イギリス旅行の最終編です。
ロンドン観光と街歩きを簡単にまとめてみました。
海外旅行の後半は体力も落ちてくるし
こういう都会は治安の面でも結構緊張します。
湖水地方から電車に乗りロンドン・ユーストン駅に到着
そこから地下鉄でホテルのあるTowerHillまで
重たいスーツケースをゴロゴロ引きながらの体力勝負!
ところで、街歩きはロンドンの地下鉄(通称チューブTube)を利用しましたが
この地下鉄って路線が多くて乗り換えがちょっと難しかった~!
でも切符はこちらでいうSuicaみたいなICカード(オイスターカード)があって
その都度切符を買わなくて良いし割安で助かりました。
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先ず一日目のロンドンは半日市内観光ツアーを利用
やっぱりツアーもいいね~ホッとする!
ロンドンブリッジ、タワーブリッジを渡ってロンドン塔下車
テムズ川越しに新しい名所、ヨーロッパ一高い「ザ・シャード」
大観覧車ロンドン・アイ
セントポール寺院
(ダイアナの結婚式やサッチャーさんの葬儀が行われた所ですよね)
バッキンガム宮殿の衛兵交代も
門へ入る手前の所辺りの丁度良い場所へ連れて行ってもらいました。
衛兵交代式のパレード
この様なコースですが
手っ取り早く半日でロンドンのお馴染みコースを概観~♪
添乗員さんも日本人なのでとっても解かり易いガイドでした。
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この後からまた気の向くままの1日半
街歩きです。
===リバティープリントの本場「リバティーデパート」===
このチューダー調の建物で直ぐに分りました。
(こぢんまりした木造の床や柱が古めかしくて趣のあるデパートです)
リバティープリントの歴史*リバティーデパートは1875年開店
創業者アーサー・レイゼンヒー・リバティーはどこにも無い布地の柄を
ウイリアムモリスや当時第一線のデザイナーを起用して
斬新なデザインのアートファブリックを発売。
当時のデザインは今でも現役です。
リバティープリント関係は4階にしかなくて意外でした。
私が買った布は
(可愛いのは好みでないのでシックなプリントを選びました。)
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=チェルシー・フィジック・ガーデン=
ここはロンドンの薬剤師協会が薬草の勉強の為に1673年に設立したガーデンです。
それ程広く無いガーデンなので短時間で見学できます。
この像はこの植物園の保存に務めたドクター.ハンス・スローン
この植物園を含むマナー・オブ・チェルシーというエリアを全部購入し
近くのスローン・スクエアなどの名前の由来にもなった人です。
高い塀で囲まれて見過ごしそうな程小さい入り口を入ると
こぢんまりとはいえ植物の数5000種余りの花と緑に囲まれたステキなガーデンが広がっていました。
各植物には学名や薬効などの説明もあり
薬草園のスタッフによるガーデンツアーも行われています。
世界中から集められた薬用植物が
原産地別や薬効別にキレイにレイアウトされて
ちょっと真似できそうな植え付けの部分もいっぱいあって
私はこのガーデンがとっても気に入りました。
追記*我が家では一度も咲かない【サントリナ・カマエキパリスの花】もあったわ~
あまり大げさでない演出が何か親しみがあってね~☆
お花好き、特にハーブ好きの方
もしロンドンへ行くことがあったらおススメガーデンですよ。
===コベントガーデン===という有名マーケット、ココもススメ!
このマーケットは映画「マイフェアーレディ」の舞台になった所
ここの一画アップルマーケットの骨董市で
お皿も買っちゃいました。
1880年物ってほんとかどうかわかりませんが
【旅の思い出】に~☆
===大英博物館===
エジプト展のみ鑑賞
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2日間と言えども結構よくばりな街歩きでしょ~
いい歳して良く頑張りました。
やはり大都会ロンドンは疲れました~!!!
そして最後の晩餐は
やはり庶民の食事処パブで(笑)
「いや~お疲れさん!」なんて言いながら
冷えたビールで乾杯!
今回のイギリス旅行では美味しい食事は期待していませんでしたが
パブの料理もまあまあイケましたよ~
そういえばイギリスの国民食『フィッシュ&チップス』って
それ程???てな感じ!
やはり、どこへ行っても日本のご飯が一番ですね~!
