私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

褐塘鱧(テンジクカワアナゴ)を釣る・採るの巻  台湾釣(ガサ)行記⑦  釣査48種目

2017-01-01 18:52:11 | 台湾の魚たち
明けましておめでとうございます。
「一年の計は元旦に有り」ということで、元旦から淡水魚の話を書かせていただきます。

2016年12月23日 金曜日

台湾南部の東海岸へと抜け、北上していく。
次は、程よく流れがあり、できればボサのある小河川の下流域をねらってみることになった。
しかし、川幅は大きく流幅はとっても小さく、転石ゴロゴロでボサなど全くない川が続く。
乾季の今とは雨季の水量が想像できんほどとてつもなく違うってことだ。
それにしても水ぎわの野草くらいはすぐ生えてくれてもよかろうもん。ブーブー。

何度か車を止め確認した後、なかばあきらめ気味に川面へ降りることにする。
タナゴ竿とガサの道具の二股でいくことにする。
友は上流へ私は下流へと別れる。
こんな所。


この方が効率がいいし、結果発表が楽しみになる。
左側に見える橋ゲタにポツンと点に見えるのがガサを終えた私、その先には太平洋が広がる。

海まで1kmもない。
ないのだがほぼ淡水である。
海岸は強い波でけずられてかなりな高さの崖になっているからである。
海から遡上する淡水魚たちは雨季水面が高くなるときをねらうんだろうねえ。
逆に川でしか生きられん淡水魚たちは、この崖を落ちちゃうと命を落としてしまうわあ。
ホントこの環境は過酷だね。
聞いてるか? 日本で暮らす淡水魚たち! きみらは温室でヌクヌク育っとんぞ!
しかも風が強うて強うて・・・・・釣りは、仕掛けがコイノボリになるのは目に見えとんぞ!

てな訳で、とりあえずガサ。浅場で1種。深場で2種。計3種の捕獲に成功。

橋ゲタの下へ移動。
ここなら深い淵もある。風も少し弱まる。
仕掛け投入。しばらくピクリともせん。
その間に観察ケース用タオルが飛んでいき水没。
予備の竿もジワジワと移動していくし、簡易バケツの中の魚も飛び出るし、何もしとらんのに忙しい。
そんなときに限っていきなりのアタリ。

テンジクカワアナゴである。




といっても、実は今でもテンジクカワアナゴ・チチブモドキ・オカメハゼ・カワアナゴの
4種のカワアナゴ属のどれか確証はもてないままなのである。
頭部にある小さな感覚孔の位置など老眼でなくても見えるかいっ!
ま、胸ビレと尾ビレにある黒点の数と配置からそう考えただけである。

ま、この4種とも日本でも暖かい地域へ行けば見られるし、台湾のどこの下流域でもいるそうなので良しとしよう。

確かにこの川でも1番多く採れましたで。
ということで、少し大きめの体色がツートンになった個体(体色はコロコロ変わる)。


続いて、若魚(コイツが1番特徴だしとるかも)。


その後、浮き魚が見えたため強風の中仕掛けをアチコチ引っかけながらやっとこさちっこいのを釣り上げた。
それがタイワンカワムツだったのはとっても残念じゃった。
ほんの1時間前にはあれほどうれしかったのにね。
私、ホント現金な日本人です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする