同じように「かしこきところのお方」は東京に遷都してるんでしょうね。それに御門院ファミリーもついていって京都を離れたと。
 でも、「葵城跡」が皇居になってる形跡はないのよね……いや、描写されてないだけで、やっぱりあそこにおわしてたのかな? 難しいところなのはよくわかるんですが、古代陰陽道をここまで作品に引っ張っておきながら、帝のあたりを全く語らないまま葵城跡(=江戸城跡=皇居)を最終戦の舞台にするのは……都合がよすぎませんか?

 まぁ、とりあえずですね、ちょっと『御門院家編』に登場する陰陽師のみなさんを整理してみましょうよ。


花開院 秀元  …… 戦国時代後期から江戸時代初期にかけて活躍した花開院家十三代目当主。故人。
花開院 ゆら  …… 花開院本家の陰陽師。次期当主候補。中学1年生
花開院 竜二  …… 花開院本家の陰陽師で、ゆらの実兄。高校3年生。
花開院 魔魅流 …… 花開院分家の陰陽師。本家に養子入りする。高校生。
花開院 秋房  …… 妖刀制作の名門である花開院分家「八十流(やそりゅう)」の次男。
花開院 破戸  …… 花開院分家「愛華流(あいかりゅう)」の陰陽師。
花開院 雅次  …… 結界術を得意とする花開院分家「福寿流(ふくじゅりゅう)」の陰陽師。

安倍 晴明(921~1005年) …… 御門院家の始祖。鵺(ぬえ)とも呼ばれる羽衣狐の「やや子」。
安倍 吉平(954~1027年) …… 御門院家二代目当主。安倍晴明の長男。羽衣狐の血を4分の1引いており、リクオと同じ妖怪と人間のクォーター。
安倍 雄呂血        …… 御門院家三代目当主。在位期間は1185~1333年。女性。
安倍 有行         …… 御門院家四代目当主。在位期間は1334~92年。南北朝時代の当主でもあり、北朝の京都と南朝の吉野の両方を守護した。
御門院 泰長        …… 御門院家五代目当主。在位期間は1393~1476年。安倍有行の実子。(存在が語られるのみで登場せず)
御門院 心結心結      …… 御門院家六代目当主。在位期間は1477~1568年。
御門院 天海(1536~1643年)…… 御門院家七代目当主。在位期間は1569~1643年。
御門院 泰忠        …… 御門院家八代目当主。在位期間は1644~1852年。
御門院 水蛭子       …… 御門院家九代目当主。在位期間は1853~67年。
御門院 有弘        …… 御門院家十代目当主。在位期間は1868~1926年。
御門院 長親        …… 御門院家十一代目当主。在位期間は1927~45年。
御門院 泰世        …… 御門院家の一族。青森の恐山にいる修験者。妖刀作りの名手であり、八十秋房を指導していた。


 総勢19名!? 多すぎだろ!! 花開院家以上に新しく登場する御門院家の人数が増えてどうするんでしょうか。完全にこれ、歴史の勉強のイヤ~な感じのとこのにおいを放ちまくってますよね!? もう、陰陽師が町の美容院か整体院ってくらいに氾濫しています。そんなに需要ねぇから!
 こんなに中ボスだらけのバトルマンガなんか、途中から読んでる方の感覚がマヒしてきてラスボスの強さもよくわかんなくなるに決まってるじゃないですか。
 それなのに、序盤の第186~190幕に登場した先鋒の御門院泰世は、最初のかましにふさわしいけっこうな強敵だったのに「御門院家の当主ですらない」というしたっぱ扱い。いや、それ風呂敷を広げすぎでしょ! ハードル上げてるなぁ。それでさらに「黒装」だの「白装」だのと味もそっけもない新情報のオンパレード……『ジャンプ』はいつから強制つめこみ型の参考書になったのでしょうか。

