私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

ヤギとジュンサイ(?)と謎の足跡と:ため池めぐり

2021-12-16 16:45:05 | 自然
2021年12月16日(木)

昨日のため池めぐり散歩の話。

池干し中の大きめのため池横にある駐車スペースに車を停め
さあ、付近の小さなため池を見てまわるぞ!

小道をクネクネ降りて、グインと曲がって県道を横切り、再び坂を上る。
小さな水路の先にいくつかため池があることは、すでに合点承知の助なのである。

だが、ヒーヒーハーハー息が切れよっぞっ!

途中で一休み、まわり眺めたら、白ヤギさんがいた。

思いのほか驚いたっ!
あまりに無音のままじっとコッチを見つめてくれてたもんな。
「そこにおったんかいっ!」
これが飼い犬ならほどほどに鳴いてくれるからね。

んで、苦労して上ってったほどの収穫もなく・・・
そこらのため池には自然っぽさが感じられず、当然水草もなく・・・
強いて上げれば、クリの枯れ木に「クリオオアブラムシの越冬集団」を見つけたくらいかなあ?

再び下って、別の小道からもっと高いとこへと足を運んで・・・
以前に「ジユンサイじゃないかなあ?」と知人が言ってたため池へと


このため池はなかなかいいっ!
抽水植物も生えてるし、ジュンサイ(?)も生えてる。

ま、マルバオモダカなど、他の水生植物かもしれんから、花の咲く時期にまた来ることにして・・・

「あとは下るだけじゃ~!」と、最初のため池に戻ったら・・・
すっかり水が抜かれてるだけじゃなくて・・・


「ナスカの地上絵かいなっ!」
と、つい思うてしもた(思うかいっ!)幾何学的な点線が描かれてて・・・


明らかに野生動物がうろついた足跡だ。

長径が15cmくらいの細長さで、白線からはみ出さないようにと言わんばかりに、割と行儀よく歩いてる。


足跡も大きく、体重もそこそこあるのだろう、そこそこ深く沈んでたりもして・・・


思い浮かぶのは「シカしかないっ!」のだけど・・・

ネット上で「野生動物の足跡」も調べてみたりしてもちょっと違うしなあ・・・

ひょっとしたら、ため池めぐりで最初に出会った白ヤギさんの犯行なのかもしれないな!

(ため池の景観など地域が特定される画像は希少生物及び個人情報の保護の観点から未掲載にしています)

鴨たち&ほぼ皆既月食

2021-11-20 17:09:47 | 自然
2021年11月20日(土)

昨日の散歩はため池周りをぐるぐる。

コガモ


ホシハジロとオオバン


干上がった陸地には
ヒドリガモ・コガモ・ハシビロガモ・ホシハジロ・コサギ


オナガガモ・マガモ・キンクロハジロ・カイツブリもいたけど、遠いからなあ。

今冬初登場のハシビロガモにしぼることにした。

孤高に生きるオスや


モテモテのメスや


何といってもハシビロガモお得意の『ぐるぐる採餌行動』を見て帰宅。


んで、午後6時5分に2階のベランダから「ほぼ皆既月食」を撮らねばと・・・

いろいろ設定をいじるも、失敗につぐ失敗じゃわ~!


何とかそれなりに撮ったのはほぼ20分後


ま、いいのだ。
下手は下手なりに「自分で動いて身につけたこと」だから。

本日サンプリングサポートにつき

2021-11-14 21:33:15 | 自然
2021年11月14日(日)

今日は、とある淡水魚の遺伝子解析のためのサンプリングの補助をしてきた。
採集した魚たちの尾びれの一部をカットして、解析の資料にするのだが・・・

もちろん、生体はできるだけ傷めないし、もちろんヒレは再生する。

生息してるかいないか、採れないかに関わらず
採集地点も広範囲の多岐の流域にわたってまんべんなく行わなければ不完全なデータになるし
「いないであろう」と、思う地点のデータを集めるために、一人で採集を進めてるときは
「とてもしんどくて心が折れそうになる」と言う。
休日返上で生息環境をなるべく傷めない優しい採集を続けてるのだ、一人で彼は。

たまにはね。
そんな心のつっかえ棒にでもなればと、冗談とばしとばし出かけたのだった。

たまたま良い成果にもなったみたいだし、嬉しい出会いもあったし・・・良い日だったなあ!

