中国・湖南省旅・最終編
2つのショー
湖南省の春と秋は短く
それぞれ60日ぐらいだそうですが
春は気温の変化が激しく
初夏に雨がよく降るそうです。
ちょうど私達が訪れた時期は雨季で
殆んど毎日雨具を持ち歩きましたが
この日のナイトショー【天門狐仙山水ショー】は最悪の雨に遭いました
会場は1日目に上った天門山の麓にあり
山の峰を借景にした大型野外ミュージカルです
内容は「天門山の狐のお化けときこりの劉海」上演時間約2時間
狐の娘と人間の若者の切ない恋の物語 らしい
詳しくは分かりませんが日本で云えば鶴の恩返しみたいな話かな?
舞台の左側に字幕の説明がありましたが
中国語と韓国語と英語だけ 日本語はありません
ステージは水、光、CGを組み合わせた舞台装置で盛り上げており
かなり壮観で見応のあるミュージカルでした
画像でも分かるように出演するシンガーや
役者さんは相当な数です
広い舞台に主役があっちからもこっちからも現れますが
どうやら代役が何人もいるようです
開演時間に遅れもう一幕始まっていたようですが
はじめはやや小降り程度の雨が30分も経たぬうちに
土砂降りになりました!
そんな大雨に打たれながらも
普通に演じている役者さん達には びっくり~!!!
当然観客席には屋根はありません
始めはガイドさんが用意してくれたビニールカッパを着ていましたが
そんなものじゃ~役にたたなくて
その内ゴム製のポンチョまで回って来たということは
いつもこんな雨ん中でも上演してるってことなんですね~⁉
ポンチョの重みで身動きもできず
買ったばかりのカメラが雨で壊れやしないかと
撮影は諦めるしかないと思いましたが
少し小雨になった頃を見計らって激写!(意地で撮りました)
いや~! すごいのなんのって
何でも強引な中国 ならでは~!
またまた豪快な中国を体験しちゃいました。
~~~🎶
このツアーのオプションとして別の日に観たもう一つ
【魅力湘西 少数民族ショー】こちらは屋内ショー
祭太鼓、ダンス、ミュージカル 雑技などを取り入れた
演目はかなりの数です
舞台でのショーが終わり
第二部は野外での大道芸
例えばこんな刃物の上を歩くパフォーマンス
これも伝統芸能のひとつかしらね~?
2つのナイトショー
せっかくなので両方体験しましたが
ダントツ【天門狐仙山水ショー】の方がおすすめ です。
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この他、
鍾乳洞や
日本で話題になった張家界大渓谷ガラス大橋観光もありました。
中国湖南省の記録はこれでおしまい
一言でいうと奥地といえども意外に開けていた湖南省でした
トゥチャ族の子供(椅子型背負子が面白い)
今回はツアーを利用しましたが
雄大な自然探訪あり
ロマンあふれる史跡めぐり
少数民族との触れ合いなど
盛り沢山の内容を効率よく観光でき
思い出いっぱいの楽しい旅行となりました。
世界遺産・武陵源へ
武陵源とは古生代以降の地殻変動と風雨の浸食で造られた奇岩奇峰が連なる景勝エリアのことです。
総面積264平方kmに及ぶ全域内には約3000の石の柱がそびえ、約800本以上の渓流が流れています
私たちはその中の3つのエリアに
袁家界自然保護区、張家界国家森林公園、天子山自然保護区へ行きました
中国文字で阿凡达(アバター)
この映画の舞台になったことから有名になり
年間2000万人もの観光客が訪れる程の大人気の観光スポットになったそうです
以下魅力あふれる絶景風景を載せていきます
前々から気になっていた絶壁に造られた高さ326メートルの百龍エレベーターに乗りました
待ち時間1時間で乗ったのは2分ですよ
一気に高いところまで運んでくれるのはありがたいですが
安全性を考えたらとっても恐怖です
もし事故に遭遇してしまったら?
