10月17日== 中国旅行最終日 ==
7日目だというのに旅行の疲れがそれ程ありません。
今日は蘇州行き、ハイライトは古運河遊覧 ⇓
上海から蘇州行きは中国旅行の定番のようです。
今日のマイバスツアーは私達の他に若い女性2人組
蘇州は上海のホテルから約2時間ほどです。
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先ずは 留園へ(リィウユェン)
留園は世界文化遺産で中国四大庭園の1つ清代の代表的個人庭園だ
所有者は高級官僚などのお金持ちが色々入れ代っていたようで
維持費、修理費が700億元(1050億円ってこと?)て聞き間違いかな?
広さ約2万㎡の園内は中部の山水、東部の建物、北部の田園、西部の山林に分けられていて
邸宅全体は上から見ると龍に見えるらしい!
中国は龍にまつわる物が多い
それに池にはお決まりのように金魚
(金魚って金の字の如く縁起の良い魚としてあらゆる場所で目にする)
廊壁には歴代の名書家による三百点以上の見事な墨跡『留園法帖』なども見られ
各部屋の調度品も素晴らしい。
この庭の奇石(太湖石)も有名
蘇州の西郊外に広がる湖・太湖で浸食した奇石で
穴がたくさん空いている石が良いのだとか?
何だかよくわからないが 中国式庭園ってことのようだ。
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次は 寒山寺(ハンシャンスー)
(手前の4人は関係ありません)
ここは除夜の鐘や『楓橋夜泊』の詩で有名な禅宗のお寺
日本とも長年深い交流があるお寺だ。
張継の「楓橋夜泊」
書道や漢詩に興味のある方は必見のお寺でしょうね。
除夜の鐘で有名な鐘楼(鐘突きの塔)⇓
毎年大晦日には除夜の鐘が鳴らされることになっており
その鐘の音を聴くと10歳若返ると言われている!
こんにちでは誰が撞き手の一番手となるかをせりにかける行事が恒例となっているらしい。
毎年大晦日になると日本人観光客も除夜の鐘を突きに訪れるそうです。
「ひと突き 多少 钱 (ドゥオシャオチィエン)= お幾らでしょう? 」
ガイドさんのクイズでしたが? いくらだったかな? もう忘れちゃってる(*_*;
でも「お金出してまで突きたいか~?」と言われたら 「いえいえ不要了(ブーヤオラ)」
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昼食は 甘口蘇州料理 これで4人前 結構おいしかった!
名物 松鼠桂魚、桂魚のリス形揚げ甘酢あんかけも出てきた。
桂魚は川魚の王様と呼ばれる高価な魚
この桂魚に格子状に切り目を入れ
片栗粉をまぶして揚げると松鼠=リスのように見えることから松鼠桂魚
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昼食後
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お待ちかねの山塘河の遊覧船だ!
先ず橋の上からの眺め 「おォ~いいね~♪」
さァ~船に乗りましょう!
乗った直後なぜか無言に?
う~ん、やはり、噂通り 水が汚い!
チャップチャップ 水はねが気になるところだが
それは最初から覚悟していたこと
仕方がない 窓は閉めようね!
この水何とかならないのか~?
君がみ胸に 抱かれて聞くは~♪
夢の船唄 鳥の唄 ~♪
水の蘇州の花散る春を 惜しむか柳が すすり泣く ~♪(蘇州夜曲 歌詞1より)
この歌のイメージだったのに~😞;;;
だって、見て見て~!
水面ぎりぎりの家から生活排水が全部ここに流れているんじゃないの?
ここで洗濯したり、野菜洗ったり
う~ん!そう思って見ちゃダメね~!
でも、こういう生活の匂いのするところ嫌いでもない~!
でしょ?
見るぶんにはね~(笑)
あのお姉さん、ここでお洗濯したみたいね~!
庶民の生活の場が垣間見られて 面白い
でしょ!
