*りこぴんのラブフラワーズ

我が家の庭の四季折々の花
趣味のこと日々の出来事
などを記録していきます

イタリア旅行 その3

2011-06-13 | イタリア旅行

 太陽が駆ける島【シチリア島】へ

いよいよシチリアへ
長靴に蹴飛ばされた形でイタリアのつま先に浮かぶシチリア島は
地中海で最も大きな島です。
様々な民族に支配されてきたこの島は、それらの文化的影響が色濃い遺跡が沢山残っています。

シチリア料理も楽しみ~!

ナポリからはシチリアの玄関口メッシーナ海峡を渡ることになる。

この日は丸一日列車での移動になりますが、旅の疲れも出る頃なので
ゆっくり車窓の景色を楽しむことにしました。
列車は長靴のつま先にあたるヴィラサンジョヴァンニ駅で2つに切り離されて
列車ごと連絡船に乗り込むのです。


車内に居た私達と同室の老人がイタリア語で「マーレ」、「マーレ」と話かけてきましたが
どうも手振りから見て「船の上に登れば海(マーレ)が見れるよ~」




このお爺さんのお陰で
ほんの少しの間でしたが船旅の雰囲気が楽しめて地中海を眺める時間が持てました。

目的地の【パレルモ】まではナポリから約9時間半

ここシチリアは今までのイタリアとは全く違う世界を感じます。

バスで街一周


この日は日曜日・静かな街と思いきやバイク族がワンサカ大騒ぎ
どうやらサッカー戦でお祭り騒ぎ~

市場を散策すると

カポ市場周辺にはこんな女の人・アフリカっぽい


マグロも美味しそう~お醤油つけてお刺身がたべたくなるな~


シチリアは海の幸が美味しい


シチリアと言えばマフィア~!
ここはあのゴットファーザーの舞台となった【マッシモ劇場】
ドンコルレオーネの娘が銃弾を受けて倒れたところ・正面玄関


次の日は列車で3時間ほど離れたギリシャ都市の遺跡【アグリジェント】へ

【Vell dei templi /神殿の谷】
市街地からパノラマ通りを上がっていくと丘の上に
ジュノー・コンコリディア・ヘラクレスの3つの神殿が見られます。

コンコルディアの神殿
あちこちに手前にある様なオブジェが



何れも紀元前450~440年の健立ながらも最も保存状態も良く
飾りの少ないドーリア式神殿の最高傑作

壮大な景色:オリーブやアーモンド・オレンジ畑が広がって中世の絵の様です。


ここではノンビリとスケッチを楽しみました。

シチリア島のイメージはマフィアのイメージですが
実際はのんびりした田舎の雰囲気でした。
バレルモ市内などはそれなりに開けていますがそれほど治安が悪い感じはありませんでした。



最後のローマでは時間も無く8年前の思い出をたどりながら
街をバスで一回り

【バチカン】


あのハンサムな門衛さんにもまた会えました。


【コロッセオ】


8年前買い物をしたお店は見つからず。残念でしたが
やっぱりローマはイタリアの都市、大都会!


*:..。o○☆ *:..。o○☆ *:..。o○☆ *:..。o○☆ *:.

ここローマでイタリアの旅は最後となりました。

気持ちは早く日本へ帰りたい
義母は? 家の中は?
庭どうなっているんだろう~?
そんなことばかり考えていた帰りの飛行機でした。

日本がこんなに大変な時にノンキに海外旅行なんて
出かける前は気が引けましたが行ける時にと実行しました。
義母は10日間のショートスティに預けましたがちょっと長すぎたと反省も含め
私達も歳なのか疲れが早くから出てもう限界かな~なんて思い始めています。

多分私は海外はこれで終わりかな?

色々と不満ばかりを訴えていた私ですが贅沢な不満ですね~
こんな盛り沢山の観光旅行に行けたこと、幸せです。

百聞は一見に如かず見てみないと実感できないことも
新しい発見や感激がいっぱいの海外旅行

今までも含め 感謝、感謝です。

最後までこんな自己満足りこぴんの旅行記にお付き合いくださり
ありがとうございました。


☆ ☆ ☆


イタリア旅行 その2

2011-06-11 | イタリア旅行

【ナポリ】

ナポリ駅に着いた頃スコールの様な大雨、ここはホテルが駅から遠い
晴れていたら地下鉄に乗りたかったがタクシーで
運転も乱暴なその運転手しつこく観光地案内を勧めてくる
メーターの数字が動いていないタクシー、怪しいと思ったがやっぱり
ほんの10分ほどの距離なのに馬鹿高~!

