私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

『水辺の生き物調査』ボランティア悲喜こもごも

2019-10-03 16:40:22 | 淡水釣り
2019年10月3日(木)

先日『水辺の生き物調査』にボランティア参加した話。

メディアの取材も来ていた。


司会のお姉さんを撮影してるぞ。
堂々と近づけるのが、なんかちょっぴりうらやましいような・・・

参加者はおよそ70名。


えらい人たちのあいさつや諸注意の後、2つのグループ分け。
本流のちょっぴり上級者向けコースと枝川の初心者低学年向けコース。

唐突にも、私を上級者コース統括リーダーとして発表しよるぞっ!
そんなん聞いとらんっ!
「採れた魚のことを最後にまとめてくれればいいですから」とのこと。
それならそうといえばええのに・・・『お魚ジジイ』で十分なのに。

移動後、川へ。


様子を少し見て・・・コイツら遊泳魚は採れんやろなあ、たぶん。

ちょっぴり他の担当に任せ、種類の水増しに出かけますか!
と、菓子パンをコネコネしつつ歩いてると

「私魚人先生! 覚えてますか!」といきなり若い女性の声。
見たことあるようなないような・・・
およそ20年ぶりの再会らしい。
かつて休日の大概をいろんな人たちとの川遊びに費やしてた頃だ。
そりゃあ、覚えてるのはゴメンな、無理だよ無理。
お子様からステキな女性にすっかり変わっちゃってるんだもん。

自然が好きで応募してみたら周りが小学生ばかりでとまどってると言う。
「じゃ、一緒に釣りに行くか?」

いつものタナゴ竿・仕掛けを渡し、コネコネパンをつけてあげる。
さ、私の分も用意しよ・・・・・・

「先生っ! 釣れましたっ!」


ええっ~! もう釣ったんかいっ!

しかも撮影の間も与えず、魚に触れもせずバケツへ。
見事なもんだ!

撮影の準備をして・・・


タモロコだね。


ん? んんっ? カメラがおかしい。


どっち向けても白トビしてしまう!
いろいろいじるも壊れたまんま。

きっと若い娘さんを撮ったのが原因だ!
私に似てシャイなカメラなのだ!

口惜しさを握りしめ、オイカワ釣るもこれが限界。


この娘さん、カワムツもヒョイと釣って、撮って、今度は川遊びへと突入!
そうっ! 川遊びに年齢、関係ないんだよ!

ガサ調査の結果2グループまとめて
カワヨシノボリ・カワムツ・コウライニゴイ・カマツカ・イトモロコ・オオシマドジョウ・ギギ・アカザ・ドンコの9種だったかな?

ほれっ!
遊泳魚はコツがわかるまで、ガサではちょっぴり難しいでしょ?

と思いつつ、撮影するも全部ダメダメ写真。

ま、西日本豪雨から1年余りたって・・・・・・
以前いた魚種の3分の2くらいだけでも回復が確認できたことだし
懐かしい再会もあったことだし
司会の方もこの女性も「顔出し喜んで」ということだし・・・・・・
よしとするか!

くたれゴカイで清流釣り:水辺で遊び舎(仮称)ボランティア①

2019-08-10 06:58:50 | 淡水釣り
2019年8月10日(土)

昨日、中高生対象の仮称「水辺で遊び舎」の釣り講師としてボランティア参加。


いつもならまず、川虫を採集して、魚が好む種類を知ってもらうのだが・・・

昨年の西日本豪雨で転石は埋まってしまってる。
さらに最近とんと雨も降らぬまま河床もご覧のあり様。
予想通り、川虫は羽化も終えてて、とっても少ない。

フフフフフッ、こんなこともあろうかと、冷蔵庫から1週間も前のくたれゴカイを用意しといたのよ。
(オッサン! 使い道に困ってほったらかしとったんちゃうか?)

くたれゴカイで釣れることは1昨年用水路で確認してる。
巨怪魚かあっ!? : イソゴカイでタナゴ釣り? partⅡ参照

上流域で何が釣れるかの実証実験でもあるのだっ!
淡水では、常にミネラル・塩分不足だからね。
辛党の魚もおるんとちゃうかな?

河原へ向かうと、さっそく自分を釣ってるヤツかいたぞっ!


若い女性スタッフさんにはずしてもらえるなんてうらやましいぞっ!