 その後の展開を見ていきますと、バトルに参加するのは安倍雄呂血(第193~209幕)、御門院水蛭子(第193~200幕)、御門院天海(第196~206幕)、御門院長親(第196~98幕)、御門院有弘(第196~99幕)、御門院泰忠(第203幕)、安倍吉平(第208幕)、御門院心結心結(第208~10幕)、安倍有行(第209~10幕)、安倍晴明(第209~10幕)といったシフトになっております。御門院泰長は彼が創造した「半妖の里」という異空間が連載終了後の番外編に登場するのみで、本人は登場しません。
 『ぬらりひょんの孫』は第208~10幕が季刊『ジャンプ NEXT!』の連載になっているため、最後の各3話はそれまでの回の3倍の分量の約60~70ページにボリュームアップしております。ですので、一概に戦った話数だけで比較するわけにもいかないのですが、それにしてもギレン総帥のそっくりさんの長親と無精ヒゲの有弘、1コマしか戦ってるところが描かれずその末路さえ誰にも語られなかった泰忠あたりのへっぽこぶりが目につきますね。すさまじいまでの泰山府君祭のデフレーションです。進研ゼミ並みに誰にでもできる寿命改竄! たぬきとか酔っ払ったかわうそとかに負ける晴明の末裔って……
 あと、彼らのダメダメさのおかげで目立たなくはなってますが、御門院家の人物として最初に現れてインパクト大だった生意気そうなガキンチョ有行も、よくよく見ると大して戦ってません。やっぱりたぬき1匹相手に苦戦してました。おめーも結局は口ばっかしクンかコノヤロー!!

 それにしても、いちおう主人公としっかり対決してたから強敵っぽい雰囲気もあったし、更には唯一人、主人公と「4分の1妖怪」という点で同じ境遇だった安倍吉平が、たった1回の対決で退場したのは残念というかなんというか……登場が遅すぎましたねぇ。ゲルググみたいなお人でしたね。
 晴明の末裔でありながら、たった一人だけ「なんでおめーの言うまんまに生きなきゃなんねぇんだよ。」という、まっとうにも程のあるリアクションを返して一族を去り「半妖の里」を作ったという御門院泰長の存在が、連載終了後の番外編でとってつけたように補足されていたのも、もう手遅れもいいところっつうか……そうとうおいしい立ち位置だったと思うのですが、使われる時間もページも無かったですね。
 だいたい、晴明一族の「安倍」姓が途中から「御門院」姓になったのって、連載中は「強さのランキング」みたいになってましたよね? 御門院より安倍のほうが手ごわいぞ~みたいな。
 それを連載終了後になって、「泰長の『脱晴明』の決意の表れとしての改姓だった」と言い出すのは……じゃあ、泰長以降の面々はなんでそんな名字を堂々と名乗って晴明に仕えているのでしょうか? 事情を知らずに「御門院ってカッコいいね!」としか捉えてなかったのか? バカなのか?

 結局、晴明の麾下にありながら堂々と有行や雄呂血、泰世あたりが使っていた「七芒星」の意味も全然わかんなかったし。そこはオリジナリティ出しちゃいけないとこなんじゃないかな……水蛭子が身体張って説明してた通り、五芒星は陰陽五行思想あっての「五」なんでしょ? それに何が2つ加わって「七芒星」なのか、さっぱり語られなかったし。架空の陰陽師の流派ということでそれを出すんだったら、花開院家と同じなんでいいかとは思うんですが、思いっきり瞳に五芒星が浮いてる晴明が登場した後でも七芒星を推すって、作者さんには一体どんな公算があったというのでしょうか? もしかして、安倍一族は「あいつらは新作落語やし、多少いきがって変なことやってても、ええんちゃう?」みたいな自由な空気に満ちているのか? でも、根本のトレードマーク変えちゃいけないと思うんですが……
 そんな一門の結束で、果たして千年前の大師匠が復活するのであろうか……あっ、復活したのは羽衣狐のおかげだし、もしかして「本当に復活するとは思わなかった……どうしよう。」みたいなドタバタ感で集合したから、あんなだったのか。それはわかるなぁ。江戸時代の隠れキリシタンも、明治になって外国の宣教師さんが来てみたらびっくりするくらい違う宗教になってたっていうし。
 なるほど……晴明が子孫たちにどことなく冷淡なように見えたのは、冷たいんじゃなくてただ愕然としてリアクションできなかっただけか! そりゃそうだ、『金烏玉兎集』のどこをどう読んだらゴスロリファッションでぬいぐるみのクマにミルク飲ませる呪法スタイルになるんだよ!? わしゃもう、若いやつらの考えてることがわからん!!

 まぁともかくですね、いくら最終章だからといっても、全員ちゃんと描写するという責任も確証も無いまま10名もの新キャラクター(晴明と泰長以外)を見切り発車で生み出してしまった作者さんの親としてのネグレクトっぷりは、やっぱりひどすぎると思います。『京妖怪編』での花開院分家のみなさん(メガネマッチョとかドレッドヘアとか布とか)の無意味すぎる生と死は、まるで親の心に響くものではなかったのですね。子の心、親知らず!! なんか、晴明の子孫に対する無責任さと非常にオーバーラップする構図ですよね。いやぁ、人柄が出るもんだねぇ!


