
☆「ライラの冒険 黄金の羅針盤」
監督:クリス・ワイツ
出演:ダコタ・ブルー・リチャーズ、ダニエル・クレイグ、ニコール・キッドマン、エヴァ・グリーン、サム・エリオット、ジム・カーター、トム・コートネイ、ベン・ウォーカー
(声):イアン・マッケラン、イアン・マクシェーン、フレディ・ハイモア、クリスティン・スコット・トーマス
世界中でベストセラーを記録しているフィリップ・プルマンの児童文学「ライラの冒険」シリーズを映画化したファンタジー・アドベンチャー。
映画の方も三部作構成となっていて、その第一弾。
主人公ライラを演じるのは15,000人以上の候補者の中からオーディションで選ばれたダコタ・ブルー・リチャーズ。
本作がデビューとは思えないくらい堂々とした演技を見せてくれます。
今後が楽しみな女優さんです(^-^)
類稀なる美貌と、絶大な権力を併せ持つコールター夫人にはニコール・キッドマン。
美しさの裏には、冷酷で残酷な顔が。
演じているニコール・キッドマンがキレイなだけに、ゾっとするような怖さを感じてしまう(>_<)
ライラの持つ黄金の羅針盤子を狙ったり、供たちを誘拐したり、挙句の果てにはダースベイダーのように「私はあなたの母親なの」と言ってみたり、今のところ全てが謎に包まれています。
コールター夫人のダイモンは、金色に輝く毛を持つゴールデン・モンキー。
夫人と同様、狡猾で凶暴、子憎たらしくて少しも可愛くない(>_<)
ライラの叔父であり、学者で探検家のアスリエル卿には「007/カジノ・ロワイヤル」の6代目ボンド、ダニエル・クレイグ。
アスリエル卿のダイモンはユキヒョウのステルマリア。
声を演じるのは「ミッション:インポッシブル」、「イングリッシュ・ペイシェント」のクリスティン・スコット・トーマス。
エナラ湖に住む魔女族の女王セラフィナ・ペカーラには「キングダム・オブ・へヴン」、「007/カジノ・ロワイヤル」のエヴァ・グリーン。
セラフィナ・ペカーラのダイモンは、ハクガンのカイサ。
ライラと出会い、彼女を助け一緒に旅をする気球乗りリー・スコーズビーには「ハルク」、「ゴーストライダー」のサム・エリオット。
ダイモンは野ウサギのヘスター。
一族の長を決める決闘に敗れ、追放となった鎧熊族のイオレク・バーニソンの声を演じるのは「X-メン」シリーズ、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのイアン・マッケラン。
崖にかかった氷の橋が崩れるシーンは、「ロード・オブ・ザ・リング」のバルログのシーンのガンダルフとダブリ、ちょっとニヤっとしてしまいました(笑)
ライラのダイモンであるパンタライモンの声を演じるのは「ネバーランド」、「チャーリーとチョコレート工場」のチャーリー役のフレディ・ハイモア。
主人であるライラがまだ子供のため形が定まっておらず、オコジョやネコ、蝶などに姿を変えます。
作中登場する“ダイモン”とは、人間の心の奥底にある魂が肉体の外に現れたもので、人間の分身のような存在。
動物や虫などの姿をしており、一定の距離以上は人と離れることができないので、人とダイモンは常に行動を共にします。
人間が幼いうちは、子供の絶えず変化する性質を象徴するかのように、あらゆる姿へと変身するが、主人が年齢を重ねるにつれ、徐々に本人の性質・内面を最も反映したひとつの姿に落ち着く。
人間とダイモンの絆は非常に強く、このつながりを粗末に扱うこと、また他人のダイモンに触れることは極めてタブーとされ、 自分のダイモンが傷つけば、本体である自分も傷つき、ダイモンが死ねば、自分も死んでしまう、と、まるでスタンドのような存在。
児童文学の映画化という事で、正直それほど期待していなかったのですが、これがワクワクドキドキの連続、ずっと画面に釘付け状態。
内容はありがちで、新鮮さはないのですが、VFXは圧巻。
ダイモンら動物たちのCGも、毛並みも質感もまるで本物のよう。
子供は勿論のこと、大人も楽しめる作品。
大画面で観る事をオススメします(^-^)♪