ということで 約40分ほどの古運河遊覧でした。
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次に向かうは 中国版ピサの斜塔 虎丘(フゥチウ)へ
呉の皇帝のお墓があったと言われる観光名所
三国志の時代、2400年前からの歴史を持つ名所とあって
中国国内からも観光客が押し寄せる人気スポット。
この名前の虎丘は史記記載によると、
越王との戦いに敗れた呉王の闔閭 (こうりょ) がこの地に埋葬されてから3日後
その墓に白い虎が現れたことから 「虎丘」 となったという伝説と
丘がうずくまっている虎のように見えるという説があるらしい
雲巌寺塔
その中心に建つ塔(雲巌寺塔)は北宋時代初期(961年)に完成したもで
レンガ作りで高さ47メートルの八角形七層の塔
400年程前から傾き始め現在では15度程傾いており中国のピサの斜塔と言われてる。
蘇州の近辺では何処からでもこの塔は見える。地盤沈下が原因か?
現在は中に入れません。
境内で見つけた面白い場面
これって天秤棒でしたっけ?
なんか 懐かしい風景だな~
で、最後は刺繍研究所、世界遺産の環秀山荘にある工房見学
布の両面に同じ絵柄を刺繍する両面刺繍は蘇州の伝統工芸
この道30年のベテランさんの刺繍実演、6年がかりで1作品とのこと。
お買い上げいただくと日本まで宅配するそうです。
そうそう、この蘇州に私達が訪れた頃はキンモクセイが花の盛りで
こちらのキンモクセイは黄色で日本のオレンジよりも淡い優しい色でした。
花好きの私にとってはこのキンモクセイも思い出の一つとなりました。
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上海最後の夕飯は
今回の旅行でお馴染みの鼎泰豊(ディンタイフォン)
お店は新天地南里「亜力山大会館(Alexander City Club)」の2階にあります
メニュー、価格のところが¥の表示ですが円でなく元です。
中国で初めて¥表示見た時は円かと勘違いしましたが 1¥(元)は約15円です。
うれしいことに東京都にも店舗がいくつかあるようですね。
それにしても今回の旅行で食べた中国料理はどこも 很好吃(ヘンハオチー)とっても美味しい!
==中国8日間(6日間の観光)の旅の記録はこれでおしまい==
今まで全く知らなかった中国の良い面やがっかりの面など沢山知ることが出来
予想以上に充実した思い出深い旅となり
旅の記録も楽しく書き終えることができました。
最後まで見てくださった皆さんありがとう~♪ ではでは 再見(ザイ ジィエン)
上海街歩きを見る
今日は 華やかな上海 街歩き
目指すは豫園と外灘
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上海に来たからには 街の雰囲気も観ておきたい♪
そこで市内観光の定番コースを主人と二人、ざっくりと巡りました。
上海は殆んど地下鉄を利用
路地裏おしゃれエリア田子坊(ティエンズファン)
ここはフランス租界の一角
レンガ造りの庶民的な家が残る住宅街におしゃれなカフェや雑貨店、レストランが並んでいて
元々若手芸術家のアトリエやギャラリーが集まるアートエリアだったことから
芸術的でおしゃれ
東京の原宿みたいな雰囲気だ。
オシャレな街でもこんな風に中国の国旗だらけの通りもあり
所々にに毛沢東を称える文字が壁に書いてあるなどやはり中国。
ショップは日本とあまり変わらない品が多く
今流行のオーガニック素材の服が並んでいるブティックやビーズのアクセサリーショップなど
若者向きのお店が多い。
⇑ ちょっと興味深い苗(ミャオ)族の手刺繍のお店を見つけ
このお店は盈稼坊工作室 ←この字難しくて読めませ~ん!
シルク素材の細やかな刺繍を施した洋服や靴、バッグや額絵が並んでいた。
刺繍の実演も見られます。
この街での私のお買い物は ?