なんてな冗談はさておき、
さてさて釣りの成果を合わせると
ギギ数匹


ムギツク数匹


オヤニラミ1匹


後は、上流域での常連さんのカワヨシノボリ・カワムツ・オイカワ数尾ずつ。

たくさん泳いでるのにとうとう釣れんかったのはズナガニゴイ。


なんでくわんのんやろ?
ガサ担当グループからお借りして撮影!

そして、なんとハリはずしてくれとった若い女性スタッフさん、見事に立派なアユ採っとったわ!


もちろんすべて放流!

ま、海釣りで余ったゴカイも、川釣りで十分エサになることは証明できたね。
ミミズも赤虫も一度買ったら使い切れないからね。
ゴカイがいいかもしれないな。

同じ釣りでこんなに釣果が違うんだよ

2019-06-15 18:57:25 | 淡水釣り
2019年6月15日(土)

12日の釣りの話の続き。

水路のポイントを数カ所まわった釣果をまとめててオモロイことに気付いた。

まず、コウライモロコはかみさんにも私にも。

以前ほどの数はいないみたいでポツポツと。

かみさんは、3年物の大きなテナガエビとブルーギルにくわえ

撮影ケースに入らないサイズのギギ


「そんな大きいん釣んなや! 
やっとここまで大きゅうなったのに・・・・・・」と言えば

ちょうど撮影ケースに手頃なサイズも釣りやがる。


相変らず煮ても焼いても食えないかみさんだ。

あっ、ギギは煮ても焼いても淡白で美味しいですケド。

かみさんの釣果は以上。


次は私の釣果。
すでに書いたタイリクバラタナゴにくわえ

モツゴのメス


小さなギンブナ


そしてタモロコ


コイツらもめっきり減っちゃってたなあ。
アタリがあまりに少なくて。

同じタナゴ竿(色違いにしてる)・同じ自作の仕掛けで釣れた魚がこんなに違うんだね。

理由は簡単なのである。
エサの種類と大きさなのである。

かみさんはミミズを半分くらいに切って、どかっとつけてた。
対して私は赤虫を1尾ずつ、丁寧に頭がけにしてつけてた。
この時期、タナゴ類には水路にわくボウフラが有効だと思ったから。
互いに老眼だケド、この日の私は簡易設置型老眼レンズも装着していたのである。

かくして大物釣り師のかみさんは満足できるギギとテナガエビを
タナゴねらいの私は久々のタイリクバラタナゴやモツゴなんかを
同所的に釣りわけることになるのだ。

すみわけや食いわけによって生き物たちは共存してるケド
私らは釣りわけによって言い争いをすることが今回よくわかった。

もちろん釣った魚たちはお礼を言いつつ丁寧に針をはずして放流。
撮影は家から浄水を持ってって、せめてきれいに写してやらんとね。(友と行くときは用意してくれる)
ここの水は相当濁ってたからね。

ミミズをもらったもんで・・・ちょい遠出(後半)

2019-02-22 09:59:18 | 淡水釣り
2019年2月22日(金)

一昨日、行きつけの釣具屋さんに2箱ほど「ミミズちゃん熊太郎」をもらった話の続き。

2ポイント目、かみさん思い出の地なのだが・・・生体反応皆無。
ここも水路の整備で年々ダメになってしもた。

3ポイント目は、私の好きな場所。
採れたて野菜じいさんの畑の近く。
採れじい(略にて失礼)は齢90後半。
戦地での壮絶で悲惨な話を以前じっくり聞かせていただいたことがある。

「今年も元気に会えるかね?」
「畑におってくれたらなあ・・・」
「きっと元気にしちょるよ。ひい孫に子どもが生まれたとか言うとったし・・・」

車を停め、釣り具を持って歩く。畑が近づく。

「お~っ! 久しぶりじゃのおっ!」 採れじいの声。
「覚えてくれてたんですね。お元気ですか?」 と、かみさん。
「元気よの。あんたら1年ぶりじゃなあ。姿見んけえ心配とったぞ」 反対に心配されとったぞ。

覚えてくれてたことは、3つの意味でうれしい。
1.もちろん、採れじいが元気だったこと。
2.私たちを覚えてくれてたこと。
3.そして、遠方から多くの釣り人が次々来てた頃の眼と違い、柔らかく迎えてくれてること。

かみさんは絶好調!
ミミズ1匹がけで、大きなワタカを数匹釣ったり釣り落としたり、ヌマムツやタモロコを釣ったりと。


ヌマムツ(1尾のみ)