のっけからナポリはこんなイヤなイメージ
ナポリの道路は信号が少ないこともあり交通ルールなんてメチャクチャ
人も無理やり渡らないと車は絶対に止まってはくれないみたい
信号はあっても無い様なもので
これはイタリアのどこもそんな感じがしたがナポリは特にそんな感じ。

そして、街はゴミだらけ!悪臭もして
とてもあの【ナポリを見て死ね】のことわざのイメージは無かった。



落書き三昧の街


1日目夜レストランを探し歩いていると
地元の年配の叔父さん達が「今から出かけるのは危険ですよ~」と忠告してくれた。



何だかとても落ち着かない 恐怖感で街を歩くのにも苦痛になる。
ウワサには聞いていたがこれほどとは思わなかった。

宿泊した所はなかなか個性的なホテル・ ピアッツァ ベッリーニ
内部の表示が落書きみたいな手描き
 

ナポリは宿泊のみ
観光目的地は日帰り【カプリ島ーソレント】行き 



ナポリ歴史地区↑のヌーヴォー城の近くのベヴェレッロ港から船に乗り

カプリ島へ



カプリ島のマリーナグランデからモーターボートで
この島の一番の見所【青の洞窟】へ



今日は6月11日・あの大震災から3ヶ月が経ちましたね

青の洞窟の入り口の岩壁にはこんなポスターがありました。



青の洞窟とは透明な海を渡った太陽光が薄暗い洞窟を青く照らし
偶然が折り重なって生まれた自然界の不思議が見られる



太陽光線が入りやすい午前中が最も色鮮やか



洞窟内には4人程の乗客の小舟に乗り換えて入ります。
中に入るとそこには見事なまでのマリンブルーの世界
船頭が歌うカンツォーネが洞窟にこだまして何ともいえない雰囲気です。

ところでこの洞窟の入り口がとても狭いため少しでも水位が高いと入れないこともあり
入れた私達はとてもラッキー!

再びカプリ島に戻りケーブルカーでソラーロ山の展望台へ

ナポリ湾とカプリ島の素晴らしいパノラマ



ステキな年配のご夫婦・絵になるね~


カプリ島は今も世界中の憧れの保養地です。
別荘宅散策・これも絵になるな~



どこの表札も手書きでステキでした。





さてさて、もう少しここから出かけてみようと
カプリ島から船で今度は【ソレント】へ





カンツォーネの名曲で「帰れソレントへ」は有名ですよね~

街は白い石灰質の岸壁にあり
周りにはオリーブやレモンの木がいっぱいでこの地の豊かさを感じます。



ミニトレンに乗って街を一回り

真っ赤なバラもキレイに咲いて
やっぱり空気が乾燥しているのでどのお花も虫食いなんて殆どありません。



遠くに見えるのはレスビオス火山



あの歌はこんな歌だった~♪

うるわしの海は うつつにも夢む 君の声のごと わが胸をうつ
オレンジの花は ほのかにも香り 恋に嘆く子の 胸にぞしむよ
あわれ君は行き われはただひとり なつかしの地にぞ 君を待つのみ
かえれよ われを捨つるな かえれソルレントへ かえれよ



街全体は小さいけれど 木も花も美しく
ソレントは思っていた通りのステキなところ
温暖で風光明媚な景色は飽きることがありませんでした。
すっかり魅了され できたらこんなところにず~っと居たかった。


♪゜+.o.+゜♪゜+.o.+゜♪゜+.o.+゜♪゜+.o.+゜♪゜+.o.+゜♪

この日夕食はナポリに戻りホテルの直ぐ近くにある
ソフィァローレンや他多くの有名人が訪れるという
≪レストランBellini dal 1946≫



ナポリはピザの発祥の地
イタリアはどこのピザも美味しかった。

皿からはみ出しそうな大きなピザは1人では食べきれないと思いきや
あちらは女性でもペロリとたいらげるからびっくりです。



味の濃いソースに真っ白なモッツァレッラチーズの上に一枚のバジリコの葉っぱ
そんなベーシックなマルゲリータが特に美味しかった。


この世の楽園のイメージはナポリには無かったけれど
海からも空からも光溢れるカプリ島とソレントは
明るく洗礼されたリゾートの楽園という印象でした。


次回は【シチリア島】とローマで最終回です。


つづく


イタリア旅行 その1

2011-06-09 | イタリア旅行

5月23日から6月2日まで10日間のイタリア旅行へでかけてきました。

イタリアは
日本の約4分の3の面積ですが世界最多の世界遺産が点在しています。

8年前にローマとポンペイを訪れたことがありますが
今回は【イタリア】の北部~南部までの欲張りハードコース です。
ヴェネチア ~ フィレンツェ ~ ナポリ ~ カプリ島 ~ ソレント ~ シチリア島 ~ ローマ

