日記のようなもの

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農薬混入事件と契約社員の立場

2014-01-26 17:24:49 | 日記
  49歳になって、8年間勤務しても契約社員
  背中に「正義」を背負っていた人、彼には哀れみを感じてしまう。

  彼が犯人であるかどうかは、まだ決まっていないが、何故、8年間も勤めて正社員になれないのだろう。
  この会社は、社員の幸福は考えないのだろうか。

  利益を上げることが前提ではあるが、このような人が働いている環境を改善しようと、何故、経営者は気がつかないのだろうか。
  今になって、社長の辞任が発表されているが、この辞任には契約社員の会社への忠誠心、帰属意識を生み出す努力をしなかった責任が含まれていると考えることができるのか。

  労働に対する尊敬が希薄になっていると思う。これが事件の原因だと思う。毒を入れるに至った経緯そこには、この会社の労働者への態度があるのだろう。

  お客様には、頭を下げるが、提供するサービスには際限がないが、これを提供する労働者に対して頭を下げるという姿勢、これがないのが問題なのだろう。

  私の子達もじきに就職ということものが待ち受けている。
  社会は、厳しいようであり、やさしさもあると思う。しかし、正社員にさえなれない。真面目であることが、あまり役に立たない。そんな社会が待ち受けているのではないかと悲観的に思えるような情勢に見える。

  加えて、幹部候補生なら残業手当要らないという制度を平気で総理大臣が口にするんだから。世も末と思える。みんな幹部候補生にするにきまっているじゃない。競争に勝った人だけが幹部になって、負けた人も候補生だと言うでしょう。残業分をタダ働きさせることができるんだから。

  この人が総理大臣になってからいいことが何もないような。一段と正義の人が生まれるんじゃないかな。