いよいよ旅のハイライト フィヨルド行きです。
FJORD フィヨルドとはノルウェー語で「内陸部に深く入り組んだ湾」を意味します。
はるか何百年も前に氷河により浸食された谷に海水が浸入した入り江のことで
この海岸線は2万kmを超えます。
私達は数多くのフィヨルドの中でフロムとグドヴァンゲン結ぶ
ソグネフィヨルドの支流アウルラウンフィヨルドとネーロフィヨルドを観光
オスロ(ベルゲン急行)=ミュルダール(フロム山岳鉄道)=フロム=
フィヨルド(クルーズ) =グドヴァンゲン=(バス)にてヴォス(ベルゲン鉄道)=ベルゲン
こんな感じで複雑な乗り換えも
事前に日本で手配した周遊チケット(出発地から到着地までの乗車券)を利用したので便利でした。
荷物も次の宿泊先別送サービスを利用
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朝5時起きして6時に荷物の手配、オスロ駅8:25出発
ベルゲン急行
車窓からの眺めも楽しみ
この辺りでルピナスの群生をよく見かけました。
フィヨルドの入江
暫くなだらかな風景が続いていましたが
やがて高度を上げ積雪風景となります。
草屋根の家も見えました。
霧が掛かって先が見えない辺りのミュルーダール駅で
今度はフロム山岳鉄道に乗り換えます。
この路線の間にシュースという滝の見せ場があり10分停車
滝の迫力に圧倒されていると
音楽と共に赤い衣装の魔性の妖精フルドラが登場。
この滝の横で踊るんです。
この時何なのかよく分からずのままでした(笑)
*妖精フルドラってその美しい魔力で男性を誘惑し山の奥へと誘い込む妖精なんですって
フロム鉄道のアトラクションのひとつなんですね。
とにかく滝が多い!
車内の様子
約6時間でフロム駅着 14:25
ここよりフロム~グドヴァンゲンを結ぶクルーズ船に乗り
アウルラウンフィヨルドとネーロフィヨルドを進みます。
乗り始めた頃はお天気のせいもあり
切り立った岩肌に囲まれた
暗くて厳しい海のイメージでした。
全てがダイナミックで
圧倒されます。
あちこちに幾筋もの滝が見えるのですが
今も氷河の雪どけ水が滝となって流れ落ちているんですよね。
それがとても美しいアクセントになっています。
「滝が高い空から流れ落ちているかのように見えるな~」って
ここで主人が詠んだ一句
「フィヨルドの滝天空の氷河より」 なんちゃって!
やがて後半は晴れてきたのでグドヴァンケンに近づくにつれ
長閑で美しい風景が広がってきました。
2時間10分
こんな感じのフィヨルドクルーズ でした。
この後グドヴァンケンからヴォスにバスで向かうのですが
途中へアピンカーブをスリリングに走る体験や
スタールハイム渓谷の絶景↑も良かったです。
ヴォスからはベルゲン鉄道に乗り最終ベルゲン中央駅には19:57着
この日は夕飯も食べられない程疲れ切ってしまいましたが
めいっぱい変化に富んだノルウェーの大自然に触れることができ
とても思い出深い一日となりました。
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ベルゲンの中心地
港に面して壁のように木造家屋が並ぶ一帯ブリッケン地区(ユネスコ世界遺産)
ベルゲンでは港の魚市場を覗いたり
ブリッケン地区を見学したりお買い物も楽しんで
ロープウエーでロイエン山にも登りました。
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最後までお付き合いありがとうございます。
北欧【デンマークとノルウェーの旅の記録】はこれでお終いです。
今回はちょっと端折りすぎですが
何んとか書き終えることができてほっとしました
6月21日午後 コペンハーゲンからDFDSクルーズに乗る
船内の食事
キャビアやロブスター、ニシンなど海の幸盛りだくさんのビュッフェスタイル
船は外海からオスロフィヨルドの中を入って行き
翌朝オスロへと9:45到着
===ノルウェー・オスロ===
ノルウェーの首都オスロはフィヨルドの内海に接し、そのまわりを山で囲まれた穏やかな港町
このオスロで22日、23日の2日間の観光を楽しみました。
ここも1日目はあいにくの雨でしたが
2日目はカラッと晴れて 先ず先ず予定通りのコースを満喫
国立美術館ではノルウェーが生んだエドヴァルド・ムンクの「叫び」や「マドンナ」の他
ゴーギャン、ピカソ、モネ、セザンヌなど著名な画家の絵画鑑賞もして
メインビィグドイ地区での観光もしました。
ビィグドイへは市庁舎前広場からフェリーに乗りビィグドネスで下船
ここでは 博物館などを見学