ここで、ふと思いつく。
「今回は背景を水路の流れにしよ。ワンパターンで魚たちを映しても何ちゃならんし、つまらんし」

ということで、ヌマムツ撮りなおし


タモロコ


私は、タナゴスレバリに小さくちぎったミミズ片で小物をねらう。
やっとヤリタナゴ(数尾)が釣れる。ほっとする。


かみさんにコウライモロコ(1尾のみ)


こそっと黄身ねりにエサを変え、小さなシロヒレタビラ♂(1尾のみ)


さらにオイカワ(1尾のみ)


そして、これまで大きすぎて撮影できなかったワタカも
やっとこさちっこいのを




ヤリタナゴが2ケタ釣れる前に竿じまい。
ギンブナ・カネヒラ・モツゴ・コウライニゴイ・コイなんかは釣れないまま。
シロヒレタビラもずいぶん減っとる気がしてならんなあ。

今回の釣りで、釣ったのは計8種類。
かみさんが釣れなかったのは、シロヒレタビラとオイカワの2種類。
私が釣れなかったのは、ギンブナ・コウライモロコ・ヌマムツの3種類。

「勝った! 勝った!」 と喜ぶかみさん。
「シロヒレタビラのちっこいのやワタカの撮影サイズ釣るんは難しいんぞ」 と私の遠吠え。

「あんたら、わしゃ帰るけん。ダイコンいらんな? でっかいけんど、おいしいで!」
「あっ要ります。欲しいです。くださいください」

ミミズをもらい、春一番のような強い風の中いろんな魚に出会い、ダイコンをもらい・・・

なんかとっても優しさに包まれた気がした一日だったわなあ・・・。


ミミズをもらったもんで・・・ちょい遠出(前半)

2019-02-21 09:43:39 | 淡水釣り
2019年2月21日(木)

2箱ほど「みみずちゃん熊太郎」をもらった。


昨日、行きつけの釣具屋でミミズを見てたら
「もうかなり前から売れてないので確かめてみます」
「店長~っ! こんなんじゃダメですよね? 売らずに捨てるしかないですよね?」 と若い店員さん。

「う~ん。売り物にはならんケド、お客さん(私)は必要としてるんじゃろ? 捨てるよりタダであげて」 と店長。
「はい、そうします」 などというやりとりが向こうから聞こえる。

「かなり弱ってますが、使えるミミズも、ほら、いますので・・・よかったらどうぞ」

本来ならば、こういう親切なお店は是非とも店名を紹介しつつ、お礼を言いたいところだが
昨今のコンプライアンスなんかで問題になっても困る。

曰く「新鮮でない食品(魚への)を廃棄せずに客に渡したのは違反だ」とか・・・
曰く「それほど売れない生鮮食品(魚への)の入荷はストップせんといけん」とか・・・

なので、とりあえずありがとうございます。
今後も利用しますので、是非よろしくお願いします。

「ミミズもろたわ。2箱も・・・」
「どうすんね? 使い切らんよね。」
「とりあえずもらったからには釣りに行かんと。余ったら裏庭に放そうか」

といういきさつのもと、昨年5月に行ったきりのポイントへちょい遠出。
冬の小ブナ釣りになってもいい。

ミミズの箱を開ける。
「おっ! まだまだ生きとるやんかっ! 十分使える」

ポイントとなるタマリは例年にないほどの水のにごり。


「このあたりは年々ひどくなるねえ」 と、かみさん。
「圃場整備や宅地造成もどんどん進んどるもんなあ」

これじゃ、タナゴ類はおろかコウライモロコやタモロコなんかもダメかもしれんな。
私のタナゴ竿はピクリともしない。

「釣れたよお~っ!」「釣れたよお~っ!」「釣れたよお~っ!」 いつものクソ腹立つ声が3連発。
ギンブナ小と中、ワタカの成魚である。


「ギンブナのちっこいのは撮影ケースに入るケドな、おっきいのは撮影できんけえな、釣らんでや」
「釣れるもんはしょ~がないもん。釣れん人とはちょっと違うもん」
「へえへえ、撮影しときまひょ」

釣った以上、撮影くらいはしてやってから逃がさんとね。


「じゃけえ、ここは来ても釣れん言うとったやろ? 次行こ、次」 と私のボヤキ。
まずは、かみさんに完敗。