ジュズダマや植物の境界は?:ミノムシを探しに④

2021-10-22 14:48:16 | 自然
2021年10月22日(金)

3日前の散歩中の話をまだ書いてる。

出会った蝶・蛾たち

ヤマトシジミ オス

あちこち普通にいるけど、オスの翅は美しい。


ウラギンシジミ メス


ウラナミシジミ


ルリタテハはあちこちに、そして遠くにイシガケチョウとかもいたんだけどなあ。

フクラスズメ幼虫

鮮やかで毒々しくみえるけど、無毒。
成虫になると、アンビリーバボーな地味な蛾になるから不思議だ。

と、まあ動物たちは在来種ばかり目についたんだけどなあ・・・

植物に目を移すと・・・ちょっぴり悩むんだよなあ。

ジュズダマなのか? ハトムギなのか?


ハトムギは、ジュズダマを薬用などに改良した亜種扱いの植物。


荒れ地に咲いてて、ジュズダマと思いつつ・・・

その荒れ地にはトマト(?)の花も


かつて畑だったんか?
はたまた種子が運ばれたんか?

さらにはチェーリーセージの花さえも咲いてた。

ヨーロッパ原産のシソ科植物などを、さらに品種改良した園芸植物。
可憐な花とは思うよ。思うけど・・・

明らかに園芸植物が庭という境界線を越えてった脱走とちゃうんかなあ?

品種改良された農作物ならば日頃お世話になってるからね・・・
でも、園芸植物はいまいち納得しきれないんだよなあ・・・

動物の放し飼い、特に外来動物の場合、ザルとはいえそれなりの法的な決まりごとがあるのに
外来植物、特に園芸植物なんてのは、どうして放し飼い状態を看過してるんだろ?
なんか、とってもルーズに感じるのは、私が動物びいきなせいなのかなあ?

「やはり野に置け山野草」もしかり、そして
「やはり庭に留めよ園芸種」は栽培者としてのマナーなのかもしれんよね?

ま、そんなことはさておき、なかなかミノムシは見つからず・・・

この花をめぐって、かみさんとつまらん言い争いが発生するのであった。


次回、いよいよ『ミノムシ探し散歩』の最終回!
予想だにせぬ結末が待っている!(かもしれんよ?)

祠に祀られた岩を訪ねて

2021-01-21 17:20:32 | 自然
2021年1月21日(木)

昨日、裏山てっぺん近くにある祠を訪ねた話。

ずいぶん前、近所の畑のじいさんに

山のてっぺんにある石鎚神社に祀られてる岩がとても変わってる
大きな細長い岩だが、わずか1点で支えられている
安芸灘地震のときも不思議なことにびくともしなかった
祭りの前に山道や祠の周りをいつも掃除している

という話を聞いてて、何度か登ったことはあるものの一度たりとも真面目に見たことがなかったから
散歩ついでに、ちゃんと見てきてやろうと・・・

わずか半間(約90cm)ほどの江戸時代まんまの古道が続く。


足元は、ナラ・カシ類のどんぐりの葉が敷き詰められててフカフカだ。


天気もいい。
五日月もくっきり見える。


着いたぞ!
祠をのぞき込む。

ありゃりゃ~?


確かに『石鎚神社と彫られた高さ1mほどの岩』はある。
あるのだが、どう見ても『1点で支えられてる』ようには見えんな~!
支えとなる石にしっかり収まっとるし・・・

きっと畑のじいさん、私の運動不足を解消させてあげようと話を盛ってくれたんやな。

足元にはスギゴケの仲間がきれいだ。


気付いたのは、山のてっぺん付近では小鳥の鳴き声もヒヨドリくらい。
これなら家の周りの畑や荒れ地の方がまだ数見られるんとちゃうか~?

山を下るとジョウビタキのメス


そして、ミヤマホオジロなのかなあ?


ミヤマ~という名だから高い山や寒冷地にいる鳥だと思ってて、どうせスズメやろと・・・
うまく撮れないけど、今日は勘弁しちゃるけんな。(もちろん私をだ)

そのうち、上手に撮れる日も来るやもしれぬ。