Vikingskipshuset(ヴァイキング博物館)
1904年に発掘されたオーセバルク船
800年代から50年間使用された女王の船で女王の死後女王と共に埋葬されていたものです。
これが1000年以上前の船とは思えない造形美でした。
Norsk Folkemuseum(ノルウェー民族博物館)
ノルウェー各地で集められた170以上もの建物が展示されている
緑あふれる野外博物館
ここの一番の見所スターヴヒルケ Stavkirkeといわれる北ヨーロッパ独特の木造様式教会
入って直ぐの所にありました。
11か12世紀にかけてノルウェーでは多く建てられ最盛期には1000棟以上あったそうですが
現在28棟くらいしか残されていない貴重な建物
その一つがこの博物館で見られます。
長閑な農村風景を再現
中でもこの草屋根を多く見かけましたが
植物好きの私にはとっても気になる風景です。
☆この屋根から草が生えてるのは Green roof=グリ-ンルーフと呼ばれる建築様式
草があることで保温効果がありわざわざ種をまいているんですって
ノルウェーならではのエコなんですね。
お部屋は暗くて解り難かったのですが
画像を明るくするとこんな感じ!
農家の建物では民族衣装に身を包んだスタッフがその地方に伝わる手工芸を実演したり
建物や生活について説明していました。
映画のシーンみたいでしょ~!
実際にパンを焼いている小屋もあります。
更に奥へと進んで行くと
1960年代の暮らしを再現した建物もあり
家の中を覗いてみると
キッチン
冷蔵庫
調理器具や電化製品など
リビングで編み物をしている女性もいました。
北欧では厳しく長い冬のため
室内で家族と共に過ごす時間も長くなります。
そのため居心地良く過ごせるよう室内を美しく整える習慣が根付いているんでしょうね。
シンプルですっきりしたインテリアがステキでした。
ここは 北欧家具などに興味のある方は必見です。
~~~☆
さて、この博物館ではフォークダンス公演を一番楽しみに訪れたのですが
実は丁度タイミング良く 23日はノルウェーの夏至
なかなか見られない夏至祭りのパレードを目の前で観ることができました。
公演の場所に行くと
バイオリンの演奏に 若い男女のダンスが始まりました。
それが終わって数分後夏至祭のパレード
これは子どもの結婚式らしい。
輪になって踊る子どもたち~♪
伝統衣装がよく似合って
天使のようにかわいらしい子ども達~♪
観客の子供達もこんなお花の冠をかぶっていました。
今回の旅日記はその3まで
あと最終編ノルウェー(ベルゲン鉄道とフィヨルド)を予定しています。
.:♪*:・'゜♭.:*・♪'゜。.*#:・'゜.:*♪:・'.:♪*:・'゜♭.:*・♪'゜。.*#:・'゜.:*♪
19日~27日 北欧(デンマーク、ノルウェー)へ主人と出かけてきました。
また懲りもせず個人旅行です。
今回は日本から最も近いヨーロッパ北欧
フライト時間が行は 10時間50分で早く感じたのに
帰りの10時間ちょっとが
随分長く辛く感じたのはやっぱり疲れと年のせいかな?
おまけに帰りの飛行機で風邪を貰って体調がイマイチです。
それでも記憶が新しい内に旅日記をまとめておかなくてはいけないので
ちょっと頑張ってみました。
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先ず、デンマーク・コペンハーゲン 19日~21日
初日は17時少し前にコペンのホテルに到着したので
まだまだ夜が更けるまでは時間がある。
夜の9時ぐらいまで明るいと聞くとついつい夜遊びしたくなります。
コペンハーゲンといえばアンデルセンゆかりの地
彼が童話の構想を練る為に週一は訪れていたというTivoli(チボリ)公園へ行ってみた。
チボリ公園は1843年開園の世界最古のテーマパーク
時のデンマーク国王クリスチャン8世の臣下であったゲオ・カーステンセンが
市民のための娯楽施設をつくろうと考えたのがはじまりだとか
階級の差別がなく誰でも楽しめる場所として
当時はとても先進的なコンセプトで反発も強かったようですが
時代を超えた今では大人から子供まで世界中の人々から愛される
アミューズメントパークになりました。
ウォルト・ディズニーがチボリを訪れ「ディズニーランド」のモデルとしたともいわれています。
85,000㎡の敷地に観覧車やメリーゴーランド、ローラーコースター
野外劇場でパントマイムやコンサートなどのエンターテイメントを楽しむことができ
沢山のファーストフード&レストランもあります。
入場門直ぐ入った所にパントマイムシアター
舞台は中国っぽいのに演劇は西洋風?