問題その7、「人気があるのはわかるが……羽衣狐は再登場するべきではなかった」

 晴明一族の猛攻に対抗せんとして、ぬらりひょん親分が切ったジョーカーとは……地獄に堕ちたはずの羽衣狐の復活だった!
 やってしまいましたね。大人気悪役キャラの、味方としての復活パターン! 王道だなぁ。

 ただ、それ自体はいいとしても、問題なのは彼女が晴明の実の母親であり、しかも晴明がここまで妖怪討滅だ人類討滅だと1000年間も血迷っているのは、彼女が人間(当時の貴族)のせいで非業の死を遂げたことが原因だということなのです。
 ふむ。じゃあ、これは晴明の前に羽衣狐がやって来て「私も復活したし、人間許したってーな。」と説得して和睦する平和的なエンディングを迎えるのでありましょうか?
 いえいえ、展開はさにあらず。晴明は「俺は母ちゃんのロボットじゃねーっつーの!!」……とは言わないのですが、母ちゃんの言葉を全く意に介さず攻撃を続け、盛大な母子ゲンカにもつれこんでしまうのでありました。

 もとをただせば、晴明を現代に復活させたのは地獄に堕ちる前の羽衣狐だったのですが、主人公に敗れた母ちゃんを見た晴明は、なんだかよくわかんないんだけどその母ちゃんを地獄に堕として「俺が新世界の神になる。」と宣言していたのでした。
 え? 母ちゃんが殺されたことに腹を立てて全世界滅亡を誓った子どもが、自力で復活した母ちゃんの手で復活したかと思ったらその母ちゃんを殺しちゃって、そしたらそのうちまた母ちゃんが復活してきて、世界滅亡をやめろと言われたら大ゲンカになって……??

 な、なんなんだ? この母子のモチベーションはどっからわいてくんの? そして……結局なにがしたいの?
 今さら論理が破綻しているとかいうクソ真面目なことは言いませんし、別に破綻していてもマンガなんだからいいかとは思うのですが、ちょっと1つだけ。


この母子……おもしろすぎない?


 つまり、この2人の地球規模で迷惑な圧倒的存在感の前には、ぬらりひょんファミリーなんか一瞬でかすんでしまうということなのです。
 実際に、最終話の1コ前の第209幕における母子の会話で、晴明の現世滅亡の論理は見事に否定されてしまっているのです。強者のみが生き残り、愚かさや弱さを一切認めない完璧な世界を創造すると豪語した晴明に対して、羽衣狐はこう宣言します。

「ならば、わらわはもう自分の思うがままに生きよう。今後は人もあやかしも全てを慈しむ母であろうと思う。」

 愚かさも弱さも、この不完全な世界の全てを赦し受け容れるという、母ちゃんの心意気……これぞ菩薩!!

 これはダメだ……こんな人にド正論を言われちゃったら、ついこないだ主人公らしくなったばっかりの中坊ごときに一体なにができるというのでしょうか。そりゃまぁ少年マンガなんだから晴明を力でギャフンと言わせる絶対的存在は必要になる訳ですが、その貫禄と説得力の時点で、羽衣狐のほうが主人公よりもよっぽどデウス・エクス・マキナにふさわしい資格を有してしまっているのです。主人公の立つ瀬なし!
 作者さんもまぁ~、もう自分じゃ止めらんないみたいな筆致で羽衣狐を実に生き生きと描いているわけなのですが、そのおかげで主人公以下、全レギュラーメンバーの影がもれなく薄くなってしまったのでした。じゃもういいからさ、タイトルを『ぬらりひょんの孫』じゃなくて『羽衣狐のバカ息子』に変えてくれよ!! 略して『はごばか』でいいよ。

 ダメだろう、子供同士のケンカに巨神兵呼んできちゃぁさ。


問題その8、「主人公をリクオに任せられない、祖父と父の深刻な子離れのできなさ」

 こりゃもうね、全25巻を通読された方ならばみなさん漏れなく感じられる印象なのではないのでしょうか。
 つまるところ、カンフル剤のごとく事あるごとに差し挟まれる「若い頃のじいちゃん」か「生きてた頃の父ちゃん」のサイドエピソードが、確かに一時的なお話の盛り上げにはなるのですが、「本筋の主人公を補助する」役割を担っていないのです。なんか、投入されるたんびに孫のオリジナリティが薄れていくというか、「こういう親分を目指せよ!」という説教を毎回グチグチ言われて委縮していくような気がするんですよね。
 隠居した隠居したっつって、結局じいちゃん最終話直前の第209幕まで元気そのもので安倍雄呂血ぶった切ってるんだもの!