日本人で良かったわ~☆
長々と旅ブログにお付き合いありがとうございました。
。+゜☆゜+。Y⌒Y⌒Y。+゜☆゜+。
多肉の鉢にピーターラビットを置いてみました。
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=旅の記録のつづきです=
コッツウォルズを後にして湖水地方へ
宿はウィンダミヤ駅近くの5つ星ホテル
ここもネットの口コミで見つけました。
ボーモント・ハウス
イギリスで云うB&B(ベットと朝食つき)家族で運営している様な小さなホテルです。
お部屋は明るくて清潔、バスルームも床暖房だし
インテリアもセンス良く設えられたスイートタイプ
マダムが親切で帰りの日は駅まで送ってくれたりなかなかフレンドリーで好印象でした♪
ブレックファーストはどの宿も大体がこのパターンです。
私はベジタリアンメニューをチョイス”
ここ、オススメです☆
朝、独りで近所をお散歩
この辺りは日本の軽井沢のお様な洗練された雰囲気☆
周りは可愛い宿が沢山あってどこのお庭にもお花がいっぱい!
お庭好きにはたまりません☆
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さて、湖水地方って英国イングランドの北西部に位置するカンブリア県
英国最大の国立公園に指定され自然や憩いを求めて訪れる観光客が多い
こちらの人だったら趣のある街や村 湖畔や丘陵の自然を
トレッキング、ハイキング、サイクリング、カヌーなどで楽しむのでしょうね。
そんなにのんびりもしていられない限られた2日間
私たちは観光地でお馴染みの
絵本「ピーターラビット」ゆかりの地を中心に回ることにしました。
【ピーターラビットのおはなし】は
自然と動物たちへの愛がいっぱいつまった絵本です。
今からおよそ100年ほど前に生まれ今では28種類の言語に訳されて
世界中の子どもたちに親しまれています。
あの緻密に描かれた挿絵がステキですよね~☆
ところで
ピーターラビットの絵本は知っていても
このお話の作者ビクトリクス・ポターについてはあまり知られていないでしょ?
魅力と楽しさいっぱいの絵本ですが
彼女自らは子供をもつことも無く、幼年時代は思ったほど幸せでは無かった様です。
{ビクトリクス・ポター}=ロンドンの裕福な家庭に生まれ、同年代の子供と交わることもなく家庭内で育つ
夏の休暇に家族で訪れるスコットランドや湖水地方で自然や動植物との触れ合いが大きな楽しみだった
16歳の夏湖水地方で環境破壊を懸念し景観保護を訴えるある牧師との出会いが
彼女と湖水地方の運命を大きく変えた。
彼女の絵本作家としての人生はかって知人の息子に書き送った絵手紙が始まりで
これをもとに出版されたのが『ピーターラビット』のお話
田舎を愛しむ彼女が作り出す美しいお話は日々の暮らしから生まれたものばかり
彼女は作家だけでなく
湖水地方の美しい景観の保護運動とナショナル・トラストに大きく貢献したことでも有名な話で
所有していた広大な土地全てをナショナルトラストに寄贈しました。
当時盛んに行われた産業開発や観光化で
彼女がこよなく愛した美しい景観を台無しにしたくない思いに駆られていたんですね~
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=出発はウィンダミア湖乗船場から=
ウィンダミア湖
白鳥やカモが寝そべって、のどかです~☆
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フェリーで降りたところからはルートバスを利用しました。
先ずはニア・ソーリー村へ
作家活動の拠点として住んでいた農場ヒル・トップ
1905年にポターが購入して30年所有していた家です。
家族との確執や恋人との別れを経験したポターが
安らぎを求めて定住した思い入れのある家です。
「こねこのトム」「あひるのジマイマ」「ひげのサムエル」などの舞台
この建物は一般公開されているのですが
私達が訪れた日は休館日でした!!!
でも嬉しいことに建物の周りは自由に見物できるので
ショップの側から入りポターが設計したガーデンをゆっくり散策できました。
休館日なので観光客が殆ど居なくて静かで良かったかな?
ポターの時代からずっと可憐な姿を見せるお花たち
この日は陽射しが眩しすぎて
写りが悪いですが
実際はもっとキレイでした~!
コテージの前にあるキッチンガーデン
「あひるのジマイマ」のおはなしの中の蜂蜜の白い箱もそのまま置かれていました。
村で一軒しかないパブ『タワー・バンク・アームズ』
「あひるのジマイマ」「こねこのトム」に登場する
「パイがふたつあったおはなし」に登場する『バックル・イート』、現在はB&B
周りは広大な羊牧場
彼女の豊な感性や力強い行動力はこの様な自然豊かな地で育ったのですね~
ここから更にバスに乗りホークスヘッド村へ
ビクトリクス・ポター・ギャラリー(かってポターの夫の法律事務所〉
ここでしか見られない原画などが展示されています。
これって、何だと思う?