運命と思うしかないね~⁉
迷魂(メイコン)台~乾坤(ケンコン)柱~恋人谷~天下第一橋など
空中廊下を歩きながらの眺め
天下第一橋
迷魂(メイコン)台
迷魂とは浮かばれずに迷っている霊魂という意味だそう
見渡す限り奇石の山
正に大自然がつくりあげた神秘
この世のものとは思えない眺めです
こんな断崖絶壁から見下ろと
いろいろ想像してしまい
足がすくみますね
乾坤(ケンコン)柱というのだそうです。
その後下山して
今度はトロッコ電車から十里画廊へと
ここも新緑の美しい季節 白い花がそれは美しく
日本で言うと山桜の雰囲気ですが
どうやら桜とは違う花?間近でないと分かりませんが
地元の人に聞いた名は【野木の花】早速検索しましたがどこにもこの花が載っていません。
奇岩奇峰が連なる景勝もさることながら
私にはこの真っ白な花の風景が今も忘れられません。
翌日訪れた索渓谷自然保護区
遊覧船にて宝峰湖遊覧
中国らしい屋形船です
湖面と移り行く景観が素晴らしく
船の救命用具の説明のお姉さんや
途中の小屋から現れたトゥチャ族の男性・女性の歌声も楽しみました
トゥチャ族は歌も上手いらしいですよ。
ここは静寂に包まれた心落ち着く湖でした。
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美しい民族衣装にも注目
武陵源で出会ったトウチャ族の女性は
かなり垢抜けした美人さん揃いでした
ミャオ族もトウチャ族も衣装だけでは見分けがつかないですけど
煌びやかに衣装を着たこのお姉さん達も
ご商売が忙しく
タダで撮ろうとすると傘で顔をかくしてしまいます(笑)
タイトル「お金ちょうだい~」 なんちゃって( ´艸`)
タダ撮りに成功 📷カシャ~!
旅ブログもあと1つ、オプションの屋外ミュージカルに民族踊りが残っています。
その4 お楽しみに~🎶
4月21日===鳳凰
鳳凰:湖南省の湘西土家族(トウチャゾク)苗族(ミャオゾク)自治州に属する県
古くから苗族と土家族が暮らし
独特の風習と街並みに触れることができる
その為、2001年中国文化遺産保護制度「世界歴史文化名城」と指定された
もともと私にとってこの旅行の目的地がここでした
数年前のNHK「世界の街歩き」で見て以来
いつか行ってみたい憧れの地でした
先ずはその前に===南方長城見学
鳳凰古城の郊外に位置する長城で
高さ3m、幅2m、長さ380km(1622年完成)
苗族の万里の壁と云われている
明代に造られた南方からの少数民族に対する防衛用城壁
大きな帽子を被った小柄な女性は多分苗(ミャオ)族
ここでは花の冠やアクセサリーを売っていました
こういう少数民族の衣装も興味深いところです
ついつい万里の長城と比較してしまいがちですが
ここは規模がだいぶ違い小さいです
万里の長城とは用途も全然違って
この長城は湘西の漢民族を中に入れず
苗族は外に出さない役割を担っていたらしい
===そしていよいよ鳳凰古城
明清時代300年前の古い町並み
古城とは城では無く古い町並みが残るエリアのことを言うのだそうで
ここは中国で最も美しいと賞賛さている古城です
町の中央を流れる沱江(ダコウ)
以下
手漕ぎ船に乗り遊覧しながら写した風景です。
雪橋が見える
沱江に架かっている4つある古代橋のひとつ
古代橋は鳳凰出身である画家の黄永玉が寄付して建造され
沱江の上流から順に雨橋、雪橋、風橋、霧橋とある
今もこの川は生活の場なんだね~
吊脚楼と呼ばれる独特の建築様式の特徴が一番出ている建物
川に沿って建てられた家屋の床面積を広げるためにせり出した部分を支柱で支えているようです
建物はレトロでも
殆んどが観光客相手のカフェやレストランのようです。
民族衣装を着たお掃除のおばさん達
貸衣装で記念撮影
観光客相手にご商売も忙しそう!
この遊覧船に乗りました
いつか絵にしたいお気に入りスポット~!
ここは若い観光客にも人気のようです
橋の上から一望
素晴らしい眺めです~☆
~~~♪
街中のようす
鳳凰が羽を広げた飾り瓦が特徴、火災防止らしい
赤い傘のディスプレイが美しかった
民族衣装のお姉さんもスマホの時代!
この衣装はこれから行く先々見かけます
何だか妙に印象に残る豚の燻製
あらら、あの子供 穴あきズボンだわ!
都会では減少傾向だそうですが
内陸部では未だ主流だとか?
そうそう、今回の旅行中どこの露天にも臭豆腐が売っており
周りに強烈な匂いが立ち込めていた
う~ん、この匂いだけは苦手だわ~!!!