主人は自分でスケジュールを組み
色んなところをなるべく多く自分の足で観たい人ですので

またも二人だけの旅を計画しました。

因みに飛行機と電車の切符の手配は HIS
ホテルはネット(ブッキングコム)で予約

今回北部から南部までを旅してみて判ったのですが
イタリアは約150年前までは各地方が独立国家だったので街ごとに風習や文化があり
同じ国でもベネチアとシチリアのアグリジェントなどまるで異国の雰囲気

そんな魅力を私なりにまとめてみました。


先ずは大小の運河が流れる水の都【ヴェネチア】
ゴンドラが浮かぶこの景色はもうお馴染みですよね




元修道院だったというホテル



人に懐いている雀が朝食を狙って寄ってきます。
追い払っても近寄ってくるのがとても可愛い~


車は禁止されているこのヴェネチアは交通手段として水上を船か迷路の様な道を徒歩
私達は先ず大運河沿の観光名所を
最も便利な交通手段ヴァポレットという船に乗り観て回ることに~






アーチの美しいゴシック建造物が並ぶ景色はまるでおとぎの国
夢の中に居るような美しい景色です。
大運河に架かる大きな橋の一つ リアルト橋


そして街の中を散策
サンマルコ鐘楼の上からの素晴らしい眺めも絶景です。 


目の前に広がる景色は青い空とレンガ色の建物


迷路の街中をウロウロしてみよう~

このレトロチックなお店でランチ


お店の飾り物やレース編みのカーテンが古めかしくても
そこがまたいいな~なんて眺め


どうってことの無い窓辺の花鉢に目が行ったり


洗濯物の風景に乾いた空気を感じ 気持ちがいいな~


こんな空間がたまらなくほっとするんだけど
主人はあんまり興味無いみたい~♪ 感性の違いかな~(アハッ!)


あちこちで見かける荷物運びのお兄さん達ご苦労様~



さて、ヴェネチアといえば名物ゴンドラに乗りたいね~


お勧めはゴンドラセレナーデ ナイトツアー お値段は1人40ユーロ
ナイトといっても8時位まで明るいのがヨーロッパ
ゴンドラ乗り場は各国の観光客で賑やかでアメリカやチリの方達も夫婦づれです。

このアメリカからいらした気さくなご夫婦は「私達も去年日本にも行きましたよ」
なんて嬉しそうに鎌倉大仏の写真をみせてくれました。


(ゴンドリエーレ)さん、太鼓橋に頭ぶつけないのかしらね~!



イタリアの男性は皆ハンサムに見えるのよ~
「オ~ソ~~~レミヨ~♪」なんて歌ってくれます。



☆一生に一度は訪れたかったヴェネチアは
時間にも車にも追われることが無い非日常の世界
正に夢の様な浮島でした。



Arrivederuci~Venezia


約一日半のヴェネチアを後にしてヨーロッパ鉄道AVに乗り込み


ルネッサンスが開花した都へ


街全体が中世の香りが漂う天井の無い美術館と称される【フェレンツェ】
先ずは
早速の一日目はルネッサンス美術の宝庫【ウフィッツィ美術館】鑑賞


シニョリーア広場には
ダヴィデ像のレプリカなど多くの彫像が見られます。


入場券を日本で予約しておいたのでスムーズに入場
でも失敗が1つパスポートのコピーでは日本語音声ガイドが借りられなかった。

ここはメディチ家の事務所だった建物でウフィツィとはオフィスという意味なんです。
3階のみが美術館ですので迷うことがありません。
所蔵数4800点の内の約2000点が展示されています。

その中で特に圧巻はボッティチェリ【ビーナスの誕生】や【春】が有名ですよね。


街のシンボル・サンタマリア大聖堂の前でのツーショット
まだ疲れ知らずの頃 


クーポラ


クーポラの内側に描かれたドームのフレスコ画「最後の審判」って
実物はこんな感じだったのね~


ポンテ・ベッキオ橋には若いカップルが大勢いました。


サンセット夜景が幻想的な眺望で
若かったらさぞロマンチックだったでしょうに~



そういえばこんな愛の南京錠が?
本当はこの行為は見つかると罰金らしいですよ
一年に一度取り外しされるので永遠の愛にはならないのよね~


ベッキオ橋には金・銀製品のお店がずら~っとありますが 見るだけよ~!







憧れのフェレンツェは散歩しながら美を堪能できる街
そしてルネッサンスを開花させたメディチ家の豪華な暮らしと芸術への思い
そんな芸術の息吹を感じるところでした。

Arrivederuci~!


次は【ナポリ】へ

つづく