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私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

アカスジカメムシはたった3日で・・・

2021-07-09 09:39:46 | カメムシ・アメンボなどの仲間
2021年7月9日(金)

アカスジカメムシ 15mmほど

20210703

背中の模様が、まるでACミランのユニフォームのようでカッコイイ!

近所の散歩中、伸び放題の荒れ地の道路沿いで見つけてしまった。
前々から、コイツに会いたくて、親戚縁者にも
「見つけたら教えてよ!写真だけでもいいからね」とお願いしてて・・・
食草がセリ科植物だとも調べてて・・・
私ん家の近辺だと、セリ科の野草ヤブジラミ(かな?)が生えてる荒れ地も1ヶ所見つけてて・・・

昨年、目をギラギラさせながら近所を散歩してたのに1匹も出会えず
てっきり私ん家の周りで出会えるカメムシではなく、もっと高地の田舎でしか会えないと思い込んでたからねえ。

それが、アリそっくりのホソヘリカメムシ若齢幼虫を見つけた後、150mほどついでに歩いただけで


「いた~!」じゃありませんか!
「こんな簡単にいていいの? きみ?」
「去年はどうしていなかったの?」と、ポケットからコンデジ出して


「こらっ! おとなしくしんさい!」
「葉裏にかくれるんじゃない!」

と、2匹目見つけて、コイツはいい子だ!


「かあさ~ん! アカスジカメムシいたよおっ!」
喜び勇んで帰宅して、画像を見せて・・・

3日後、一緒に出かけてみたら・・・
すっかり草刈りが行われてて・・・

なるほど! そういうことか!
発生の時期と草刈りの時期は、タイミングをあわせてたりするんだろうな。

ニンジンやパセリなどのセリ科野菜も食草とするコイツは、農家にとって「やっかいな虫」
防虫対策も当然するだろうね。
私なんかも釣りを控えて「虫探し散歩」を日課にしたから、今年たまたま出会えたけど
普通、一般の方々が気にかける虫でもなく
もし、気付いたとしても、「カメムシ臭い・気持ち悪い」と「やっかいな虫」扱いになるもんなあ。

「気にされないままも不幸、気にされても不幸」な虫なんだな。

ちなみに、盛口満さんが書いてる『ゲッチョ先生のトンデモ昆虫記』によれば
ヘリカメムシの仲間を食べたときは「青リンゴの香り・酸味・ニッキ風味」で、なかなかの食味だったという。
キラキラ系のあるカメムシはまずく、インドネシアのカメムシは「舌がしびれた」という。
まだ、このアカスジカメムシは食べてないらしい。(書籍出版の時点でだよ)

ま、この本、いろんな虫食べてて、ますます虫との距離を近づけてくれてるんだけど
これ以上は、本のレビューとして書きすぎになるのでやめとく。

いったいどんな味がするんだろう?
だれか試しに食べてみないかなあ?
草刈りされてなければ、私が試してみてもよかったんだけどなあ・・・
いやあ、草刈りされちゃって、もういなくなってるもんなあ・・・
いやあ、残念だなあ・・・

コイツはアリ?なし?

2021-07-08 11:53:42 | カメムシ・アメンボなどの仲間
2021年7月8日(木)

先週、自宅から50mの土砂を埋め立てたばかりの公園の横にこんなのがいて

20210703

体長は7mmほど


「少し大きなアリかいな?」


「それにしてはじっとしてて逃げんなあ?」
「触角も少々長いんでないかい?」と、パチリして・・・・・・

アリなのか? アリでないのか?
さあ、コイツは何だったでしょうか?

苦労して調べた解答をあっさり書くほど、私はお人好しではない!
けど、今日はめんどくさいので大盤振る舞い!

正解は、たぶん『ホソヘリカメムシ』というカメムシの若齢幼虫。

アリグモとかコイツとか、アリに似る進化を経てきたことでのメリットは大きいんだろうなあ。

アカスジキンカメムシ:臭くなく歩く宝石らしい

2021-06-08 11:08:07 | カメムシ・アメンボなどの仲間
2021年6月8日(火)

アカスジキンカメムシ およそ15mm

20210607

昨日、散歩中かみさんが見つけた。
ちくしょ~っ!
小学生だった頃から図鑑が好きで、その頃から昆虫図鑑の表紙を飾ってたカメムシ。
『歩く宝石』とも呼ばれる大きなカメムシ。

私は生まれてから一度も見たこともなく、地元でも相当山奥に行かないとダメだと思い込んでた。


まさかである。
地元の小川沿いの足元にいたとはっ!
しかもである。
よりによって虫どシロウトのかみさんが・・・
さらにである。
「何度か見たよ」
「あまり呼ぶと悪いし、カメムシだからもう知ってて興味ないと思ってた」と言う。

このやろ~! ちっくしょ~! なのである。
ま、いい。
いつも大手柄はかみさんでいい。
会えたのだから・・・グスン!