上海摩登紅人=モダンで美しい女性という意味かな?そういう名のコスメ店でクリームを
そして、このオシャレな茶葉専門店WILLIAM RABBITでお茶を買った。
また更に歩いて
もう一つ似たような新天地という街にも寄りました。
若い人はこんなところでお買い物三昧も楽しいのかもしれません。
この新天地で簡単にお昼を澄ませてから
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向かうは黄浦港のリバーサイドへ
この辺りは明・清代から近代、現代と激動の歴史と共に発展した中心地で
浦東、外灘、豫園の三大エリアが繋がっていて上海で一番人気の観光地だ。
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豫園(ユィユアン)へ
ここは朱塗りの楼閣立ち並ぶ豫園商城(明・清代風を再現したという建物)
今は殆んどが伝統工芸品や茶葉、土産店やグルメ店になっている。
中の方に入るとこんな通りが!
屋根と屋根がくっつきそうなくらい接近した辺り
煌びやかな建物と観光客で
息苦しいくらい
熱気ムンムン!
銀細工実演のお兄さんたち
スマホを見ながら図案を描いているなんて今風だね~!
この奥の方に明代の末、1559年から18年かけて造られた江南庭園の傑作豫園があるハズ
でも入場時間に間に合わずこの池を渡った辺りで引き返す。
歩き疲れ
この橋の途中にあるお茶の旗印【湖心亭】で一休み
なかなかオシャレな雰囲気で
景観の良い2階席でお茶したら
なんと! 1階と2階の料金が違っていてOh My God !
こんな高いお茶いただいたのは生れてはじめて~!
御殿の街を後にして
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次に向かうは外灘(ワイタン)と浦東(プードン)
外灘(ワイタン)
ここは黄浦江に面し・バンドと呼ばれるエリア
19世紀の租界時代のアール・デコ調の西洋建築が並んでいて
まるでヨーロッパ!
浦東(プートン)のライトアップ
ブルーのテレビ塔・東方明珠塔
外灘の対岸に広がる浦東は
超モダンな高層ビルが立ち並んでいてとても近代的!
いったい何枚写真撮りしたことか?
約1時間ほどたっぷり夜景を満喫~☆
~☆~☆~☆~
それにしても、ここまでの道のりでの混みようといったら凄いの何のって!
お正月の浅草の仲見世どころじゃない!
人がゾロゾロ、ウジャウジャ
さすがに 疲れ果てました。
夕飯はホテルの近場24時間営業のレストラン
ご馳走続きだったので軽く点心をいただく。
小籠包はやはり本場中国どこも美味しい!
上海から杭州へを見る
可愛い孫娘達とさよならして
===10月14日===私達は北京から上海へ向かいます。(フライト時間は約2時間程)
同じ中国でも北京は政治の中心地
こちら上海は経済発展の新しさと租界地の古さが残るレトロ&モダンな国際商業都市です
「上海ではくれぐれも気を付けて~!」の娘の忠告を頭に置いて3日間の観光が始まります。
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先ずは 10月15日 上海からプチ旅・杭州へ
上海ではJTBのマイバスツアーを利用、といっても客は主人と私だけ
それでもガイドが2人もいて(内 一人は未だ見習さんで日本語が達者な若い女性でした)
現地のガイドさんでも日本に留学経験のある方はとっても日本語が上手
この女性のガイドさんは何でも質問に答えてくれて明るくてよく笑うガイドさんで楽しかったな~!
杭州は上海から南西方向に片道で3時間
生憎の雨でちょっと寒かったわ。
この街は歴史がある街だけに見どころは西湖の湖畔周囲に色々あるようで
小浜公園を起点に散策
(手前の女性たちは関係ありません)
六和塔(リウホーター)
銭塘江を見下ろす月輪山に立つ八角の塔、高さ約60m
7層の構造で銭塘江の氾濫をしずめる為に建立したもの。
息を切らせながら階段を上り
塔の上から見下ろす眺めは残念ながら雨で煙って殆ど見えません。
晴れていたらこんな風でしょう ⇓
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そして、ランチ会場へ(ホテルのレストラン)
二人では食べきれないほど次から次へと料理が並べられて
上海では是非食べたかった老上海油爆蝦(川エビの甘辛炒め)まで出てきちゃって感激!