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さ~て、夜はナイトツアーだ!
昼の雰囲気がガラッと変わり
ライトが一斉に灯る夜の古城
煌びやかな色彩が古城を一層 引き立たせている。
私のカメラの技術では
その美しさが出せないのが残念!
ライトアップも豪快だね~!
さすが中国~☆
好厉害(ハオ リーハイ)すごいな~!
一昨年の中国旅行(北京、上海)がきっかけで
もっと中国の奥地も見てみたくなり
4月19日~25日まで中国の南部・湖南省に行ってきました
クラブツーリズムの〈中国五千年倶楽部〉で見つけた
「天門山空中散歩 世界遺産・武陵源と老司城、連泊でめぐる7日間」
内容は映画「アバター」の舞台のモデルにもなった地といえば
直ぐお分かりかと思いますが
石柱が林立する武陵源や
水墨画に描かれた景色そのもの張家界など風光明媚な大自然巡り
そして中国の古い町並みが美しい鳳凰古城散策も組み込まれた
見どころ満載コースです
4月19日===張家界へ
成田~上海浦東空港経由(3時間) さらに国内線に乗り換え張家界へ(2時間25分)
ホテルチェックインは深夜12時過ぎとなり
翌日は朝8時出発なので 明日の準備をして即寝ました
この旅行は行きと帰りが結構きつかったけど
それ以外体力的には別に問題無しでした
張家界市:湖南省北西部に位置する市
湖北省の境界に接する風光明媚な景勝地市の中心部にある武陵源が
1992年に世界自然遺産に登録されてからたちまち知名度を上げました
4月20日===天門山国家森林公園へ
先ずはロープウェイに乗り
天門山・山頂(麓から山頂まで高さ1,279m)へ向かいます
乗車口から頂上付近約7.5㎞をロープウェィが一気に運んでくれます
すごい混みようで乗車まで5時間待ちなんてこともあるようですが
この日は1時間まちでした
こんな長い距離のロープウェィって
日本ではあり得ないですよね~
やはり中国らしいスケールを感じます
オォ~!
あれが天門洞~!!!
下を見るとクネクネ道
帰りはこの道をシャトルバスで戻ることになりますが
ツアーのガイドブックの持ち物の中に酔い止め薬とありましたが
その意味がやっと分かりました。
帰りのバスはジェットコースター並み
カーブの度に心臓バクバク(笑)
ロープウェィの降り口から更に山頂をめざします
未だ未だ先は長い
天門山の断崖に張り付く鬼谷桟道(ガラス張り)
この桟道テレビでも放映していましたね~
ガラス張りの道(40m)は 専用靴カバーを履いて歩きます。
霧で景色があまりよく見えないお陰で
思ったより怖くなかった
それよりもすごい人の数で
中国にキター!て感じ
この木造の橋
これだけの重力に耐えられるのだろうか?
周りはこんな幻想的な風景
孫悟空になって雲の上を飛んでるいる感じ
霧加減も丁度良い 迫力ある景色をたっぷり堪能できました。
更に進むと今度は
岩山をくりぬいたエスカレーター
これも驚くほど長く30分も乗りました。
やっとたどり着いた天門胴
ぽっかり空いた空洞
高さ132m、幅57m、奥行き約60m
間近すぎて 何だか分からない画像になっています
ここから下のシャトルバス乗り場まで
階段組と先程のエスカレーター組に分かれて
主人はエスカレーター組に
私は若いから階段で降りました(笑)
撮影に気を取られて転げ落ちないよう皆慎重に降りている
階段の途中で喧嘩している夫婦らしき男女もいましたが
パフォーマンスかしら?
危なくて見ていられませんよ~(場所選べよ~って感じ)
途中振り返り見上げてみました
999階段 正に天に続く門のようでした。
天門洞:
三国時代の263年に強い地震によりできた洞窟
呉の孫休帝がこれは吉祥の兆しと考え天門洞と名付けたそうです。
この日の観光はこれで終了
昼食後 バスで4時間鳳凰県へ向かいます
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お昼ご飯は郷土料理
夕食の酸湯料理
食事は殆んどが苗(ミャオ)族料理
可なりボリューム感ありで野菜もたっぷり
お肉は豚か鶏肉、魚は川魚で泥くさい味がどうも苦手でした。
こんな感じの食事が殆どで
旅行中は飽きる程食べたのに
意外にお腹も壊さず
よく歩いたので 体重も増えませんでした。