「ピーンポーン」とチャイムが鳴った。
誰かな? 自治会費の集金かな?
玄関に出てみると、いつものペンキ屋さんです。
前からうちの家が目を付けられていました。
と言うのも・・・
「玄関ポーチの屋根部分のペンキが剥げかけている。
早い目に塗り直さな、あかんで。」
前々からペンキ屋さんが言うのです。
テレビをつければ地震の話題や被害のむごさが連日報道されています。
立派で頑丈な家も押しつぶされて悲惨な現状です。
揺れの回数もひじょうに多いし、恐怖そのものです。
大阪もいつ何時、何が起こるかわからない。
こんな状況でなんで家のペンキ塗りをしないといけないの。
「無理・無理。 今しないよ! お金ないもの!」
と真っ正直に答えました。
のんびりペンキ塗ってる場合じゃないよね。
この親しいペンキ屋さんに、つれなくお断りしました。