そうそう、忘れていましたが中国人の食事風景で驚いたことが!
どこのレストランでも食べきれない程の料理を並べ食べ残している。
なんであんな勿体ないことしてるのか? と不思議でした。
ガイドさんによると
この国はご飯を残すのがマナー
そして客人に食べきれないほどの料理を出すことが「お・も・て・な・し」なんだそうです。
残さず食べてしまうと「料理が足りなかった」となり
少し残して「食べきれない程満足しました」ということのようです。
でも、残したものを打包といって持ち帰っても良いのだそうです。
あ~っと、私たちのこの昼食ですか?
殆ど完食(日本人ですからね~全部美味しくいただきました)
その後は
河坊街(ホーファンジェ)を散策
清代末に繁華街としてにぎわっていたところで老舗店やお土産売り場が並んでいます。
浅草の仲見世みたいなところです。
各お店の色々なパフォーマンスの中で
この金太郎の腹掛けみたいなファッションのお兄さんたちが面白かったので パチリ!
臭豆腐にも注目、これがまた臭い豆腐なんだわ(台湾でも見たな)
~~
そしていよいよ
西湖(シーフー)十景クルーズ
北宋の詩人蘇軾(そしょく)はこの湖をこよなく愛し
その詩の中で中国古代の美女西施にたとえて「西子湖」と詠んたことから
西湖と呼ばれるようになったそうで
船に揺られながら眺める風景はとてもロマンチック~
屋形船
イタリアのベネチィアを彷彿するこの風景
かのヴェネチア生まれのマルコポーロも西湖の美しさを絶賛したんだとか。
残念ながら雨で煙ってどの写真もモノクロ状態
私のカメラの技術ではこれが精一杯
こんな煌びやかな御殿の遊覧船も
晴れていたらはっきり写ったのにね~!
まるで水墨画のようでうっとり
対岸の山にそびえる幾つかの塔が何とも美しい
杭州・西湖は私の心の中にこんな絵模様で残ると思います。
いつか絵にしたいですね。
今回この旅行で絶景ランク点けするならば 万里の長城 の次だな~!
ほぼ一日がかりの杭州観光が終わり
ホテル(オークラ花園飯店)での夕飯のコース料理の一品として名物上海蟹もいただきました。
このシーズンは雌のミソや卵がおいしいといわれましたが???
日本のズワイガニや毛ガニの方が
大きくて満足感があるかも?
毎朝ホテルの窓から庭を見ると
必ずガゼボに集まる老人たち ご近所さん同士かしら?
太極拳て文化の一部なんでしょうね。
中国へ行くと必ず目にすると聞いていたのですが
こんなところで見ることができて ラッキーでした。
上海2日目につづく
北京編/3日目を見る
===10月13日===
今日は二人の孫娘たちも一緒にお出かけです。
お揃いのバッグ 女の子ってこういう仕草がかわいいね(ばばバカ!)
三輪車での胡同めぐり
胡同(フートン)とは 北京の旧城内を中心に点在する細い路地のこと
胡同は元・明・清の三代の王朝に築かれ
再開発が始まる前の北京は大体がこうした胡同で形成されていたそうです。
古き良き時代の北京の姿を観に
美しい景観が広がる什刹海周辺胡同を三輪車(人力車)で巡ります。
出発点にずらりと並ぶ人力三輪車
こんなに~?ってくらい凄い数に
最後尾まで仕事あるのかな?って余計な心配もしましたが
のんきにたばこをふかしたり寝てる人もいるので
余裕でお客さんが集まるのかも?
どうやら私たちが一番乗りのようです。
それぞれ、2人ずつ乗り記念撮影~
普通の自転車に乗った日本語ガイドさんが一緒についてきます。
さァ~ 出発!