 思えば、少年マンガの世界でこれほどまでに「超高齢化社会の弊害」を切実に語った作品は無かったのではないのでしょうか。元気すぎる老人に圧迫される若者の苦悩! 『サイボーグじいちゃんG』は、じいちゃんが主人公だからいいんですけど、『ぬらりひょんの孫』はあくまでも孫が主人公であるべきですからね。そこはじいちゃんも控えるべきであったし、ましてや故人であるキャラクターは10分の1くらいの出番にしても良かったのではなかろうかと思うのです。

 作者さんの饒舌さや筆の走りが、主人公メインの本筋から遠ざかれば遠ざかる程無責任に暴走していくような傾向が、特に後半の『百物語組編』と『御門院家編』でどうしようもなく感じられてしまったのは、私だけでしょうか。それはもう、羽衣狐と晴明の因縁エピソードもそうなんですけれども。

「リクオ……わしゃ、いよいよ本気で隠居じゃ。」

 って最終話で言われてもよう! 孫のマンガでいいとこ全部かっさらってさんざん暴れまわった挙句、残しといた取り分は、母ちゃんにダメ出しされて改造ベロクロン2世並みにヘロヘロになった再生晴明の首だけ!? そりゃないぜグランパ!!


問題その9、「効果音がやけに邪魔なマンガ」

 これはそんなに大きな問題ではないと思いますし、『御門院家編』でもラストスパートにいくに従って、特に季刊連載になってからはかなり鳴りを潜めたように感じられたので軽く触れるだけにしておきますが、まぁ~ともかく『百物語組編』の珠三郎がひどすぎたんですよね。

「ポンポンポンポン……カポォォォン」

 と、言われましても、ねぇ。当方といたしましてはなんとも答えようが。

 実験精神にあふれてる、ってことなのかしらねぇ。でも、あの「二十七面千手百足」を生み出した作者さんとはとても思えない「じぇんっじぇん怖くもなんともない閉鎖空間」になっちゃいましたよね。いや~、なんだかんだ言ってもオノマトペは大事ですよ!

「このしらけきった舞台で、おまえの生きる道はねぇ!!」

 って、首無に言われるまでもなくしらけきってたからね。つらいなぁ。

 作者さんの、たぶん意図的に使っていたミョ~に古臭いかすれた筆書き調の効果音表現は、『京妖怪編』くらいまでは好きだったのですが、やっぱり『百物語組編』から暴走が目についてきちゃったかなぁという印象がありました。絵がポップなだけにそのギャップが面白かったのですが、やはり過ぎたるはなほ及ばざるがごとし。バトルだバトルだと濫用し過ぎると、効果は薄れちゃうものなんですね。


でもね……「『九相図』と『葵螺旋城』をジャンプに持ち込んだ勇気はたたえたい」

 私がなんだかんだと目の敵のように言ってきた『百物語組編』も、たぶん山ン本五郎左衛門を前面に出さず、舞台も東京都心全域を一気に大パニックに陥れるようなスケールにせずに「柳田編」、「雷電編」、「圓潮編」のように小出しにやっていけば、「袖モギ様」や「邪魅」のような丁寧な粒の揃った好エピソードが続いたのではなかろうかと思います。それはやっぱり、偉大なる先人『ゲゲゲの鬼太郎』や『地獄先生ぬ~べ~』(終盤を除く)の路線ですよね。
 その中でも一番「鏡斎」は面白くなると思うんだけどなぁ! だって天下の『ジャンプ』で「九相図」ですってよ!? メジャー少年マンガ誌に腐乱死体!! とてつもない勇気と冒険ですよね。これはもう、素晴らしいの一言です。

 ただ、それをあの時間制限ギチギチのドタバタの中、しかも渋谷という超繁華街で展開させてしまったのは、いかにも素材がもったいないという感想だけが残りました。表現上の規制が多いであろうあの誌上で大虐殺……でも、虐殺の描写はその直前の、いかにも小林ゆうさんが声をあてそうな悪食の野風が十二分にやってくれましたし、主人公の肉体が腐乱するという恐ろしい展開も、なんだか墨汁を頭からかぶっただけみたいな描き方になっちゃったし。難しいですねぇ、いろいろと!