背の低い子どももちゃんと絵が見える様に 踏み台なんですって!
ここオークスヘッドも絵本の舞台として数多く登場しています。
「パイがふたつあったおはなし」「かまねずみジョニーのおはなし」の舞台です。
とても小さなかわいい村でした~♪
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ところで出発のボウネスという街には
【ビクトリクス・ポター・ワールド】というテーマ館もあります。
ココはお話の名場面が小さなお人形で再現してあり
2009年にできたピーターラビットガーデンもあるんです。
今回の旅を通して
ビアトリクスの知られざる素顔や
ピーターラビットと仲間たちの物語が
どの様に生まれたのかなど詳しく知ることができ
この物語がより身近に感じる様になりました。
***追記***
このホークスヘッドにはワーズワースが9歳から通った
ホークスヘッド・グラマー・スクールもありました。
ワーズワースは英国を代表するロマン派詩人ですが彼の生涯も
殆どをこの湖水地方で過ごした様です。
湖水地方に癒された偉人は他にも数多くいるのだそうです。
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ボウネスの街並
ウィンダミア湖岸のボウネスの街
こういうハンギング等で飾られたパブをよく見かけました。
街歩きも楽しい~☆
パブでパーティーかな?
こちらの国の女性って豪快ですね~!
いや~このボリュームにもマイリマシタ~ アハッ!
長々とお付き合いありがとうございます。
今回はコッツウォルズドライブコースで立ち寄った名所の中で
最も興味深かった3か所をupします。
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先ずはヒドコート・マナー・ガーデンとキフツゲート・コート・ガーデンズという2つの名園
この2つはミクルトンにある。
その前に=10時開園寸前のできごと=
この辺りはお互い対向車が譲り合いながら走る狭い道路でしたが
前を走るバスが急にストップ!
どうやら対向車の赤い車が頑固に動かない様です。
赤い車の年配のおばちゃんとバスの運転手と口論が始った。
どう見ても赤い車がちょっとバックすりゃいいだけのこと?
数分して私らの後方の車から堪りかねた2,3人のおばちゃんが出てきて説得
やっと赤い車がバックした。
どこにもこういう頑固なおばちゃんっているものですね~!
まわりの迷惑考えないのかしら?
白いバスは日本人ツアーの方達のバスでした。
=ヒドコート・マナーガーデン=
ガーデニングの本場イギリスで本格的なイングリッシュガーデンといえばここ
20世紀を代表するもっとも美しい庭園のひとつ
1907年に、米国出身のローレンス・ジョンストン氏によって約30年もの年月をかけて造られ
その後のイングリッシュガーデンに多大なる影響を与え
ナショナルトラスト第一号のガーデンでもある。
園内は、花の種類、色彩とさまざまなテーマに仕切られたガーデンルーム
イギリス独特のボーダーガーデン
広すぎて全部は載せきれないので雰囲気だけでも
とにかく広い!!!
低木、宿根草、一年草 様々な花やカラーリーフ、バラ
我が家の庭、いつも少し植え過ぎと思っていましたが
う~ん?そうでもないかな???
なんて、そんな気持ちになる。
私が一番美しいと思ったここ↓
シレネとシルバーリーフの群生、こんな風景が好き☆
その先は
牧草地~♪
ちなみにコッツウォルドとは「羊の丘」という意味だそうです。
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さて、このガーデンのお向かいにはもう一つ
=キフツゲート・コート・ガーデンズ=がある
ここは12時開園なのでヒドコートでランチしてからで丁度良い
この庭園は3代にわたる女性の方が
こつこつと長い時間をかけて作り上げた私有のガーデンです。
第二次世界大戦時には荒れ放題でしたが
1960年代 2代目ダイアニー・ビニーさんがが造園を再開
玄関口に咲いていたアルベルティーヌ
このバラ、あちこちで見かけました。
日本でも古くから人気のバラなんですね~♪
ハウスとボーダーガーデン
ホワイト・サンク・ガーデン
ローズガーデン
キフツゲートという
この庭の名前を冠した原種のバラがあるのですが
残念ながら私達が訪れた時は咲いていませんでした。
ウチのバリエガータ・ディ・ボローニャとそっくりな Ferdinand Pichard
階段を下りてローワーガーデン
こちらはこちらでまた別の趣がありすばらしい~☆
この二つのガーデンから
イギリス独特のガーデン様式
写実的ピクチャレスク(絵画の様)、彩り、ボーダー、花のベッティング(じゅうたん)など
ガーデン造りの色んなヒントを貰いました。
それにしても同じ植物でも日本とは大違い、人間と同じでビックです。
やはり気候風土の違いは大きいですよね~
それから私がこういうガーデンで一番関心を持って見るのは土壌状態
水はけの良いフカフカの土でした。
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チッピングカムデンの南はずれに茅葺き屋根の家が数軒あり
これは外せない!