この辺りは現在北京市が「文化歴史街区」に指定したエリア
什刹海(前海、後海、西海からなる3つの湖の総称)という湖を囲んで
飲食店、カフェやバー、中国のレトロな小物を集めたショップなどが立ち並んだ観光地になっています。
映画のロケ地みたいな雰囲気
郵便ボストのこの坊やのオブジェがいいでしょ!
胡同も地域によって住民層が異なっているようですが
大和田伸也似の日本語ガイドさん
私達が観た北官房胡同の辺りはは比較的裕福な人たちの住んでいる胡同が連なっているようです。
高い塀や門で中の方は全然見えませが
オプションの一つとしてお宅訪問もありました。
ここは普通クラスのお宅
中庭を囲んだ各部屋を見せてくれます。
キッチン、リビングなども 日本と変わらない感じかしらね?
こういうツアーには必ずショップに立ち寄る設定があるようで
このお宅は切り絵作家のお宅でショップもやっておりましたが切り絵はパス(笑)
胡同は多いときには旧市内の3分の1の面積を占め
人口の約半分が住んでいたそうです。
約2時間ほどの胡同巡りを終え
今日のランチへ
世界の10大レストランに選ばれたというあの台湾料理のディンタイフォン【鼎泰豐】で
勿論 台湾料理といえば小籠包
この蟹みそのマーボー豆腐の味が忘れられません。
この鼎泰豐というお店は日本にもあるので今度行ってみようと思います。
この後は大山子798芸術区
文化大革命期1960年後半、国営電子部品工場跡地を利用して造られたアートエリア。
工場跡や倉庫跡に100以上のギャラリーがあるそうです。
前衛的モダンアートの活躍の場のようですね。
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そして北京最後の夜は中国伝統芸能・京劇鑑賞です。
ここ梨園劇場は観客は殆んどが外国人でしたが
私達は一番前の座席でお茶とお菓子付きの席でした。
開演30分前
役者の一人が壇上で化粧や衣装をまとう過程を見せてくれたのが
良かったです。
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京劇の起源は清代、乾隆帝の80歳を祝う為に安徽省の地方劇の4つの劇団が北京に進出し
大人気を博して定着した1790年とされています。
三盆口(さんちゃこ)
ある夜 二人の好漢が
思い違いで いさかいをした話で
暗い所での演技が面白い
日本の伝統文化・歌舞伎にも通じるところがありますが
京劇の舞台にはリアルな舞台装置が殆んどありません。
京劇は物事の本質や人物の心情を表現することに重きを置くからだそうです。
【天女散花(てんにょさんげ)】
凄い目力だ~!
天女がお釈迦様の命令で空からたくさんの花を雨のように降らせる歌と踊り~♪
この人、男性?女性かな? と思いましたが
以前は中国でも女性が舞台に上がることは禁じられており全て男性が演じていたそうです。
中華民国期になると女優が出現し中華人民共和国建国以降女性役は女優が演じるようになり
いわゆる「女形」は少なくなったそうです。
ということでやっぱり女性のようです。
舞台に向かって右袖幕の内側での生演奏にも注目
伝統的な中国民族楽器を力強く演奏する方々も
意外にも若い女性が殆どでした。
最後は【覇王別姫(はおうべっき)】
四面楚歌となり最期を悟った項羽が
虞姫と別れの盃を交わすシーン
虞姫は虞美人のことで
中国四大美女の(「西施」「虞美人」「王昭君」「楊貴妃」)の一人として
今日にも語り継がれている相当の美女だったようです。
言葉は解らなくとも
華やかな衣装や演技を観るだけでもこういう演劇は楽しめるものなんですね。
娘・MKちゃんへ
初日は万里の長城から始まって最後は京劇鑑賞
なかなか良いスケジュールでしたね。
とても有意義な4日間をありがとう~!
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北京2日目も見る
中国旅行12日、13日の2日間は娘の案内で北京市内観光です。
セキュリティーが厳しい
移動は地下鉄やタクシーでしたが
地下鉄を乗る際は改札口の横の✖線検査で手荷物チェックを必ずうけなくてはなりません。
それとこれから見学する故宮博物院も手荷物はすべて預け、小さなポーチもダメ
スマホはOKで写真撮りはできました。
==10月12日==
天安門の正面に広がる総面積44万㎡と世界最大の【天安門広場】
面積も広いけど、人の数と車の数もすご~い
この日は未だ空いている方なんですって!