実におとなしくしてくれるので、撮影はとっても楽ちん


キンカメムシ科で、実際に試した人たちは「臭くない」「若草の臭いがちょっぴり」と書いてるから
むしろ、きっと「かすかないい匂い」なんだろうな。

この写真で、金属光沢のような緑色が伝わってるかどうかは怪しいけど
陽の当たり方ではとってもきれいに輝いてた。
ただ、アカガネサルハムシやタマムシの輝きが構造色なのに対し
コイツは違うらしくて
死ぬと一気に色あせ黒ずんでしまうという。
あ、構造色というのは、表面の微小な凹凸によって生じる色のこと。
シャボン玉とかCDの表面の色もそう。

さて、思い起こせば・・・地元の町の山奥散歩で

20210525

アカスジキンカメムシ幼虫を最初に見つけたのもかみさん。
「おっきいハムシみたいなんがおるよ~っ!」

かのように、かつては虫にまったく関心のない、いや、むしろ嫌いだったかみさんでさえ
こうして1年以上、地元の散歩をくり返してたら『小さな甲虫好き』に成長してる。

ちょうど1年前の今日、アユカケやスナヤツメを採集した3月の話をずっと貯め込んでて

そりゃそうじゃろ?
子どもたちは学校に行けず、悶々と家で過ごしてる中
昔の話とはいえ、大の大人が出かけ、「魚採り」して遊んでるなんてな。
みっともないったらありゃしない。

と書いてる。

たまたまだが、あの頃と今と思いは少しもぶれてない。
「オリンピックはいいのに何で運動会は中止なの?」と孫に問われうなだれる知人
「クラブ活動の見直し」や「オンライン授業」を余儀なくされる知り合いの生徒・学生・教師たちの苦悩
公務員としての「厳しい日常生活の規律」などなど
今も、身近に多くのお上のお達しに従わざるを得ない連中をみてるからなあ。
いくら反論があろうと首を覚悟で闘えとも言えないし、何より子どもらに言い返す余地はない。

必要火急な活動はすべて黙して進めつつ、うちのかみさんでもできる他愛のない
老若男女が家族で楽しめて、密にもならぬ散歩「プランB」を実行し続けるだけのこと。

ま、『私が口惜しがるのが楽しいから』らしいから
ほれっ! 
そこのお父さん、お子さんや奥さんが先に見つけたら心から口惜しがるんだよっ!
先に見つけていばるんじゃないよっ!

カメムシ幼虫『青と赤』:手を出すつもりじゃないのに・・・

2021-05-26 11:48:47 | カメムシ・アメンボなどの仲間
2021年5月26日(水)

かみさんが散歩に同伴するときは「あれは何?」「これは何?」と
やたらと虫の居場所を指さして教えてくれる。
初物のオトシブミやハムシを見つけてくれて大変ありがたいのだが・・・
時に、ほんのちょっぴり困ることもある。

今年は、小さな甲虫にターゲットをしぼってるからだ。
そうでなくても撮りためた写真がいっぱいで・・・

今日は、そんな甲虫以外から「カメムシ幼虫」を2種ほど
じっとしてくれてるから楽だし、かみさん怖いし、ついつい撮ってしまう。

大きさ15mmほどのコイツと

210506

同じくらいのコイツ

210525

え? タイトル?
何が『青と赤』だって?

そりゃあ、あ~た!
調べる気になりゃ、すぐわかるってことよ!

私も虫シロウトだからあえて言うけど
これくらいの低いハードル、元気なうちは自分でとばなきゃね!
そして、ハードルがドンドン高くなりゃ、下をくぐればいいっ!(何のこっちゃ!)

それぞれ「ルリクチブトカメムシ」と「アカスジキンカメムシ」の幼虫で
成体になると『青』と『赤』が特徴的なカメムシなのでありました。

カメムシ幼虫もおもしろい!:ヨモギハムシと運ばれて

2020-12-10 15:19:56 | カメムシ・アメンボなどの仲間
2020年12月10日(木)

カメムシの幼虫を見つけた。


何とも言えないデザインだねえ。
何かのロゴマークに使えそう。

毎日、家近くに植栽されてる観賞菊につくヨモギハムシの観察を続けていて


畑の反対側にある3株の菊にまで分布を広げつつ、我が家のヨモギはどうも口にあわないらしいこと
青黒型:銅金型=20:1と、銅金型は最初に見つけてから1匹も現れないこと
側溝や壁があるとたやすく移動はできていないらしいこと

が、なんとなく感じたことで、その菊の花もすっかり枯れた頃、このカメムシ幼虫を見つけたんである。


さてさて、見つけたならば名前調べくらいしてやらんといけん。

調べました!
そして驚きました!

そこで、この拙ブログを読んでくださる皆さんにも調べる楽しみと驚きをちょっぴり味わってもらおうと
クイズにしてみました。

さて、この幼虫の親カメムシは、次のA~Fのどれですか?(虫に詳しい人はアッチ行っててね)


なお、幼虫は4齢幼虫みたいで、正解は正しいとは限らず、あくまで私の独断にすぎません。


答えは、下のコメント欄にて

なお、この親カメムシも我が家近辺で、まだ一度もお目にかかっていない。
ヨモギハムシの場合も同じで、どうやらこの菊に卵の状態で付着していて
畑のオッチャンが購入か他所から持ち込んで植えた後に成長したんじゃないかなあ、と思えてならないのである。

カメムシやハムシなど、やっかいな虫扱いをするのも人間、知らず知らずに運んで、分布を広げてるのも人間なのかもしれないなあ。