 なんだかんだと言いたい放題言わせていただきましたが、つまるところ、やはりマンガは構成が命! ということなのでしょうか。『ぬらりひょんの孫』ほどに画力と発想が優れていても、その御し方が整っていなければ覇権を握ることは夢のまた夢だということなのではなかろうかと。

 惜しい、惜しかったなぁ。あのゲタの少年が出てこないからと好き放題に勢力を広げすぎてしまったぬらりひょんファミリーは、やはりその絶対的天敵が不在であったがゆえに! 風呂敷を畳みきれずに自滅してしまった、ということなのでしょう。九尾の狐も安倍晴明も届かなかった、鬼太郎という高すぎる壁!!


ぬらりひょんには……やっぱり鬼太郎が必要だった!!


 この、お寿司に醤油、カレーライスに福神漬け、バットマンにジョーカー、アンパンマンにばいきんまんに等しい地球の摂理を結論としまして、この長すぎた愚痴を閉じさせていただくことといたしましょう。椎橋寛先生、どうもありがとうございました! 大塚周夫さんのぬらりひょん、もっと観たかったです……


大嫌い、大嫌い、大嫌い、大好き!! ああぁ~ん♡
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2013年9月度版 そうだい短期観測調査(そうだい短観)

2013年10月01日 11時31分22秒 | 日記
 ぽんぱどぅーるふっじ~ん!! みなさん、どうもこんにちは。そうだいでございます。
 いや~もうさ、気がついたら秋なんだぜオイ! 2013年ももう後半戦なんだってさ。笑っちゃうよねぇ。

 実は昨日、けっこう笑えない大失敗をやらかしてしまいました。泣きたい気分なんですが、出せる涙もありゃしません。
 まぁ、人様にご迷惑をかけるようなことでもないし、仕事上の問題でもないんですけれど、ちょっと私のプライベートでね……生活上の手違いというか、家計のやりくり上の、ね……最悪なイタゴラスイッチでしたよ!!
 私は運が悪いんだかいいんだか、こういう一歩間違ったら飢え死にしかねない大事故をやらかしても、「ギリギリ死なない程度の被害でカンベンしてもらえる」のが、ホントにたまんないです。
 いったい誰がこんな罠をはりめぐらしているのか……私の人生は神様とか心霊的なものを感じとることはめったにないんですが、悪魔は鉄板で「絶対そういうやつ、いる!!」と信じきっています。ヤな奴だよぉ!

 まぁ、犯罪に出くわしたわけでもないし、いつかは出さなきゃいけなかった出費なんでね……でも、心の底からこう叫ばせていただきたい。「それ、いま払わなきゃいけませんかね!?」と。


 2013年9月の『長岡京エイリアン』全14回。ラインナップは以下のようになりました。

好きなアイドルについて
 モーニング娘。シングル3作連続首位まことにおめでとう!
 ℃-ute 日本武道館初コンサートほんとうにおめでとう!!(2回)
 11月はモーニング娘。とBerryz工房で2日連続武道館としゃれこみます
 Juice=Juice の高木紗友希さんも、盗んでいけよ~!!
観た DVDについて
 アニメ版『ゲゲゲの鬼太郎』第2シリーズを観る(第14~21話)
読んだマンガについて
 今さら『ぬらりひょんの孫』(3回)
観た映画について
 『風立ちぬ』(2回)
好きな TVドラマについて
 『怪奇大作戦』(まだ途中です)
近況つれづれ節
 1年ぶりに実家に帰りました~


 コンサートはほんとに楽しいですね。今その瞬間に、ある場所に立ち会っていなければ味わえない感動を娯楽にすることの贅沢さ、ね。11月も非常に楽しみです。2デイズ!!


 9月はこんな本とかマンガを読んでましたよ~。

江戸川 乱歩 『月と手袋』(1925~55年)  春陽堂書店春陽文庫
         『猟奇の果』(1930年)
         『黄金仮面』(1930年)
         『大暗室』(1936年)
         『悪魔の紋章』(1937年)
京極 夏彦  『死ねばいいのに』(2010年)  講談社文庫

椎橋 寛   『ぬらりひょんの孫 第20~25巻』(2011~12年)  集英社
和月 伸宏  『るろうに剣心・特筆版 下巻』(2012~13年)


 大乱歩は、記憶のうすれかかってる作品を読み返してました。
 マンネリでもいいじゃないか、乱歩なんだから。

 ってなことで、今月もよろしくお願いいたしま~っす☆
コメント (2)
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