【天安門】明清時代の紫禁城を中心とした皇居の正門
毛沢東の写真、中国と云うと万里の長城とここが浮かぶわね。
ラストエンペラーの世界
【故宮博物院】
明清朝の旧王宮で明清24代の皇帝が1420~1911年まで生活し政務を行なった紫禁城
最後の皇帝・愛新覚羅溥儀は退位し正式に清朝が滅亡した1924年までここ紫禁城に住み続けていたそうです。
紫禁城が故宮博物院と名前を変えたのは溥儀が紫禁城を退去した翌年の1925年~
「いにしえの宮殿」という意味を込めて命名されたそうです。
正面は太和殿
最後の皇帝溥儀の即位の儀式のシーンはここでした。
その後中国は第二次世界大戦を経て国共内戦が激化し
1949年形勢が不利になってきた中華民国政府が故宮博物院から2972箱に及ぶ所蔵品を台湾・台北市の國立故宮博物院へ送り込み
今の紫禁城は外枠だけ
中を彩っていた財宝の多くが海を渡ってしまったんです。
玉座 ここが一番のスポットかな?
「ラスト・エンペラー」を見た人はここのラストシーンに見覚えがあるでしょ?
老いた溥儀がこの玉座の後ろからコオロギの入った筒を取り出すシーンです。
ここでは観光客が押し合い競り合いの写真撮りで
私も頑張って斜めから撮影成功(笑)
面積は約72万平方メートル、東京ドーム約15個分に相当する広大な宮殿
とにかく広くて写真も載せきれません。
龍の造形菊もお見事!
世界中から観光客が集まりものすごい人混みに圧倒されましたが
行く前に予備 知識としてラストエンペラーの映画を見ておいたので
より身近に楽しめました。
その後
マーちゃんを迎えに幼稚園へ行き 王府井(北京一の目抜き通りへ)
ここは包子(パオズ)の有名店=狗不理 さすがにジューシーで美味しい肉まん
狗不理って犬も食わないって意味の店名が面白いでしょ?
さて、ここからちょっとゲテモノ系苦手な人にはごめんなさい!
歩行者天国エリアにある王府王小吃街へ
屋台の面白い食べ物見たさに立ち寄る
肉や魚介類の串焼き中心ですが
サソリですよ! 昆虫のサナギ(セミかな?)
こんなのが並んでいたのには
珍味だそうです。
ポテトチップスみたいな物 春巻きかな?
サソリの串刺しを見ると他の物も全部気持ち悪く見えちゃう。
こんな混雑の中で長い串を持ってる人がゾロゾロってのも怖い!
おっ~っと!この肉団子スープの名は撤尿牛丸って
どういう意味?
何とも食欲をそそらない名の食べ物だ~!
そして、北京のいたるところで見かけた コレ↓
北京の名物菓子 糖葫芦(タンフールー )リンゴ飴みたいなものでしょうね?
マーちゃんがすごく食べたがっていたっけ~!
さ~てと!美味しい夕飯が待っていますよ~♪
会社帰りのお婿さんと合流して
雲南料理を食べに(雲南料理は中国のエスニック料理 )
このビルの2階の
ここ↓
雲南料理って日本でもなかなか食べられない中国料理
四川料理系の漢族の料理と、ペー族、タイ族、イ族、ナシ族等の少数民族料理です。
とんがらしをいっぱい使う料理が特徴ですが
中でも煮込み汽鍋鶏(チーグオジー)と呼ばれるスープ料理が私は気に入りました。
華麗な王宮文化に食文化巡り
2日目もなかなか面白い北京街歩きでした。
(次回は三輪車で胡同巡りや京劇鑑賞です)
北京一日目を見る