不思議な風景でしょ~☆
多分、アンデルセン童話を演じているのだと思います。
乗り物やゲームセンターなどよく見ると面白いほどレトロチックなものもあって
これ、競馬のゲームみたいだわ!
高所恐怖症の私には見るのも恐ろしい絶叫マシンも沢山ある。
時計の観覧車
空中ブランコ・スターフライヤー
空からこの絶叫が聞こえる~!!!!
美しいガラスホールシアター
こんな感じでざっくりと約2時間ほど園内ブラブラ歩き。
草屋根のお家
お花や木の植栽も素晴らしく
ここでもやはりお花に癒された私です。
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翌日2日目から~3日目まで街歩きが続く
==蚤の市やストロイエをブラブラ見て歩きアメリエイボン衛兵交替式、運河クルーズ==
2日目の朝一蚤の市(トールヴァンセン美術館広場)
古い北欧食器が並ぶ露天で品定めをしてる間もなく雨が降り出して退散
この日は最悪、天気予報に反して度々雨に遭い散々でした。
ニューハウンでの
運河クルーズもこの雨ん中ではやっぱり「ステキ~」とは言え無い~!
ちょっと勉強不足でしたがこちらの6月は曇天・小雨が続く日本でいえば梅雨のような天気が多いとか
気温は15度、日本のムシムシした感じはないので未だマシかもしれないけど。。。
人魚姫の像は船から見たので後ろ姿~☆
運河クルーズを終えて
午後丁度アメリエンボー宮殿・衛兵交代式も見学
イギリス バッキンガム宮殿で行われる近衛兵交代式に比べるとすごく地味ですが
くまの毛皮の帽子とブルーの軍服がかわいい~☆
~~~
そんな訳で翌日気を取り直してニューハウン、再び訪れる。
17世紀に築かれた港町、このカラフルな色彩はやはり晴れの日は全然違います。
おとぎの国を連想させる家屋が並んで かわいらしいでしょ!
かっては長い航海を終えた船乗りたちが羽を伸ばす居酒屋街としてにぎわいを見せていた。
現在は運河沿いに沿った北側通りにレストランやテラス席が並ぶ。
風情ある帆船風景
アンデルセンが愛した場所でもあり実際この界隈に3回住んだそうです。
デンマークはコペンハーゲンのみ2日半でししたが
ブログupは大まかに2ヵ所の記事にまとめました。
コペンハーゲンは中央駅から半径約2kmの範囲に
観光スポットが集まっているので徒歩でも十分に見て回ることができ
小ぢんまりしたかわいい街のイメージでした。
★・・・★・・・★・・・★・・・★・・・★・・・★
さて、ここで
デンマークの物価についてもふれておきます。
旅行先を北欧に決めておきながらこんなことを云うのもヤボかもしれませんが
消費税25%、なんと日本の3倍以上の税率ということになります。
でも、高負担である代わり福祉がとても充実していて
集めた税金を教育、医療、介護などのサービスに還元しているんですね。
これはノルウェーも同じらしいです。
実際に行ってみるとほんとに何もかもが高くてびっくり!
とくにお手頃レストランを探すのに一苦労しました。
コンビニでもサーモンやニシンのマリネっぽい物をサンドした物が1、500円位
ビールは小さい瓶で400~1000円位もするんです。
それからコペンの街を歩くとすごいスピードで自転車通勤・通学している人をたくさん見かけます。
デンマークで車は贅沢品。国産車がないので輸入車の関税が高いだけでなく
消費税が180%もかかるそうです。
なんでもここには自転車専用道路があるようで
安くてエコな自転車に乗りやすいシステムを国がつくっているのですね。
デンマーク生まれのカーゴバイク・クリスチャニアバイク↑
かわいい荷台に子供たちやワンちゃんを乗せる自転車
とにかく色んな自転車を見かけました。