まるでおとぎ話の世界に迷い込んだ雰囲気です。
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長くなりますがもう一つ
=ウィリアム・モリスとケルムスコット=
ケルムスコットはコッツウォルド地方に大きな足跡を残したウィリアム・モリスが
「この世の楽園」と称え晩年を過ごし没したところです。
このマナーハウスはモリスと妻のジェーンと友人ロセッティと3人で暮らした別荘です。
エリザベス朝時代の優雅な雰囲気の邸宅
モリスの創造的活動に重大な影響を与えたところなんです。
現在はモリスが生前作った作品などが残されていますよ。
室内は撮影禁止なので屋外しか撮影ができません。
ところで、ウィリアム・モリスとは19世紀のテキスタイルデザイナーとしか私は知らなかったのですが
彼の人生も色々
妻のジェーンと友人ロセッティーは親密な関係だったとか?
こういうスキャンダラスな話も面白いでしょ!
まァ~こんなことなど
丁度うまい具合に日本人ガイドさんがいらして
詳しく説明して下さいました。
いずれにせよ
今のケルムスコットは何にもない村でしたが
そこがまた良くて
静かに時が流れているステキな雰囲気!
こんなところでのんびりとできたのも良い思い出になりました。
~★★★~
16日~25日までイギリス(コッツウォルズ、湖水地方、ロンドン)へ主人と出かけてきました。
コッツウォルズ、ヒドコ-トガーデン・菜園のカカシ
今回も旅行プランは全て主人任せの個人旅行です。
私はただついていくだけで楽している様ですが
個人旅行って移動も荷物運びも全部自分達でする訳で
結構体力、忍耐力が要る。
普段スイミングで足腰鍛えているのと性格が素直な私だから
主人のタフな行動に付いていけるんですよね~(笑)
~~~☆
さてさて、主人の今回のプランは初日からちょっと冒険的でした。
アクセスが難しいコッツウォルズをレンタカーで回ることを計画したんです。
イギリスは右ハンドル左側通行だから大丈夫だといいますが
「それはちょっと無茶なこと、外国で事故ったらどうするの?」 って
心配性の私にはとても耐えられないことでしたが
主人はと~ってもも楽しみにしていたみたいです。
で、結局2日間車でコッツウォルズを回ることになったのです。
過ぎてしまえばどうってこと無かったかもしれないけれど
結構スリリングなドライブでした。
車はオックスフォードのAvisでレンタル、BMWのオートマティック
我が家のホンダのFitとは大違い!
何しろ見知らぬ外国の道路
外車の運転もナビも慣れてないしまわりの車は日本より可なりハイスピードで煽ってくる
交差点はラウンドアバウト【ロータリー式交差点】
(これはネットの動画でだいたいの様子はつかんでいたようです
出発はオックスフォード
1日目は道に迷いまくって全然逆方向へ行ってしまったり
途中空気圧低マークがナビに現れて整備工場に寄ったり
どうなることかと思いましたがそのうち慣れてきて
2日目はだいぶ調子よくなってきました。
*追記
(地図を買うために最初に立ち寄ったのは確かストウ・オンザ・ウォルド
街のあちこちで見かけた白く色褪せた黄色いツルバラがハニーイエローの壁面とマッチしてとても印象に残りました。)
オックスフォードから始って
ヒドコット、キフツの2つのガーデン、蜂蜜色のチッピングカムデン
ウイリアムモリスのケムルスコットマナーなど ほぼ予定通りのコースを見学
泊まったマナーハウスホテル
このホテルの庭がとってもステキでした。
コッツウォルズは幾つもの愛らしい村が点在してとっても心静かに過ごせそうなところ
蜂蜜色のチッピングカムデン辺りの民家の前で
こういうイギリスの田舎町
できたらもう少し日を伸ばしてゆっくりしたかったな~♪
なんて今思うことで
初日からハラハラドキドキのドライブチャレンジが無事過ごせて何よりだったかもしれませんね~☆
ということで今日はここまで☆
次回は訪れた 名園 ヒドコット・マナーガーデン、キフツコート・ガーデンズなど
美しい庭園の様子を載せたいと思います。